CA(キャビンアテンダント)の給料・年収は?企業別比較や仕事内容・資格も調査

CA(キャビンアテンダント)の給料・年収は?企業別比較や仕事内容・資格も調査

この記事では、CA(キャビンアテンダント)の給料や年収について説明します。また、同じCA(キャビンアテンダント)でも、企業によって給料が変わってきます。また、仕事内容やCA(キャビンアテンダント)に必要な資格についても紹介します。

記事の目次

  1. 1.CA(キャビンアテンダント)の給料と年収
  2. 2.CA(キャビンアテンダント)の企業別の給料・年収
  3. 3.CA(キャビンアテンダント)の年代別年収
  4. 4.CA(キャビンアテンダント)の役職者の給料・年収
  5. 5.CA(キャビンアテンダント)の仕事内容
  6. 6.CA(キャビンアテンダント)の資格
  7. 7.CA(キャビンアテンダント)は年齢や役職で給料が違う

CA(キャビンアテンダント)の給料と年収

Photo by mrhayata

女性のなかには、CA(キャビンアテンダント)という職業にあこがれを抱いている人も多いのではないでしょうか。では、CA(キャビンアテンダント)として働く場合、どのくらいの給料がもらえるのでしょうか。また、年収はどのくらいになるのでしょうか。CA(キャビンアテンダント)の給料と年収について説明していきます。

平均の給料は29~38万

Photo bynattanan23

CA(キャビンアテンダント)の給料の平均は、29万円から38万円です。CA(キャビンアテンダント)の給料については、年齢、企業、役職によって大きな差があります。また、男性と女性でも給料に違いがあります。男性のCA(キャビンアテンダント)の給料は、平均給与が約34万円ですが、女性のCA(キャビンアテンダント)の給料は約24万円です。

年収は470万程度

Photo bykschneider2991

CA(キャビンアテンダント)の年収の平均は、470万円程度です。もちろん働く年数が長ければ長いほど給料が上がっていくため、同時に年収も高くなります。また、年収に関しても、男性と女性とでは差があります。男性のCA(キャビンアテンダント)の場合の年収は約546万円ですが、女性のCA(キャビンアテンダント)の場合は約390万円です。

CA(キャビンアテンダント)の企業別の給料・年収

Photo byMichaelWuensch

では、同じCA(キャビンアテンダント)という仕事でも、企業によって給料や年収に違いはあるのでしょうか。同じCA(キャビンアテンダント)という仕事でも、大企業、中企業、小企業の給料や年収の違いに注目して説明していきます。CA(キャビンアテンダント)という仕事を目指している人は、企業選びの参考にしてみてください。

大企業の給料・年収

Photo byTBIT

まず、大企業を呼ばれる企業で働いているCA(キャビンアテンダント)の給料や年収について説明していきます。大企業と呼ばれる企業に働いているCA(キャビンアテンダント)の場合、給料は約34.1万円と最も給料の平均が高くなっています。また、年収に関しては約546.4万円と、圧倒的に高くなっています。

中企業の給料・年収

Photo byangelolucas

次に、中企業と呼ばれる企業で働いているCA(キャビンアテンダント)の給料や年収について説明していきます。中企業で働いているCA(キャビンアテンダント)の場合の給料は、約23.3万円です。大企業とは、約6万円の差があります。また、年収に関しては約452.2万円と、大企業よりは100万円近く差があります。

小企業の給料・年収

Photo bygeralt

次に、次に小企業と呼ばれる企業で働いているCA(キャビンアテンダント)の給料や年収について説明していきます。小企業と呼ばれる企業で働いているCA(キャビンアテンダント)の給料は、約25.6万円です。また、年収に関しては約409.8万円となっています。大企業と比べると、給料、年収ともにかなりの差があることがわかります。

CA(キャビンアテンダント)の勤務先の種類・有名な企業

Photo by Kentaro Ohno

CA(キャビンアテンダント)という仕事をしたい場合、どのような企業に就職すればいいのかご存知でしょうか。CA(キャビンアテンダント)という仕事ができるのは、上記で説明したような大企業、中企業、小企業とさまざまで、企業によっても給料や年収に差があります。では、CA(キャビンアテンダント)を目指す際の就職先について説明します。

航空会社の種類はさまざま

Photo by ohenclub

CA(キャビンアテンダント)として働きたい場合は、航空会社に就職しなければいけません。しかし、その航空会社も日経や外資系などさまざまです。大企業と呼ばれる日本航空や全日空といった海外にも多くの路線を持っている企業の場合、新卒であれば数百人単位でCA(キャビンアテンダント)の採用をしています。

中企業や小企業の国内航空会社や外資系航空会社へ就職するCA(キャビンアテンダント)もいますし、最近では需要が増えつつある格安航空会社に就職してCA(キャビンアテンダント)という仕事をすることも可能です。

ベースと呼ばれる空港に勤務する

Photo by Kanesue

航空会社に入社後、CA(キャビンアテンダント)として働きだしたら、拠点となる空港のことをベースという呼び方をします。CA(キャビンアテンダント)の場合は、ベースを拠点として、往復してフライトする形となります。中企業や小企業の場合は、ベースが少ないので、勤務地もそこまで多くありません。

しかし、大企業となるとベースと呼ばれる空港が各地に存在します。この場合、成田ベース、関西ベースといった呼び方をし、CA(キャビンアテンダント)1人1人の拠点が異なる場合があります。

CA(キャビンアテンダント)の年代別年収

Photo byimage4you

では、同じCA(キャビンアテンダント)という仕事でも、年代別ではどのくらいの給料、年収になるのでしょうか。20代、30代、40代、50代別に給料と年収を詳しくみていきます。また、CA(キャビンアテンダント)の給料、年収は、他の企業と同じように働く年数が長ければ長いだけ、上がっていきます。

20代

Photo byJillWellington

20歳から24歳のCA(キャビンアテンダント)の給料は、約16.8万円前後です。安いイメージですが、25歳から29歳のCA(キャビンアテンダント)の給料は20.9万円前後と4万円ほどアップします。また、20歳から24歳までの年収は約268.5万円、25歳から29歳までの年収は284.4万円から334.4万円です。

ボーナスに関しては、20歳から24歳までが67.1万円、25歳から29歳までが83.6万円となります。20代の場合、20代前半と20代後半では給料、年収、ボーナスに大きな差があります。

30代

Photo byStockSnap

30歳から34歳のCA(キャビンアテンダント)の給料は、約23.0万円前後です。35歳から39歳のCA(キャビンアテンダント)の給料は26.2万円前後と、入社当時と比べると10万円程度アップします。また、30歳から34歳までの年収は約267.4万円から367.4万円、35歳から39歳までの年収は315.2万円から419.2万円です。

ボーナスに関しては、30歳から34歳までが91.8万円、35歳から39歳までが104.8万円となります。20代のボーナスと比べると、かなりアップすることがわかります。

40代

Photo bynastya_gepp

40歳から44歳のCA(キャビンアテンダント)の給料は、約29.4万円前後です。45歳から49歳のCA(キャビンアテンダント)の給料は33.0万円前後と、入社当時と比べると13万円程度アップします。また、40歳から44歳までの年収は約350.0万円から471.0万円、45歳から49歳までの年収は405.5万円から527.5万円です。

ボーナスに関しては、40歳から44歳までが117.8万円、45歳から49歳までが131.9万円となります。20代と比べると、倍近くのボーナスとなっています。

50代

Photo byEngin_Akyurt

50歳から54歳のCA(キャビンアテンダント)の給料は、約35.3万円前後です。55歳から59歳のCA(キャビンアテンダント)の給料は35.0万円前後と、入社当時と比べると19万円程度アップします。また、50歳から54歳までの年収は約455.2万円から565.2万円、55歳から59歳までの年収は450.5万円から560.5万円です。

ボーナスに関しては、50歳から54歳までが141.3万円、55歳から59歳までが140.1万円となります。CA(キャビンアテンダント)の場合では、最も50代前半がボーナスが高い年代となります。

CA(キャビンアテンダント)の役職者の給料・年収

Photo byAlexas_Fotos

CA(キャビンアテンダント)の企業別、年代別の給料、年収、ボーナスがわかったところで、では、役職では給料や年収にどのくらいの差があるのでしょうか。CA(キャビンアテンダント)の主任、係長、課長、部長の給料や年収をみていきましょう。また、同じCA(キャビンアテンダント)でも男女での違いについてもみていきます。

主任・係長・課長・部長の給料・年収

Photo byBru-nO

CA(キャビンアテンダント)の主任の給料の平均は、約25.3万円です。平均年収については約404.1万円、ボーナスは約101.0万円です。係長の給料の平均は約31.4万円、平均年収は約503.0万円、ボーナスは約125.8万円です。課長の給料の平均は約41.5万円、平均年収は約664.7万円、ボーナスは約166.2万円です。

最後に、課長の給料の平均は約45.9万円、平均年収は約734.8万円、ボーナスは約183.7万円です。通常のCA(キャビンアテンダント)の給料や年収と比べると、課長クラスのCA(キャビンアテンダント)になると2倍近い給料や年収になります。

男女別の給料・年収の違い

Photo byOlichel

男性のCA(キャビンアテンダント)、女性のCA(キャビンアテンダント)の給料や年収の違いについてみていきましょう。厚生労働省の賃金統計基本調査をもとに、40代の男性のCA(キャビンアテンダント)、女性のCA(キャビンアテンダント)の給料や年収について説明していきます。

40代の男性のCA(キャビンアテンダント)の給料の平均は約34.1万円、平均年収は約546.4万円です。一方、40代の女性のCA(キャビンアテンダント)の給料の平均は約24.4万円、平均年収は約390.9万円です。

同じCA(キャビンアテンダント)でも男性と女性では、給料は約10万円、年収は約100万円近い差があることがわかります。

CA(キャビンアテンダント)の仕事内容

Photo by PYONKO

多くの人が憧れを抱いているCA(キャビンアテンダント)は、フライトアテンダントとも呼ばれることもあります。また、憧れの職業の上位のランキングに上がることも多いCA(キャビンアテンダント)という仕事ですが、実際にCA(キャビンアテンダント)はどのような仕事をしているのでしょうか。

CA(キャビンアテンダント)は、テレビドラマでも再現されることが多いので、知名度も高い仕事です。では、CA(キャビンアテンダント)の仕事内容について詳しく説明します。

機内サービス

Photo by PYONKO

CA(キャビンアテンダント)の仕事の1つ目は、機内サービスです。飛行機に乗った際に働いている姿をよく見るので、イメージがつきやすい人も多いのではないでしょうか。機内で快適かつ安心して過ごせるように食事やドリンクの提供をしながら、常にお客様1人1人に気を配っています。

簡単なカクテルであれば機内で作ることも可能で、子連れの家族のお手伝いをしたり、お客様のあらゆるリクエストに応えてくれます。食事やドリンクといったようなサービスの提供以外にも、機内では離着時の注意事項の説明も行います。

また、非常時の説明や機内食、新聞、雑誌、毛布の配布や回収を行ったり、機内での免税品の販売も行っています。

保安管理

Photo by nauleyco

CA(キャビンアテンダント)の仕事の2つ目は、保安管理です。保安管理とは、お客様の安全を守る仕事のことをいいます。日常的に機体に異常がないか安全確認をしつつ、機体になにかしらの異常が起こった際には、お客様の安全を守るために迅速で適切な対応がとれるように訓練されています。

体調が急に悪くなった人がでた場合には救急処置を行ったり、天候が悪いなかでのフライト時には安全確保を行います。ハイジャックや緊急着陸時にはお客様を先導したりするなど、あらゆる非常時にも冷静に対応する必要があります。

フライト中には急な揺れも起きることも多々あるため、パイロットと連携しつつ、各種の機内放送も行います。

勤務形態ごとの仕事内容

Photo by nauleyco

CA(キャビンアテンダント)の仕事は、勤務形態によっても違いがあります。CA(キャビンアテンダント)は、必ず飛行機に同乗して機内で仕事をしているわけではありません。CA(キャビンアテンダント)には、搭乗する日と地上勤務の日があり、その勤務形態によって1日の流れも変わってきます。

搭乗日

Photo by nauleyco

まず、搭乗日の仕事の流れについて説明します。飛行機に搭乗する場合は、まずベースとなる空港に出社し、身なりを整えます。身なりを整えたら、機長や他のCA(キャビンアテンダント)と打ち合わせを行い、お客様を機内に迎える準備を行います。飛行機が離陸後、機内が安定したらサービスを開始します。

飛行機が着陸後は、機内に忘れ物や異常がないかを確認したら、次のフライトに向けて準備を行います。国内線に搭乗する場合は、1日に3便から4便担当することが多いです。国際線の場合は、出発時間やフライト時間が路線によって変わってきます。

そのため、CA(キャビンアテンダント)という仕事は、路線によっては不規則な生活になることもあります。

地上勤務の日

Photo by くーさん

機内に搭乗しない日のCA(キャビンアテンダント)は、地上勤務と呼ばれる形で空港内で働いています。主に資料作りを行ったり、スケジュールの調整を行ったりしています。また、機内に搭乗する予定だった他のCA(キャビンアテンダント)が体調不良などで搭乗できなくなった際に備えて、待機していることもあります。

機内に搭乗する際にCA(キャビンアテンダント)は不規則な生活となりますが、地上勤務の場合は、朝9時から夕方6時頃まで勤務する形となるため、一般のサラリーマンと同じような勤務時間となります。

グランドスタッフとの違い

Photo by konitomo1027

グランドスタッフという言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。CA(キャビンアテンダント)と似たような言葉ですが、仕事内容が異なります。グランドスタッフは地上職とも呼ばれており、空港内でお客様にさまざまなサービスを行っています。CA(キャビンアテンダント)は、機内でサービスを行うので、仕事内容が全く違います。

グランドスタッフの仕事として、チェックインカウンターで航空券の発券を行ったり、お客様の荷物の受け取りを行います。また、座席の指定や乗り継ぎの案内といった搭乗手続きを行ったり、搭乗ゲートにお客様を案内し、時間通りの飛行機が離陸できるようしています。

CA(キャビンアテンダント)とは仕事内容は異なりますが、グランドスタッフも接客能力、判断力、語学力が求められる、重要な仕事です。

CA(キャビンアテンダント)の資格

Photo by5598375

CA(キャビンアテンダント)の仕事についてわかりましたが、ではCA(キャビンアテンダント)になるためには、どのような資格が必要なのでしょうか。CA(キャビンアテンダント)になるために身につけておくと便利な資格も多いので、学生や就活中に身につけておくのがおすすめです。また、資格を身につけておけば自分の可能性も広がります。

第2外国語資格

Photo bylibellule789

CA(キャビンアテンダント)を目指すなら、まず第2外国語資格を持っておくのがおすすめです。第2外国語は、大学で学ぶ英語以外の中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語などの言語のことをいいます。大学に進学した場合は1年次には必須科目となり、2年次には選択科目となることが多いです。特に、中国語を身につけておくのがおすすめです。

日本人にとって中国語は簡単で、中国語は世界トップの話者数を誇っています。中国語を話せるようになれば、世界の5分の1の人と会話ができるようになります。第2外国語資格を身につけておけば、国際化に対応できる人材として高い評価を受けることができます。

看護系資格

Photo byrawpixel

CA(キャビンアテンダント)を目指すなら、看護系資格を取得しておくのもおすすめです。CA(キャビンアテンダント)という仕事は、フライト中に機内で体調を崩したり、急病が出たら緊急手当てをしなければいけません。そのため、看護についての知識を持っておくと、就職時の強みにもなります。

特に、赤十字救急法救急員資格などの医療や看護の資格を持っておけば、いざというときに役に立つはずです。また、これらの資格を持っていれば、機内でのお客様の健康や生命を守る上で心強くなります。

手話検定

Photo bygeralt

CA(キャビンアテンダント)という仕事を目指すなら、手話検定も取得しておきましょう。機内にはさまざまな事情を抱えた人も搭乗し、中には手話でコミュニケーションをとる人も搭乗します。機内に手話でコミュニケーションがとれるCA(キャビンアテンダント)がいることによって、不安な気持ちを抱えることなく、搭乗してもらえます。

そのため、就職前に手話検定を取得しておくことで会社としても1つの強みとなるので、選考時にも有利になります。

秘書検定

Photo byStartupStockPhotos

CA(キャビンアテンダント)を目指すなら、秘書検定もおすすめです。秘書検定を取得しておくことで、高いコミュニケーション能力や一般常識を持っていることをアピールできたり、人としてのしっかりとしたマナーが身についていることをアピールすることができます。そのため、選考時にアピールポイントとして注目されます。

CA(キャビンアテンダント)という仕事自体が資質に近い仕事となるため、取得しておいても損はしない資格といえます。

パソコンの技術に関する資格

Photo by377053

CA(キャビンアテンダント)を目指すなら、パソコンの技術に関わる資格も取得しておくと便利です。CA(キャビンアテンダント)という仕事は、基本的には飛行機内での仕事が主になります。しかし、CA(キャビンアテンダント)という仕事を積み経験が豊富と認定された場合には、地上勤務の部署に異動することもあります。

ごくまれなケースといえますが、地上勤務の部署に異動した場合は、仕事でパソコンを扱うことは避けられません。そのため、最低でもワードやエクセルの使い方を理解しておくと安心です。

CA(キャビンアテンダント)は年齢や役職で給料が違う

Photo byTumisu

ここまでCA(キャビンアテンダント)の給料、年収、仕事内容について説明してきましたが、いかがだったでしょうか。CA(キャビンアテンダント)は、テレビでも取り上げられていることが多いので、イメージがつきやすい仕事ではないでしょうか。そのため、CA(キャビンアテンダント)という仕事に憧れている人も多いのが現状です。

しかし、同じCA(キャビンアテンダント)という仕事でも、給料や年収を見てみると、年代や役職で給料に大きな差があります。最初は安い給料や年収でも、年数が経っていけば、ともに上がっていく仕組みとなっています。

もも
ライター

もも

愛知県在住の2児の母です。去年までライターとして記事を書いていましたが、2人出産妊娠を機にお休みをしていました。毎日パソコンに向かえるかわかりませんが、よろしくお願いします。

関連するまとめ

人気の記事