一人暮らしの生活費の平均と内訳を調査!必要な物の割合と節約術は?

一人暮らしの生活費の平均と内訳を調査!必要な物の割合と節約術は?

大学生や社会人になって一人暮らしを始めると生活費を自分で管理しなければいけません。一人暮らしに必要な生活費の内訳とその平均額をご紹介します。また、極力抑えたい生活費の節約術もご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

記事の目次

  1. 1.一人暮らしに必要な生活費の内訳と平均
  2. 2.一人暮らしの生活費を事情別に紹介!
  3. 3.一人暮らしに必要な最低限の生活費も把握
  4. 4.一人暮らしの生活費のシミュレーション
  5. 5.一人暮らしで生活費を節約する方法
  6. 6.一人暮らしする際に必要な初期費用
  7. 7.一人暮らしの生活費の平均と比較して支出を調整しよう

一人暮らしに必要な生活費の内訳と平均

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実家にいるときは両親が行ってくれていた生活費の管理も、大学生や社会人になって一人暮らしをすると自分で管理しなくてはいけません。生活費と一言で言ってもその内訳はさまざまあります。初めての一人暮らしで戸惑ってしまわないよう、ここで生活費の内訳とその平均を見ていきましょう。

生活費①家賃

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生活費において最も大きな割合を占めるのが家賃です。手取り額の内訳を考えたときに、家賃は手取りの三分の一以下と言われています。間取りにもよりますが、一人暮らしできるくらいの部屋だと東京都の家賃の平均は約65,000円、全国平均だと約50,000円になります。

家賃が手取り額の三分の一を超えた場合、節約しても普通に生活できない可能性もあります。自分の住みたい地域の中でも、駅から遠いなどの立地条件によっては平均より安い場合もあります。自分の手取り額を考え、今後の生活に無理がかからない程度の家賃に抑えましょう。

生活費②食費

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家賃の次に生活費の大部分を占めるのが食費です。一人暮らしの食費の平均は約40,000円となっていますが、食費は人によって差が出ます。

毎日自炊をしている人に比べ、外食ばかりしている人は食費がかかっています。また、大学生か社会人かによっても変わってきます。先ほどの食費の平均の内訳は、お酒代の平均2,000円も含まれており、お酒がまだ飲めない大学生やお酒を飲まない社会人は食費は平均より低い傾向にあります。

一人暮らしの場合、食費が平均の40,000円を超えているときは、自炊をするなどライフスタイルを見直し、節約することで食費を減らす工夫が必要でしょう。

生活費③水道光熱費

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水道やガス、電気など生活に必要なライフラインは生活をするうえで欠かすことのできないものです。一人暮らしにかかる水道光熱費の平均は約10,000円です。その内訳は、水道代2,000円前後、ガス代3,000円前後、電気代5,000円前後となっています。

夏の暑い時期や冬の寒い時期にエアコンを使えば、平均をはるかに上回る電気代がかかることも予想できます。

生活費④通信費

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一人暮らしで固定電話を使っている人は少なく、携帯電話は必要不可欠なものと言ってもいいでしょう。携帯電話だけではなく、インターネット回線やポケットWi-Fiも一緒に利用している割合も多いです。通信費の平均は約6,600円とのことですが、実際は10,000円近くかかっている人も多いです。

生活費⑤服飾代

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服飾代は、女性か男性か、収入があまりない大学生か収入がある社会人かなどでも変わってきます。平均は、約5,000円~50,000円とかなり差があり、服のブランドにこだわりハイブランドを好む傾向にある人は、服飾代がかさむでしょう。ある程度収入が安定している女性が服飾代が多い傾向にあります。

生活費⑥趣味にかける費用

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毎日を楽しむために趣味も大切なことです。読書、音楽、スポーツなどさまざまな趣味娯楽がありますが、月々に使う費用は、平均10,000円~15,000円程度と差があります。全く使わない人もいるでしょう。収入が多ければ多いほど、趣味にかける費用は多く、女性よりも男性の方が趣味娯楽に多くお金を使っているようです。

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一人暮らしの生活費を事情別に紹介!

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一人暮らしの生活費の一般的な内訳と平均をご紹介しましたが、正社員なのか、フリーターなのか、大学生なのか、生活パターンで必要な生活費は全然違います。ここでは、生活パターン別に生活費をシミュレーションしてみましたので、自分がどれに当てはまるか見ながら参考にしてみてください。

正社員で勤務する社会人の生活費(男性)

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社会人男性の一人暮らしの生活費の内訳を見ていきましょう。平均より金額が高めなのが、飲み会・デート代約26,000円、趣味娯楽代約18,000円です。社会人になると人付き合いでの出費がかさみます。そのほかのおもな内訳は、食費が約35,000円、通信費が11,000円、その他家賃や水道光熱費などを合わせて、合計約176,000円となります。

飲み会・デート代の金額が高い原因としては、女性と一緒だった場合、男性が多く負担する場合が多いことが挙げられます。飲み会などで外食が多い分、食費が平均よりも少なくなります。

正社員で勤務する社会人の生活費(女性)

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社会人女性の一人暮らしの生活費の内訳を見ていきましょう。飲み会・デート代が約21,000円とやや金額が高めです。そのほかは平均よりも低く、食費は約26,000円、水道光熱費は約7,000円と女性は節約を意識しています。一ヶ月の生活費の合計は約160,000円となります。

社会人になると、人付き合いが増え、飲み会代が増える傾向にあります。とは言え、女性はしっかりと生活費を管理し、男性よりも毎月の貯金額が多いです。

大学生の生活費

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大学生の一人暮らしの生活費の内訳は、食費が約27,000円、飲み会・デート代が約19,000円となっていますが、水道光熱費、通信費などは10,000円を下回っています。大学生向けの物件を借りている人が多く、家賃は社会人に比べると10,000円ほど安くなっています。

仕送りやアルバイトでやりくりしており、趣味娯楽に使える金額も限られています。大学生の一ヶ月にかかる生活費は約140,000円となっていますが、毎月の貯金は難しいです。

派遣社員の生活費

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派遣社員は、正社員に比べると、飲み会・デート代が約19,000円と金額が少なくなっていますが、食費が約32,000円と高めです。そのほかの内訳は、通信費が14,000円、趣味娯楽代が約9,000円となっており、一ヶ月の生活費をすべて合わせると約150,000円です。

派遣社員は働いている時間が長めで、自炊する時間が少ない人が多く、食費が高くなる傾向にあります。

フリーターの生活費

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フリーターの一人暮らしの生活費の内訳を見ていきましょう。全体的にほぼ平均金額となっており、通信費が約11,000円、飲み会・デート代が約19,000円、趣味娯楽代が約14,000円です。食費が約25,000円と平均より安く、これは正社員や派遣社員に比べて自由に使える時間が多く、自炊できるためです。一ヶ月の生活費を合わせると約156,000円です。

一人暮らしに必要な最低限の生活費も把握

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一人暮らしをするには最低どのくらいの生活費が必要なのでしょうか。大学生ではかなりの節約が必要ですが、社会人になれば金銭的にも安定してきて余裕のある生活ができるようになります。どのくらい節約するかで最低限必要な生活費は変わってきます。自分の理想とする節約スタイルや貯蓄額を考えて最低限の生活費をシミュレーションしてみましょう。

かなり節約するスタイル

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大学生や社会人1年目で一人暮らしとなると、かなり節約して生活する人が多いです。家賃も抑えめで、自炊を頑張り食費も抑えています。

それでは内訳を見ていきましょう。家賃は40,000円と安く、食費は30,000円です。水道光熱費5,000円、通信費3,000円と平均を下回り、飲み会・デート代も10,000円とかなり節約しています。そのほか日用品や趣味娯楽費などを合わせて、貯金を15,000円して毎月約140,000円となります。

ほどほどに節約するスタイル

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社会人3~4年目になると少し余裕が出てきますが、それでも節約しなければ貯金するのは難しいです。ほぼ平均に近い生活費になります。

それでは内訳を見ていきましょう。家賃は55,000円、食費は25,000円と平均よりも下回っていますが、水道光熱費、通信費はほぼ平均金額で、飲み会・デート代は20,000円、貯金は20,000円して、そのほか日用品や趣味娯楽費を合わせて、毎月の生活費は約170,000円です。

プチ余裕スタイル

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生活費に余裕が出てきて、駅から近い立地のいい物件に住み、外食中心の生活スタイルです。仕事にも慣れてきたため、自分の時間が持てるようになり趣味娯楽も楽しめるようになってきます。

それでは、プチ余裕スタイルの内訳です。家賃は85,000円、食費は45,000円と平均よりも金額が高めです。水道光熱費、通信費はほぼ平均ですが、飲み会・デート代が30,000円、日用品や趣味娯楽費など合わせて40,000円と少し高めの金額です。貯金を30,000円して、毎月約250,000円の支出となります。

一人暮らしの生活費のシミュレーション

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ここで、一人暮らしに必要な生活費の内訳と平均金額を元に一ヶ月にかかる生活費のシミュレーションをしてみましょう。それぞれどのような生活スタイルなのかで、個人差が出てきますが、一般的な生活費の平均です。ここから何を節約すればいいのか考え、生活スタイルを考えてみるのもいいでしょう。

一ヶ月にかかる生活費の合計

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一ヶ月にかかる生活費の平均をまとめると、約190,000円となります。これは、家賃や食費、水道光熱費、通信費、飲み会・デート代、趣味娯楽費などを合計した金額になります。もちろん、飲み会・デート代や趣味娯楽費は個人差がありますので、毎月の支出額は多少異なってきます。

平均給与と生活費の計算してみる

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一人暮らしをすることが多い、20代~30代の平均年収は約350万円です。手取りが約300万円だと毎月の給与は約240,000円となります。ここから一ヶ月にかかる生活費の平均金額約190,000円を引くと、残りの約50,000円が貯金できる金額となります。この金額は平均金額なので、節約を心がければ、毎月の貯金額を増やすことは可能です。

一人暮らしで生活費を節約する方法

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実家に住んでいるときとは違い、一人暮らしをすれば自分で節約して生活していかなければいけません。それぞれにかかる費用を少しづつ減らしていけば、結果として生活費は抑えられ貯金もできます。ここでは、一人暮らしで生活費を節約する方法を項目ごとにご紹介します。

節約方法①食費

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一人暮らしでは自炊をすることで節約することができます。コンビニなどでお弁当を購入すれば1食につき500円程度かかります。スーパーなどで食材を購入し、材料をうまく使うことが出来れば1食につき200円~300円程度で作ることができます。

休みの日や時間のあるときに作り置きをすれば、さらに食費を抑えることも可能です。作り置きをすることで食べたいときに温めるだけなので、毎食作る手間もかかりません。

節約方法②水道光熱費

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まず、一人暮らしを始めるときの物件探しで、プロパンガスが都市ガスが確認しましょう。プロパンガスは都市ガスの2倍ほどの料金がかかります。

一人暮らしでは浴槽にお湯をためるよりシャワーで済ませたほうが水道代の節約になります。また、蛇口をたくさんひねって水を出しすぎないなどちょっとしたことで節約になります。電気代の節約方法は、使ってないコンセントは抜いて待機電力を減らす、使わないところの電気はこまめに消すことです。

ガス代の節約方法は、お風呂を短めにする、料理をするときは電子レンジをうまく利用してガスを使う時間を減らすなどです。ガスを使うよりも電子レンジをうまく利用したほうが、結果的に光熱費を安くできることが多いです。

節約方法③通信費

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一番簡単な方法は、大手キャリアから格安SIMに変えることです。これで半分近くは携帯電話の費用を抑えられる可能性が高いです。また、料金プランの見直しなどで安くなることもあります。

一人暮らしを始めるときの物件探しで、インターネット使い放題の物件を見つけることで通信費を抑える方法もあります。

節約方法④交際費

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人付き合いは大切ですので、交際費はどうしても増えてしまいがちです。飲み会にいく回数を減らしたり、月にいくらまで使うかなどをあらかじめ決めておきましょう。1回飲み会に行くのを減らすことで、3000円~4000円の節約はできるでしょう。

デートの場合は、外でばかりデートするのではなく、おうちデートで節約することも可能です。恋人と一緒に家で映画をみたり、一緒に料理をして家で食事をすることで、お金を使うことなく楽しい時間を過ごすことができます。

節約方法⑤趣味代

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一人暮らしでの生活を充実させるために、趣味はとても大切です。お金がかかるものから、お金をかけずに楽しめるものまで、趣味はさまざまあります。

たとえば、体を動かすのが趣味の場合、トレーニングジムに通うのではなく近くの公園や公共の施設などを使うと比較的安く済ますことができます。また、読書や音楽鑑賞が趣味の場合は、図書館に行く、レンタルショップを利用するなどして、本・CD購入代を減らすことができます。

交際費と同じように、あらかじめ月ごとの趣味代を決めて、大きな出費をしないように心がけるといいでしょう。

一人暮らしする際に必要な初期費用

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一人暮らしをする際に賃貸契約をしますが、そのとき必要な費用はどのくらいなのでしょうか。おもに、敷金・礼金・前家賃・仲介手数料などが必要になってきます。今後の生活のためにも初期費用は抑えたいところですが、抑える方法はあるのでしょうか。賃貸契約の初期費用についてまとめてみました。

大学生の一人暮らしの場合

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大学生が一人暮らしを始める場合、多くが不動産の繁忙期に物件を決めるので、費用の交渉などが難しくなることが多いでしょう。家賃によって初期費用に差が出てきますが、平均では40~50万円程度かかってしまうことがあります。初期費用を抑えるコツは、敷金や礼金のいらない物件を探すことです。

社会人の一人暮らしの場合

Photo bynastya_gepp

新社会人が一人暮らしを始める場合は、不動産の繁忙期にあたるため、大学生とほぼ同じくらいの初期費用がかかることが多いでしょう。

すでに働いている社会人が一人暮らしを始める場合は、不動産の繁忙期を避けるなどして物件探しをすれば初期費用を抑えることが可能です。家賃の交渉をしたり、敷金・礼金のかからない物件を探してみましょう。平均では、30万程度の初期費用が必要です。

一人暮らしの生活費の平均と比較して支出を調整しよう

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一人暮らしをすれば、自分で生活費の管理をしなければいけません。一人暮らしに必要な生活費の平均と比べてみて費用がかかっているようであれば、少し節約を意識してみましょう。節約を心がけることで、毎月の生活費を抑えることができ、貯金をすることも可能になります。この記事が、生活費を見直すきっかけになれば幸いです。

あや
ライター

あや

ゲーム大好きアラサー女子です。インターネットで情報収集して知識を増やすことが楽しいです。女性ならではの目線で、わかりやすく、役に立つ情報をお伝えします。

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