インデックスファンドとは?
インデックスファンドとは、「日経平均株価」であったり、「NYダウ」などの株式の指標と一緒のような動きをする投資信託です。株式指標をインデックスと言います。それのファンドということで、「インデックスファンド」と呼ばれています。今回は、インデックスファンドについて詳しくご説明していきます。
日経平均株価と似た投資信託
日経平均株価が上がれば、インデックスファンドも上がりますし、日経平均株価が下がれば、インデックスファンドも下がるといったように、日経平均株価と似たような動きをするのが特徴の投資信託になっています。インデックスファンドであっても、さまざまな商品があります。
日経平均株価は、ニュースなどでもよく取り上げられていて、耳にする機会が多いので、分かりやすく投資についての情報が得やすくなっています。「初めて投資をするけれど、いまひとつよく分からない。」「買ったはいいけれど、どうしていいのか、よく分かっていない。」という方であっても、日経平均を見るとなんとなく分かってくることでしょう。
インデックスファンドのおすすめの使用場面とは?
それでは、インデックスファンドは、どのような方におすすめであるのか使用場面について詳しくご説明しましょう。インデックスファンド購入を考えられている方に、おすすめするポイントがあるので、そのポイントを知って選び方を工夫してみて下さい。
インデックスファンドの選び方を理解すれば、大変おすすめの商品であることは分かっていただけることでしょう。それでは、早速インデックスファンドでの資産運用についてご紹介していきましょう。
長期に渡る資産運用
インデックスファンドをおすすめする特徴とは、運用の時にかかるコストが低いことが挙げられます。資産運用を考えているときに、やはりコストが高いか低いかでは、かなり変わってくるので、コストをかけないような資産運用をおすすめします。コストが高ければ、それだけ損してしまうのです。
インデックスファンドであれば、コストが低くすることができるので、長期的な運用を考えている方には、おすすめの商品になっています。選び方も重要になってきます。この後、ランキング方式でご紹介します。
長期間運用していくのであれば、気になるのがやはり運用管理費用です。投資信託には、運用管理費用がかかってくるので、選ぶ時は、必ずチェックしておく必要があります。
年金作りに使われる事が多い
インデックスファンドは、コストがかからないメリットを生かして、積み立て投資による資産形成であったり、イデコを使っての年金作りとしてもおすすめの商品になっています。最近は、「年金をしっかりと自分で用意しておく必要がある。」と言われています。しかし、銀行に預けているだけでは、なかなか増えません。
少しであっても資産運用をした方が、将来への不安がなくなると考える方もたくさんいます。インデックスファンドは、リスクがある場合であっても、様々な銘柄を選ぶという選び方で、投資を行っているため、それほど大幅な損失にはつながらないのも、メリットとして挙げる事ができます。よって、年金作りに特におすすめであると言えるのです。
初心者向けインデックスファンドの選び方とは?
それでは、初心者の方は、どのインデックスファンドを選ぶといいのでしょうか?初心者におすすめのインデックスの選び方をご紹介していきましょう。「初めて投資信託をするので、分からない。」「どう選べばいいのか、教えて欲しい。」「たくさんあってどういう選び方がいいか分からない。」という方は、是非参考にしてみて下さい。
投資信託と言えば、「投資のプロがするものなんでしょ?」「素人が手を出したら、大損するんじゃないの?」「どうせ損するに決まっている。」と感じている方もいることでしょう。しかし、この選び方を知っていれば、インデックスファンドの魅力に気が付いてもらえることでしょう。
初めはバランス型インデックスファンド
初めはバランス型のインデックスファンドがおすすめです。バランス型のインデックスファンドとは、様々な銘柄にバランスよく投資を行う投資信託のことをいいます。1つの銘柄に集中して投資を行っていると、もし大幅に下落した場合にダメージが大きくなってしまいます。
また、バランス型のインデックスファンドであれば、リスクを一点に集中してしまうことがないので、リスクを回避できるというメリットもあります。つまり1つの銘柄がガクンと下落したとしても、他の銘柄で助けてくれるので、ダメージが少なくなるということになります。
初めて投資信託を購入するのであれば、「安全に始めたい。」「リスクはとりたくない。」と思うことでしょう。そういった意味でも、バランス型のインデックスファンドであれば、リスクはそれほどありません。初めての投資信託デビューにおすすめできる商品になっています。
投資対象がセットになっている
バランス型のインデックスファンドについてより詳しくご説明しましょう。例えていうなら、美味しいおかずをセットにしている感じです。ハンバーグであったり、から揚げであったり、ご飯であったりをバランスよくセットになったお弁当は魅力的です。
しかし、「ハンバーグとから揚げとウインナーと魚のフライとスパゲッティと詰め物と入れて欲しい!」であれば、1つ1つ別々で詰めていけばコストがかかってしまいます。また、高すぎるので詰められないということにもなってしまいます。ここで諦めて、ハンバーグだけを詰めるのではありません。
バランス型は、セットにすることによって、色々なおかずを少しずつ低予算で購入して、魅力的なお弁当にしているというわけです。つまり、バランス型のインデックスファンドを購入すると、自分では購入できない銘柄でも、少しだけ買うことができるので、人気の銘柄も持つことができるという訳です。
まとめるとバランス型のインデックスファンドであれば、人気の銘柄が、セットにすることで少額であっても手が出せるようになっている商品であるということです。次におすすめのインデックスファンドを3つ紹介していくので、是非参考にしてみて下さい。
インデックスファンドのおすすめ比較ランキングTOP3!
それでは、インデックスファンドのおすすめを比較してランキングで表してみましょう。インデックスファンドと一口でいっても、その特徴は色々あります。比較しながらご紹介するので、選び方の参考にしてみて下さい。きっと、あなたに合ったインデックスファンドが見つかるでしょう。
ランキング3位:楽天・全米株式インデックス・ファンド
インデックスファンドおすすめ比較ランキング3位は、「楽天・全米株式インデックスファンド」です。日本を含んだ世界各国を対象に、その国の株式市場の株価の変動と連動して投資を行っています。為替ヘッジを行わないのも特徴の1つです。
「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」との連動によって運用を行っています。だいたい4000銘柄から構成されていて、アメリカの大型銘柄であったり、小柄銘柄まで、バランスよく投資を行っているのが特徴と言えるでしょう。運用管理費が、年間0.1696%であるのも人気の秘密といえるでしょう。
手数料の安さが人気!
この「楽天・全米株式インデックスファンド」のおすすめの理由は、手数料の安いことが人気の秘密になっています。様々な投資信託の中でも、手数料の低さは、ずば抜けて高く、このインデックスファンドだけで資産運用を行っている方もいるほどの商品になっています。
長期的な資産運用に向いているのが、インデックスファンドです。長期的な資産運用を考えるのであれば、手数料の安さを見逃すことはできません。より手数料が安い商品を選べば、儲けも多くなってくるのです。
このファンドが人気であるのは、アメリカ経済の成長への期待感がかなり大きな要因になっていて、その上で低コストで運用できるのが人気のわけとなっています。
ランキング2位:ニッセイ外国株式インデックスファンド
インデックスファンドのおすすめ比較ランキング2位は、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」です。このインデックスファンドは、日本の株式は含まず、主要先進国の株式に投資を行うファンドになっています。
円換算ベースと連動させることによって投資を行っています。モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナルが提供を行っていて、1300銘柄近くの株式で構成されています。特にアメリカの株式を、半数以上もっていて、イギリスであったり、フランスであったりの株式も多く構成しています。
購入時や換金時の手数料が無料!
ニッセイ外国株式インデックスファンドのなんと言っても人気の秘密は、「購入時の手数料はもとより、換金時の手数料がなんと無料」というところでしょう。資産運用をするにあたって、この「購入手数料と換金手数料」は、少ないように感じてもかなりかかっているものです。
いかにしてこの「購入手数料と換金手数料」を低くすることが資産運用をするときは重要になってきます。ニッセイ外国株式インデックスファンドでは、これが無料となれば、かなりのコストダウンができるのでおすすめです。
この銘柄は、ここ最近までは1位を独占していたくらい人気の高い商品でもあります。人気の理由は、やはり投資信託にかかる、運用管理などにコストがかからないことにあります。「出来るだけコストを抑えて、長期的な運用を行っていきたい。」という方におすすめの商品になっています。
ランキング1位:楽天・全世界株式インデックス・ファンド
インデックスファンドのおすすめ比較ランキング1位は、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」です。このインデックスファンドは、アメリカの株式の動きに焦点をあてて運用されています。初めてで選び方が分からないという方には、1番おすすめの投資信託とも言えます。
世界で最も大きな運用会社である「バンガード」を主な投資対象としています。また、欧米や中国などの株式も構成されているので、7400銘柄が対象となっています。実質的な運用管理費用は、年間0.2396%とかなり低くなっていることが人気の鍵を握っています。
日本円で少額投資が出来る!
楽天・全世界株式インデックス・ファンドをおすすめする最たる理由は、「日本円で少額投資が可能」であるところです。例えば、「初めての投資信託で選び方が分からない」方や「投資信託にそこまでかけられない」方や「長期での投資を考えている」方に特におすすめです。
債券インデックスファンドの利回りとは?
では、次に債権インデックスファンドの利回りについてご説明していきましょう。まず、債権インデックスファンドとは、債権型の投資信託の1つの種類です。ある決まった指数と同じように動いている金融商品のことを言います。価格の変動が緩やかで、安定しているのが特徴です。
国内債券が1%~3%
国内債権の利回りは、1%~3%です。国内債券の利回りについて詳しく説明すると、他の債権インデックスファンドと比較しても少ない傾向があります。リスクが少なくしたいという方には、おすすめなので、「あまり損はしたくない。」「初めてなので、リスクなく資産運用がしたい。」という方にはおすすめです。
外国債券が2%~4%
外国債券インデックスファンドの利回りは、2%~4%になっています。外国の債権を対象としているので、インデックスファンドのなかで比較しても信託報酬が安いことが特徴として挙げる事ができます。利回りは、国内債権インデックスファンドと比較してみると高くなります。
注意:手数料によるマイナスも含まれる!
債権インデックスファンドの利回りは、国内で1~3%、外国で2~4%です。日本の銀行の定期預金の場合では、利回りは大変低くなっています。債権インデックスファンドと定期預金の利回りだけで比較すると、債権インデックスファンドが大変魅力的に見えます。
しかし、ここで注意点があります。債権インデックスファンドの場合の利回りには、「手数料を引いた額」であることを忘れないようにしましょう。債権の利回りを意識するあまり、「手数料を忘れていた!」ということがないようにしましょう。
インデックスファンドを理解して賢く投資をしよう!
今回は、インデックスファンドとは何かについて詳しくご紹介してきました。おすすめのインデックスファンドの選び方・利回り・比較・ランキングと大変参考になったことでしょう。今回の記事を参考に初めて投資信託される方にとってもインデックスファンドは、大変おすすめです。
おすすめの理由として、低予算でバランスのいい商品を購入できるところを紹介しました。インデックスファンドとは何かを理解して、選び方さえ気をつければ楽しく、賢く資産運用ができることでしょう。また、インデックスファンドで得た知識から、新たな道を開拓してもいいでしょう。あなたの成功を応援しています!