テープ起こしはどんなバイト?仕事内容や評判・必要なスキルも解説!

テープ起こしはどんなバイト?仕事内容や評判・必要なスキルも解説!

テープ起こしというバイトをご存知でしょうか。学生がバイトとして、サラリーマンが副業としてもできるテープ起こしの仕事とは、どのようなバイトでしょうか。今回は、テープ起こしの仕事内容や評判、必要なスキルや学生や副業が可能なのか、おすすめサイトなど詳しく解説します。

記事の目次

  1. 1.テープ起こしとはどんなバイト?
  2. 2.テープ起こしの仕事内容
  3. 3.テープ起こしのバイトの評判
  4. 4.テープ起こしのバイトに必要なスキル
  5. 5.テープ起こしのバイトはいくら稼げる?
  6. 6.テープ起こしのスキルを確認したい
  7. 7.テープ起こしは慣れれば稼げるバイト

テープ起こしとはどんなバイト?

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「テープ起こし」とは、在宅でできるバイトとして歴史のある仕事です。外に出かけることができない人にとっても、在宅でできるバイトは欠かせない仕事といえます。では、テープ起こしとは一体どのようなことをするバイトなのでしょうか。また、学生や副業としてできるのか、テープ起こしのバイトはどのくらい稼げるのか、スキルは必要なのでしょうか。

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今回は、テープ起こしとはどんなバイトなのかについて詳しく解説します。在宅のバイトを副業として探している学生や主婦など、またテープ起こしのバイトを本業や副業としてしているが稼ぎが少なくて悩んでいる人にも役立つ情報となりますので、最後まで読んでぜひ参考にしてください。

音声を文字に起こすバイト

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「テープ起こし」は音声を耳で聞き文字に起こすバイトです。17世紀以降は「速記法」、19世紀後半ではタイプライターを使うことで発言者の内容を文字に起こすことが可能となりました。しかし、速記術やタイピング技術などが必要なため、コストが高く一般的ではありませんでした。

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1877年トーマス・エジソンが実用化した蝋管式レコードを使うことで、会話を録音することができるようになりました。テープレコーダーは、第二次世界大戦中にドイツで発展を遂げ、戦後世界に広まりました。1940年代後半以降は、テープレコーダーを使って会話を録音するすることが主流になりました。

取り扱う音声の種類

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「テープ起こし」は音声を耳で聞き、パソコンを使って文字に起こすバイトです。テープ起こしで取り扱う音声の種類はさまざまで、昔に比べてカセットテープで録音された音声は少なくなっています。今はICレコーダーなどで音声を録音することが主流になってきています。

パソコンに録音されたデジタルデータを取り込み、そのデータを聞いて文字に起こしていきます。最近では、録画された映像データをパソコンで受け取り、文字に起こすことも増えてきています。

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テープ起こしの取り扱う音声の内容は、株主総会や座談会、会議や講演会などさまざまあります。日本人が話している内容だからと言って、甘く考えてはいけません。人により話し方に癖があったり、音質が悪く聞き取りにくいこともあります。また、専門用語が多い内容では、対応できるだけのスキルや検索能力も必要になってきます。

継続すれば稼げるバイト

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「テープ起こし」は継続すれば稼げるバイトです。テープ起こしの経験がない人は、ベテランと比較できないほどの時間を要することでしょう。何事も慣れることで仕事ペースは上がります。そして、テープ起こしのバイトは、継続して慣れることで在宅でも稼げるようになるバイトといえるでしょう。

テープ起こしの仕事内容

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では、実際にテープ起こしの仕事にはどのような作業内容があるのでしょうか。テープ起こしとは、音声を耳で聞きパソコンで文字に起こすものと認識している人が多いかもしれません。しかし、テープ起こしには、音声を聞いたまま文字に起こす「素起こし」という作業のほかに、「ケバ取り」という作業が欠かせません。

そして、依頼によっては「リライト」という作業も行い、3工程に分けられます。ここからは、テープ起こしの具体的な仕事内容について詳しく解説していきます。

ケバ取り・リライト

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テープ起こしの仕事内容は、先ほどご紹介したように「素起こし」「ケバ取り」「リライト」という作業があり、順番に進めていきます。「素起こし」は、音声を耳で聞いたままにパソコンで文字を起こす作業になります。

「ケバ取り」は素起こしをもとに、意味のない言葉(「えー」や「あのー」など)をカットしたり、言い間違えや言葉の使い方の間違い、文章構成がおかしい箇所などを修正する作業になります。

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講義や講演、インタビューや対談などの内容は、ケバ取り作業までの仕事依頼が多いです。会議録などに使われる内容は、リライトも含まれることがあります。「リライト」は「整文」とも言われ、「です・ます調」に整えることで文章を読みやすくしたり、書式に合わせて文章を整理するなどの作業になります。

テープ起こしのバイトは、「素起こし」→「ケバ取り」→「リライト(整文)」の3つの作業があり、依頼内容により必要な工程をこの順番に行うことになります。
 

半年程度で慣れる人が多い

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「テープ起こし」のバイトは、半年程度で慣れる人が多いです。初めての人は「素起こし」の作業も時間がかかるかもしれません。さらに、ゲバ取り作業では使われている言葉の意味や専門用語などについても理解する必要があります。聞いたまま文字に起こすのではなく、言葉の使い方など間違いを見つけ、正しい文章に修正するために調べることも必要です。

テープ起こしのバイトの評判

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「テープ起こし」のバイトは、どのような評判があるのでしょうか。テープ起こしは良い評判も悪い評判もありますが、それぞれどのような理由なのかも気になるところです。テープ起こしのバイトを始める前に、気になるテープ起こしのバイトの評判を把握しておきましょう。ここからは、テープ起こしのバイトの評判について詳しく解説していきます。

在宅でできる

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テープ起こしのバイトの評判、1つめは「在宅でできる」です。決められた時間にバイト先に出向く仕事と違って、テープ起こしは在宅でできるというメリットがあります。また、インターネットが使える環境であれば、パソコンを使って在宅ではなく出先でも作業ができます。

決められた時間に働く必要がなく時間の融通が利くことも、テープ起こしの評判の良さにつながっているのでしょう。

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諸事情により外出ができない人や、在宅でできる仕事を探している人に、本業として十分稼げるテープ起こしはおすすめの職業です。また、学生や主婦が副業として始めるにもおすすめの職業です。学生は授業と授業の間のコマを利用することもできます。主婦は家事の合間の時間や、睡眠前の時間を使って作業することもできます。

テープ起こしは在宅でもでき、本業としてだけでなく副業としても始められる学生にもおすすめの職業と言えるでしょう。

自分で仕事量を決められる

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テープ起こしのバイトの評判、2つめは「自分で仕事量を決められる」です。テープ起こしのバイトは、基本的に納期が決まっています。期日に間に合うように納品するためには、自分がどのくらいの仕事量をどのくらいの時間で完成させることができるのか、また、そのための時間を確保するためには何日必要なのかを把握することが大切です。

テープ起こしのバイトは自分で仕事量を決められるというメリットがある一方、期日までに納品できなければ信用問題に発展するデメリットもあります。仕事が継続してもらえなくなる可能性もありますので、自分がこなせる仕事量しっかり把握して引き受けましょう。

学生の場合は、コマの空き時間やテスト期間なども影響します。主婦の場合は、子どもが小さければ急な病気などの対応も考慮する必要があるでしょう。

最初は稼げない

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テープ起こしのバイトの評判、3つめは「最初は稼げない」です。テープ起こしのバイトは、時給○○円といった時間給制ではありません。どれだけ時間を費やしても、仕事を完了しなければ報酬が発生しません。つまり、作業に時間がかかれば、その分稼げる金額は少ないということです。

どのくらい稼げるかは自分次第。テープ起こしのバイトに慣れることで作業のスピードが上がり、作業効率も良くなります。テープ起こしのバイトは、ある程度慣れるまで稼げないというデメリットがあるということもしっかり理解した上で継続することをおすすめします。

テープ起こしのバイトに必要なスキル

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テープ起こしの仕事内容について大体理解していただけたでしょうか。では、実際にテープ起こしのバイトを始めるためには、どのようなスキルが必要でしょうか。ここからは、テープ起こしのバイトに必要なスキルや、テープ起こしのバイトに向いている人・向いていない人などについて詳しく解説していきます。

特別なスキルは必要がない

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テープ起こしのバイトに必要なスキル、1つめは「特別なスキルは必要がない」です。テープ起こしのバイトを始めるには、必要な資格は特にありません。資格が必要ないため、初心者でも始めやすい職業ではあります。

しかし、耳で聞いたままの音声を文字に起こすだけではなく、正確な日本語表現が使われているか・言葉の使い方は正しいか・意味のない言葉をカットするなどケバ取りするスキルは慣れることで身についていきます。そして、分かりやすくリライトするスキルも必要になってきます。一般常識とビジネス常識が必要と言えるでしょう。

また、音声の内容によってはさまざまな専門知識が必要となってくるので、調べる作業も正確さが求められます。テープ起こしを始めるにあたって資格を求められなくても、国語の力を身につけスキルアップすることで仕事につながると言えるでしょう。

学生や副業でもテープ起こしは可能

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テープ起こしのバイトに必要なスキル、2つめは「学生や副業でもテープ起こしは可能」です。テープ起こしの仕事量は自分で決められるとご紹介しました。そのため、本業ほど時間は取れない学生や副業として始めたい人でもテープ起こしのバイトは可能です。テープ起こしのバイトで得るスキルは、社会に出てからも役に立つことがあります。

しかし、納期があることを忘れてはいけません。自分の好きな時間に在宅など好きな場所でできるテープ起こしのバイトは、期日をしっかり守って納品する責任があることを忘れてはいけません。

テープ起こしに向く人・向かない人

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テープ起こしのバイトに必要なスキル、3つめは「テープ起こしに向く人・向かない人」です。どのような職業にも人により向き不向きがあるように、テープ起こしのバイトにも向く人・向かない人があります。テープ起こしには、一般常識やビジネス常識が必要とご紹介しましたが、ほかにも必要なスキルがさまざまあります。

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テープ起こしのバイトは耳で聞いたまま文字に起こすだけでなく、語句の使い方が正しいか、日本語の言い回しが正しいかだけでなく、自分の知らない専門用語なども正しく調べて文字に起こすことができるかも重要になってきます。また、正しい情報なのかどうか事実確認する必要もあります。

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日々の出来事をニュースで見聞きしたり、常に新しい情報をキャッチする姿勢も仕事につながります。テープ起こしの音声はひとりとは限りません。会議や対談などの内容の場合、複数の人の声を聞き分ける必要があります。守秘義務を守ることはもちろん、これらのことに対して抵抗を感じる人は、テープ起こしには向かない人と言えるのではないでしょうか。

テープ起こしのバイトはいくら稼げる?

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テープ起こしのバイトは在宅でできる評判の良い仕事ですが、実際にいくら稼げるのでしょうか。どれだけ時間を費やしても、稼げなければ継続することが難しいでしょう。ほかの仕事と比較するためにも、テープ起こしのバイトはいくら稼げるのか知っておきましょう。ここからは、テープ起こしのバイトはいくら稼げる?について詳しく解説していきます。

出来高払いなので個人で違う

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テープ起こしのバイトはいくら稼げる?1つめは「出来高払いなので個人で違う」です。テープ起こしのバイトは先にご紹介したように時間給制ではありません。1件〇〇円と仕事を引き受ける前に決められています。テープ起こしのバイトを始めたばかりの人とベテランでは、当然稼ぎは違ってきます。ベテランになると時給2,000円以上も珍しくありません。

分単位で100円が平均的

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テープ起こしのバイトはいくら稼げる?2つめは「分単位で100円が平均的」です。テープ起こしのバイトの稼ぎは、音声○○分に対して報酬がいくらとなります。仕事を受注する業者により分単位の額が変わるだけでなく、経験により前後することもあります。

金額設定の高いところでは分単位100円~90円が平均的ですが、未経験の場合、分単位20円~といった業者もあります。また、分単位100円の仕事を引き受けたとしても、作業スピードにより時給は変わってきます。

テープ起こしのスキルを確認したい

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テープ起こしのバイトを始めてある程度経験を積むと、自分がテープ起こしについてどの程度のスキルなのか確認したいと思うことがあるのではないでしょうか。他人と比較することが難しいテープ起こしという職業は、自分のスキルの確認がしずらい現状があります。

2015年より「音声起こし技能テスト」が実施されるようになり、テープ起こしのスキルを自分で確認することができるようになりました。音声起こし技能テストは、合否を判定するものではなく点数制です。

音声起こし技能テストは、テストを受けに行く手間なく自宅でいつでも受けることができるだけでなく、「いつもテープ起こしを行っている環境でテストを受けることができる」ということです。このテストを受けることで自分のテープ起こしのスキルを数字で把握できるだけでなく、新規の仕事を探す際の自己アピールにも使えます。

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テープ起こしは慣れれば稼げるバイト

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テープ起こしは必要なスキルがなく、学生や副業でも可能なバイトです。しかし、完全出来高払いなので、経験や知識により稼げる額は変わってきます。より多くの依頼を受けるためには、スキルアップが大切です。また、入力のスピードや正確性だけでなく、正しい情報を調べることができるか、正しい日本語を使うことができるかといったことも重要です。

enisi
ライター

enisi

月に1回のジェルネイルを楽しみに過ごしており、暇な時には新しいデザインを検索しています。片付けが苦手なので、収納アイデアに興味があります。疑問に感じたことは、手を抜かず納得できるまでしっかり調べることを大切にしています。

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