「失礼いたしました」の意味
「失礼いたしました」の意味には「相手に対して礼儀に欠けていることをした」という意味があります。今回は、「失礼いたしました」の意味や使い方、敬語での使い方をご説明していきます。
メールでの使い方についてもご紹介していくので正しい「失礼いたしました」の使い方を理解していきましょう。英語での「失礼いたしました」の表現についても一緒にご説明していきます。「失礼いたしました」を正しく使えるように最後までしっかりと読んでみて下さい。
相手に対して礼儀に欠けていることをした
「失礼いたしました」の意味「相手に対して礼儀に欠けていることをした」です。「失礼いたしました」は仕事でもプライベートでも使うことができる言葉になります。「失礼いたしました」の「失礼」には、「相手に対して礼儀に欠けていることをした」という意味があります。
相手によっては先に会社を退社する時に「お先に失礼いたします。」「失礼いたします。」というような使い方をする場合があります。これは相手の部屋の入ることに対して「お邪魔します」「お邪魔しました」という意味での使い方となります。
面接の場面での入室する時や退室する時に「失礼いたします」ともいう使い方もあります。この場合の意味には「時間を取っていただいて」という意味も含まれた「失礼いたします」となります。部屋を出る場合「失礼いたしました」を使うのは不適切という意見もあります。
「わざわざ時間をととらせてしまい申し訳ない」という意味を込めて「失礼いたしました」という使い方をするという考えもあります。よって、「失礼いたしました」の意味「相手に対して礼儀に欠けていることをした」となります。
「失礼いたしました」の類語
それでは、「失礼したしました」の意味「相手に対して礼儀に欠けていることをした」という意味が分かったところで「失礼いたしました」の類語とご紹介していきます。「失礼いたしました」の類語には「申し訳ございません」「すみません」「お詫び申し上げます」「ごめんなさい」という類語があります。
それぞれの「失礼いたしました」の類語の意味と使い方についてもご紹介していきましょう。それでは、「失礼いたしました」の類語「申し訳ございません」についてからご紹介していきます。
申し訳ございません
「失礼いたしました」の類語「申し訳ございません」です。例えば電車が遅れて遅刻してしまった場合に相手に遅れてしまって申し訳ないという意味で「申し訳ございません。○○線がとまっていたので遅れてしまいました。」という使い方ができます。
同じ意味として「失礼いたしました。○○線がとまっていたので遅れてしまいました。」となります。よって、「失礼いたしました」の類語「申し訳ございません」となります。
すみません
「失礼いたしました」の類語「すみません」です。「失礼いたしました」の類語として「すみません」があります。「失礼いたしました」の類語「すみません」を使った例文をご紹介します。
「すみません。マイクの調子が整っていないようで聞きにくい点があったとの指摘を受けました。もう1度、要点をお話いたします。」となります。同じ意味として「すみません」を「失礼いたしました」と言い換えることができます。よって、「失礼いたしました」の類語「すみません」となります。
お詫び申し上げます
「失礼いたしました」の類語「お詫び申し上げます」です。「失礼いたしました」の類語として「お詫び申し上げます」という使い方ができます。「失礼いたしました」の類語「お詫び申し上げます」を使った例文をご紹介します。
「この度は、ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。重ねてお詫び申し上げます。」となります。「失礼いたしました」と同じ意味で使うことができるので覚えておきましょう。よって、「失礼いたしました」の類語「お詫び申し上げます」となります。
ごめんなさい
「失礼いたしました」の類語「ごめんなさい」です。「失礼いたしました」の類語として「ごめんなさい」を使うことができます。「ごめんなさい」を使った使い方例文をご紹介していきます。
「ごめんなさい。今日は子供が急に熱を出したので欠席します。本当にごめんなさい。」という使い方があります。「失礼いたしました」で同じ意味で言い換えることができる類語になります。よって、「失礼いたしました」の類語「ごめんなさい」となります。
「失礼いたしました」の敬語表現
それでは、「失礼いたしました」の敬語表現についてご紹介していきましょう。「失礼いたしました」は敬語としても成り立つ表現になっています。「失礼いたしました」は敬語表現になっているので、年上の方や敬う必要がある人に対しての使い方も可能です。
「失礼いたしました」は敬語表現としてどのような使い方ができるのでしょうか。詳しく「失礼いたしました」の敬語表現についてご説明していきましょう。
「失礼いたしました」は敬語として成り立つ
「失礼いたしました」の敬語表現「「失礼いたしました」は敬語として成り立つ」です。敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3つの種類があります。「失礼した」には自分自身の行動を表す謙譲語、もしくは丁寧語を使っている言葉になります。
「いたす」は「する」の謙譲語です。よって、「失礼いたしました」は敬語として成り立ちます。「失礼しました」は、「します」は「する」の丁寧語です。
ですので、敬語にはなります。しかし、目上の方であったり、上司に使ったりする場合は「いたしました」という敬語の謙譲語として「失礼いたしました」を使うことをおすすめします。よって、「失礼いたしました」の敬語表現「「失礼いたしました」は敬語として成り立つ」となります。
「失礼いたしました」の使い方
それでは、「失礼いたしました」はどのような使い方が正しいのでしょうか。「失礼いたしました」の正しい使い方は「様々なシーンで使用可能」となっています。実際にどんなシーンで「失礼いたしました」を使うのか解説していきましょう。それでは、「失礼いたしました」の正しい使い方をご紹介していきます。
様々なシーンで使用可能
「失礼いたしました」の使い方「様々なシーンで使用可能」です。「失礼いたしました」は色々なシーンで使うことができる言葉です。「失礼いたしました」と一言添えることによって相手への配慮の気持ちを表すことができます。相手に対しても印象をよくすることができます。
「失礼いたしました」は礼儀に欠けている場面、些細な失礼であったり手間であったりがある場面に使うことができます。自分のとった行動によって相手に迷惑をかけてしまった場合のお詫びの謝罪の言葉ではありません。
その場面であったり、状況であったりによって「失礼いたしました」「申し訳ございませんでした」などの類語を使い分けていきましょう。よって、「失礼いたしました」の使い方「様々なシーンで使用可能」となります。
「失礼いたしました」のメールで使える例文
「失礼いたしました」の使い方は「様々なシーンで使用可能」ということが理解できたことでしょう。では、「失礼いたしました」のメールでの使い方例文をご紹介していきます。「失礼いたしました」メールでも使える言葉でもあります。
「失礼いたしました」のメールでの使い方例文についてご紹介していきましょう。今回ご紹介する「失礼いたしました」のメールで使える例文は「大変」「乱文」の2つについてご紹介していきます。それぞれのメールでの使い方を理解していきましょう。
大変
「失礼いたしました」のメールで使える例文「大変」です。「大変」は「失礼いたしました」に付け加えて一緒に使うことが多い言葉の1つになっています。「大変」を付け加えることで「失礼いたしました」の意味を強調して丁寧にすることができます。
「大変失礼いたしました」という使い方ができます。「大変失礼いたしました」を使ったメールで使える例文をご紹介しましょう。「本日は時間に遅れてしまいまして、大変失礼いたしました。」「大きな音で騒いでしまい、大変失礼いたしました。」
「勘違いしておりました。大変失礼いたしました。」というメールでの使い方ができます。よって、「失礼いたしました」のメールで使える例文「大変」についてご説明してきました。
乱文
「失礼いたしました」のメールで使える例文「乱文」です。「失礼いたしました」は会話だけではなくメールや手紙などの文章でも使うことができます。メールや文章で「失礼いたしました」を使う時には「乱文」と付け加えることがあります。
「乱文」を付け加えた「失礼いたしました」のメールでの使い方をご紹介しましょう。「乱文失礼いたしました。」「乱筆乱文失礼いたしました。」となります。メールの最後に付け加えることができるでしょう。よって、「失礼いたしました」のメールで使える例文「乱文」についてご説明してきました。
「失礼いたしました」の英語表現
それでは、「失礼いたしました」の英語表現についてご紹介していきます。「失礼いたしました」の英語表現には「ビジネスで使う丁寧な謝罪」という意味の英語表現になります。具体的に「失礼いたしました」の英語表現についてご紹介していきましょう。
英語でも「失礼いたしました」を意味する英語はあります。英語でも「失礼いたしました」が表現できるとビジネスの場面でも活躍してくれることでしょう。それでは、「失礼いたしました」の英語表現についてご紹介していきます。
ビジネスで使う丁寧な謝罪
「失礼いたしました」の英語表現「ビジネスで使う丁寧な謝罪」です。ビジネスで使う丁寧な謝罪の場合は「apologize(動詞)」「apologies(名詞の複数形)」を使います。英語での「apologize for○○」は「○○に関しては申し訳ございません」という意味です。名詞で使うなら複数形になります。
複数形にすることで「たくさんお詫びをしている」という意味を込めることができます。英語で「accept one's apologies」は「誰をお詫びを受け入れる」という意味となります。よって「誰を許す」という意味になります。「失礼いたしました」の英語表現「ビジネスで使う丁寧な謝罪」について例文をご紹介しましょう。
「返信が遅れまして申し訳ございません。」の英語表現は「I apologize for my late reply.」となります。また、「ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。ご理解よろしくお願いいたします。」の英語表現は「We apologize for any inconvenience this may cause. Thank you for your understanding.」となります。
「大変申し訳ありませんでした。」の英語表現は「Please accept my sincere apologies.」となります。謝罪の意味をもつ英語表現として定番の「sorry」があります。カジュアルな響きが強くなっています。ビジネスの場面では通用しません。
「I'm sorry.」という英語表現は「ごめんなさい」という日常会話での謝罪になり「I am sorry」はよりフォーマルな表現になります。「ごめん。今ぶつかりましたね。わざとではありません。」は「Sorry! I just hit you! I didn't mean to hurt you.」となります。
「邪魔して申しわけないのですが、はしに寄ってもらえますか?」は「I'm sorry to bother you, but could you please move to the corner.」となります。「sorry」以外にカジュアルな謝罪には「my bad」「my fault」があります。日本語では「わりい!」に近いニュアンスになります。ビジネスでは使えません。
「悪い!明日と勘違いしていました。」は「My bad! I thought we were meeting the tomorrow」となります。「ああ!牛乳買うの忘れてた!ごめん!」という意味では、「Oh my God. I forgot to pick up the milk. That's my bad.」となります。
「失礼いたしました」を正しく使用しよう!
「失礼いたしました」の正しい使い方についてご紹介してきました。「失礼いたしました」は敬語で謝罪をする時に使うことができます。「失礼いたしました」を使うことでビジネスの場面でも様々なシーンで使うことができる言葉になっています。今回ご紹介した「失礼いたしました」のついての正しい使い方を理解しておきましょう。