寸志の封筒の選び方をレクチャー!種類や書き方・入れ方のマナーとは?

寸志の封筒の選び方をレクチャー!種類や書き方・入れ方のマナーとは?

御礼や感謝の気持ちを「寸志」として包むことがよくあります。「寸志」に使う封筒の表書きは立場や会の内容により「寸志」では失礼になる場合もあります。そんな「寸志」のマナーをご紹介します。「寸志」意味・封筒の種類や選び方・書き方・お札の入れ方をレクチャーします。

記事の目次

  1. 1.寸志の意味とは
  2. 2.寸志の封筒の選び方と種類
  3. 3.寸志の封筒の書き方
  4. 4.寸志の封筒の入れ方
  5. 5.寸志の封筒のマナー
  6. 6.寸志は感謝の気持ちを伝える

寸志の意味とは

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「寸志」はビジネスシーンや日常でもよく使われます。しかし「寸志」の正しい意味や使い方は知っていますか?「寸志」は使われる場面が違っても意味合いは同じで、お世話になった方への御礼や感謝の気持ちを表します。「寸志」は「心付け」とも言われ御礼や感謝の気持ちを込めて少しの金銭や品物を、お渡しすることです。

そして「寸志」の「寸」は「少しの」という意味で「志」は「気持ち」ですから「少しばかりの気持ち」を金銭で封筒に入れて、お渡しすることが多いようです。また「寸志」は祝儀・不祝儀としても「御礼」の意味として使われます。

「寸志」は金銭以外にも品物で感謝の気持ちを表すことがあります。品物で渡す場合は「粗品」で、へりくだった感覚で「ほんの少しの物です」の意味合いで使います。「寸志」も「粗品」のような控えめな御礼という意味です。

ボーナスとの違い

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「寸志」は新入社員に御給料とは別に社長から頂けることもあるようです。会社勤務ではボーナスが支給されることもありますが、勤務の浅い新入社員やボーナスと言うまでの金額は支払えないが「少しの金額でも感謝の気持ちを表したい」ときに「寸志」として渡されることがあります。

寸志と御礼の違い

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「寸志」と「御礼」の違いにはマナーの定義の違いがあります。「寸志」の使い方のマナーに目上の人から目下の人に渡す、という定義があります。「御礼」には、そのようなマナーはないので、どんな立場からでも渡すことができます。そして「寸志」には「少しの」という意味があるので金額により「寸志」か「御礼」を使い分けるときもあります。

「寸志」の金額の目安は5千円~1万円になります。そして、この金額以上の場合や上司や目上の方への金銭での感謝の気持ちを表したい場合の封筒の書き方は「御礼」や「謝辞」を使うこともあります。また会の種類によって「寸志」と「御礼」を使い分けます。

「寸志」の使い方のマナー

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「寸志」の使い方で1番気を付けたいマナーは「目上の人が目下の人に渡すもの」ということです。目下の人が上司や目上の方に渡すのはマナー違反で失礼にあたりますので気を付けて下さい。「寸志」の「少しの金銭」の場合で目下の人から目上の人へ渡すときは「御礼」「謝儀」「御挨拶」「松の葉」という封筒の書き方を使います。

また「御礼」や「感謝」の気持ちを込めた金銭の渡し方には、封筒の選び方にマナーがあり一般的には「のし袋」を使います。のし袋の場合は祝儀用の種類で「花結びののし袋」か「赤棒のし袋」です。また封筒であれば「白の無地封筒」を使います。

そして、のし袋か白い封筒の表面には表書きと宛名を記します。特にビジネスシーンでの「寸志」のマナーは取引先や上司への印象を左右することなので表書きが「寸志」で相手に失礼にならないかを考慮します。またお札の入れ方にもマナーがあるので気を付けます。

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寸志の封筒の選び方と種類

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「寸志」は日常や祝儀・不祝儀でも使われますが、ここでは主に日常と祝儀での封筒の選び方と種類をご紹介します。「寸志」は、御礼や感謝の言葉と一緒に封筒に入れて表書きを記入して渡すのが礼儀です。そのため事前に封筒またはのし袋を準備しておかなければなりせん。

封筒はのし袋がおすすめ

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「寸志」は渡すシーンにより封筒の種類を使い分けることもあります。しかし仕事関係や組織関係では丁寧な印象を受ける「のし袋」がおすすめです。「のし袋」にもたくさんの種類がありますが、のし袋の選び方にもマナーがあり、おめでたいことには「花結びののし袋」を使います。

「花結びののし袋」は表書きの書き方で「お見舞い」や「御礼」そして「お祝い事」の金銭を、包むときに幅広く使える、のし袋です。常にストックしておくと、いざというときに便利です。また、お札の入れ方のマナーも一緒に覚えておいてください。

「寸志」に見合う「のし袋」

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「寸志」に見合う「のし袋」の選び方は「花結びののし袋」とご紹介しました。「花結びののし袋」は紅白の水引を蝶結びにしてあります。これは結び目が簡単にほどけて何度でも結び直せることから、お祝い事は何度も繰り返したいと、願いを込めて婚礼以外の一般祝事から御礼・御挨拶・記念行事などに使います。

「花結びののし袋」には水引が印刷された種類と紐で結んである種類があります。この違う種類の選び方は「寸志」の金額でしたら印刷の種類で問題はありません。そして封筒タイプや中袋と包む袋・中袋なしの種類があるので、お札の入れ方の向きに注意します。

「寸志」の金額でしたら水引は印刷の種類で充分です。また「花結びののし袋」が用意できない場合は、白い封筒に赤い線が1本引いてある「赤棒のし袋」でもかまいません。そして「花結びののし袋」はコンビニ・ホームセンター・スーパー・100均で購入できます。

白い封筒でも代用可能

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また封筒の選び方には「のし袋」では仰々しいと感じるシーンや「のし袋」が用意できない場合は「白い封筒」でも代用は可能です。また最近の会社関係の歓迎会では白い封筒を使う場合も多くあるそうです。また周りの方と、封筒の使い方を揃えたい場合もあるので、事前にリサーチしておくのも、ひとつの方法です。

寸志の封筒の書き方

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「寸志」の封筒の表側には表書きと宛名を書きます。表書きは「寸志」と水引の上の中央に書き、宛名は「寸志」を渡す側の名前や団体名や会社名を、水引の下中央に書きます。また宛名に肩書や会社名と個人名等複数行になる場合は、バランスを考慮した書き方にします。また裏面や中袋に金額を記します。

「寸志」を使えない目上の方に渡す場合の表書きの書き方は「謝辞」「謝儀」「御礼」「御挨拶」「謹呈」「松の葉」を使います。また宛名書きは、その会に出席するメンバーの合わせた、ご自分の立場を表明できる宛名を書きます。

濃いめの墨汁を使った筆や筆ペンを使う

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封筒へ記す文具にも選び方があります。「寸志」は冠婚葬祭でも使われますが歓迎会や、お祝い事の表書きと宛名書きは、濃いめの墨汁を使った毛筆か筆ペンで書くのが一般的です。そして弔事の場合には薄墨で書くのがマナーです。またあらかじめ「寸志」と印刷された、のし袋や封筒も売られているので、そちらを利用する方法もあります。

個人名のみの書き方

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次に宛名書き、ですが水引の上の中央に縦書きで「寸志」記し水引の下に縦書きで宛名書きを書きます。白い封筒の場合も表書き・スペース・宛名書きと配置します。宛名書きが個人名のみの場合は水引の下中央に縦書きで書きます。名前は同じ苗字の人がいる場合もあるのでフルネームで記入します。

個人名・肩書の書き方

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宛名書きには肩書を付けた書き方がよい場合もあります。その場合は、のし袋の水引の下の中央に縦書きで個人名を書き、その右上に小さく肩書を書きます。個人名に何か書き添える場合には、先に中央に個人名を書いてから、肩書を書く書き方にすると肩書の文字の大きさのバランスが取りやすくなります。

会社名・個人名の書き方

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宛名書きで会社名と個人名を書く書き方は、のし袋の水引の下の中央に縦書きで個人名を書き、右上に会社名を書きます。この書き方も先に個人名を中央に書いてから、右上に会社名を書くとバランスよく配置できます。そして会社名が長い場合には文字サイズに注意します。できるだけ1行に納めると見た目が良くなります。

会社名のみの書き方

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宛名書きで会社名のみの場合の書き方は、のし袋の水引の下に中央に縦書きで会社名を書きます。会社名の長さにより1行に納められない場合は「株式会社」や「有限会社」を会社名の右上に書くとバランスよく見えます。また「株式会社」や「有限会社」を1行目に書き2行目に会社名の書き方もあります。

送別会での注意点

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送別会で「寸志」を包む場合は、自分が目上に当たる場合は「寸志」として渡します。また目上の方に渡す場合は「松の葉」「謝儀」「御礼」とします。また、自分が主賓となる送別会では招待となり会費は免除されることが一般的ですが会費と同額か、それ以上の金額の「寸志」を包むのが一般的です。

「寸志」を包む袋の種類の選び方は「花結びののし袋」か「赤棒のし袋」が一般的ですが「白い封筒」でも代用できます。そして宛名書きは幹事さんが目上の方の場合は「謝儀」「御礼」「松の葉」とし、ご自分が目上の場合は「寸志」とします。

送別会での渡し方

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送別会に限らず「寸志」の渡し方にはマナーがあります。渡すタイミングは会の始まる前の早い段階で幹事さんに渡します。そして「寸志」を渡す時には労をねぎらう言葉をかけて渡します。また、会場で渡す場合には、あまり目立たぬように、幹事さんの忙しさのタイミングを見はからって渡すのがマナーです。

取引先での注意点

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会社の取引先から新年会や忘年会などに招かれ会費を支払う場合には「寸志」は必要ありませ。しかし招待の場合や会費は結構ですと言われた場合には「寸志」を、包むのがマナーです。そして取引先への「寸志」の表書きは、幹事さんが目下の方でも「御礼」か「御樽代」や「御樽料」とします。

また取引先の、ご厚意で金銭を受け取らないケースもあります。そんな場合でも手ぶらでは気が引けます。その様な場合は、後日「菓子折り」や「お酒」などの手土産を、お渡しする方法もあります。事前に上司や以前に、その取引先で招待を受けた方に相談してください。

そして「寸志」を受け取られない場合には無理に渡してはいけません。その後、お会いする時に御礼の菓子折りを渡したり、はがきで「御礼状」を郵送すると丁寧な、ご挨拶ができます。

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寸志の封筒の入れ方

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「寸志」の封筒への、お札の入れ方は、お札の向きを揃えて人物の顔を封筒の表側に来るように入れます。また水引が紐のタイプの「のし袋」は水引をほどかず、上か下へ抜き取り「のし袋」の表面に、お札の顔が来るようにセットして、元の様に折包み水引を差し込みます。

お祝い事の「のし袋」や「封筒」への、お札の入れ方は表側に表向きに入れるのがマナーで不祝儀のときにの、お札の入れ方は「のし袋」の表側にお札を裏向きにいれるのがお札の入れ方のマナーです。

新品でシワのない札を選ぶ

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「寸志」の封筒の入れ方にはマナーがあります。「寸志」を使う種類は日常・祝儀・不祝儀と幅広い範囲にわたりますが、ここまでご紹介してきた「寸志」の意味は「御礼」「感謝」になります。そして会への出席では日程も、あらかじめ分かっているので新品でシワのない、お札を用意しておくのが、より気持ちの表れと受けとってもらえます。

寸志の相場は5千円~1万円

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ここまで、ご紹介してきた歓送迎会などでの「寸志」で金銭を包む場合には相場としては5千円~1万円が一般的とされています。そして会への招待では会費と同額または同額より少し上の金額が一般的です。また、他にも「寸志」を包む方との立場関係や会の規模によっても違いはあります。

寸志の封筒のマナー

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「寸志」の封筒の選び方で印象は変わります。「花結びののし袋」を使えば間違いはありません。または「赤棒のし袋」です。また部署内での歓迎総会では「白い封筒」での代用はできます。そして「のし袋」の水引が紐で1枚の紙を袋状に折りたたむタイプは、1万円以上が目安で1万円以下は、印刷タイプと使い分けることもあります。

また「寸志」を受け取った時や渡し方のマナーも覚えておくとよいです。会の幹事となった時や司会をすることになった時に役立ちます。

受け取り方のマナー

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「寸志」を受け取ったときには御礼を言います。そして会に出席の皆さんに報告をする必要があります。まず主催の関係者に報告をしてから司会者が出席者に知らせます。そして皆さんに報告するときのマナーは「寸志」の「少しの」という意味は頂いた方に失礼になるので「ご厚志」や「お心遣い」「お志」を頂きましたと報告します。

渡し方のマナー

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「寸志」の渡し方のマナーとしては会の始まる早い段階で幹事に渡します。「寸志」は頂いたことを皆さんに報告しますので、このタイミングになります。また渡し方のマナーに「挨拶」と「御礼」や「感謝」の言葉を伝えます。そして幹事の労をねぎらう言葉を幹事さんとの立場をふまえて伝えます。

目上の人に使えないことを注意

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「寸志」という言葉で、どのような意味で金銭を包むのかは分かりますが、渡す相手の方が目上の人には「寸志」の表書きは使えません。このことは礼儀として相手に失礼になるので注意して下さい。また会社関係の「寸志」の表書きには、今までの経緯や決まりがある場合もあります。上司や、そのような場に慣れている方に相談すると間違いはありません。

寸志は感謝の気持ちを伝える

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「寸志」は「御礼」や「感謝」「心付け」の気持ちを伝えるものです。「寸志」の表書きには立場によって違いがあり、目上の人へは「寸志」の表書きは使えません。そんな「寸志」の使い方のマナーと正しい、お札の入れ方に注意してください。そして「寸志」を渡すときには、感謝の気持ちを言葉でも伝えるのを忘れないでください。

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ライター

shirokuro1

家造りと暮らしやすさを、主婦目線とインテリアコーディネーターの知識で、ご紹介します。また猫のいる暮らしと、癒される美容や音楽、そして楽しみながら行う家事を理想に暮らしています。

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