定形外郵便の規格外のサイズ・料金まとめ!規格内との違いや送り方は?

定形外郵便の規格外のサイズ・料金まとめ!規格内との違いや送り方は?

この記事では、定形外郵便の規格外となるサイズや厚さ、料金についてまとめてお伝えします。また、規格内となる郵便とのサイズなどにおける違いや規格外となる定形外郵便の送り方について詳しく説明しています。今回の記事の内容を知ることでお得に郵便を利用することができます。

記事の目次

  1. 1.定形外郵便のサイズとは
  2. 2.定形外郵便のサイズの料金の違い
  3. 3.定形外郵便の規格外の送り方
  4. 4.定形外郵便の規格外の送料を節約する方法
  5. 5.定形外郵便を送る時の注意点
  6. 6.定形外郵便の規格外サイズはそれぞれ送料が違う

定形外郵便のサイズとは

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いわゆる普通郵便として荷物を送るものは「定形外郵便」と呼ばれており、その中でもサイズと厚さによって「規格内」と「規格外」に分かれています。

定形外郵便が規格内か規格外かで料金や送り方が異なってくるため、自分が送ろうとする荷物が規格内と規格外のどちらに分類されるかを知っておくことが重要となります。また、場合によっては規格外のサイズでも上限サイズに収まらないこともあるため、その場合はゆうパックや宅急便を使用するのがベターであることもあります。

そこでこの記事ではまず、定形外郵便における規格内と規格外のそれぞれの最小サイズと最大サイズ、厚さについて説明していきます。

規格内のサイズ・厚さ

定形外郵便の規格内では、長辺34cm、短辺25cm、厚さ3cm、重量1kgまでの荷物を送付することができます。長辺と短辺の長さの上限はちょうどA4用紙と同じなので、A4用紙1枚よりも小さなサイズのものを規格内郵便で送ることができると理解すれば大丈夫です。ただし、厚さや重量の上限にも注意する必要があります。

また、規格内郵便の最小サイズは長辺が9cm、短辺14cmとなっています。円柱形の荷物などの場合は長さ14cm、厚さ3cm以上です。したがって荷物がこれよりも小さいという場合は梱包材を少し大きくして体積を増やす必要があります。

規格外のサイズ・厚さ

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定形外郵便の規格外の最大サイズは縦、横、高さの3辺の合計が90cm以下、重量が4kg以下となっています。サイズ的にはゆうパックや宅急便などの80サイズと100サイズの中間の大きさなので、ある程度大きな荷物でも送ることができます。

ただし、ゆうパックや宅急便と異なるのは長辺の長さが60cm以下という規定がある点です。また、最大重量の4kgというのは比較的軽い部類に入るため荷物によってはゆうパックや宅急便でないと送れない場合もあります。

定形外郵便のサイズの料金の違い

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同じ定形外郵便であっても規格内と規格外とで料金には違いがあります。少しややこしいのは、サイズによっても重量によっても料金に違いがあるという点です。

サイズによる料金の違いは規格内、規格外の2種類に分類されます。そして、その中でそれぞれ重量によって料金にさらに違いがあるという体系となっています。

なお、定形外郵便には通常料金に追加で料金を支払うことで簡易書留や一般書留、速達などのオプションを付与することができますがこの料金に違いはありません。また、補償や追跡番号システムの利用も、定形外郵便においては規格内、規格外ともに無しとなっています。

規格内の料金

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定形外郵便の規格内の料金は、荷物が50g以下の場合で最低料金の120円となります。そして100g以下であれば140円、150g以下なら210円、250g以下なら250円と重量が増えるにしたがって徐々に料金も増加していきます。

重量が500gを超えると料金は580円となり、レターパックプラスの全国一律520円と比較しても高くなってしまいます。そのため、サイズが小さくても500g以上の重いものの場合はレターパックプラスを使った送り方の方がお得になります。

規格外の料金

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定形外郵便の規格外の場合は最低料金が50g以下の場合で200円となります。そこから、規格内郵便のときと同様に重量に応じて料金も増加していきます。なお、サイズによる料金の違いはありません。

500g以上1kg以下であれば710円、1kg以上2kg以下であれば1040円、2kg以上4kg以下であれば1350円が料金となります。こちらも500gを超えると料金的にはレターパックプラスの方がお得な計算になるため、専用の封筒に入るサイズであればそちらを利用することがおすすめできます。

規格内と規格外の料金の違い

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上記のように、基本的には同じ重量であれば定形外郵便の中でも規格内より規格外の方が高い料金になることがわかります。この料金の違いの理由は、配達にかかる人件費の差ではないかと言われています。

規格外郵便の場合は荷物のサイズ的に郵便受けに入らないため、不在の場合は再配達の必要があります。最近では再配達がコスト面などから問題視されていますが、規格外郵便の場合はそこが料金に反映されていると言えます。

また、集荷の際にも規格内の定形外郵便は郵便ポスト投函のみで済むことからほぼ無人で済むのに対して、規格外郵便は郵便局の窓口で受付をして対応を行う必要があるためそこでも人件費がかかってしまいます。そのため、人件費の文だけ規格外郵便は同じ定形外郵便であっても規格内より高い料金設定となっていると考えられます。

定形外郵便の規格外の送り方

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定形外郵便の商品の送り方としては、基本的には「郵便局に持っていく」「ポストに投函する」「コンビニ内のポストに投函する」といった方法があります。

もちろん確実に送ることを考えれば郵便局に荷物を持っていくのが一番の選択肢ではあると思われますが、忙しい人の場合は中々郵便局の営業時間内に行くことが難しいこともあります。そこで、そんな忙しい人のためにここでは定形外郵便の規格外の送り方を一通り紹介していきます。

サイズで送り方が変わる

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定形外郵便の場合はそのサイズによって、つまり規格内か規格外かなどで送り方に違いが出てきます。

最大のポイントは、その定形外郵便がポストに入るサイズかどうかです。もしポストに入るサイズであれば、切手を貼って投函するだけという送り方も可能になります。しかし、物理的にポストに入らないという場合は郵便局に行く必要があるのです。

郵便局に持っていく

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一番確実な定形外郵便の送り方は郵便局に行ってそこで手続きをするというものです。もちろん郵便局内にポストもあるのでそこで投函することが可能ですが、窓口で手続きをしてもそれほど時間はかかりません。

特に、重量やサイズによって料金の異なる定形外郵便においては切手を貼ってポストに投函するとなると最悪、料金が足りなくて受け取った側の人が支払う羽目になるということもあります。しかし、郵便局の窓口で手続きをすればそんなミスの心配も無用です。

また、書留や速達などのオプションをつけたいときも郵便局の窓口に行くという送り方をする必要があります。そのため、それらのオプションをつけたいという場合は面倒でも郵便局まで出向いて手続きをするのが確実です。

ポストに投函する

定形外郵便の荷物のサイズや厚さがポストに入るものであれば、郵便局まで行かずともポストに投函するだけで送ることが可能です。この場合、必要な料金などは自分で重さやサイズ、厚さを図ったうえで調べてその料金に応じた分の切手を貼る必要があります。

ただし、この場合は切手として貼った分のお金が配達料金に達していない場合着払いとなり、受取人に負担をかけてしまいます。また、書留や速達などのオプションをつけることも不可能です。そのため、やや上級者向けの送り方であると言えます。

コンビニのポストに投函する

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上記と似たような送り方にはなりますが、一部のコンビニの中にもポストがあるので同じようにして定形外郵便を送ることが可能です。ただし、あくまでコンビニ内にポストが置いてあるだけなのでコンビニ店員に手続きをしてもらうことは不可能です。したがって、書留や速達などのオプションはつけることができません。

また、コンビニでは店員による手続きは行っていないものの切手を購入することはできます。したがって、郵便局まで行っている時間はないけれども手元に切手がないという人はコンビニで切手を購入してその場で貼ってポストに投函するという送り方もできます。

なお、コンビニごとに郵便ポスト内の荷物の集荷時間には違いがあるため、それによって一日の前後がある可能性は存在します。

定形外郵便の規格外の送料を節約する方法

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この記事でも紹介しているように、定形外郵便の規格外の料金はサイズが大きいこともあり、やや割高となっています。そこで、ここからはその料金を節約するための送り方について解説していきます。

また、荷物の厚さや重量、サイズによっては定形外郵便の規格外ではなく他のサービスを使った方がお得に遅れる場合もあります。そういったサービスの使い分け方についてもここで紹介していきます。

送料を切手で支払う

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定形外郵便は規格外、規格内のサイズともに切手払いが可能となっています。郵便局に荷物を持参して手続きを行う場合でも、先に切手を貼っておけば後は重量だけを測定して窓口の人が荷物を受け取ってくれます。そのため、家に余っている切手がある場合はその料金に応じた分を貼ればいいのです。

例えば定形外郵便の料金が120円の場合は必ずしも120円切手を貼らないといけないというわけでもありません。合計で120円であれば、どのような切手の組み合わせでも大丈夫です。

120円分であれば、50円切手2枚と10円切手2枚、合計で4枚を封筒に貼るというような切手の使い方ができます。そのような送り方をしても基本的には同じ定形外郵便でサービスの内容には変わりはないので、手元にある切手に応じて柔軟に対応するのがおすすめです。

チケットショップで切手を仕入れる

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切手を使って定形外郵便の料金を節約するために、チケットショップで切手を仕入れて使用するのがおすすめです。これは定形外郵便のどのサイズ、重量の荷物にも応用可能な方法です。

チケットショップでは定価よりも安く切手が売られています。時期によっては定価の90%かそれ以下で販売されていることもあります。しかし、定形外郵便の送料は切手を使っても使わなくても変わらないため、チケットショップで購入した切手を使用することで定形外郵便の送料を10%以上節約することも可能なのです。

定形外郵便、特に規格外の送料は複数個口の場合1000円以上になることも多いため、チケットショップで切手を購入して使用するだけで100円以上も節約することができるのです。

クリックポスト・スマートレターを使う

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定形外郵便は基本的に重さによって送料が決まり、特に重いものほど割高になる傾向があります。でも中には、厚さが薄くサイズも小さいのに重量がそれなりにある荷物もあり、そのようなケースでは定形外郵便を使うとかなり高くつくことも多いです。

そういった場合には、クイックポストやスマートレターなどの定形外郵便以外の他のサービスを使用した方がお得に荷物を送れることがあります。

クイックポストなら厚さ3cm以下で一律188円、スマートレターならA5サイズで厚さ1cm以内なら180円と定形外郵便の最低価格よりも安いので、サイズや重量によって定形外郵便と他のサービスを使い分けるのがおすすめです。

定形外郵便を送る時の注意点

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ここまでは定形外郵便の最大サイズや最小サイズ、重量規定、メリットや送料の節約の仕方などについてお伝えしてきました。ただし、定形外郵便を送るときは注意しなくてはいけない点もあります。

それほど数は多くありませんが、定形外郵便を使ってトラブルになったという例もあります。そこで、定形外郵便を使う上で注意しなくてはいけない点についてこの記事の最後にお伝えしていきます。

破損・紛失の保証はない

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定形外郵便を使う上で第一に注意しなくてはいけないのは、定形外郵便には破損や紛失の補償はないという点です。しかも、荷物の追跡も基本的には不可能です。めったに起こることではないとはいえ、特に高額商品を送る場合にはネックになりやすい点です。

定形外郵便には、いわゆる「お問い合わせ番号」や「追跡番号」がありません。そのため、もし紛失等が起きても荷物の行方を追跡することができないのです。

高額な商品を送るのであれば、サイズや重量などに関わらずゆうパックなどの補償がついているサービスを使うことをおすすめします。

規格外の〒は他にも送る方法がある

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定形外郵便の規格外のサイズの荷物であれば、他に似たような送り方というものはたくさんあります。大切なものや高額なものは定形外郵便ではなくゆうパックや宅急便などを用いるのがベターです。

また、定形外郵便であっても書留のオプションをつけることも可能です。送料だけで見れば損になるケースもありますが、紛失した際に大きなコストになりうるものの場合は送料の違いにこだわらず補償内容などをしっかり見てサービスを選ぶべきです。

定形外郵便の規格外サイズはそれぞれ送料が違う

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この記事では、定形外郵便の規格外、規格内サイズの送料や送り方、注意点などについてお伝えしてきました。定形外郵便の規格外の特徴として、サイズではなくその重量によって送料に違いが出てくるというものがあります。

補償がないことなども含めて、そのメリットやデメリット、使い方をしっかり理解したうえで利用すれば定形外郵便は規格内、規格外ともにお得なサービスです。

次に荷物を送るときにはそのサイズや重量、中身に合ったサービスを選ぶことで節約もできてスムーズに手続きを進めることができます。

小林勇太
ライター

小林勇太

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