組紐の結び方や種類を解説!初心者でも簡単にできる作り方やおすすめの本は?

組紐の結び方や種類を解説!初心者でも簡単にできる作り方やおすすめの本は?

アニメ映画でも話題となった組紐にはたくさんの結び方の種類があります。その組紐の種類や簡単な結び方について紹介します。結び方をマスターして髪飾りやアクセサリーのワンポイントとして、又ブレスレット等にして楽しんでみましょう。

記事の目次

  1. 1.組紐の結び方とは
  2. 2.組紐の種類【組み方】
  3. 3.組紐の結び方の種類
  4. 4.組紐の結び方の意味
  5. 5.簡単!組紐の結び方
  6. 6.組紐の結び方をマスターすれば髪飾りや浴衣に活用できる

組紐の結び方とは

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カラフルな紐が結ばれた「組紐」を知っていますか。複雑そうに見える結び方で結ばれた組紐の結び方はどういったものなのでしょうか。誰でも簡単にできるのでしょうか。組紐の結び方やそれぞれの結び方に込められた意味や種類について紹介します。

その名の通り組んだ紐のこと

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組紐とはその名の通り、紐を組んで作られた物です。適度に伸縮性のある細い糸を使用し、斜めに交差をさせながら組んでいきます。

組紐に使用される紐そのものは縄文時代から存在していましたが、組紐を製造する技術に関しては奈良時代に仏教と共に大陸から伝わったとされています。それから仏具や法衣等の飾り紐として使われるようになりました。

平安時代に入ると武具や巻き物用として強度と実用性を重視した組紐が作られ、江戸時代には刀の下緒や羽織の紐として使用されました。明治時代に入り廃刀令が施行されたことにより、和装の帯締め等で使用されたことから一般に広まり、それが現代にも繋がっています。

「君の名は」で世界各国で注目が集まった

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そしてこの組紐は2016年に公開された新海誠監督の映画「君の名は。」の中でヒロインの三葉が髪紐に使用し、物語のキーにもなっていたことから世界中に知られ、日本で組紐を製造する会社にも大きな影響を与えました。

組紐の種類【組み方】

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ではそんな組紐を自分でも作ってみたいと思った場合、どうすれば良いのでしょうか。組紐の結び方や必要な道具、結び方の種類についてまずは見てみましょう。まずは組紐作りに必要な道具からです。

組紐を作る道具

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まず組紐に1番重要な糸です。組紐の糸は基本的には絹糸を使用します。しかし化学繊維を含んだ糸の方が安く手に入りやすい為、そちらを使用しても構いません。

綿糸である刺繍糸やレーヨンで作られたリリアンコード、毛糸でも組紐を作ることができます。これらは100円ショップ等で安く手に入れることができるので、初心者の方はいきなり絹糸を使用するよりもこうした糸を使用する方が無難でしょう。

帯締めや和風の小物等、高級感のある物は柔らかい光沢を持った絹糸で組まれているものがほとんどです。刺繍糸や毛糸に比べると値段も高いですが、本格的な組紐を作りたいという方は手芸屋やネットショップ等で購入してみましょう。

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次に、組紐を組む際に必要な「組台」です。組台は初心者の方であれば基本的には鏡である上板の部分が正方形になっている「角台」を使用します。

その他に鏡と脚、下板で組み立てられ、組んだ時に組み目の美しさを感じられる「丸台」、複雑な結び方をできる「高台」、現代では見る機会の減ってしまった木製で手動の「内記台」と呼ばれる物があります。

そして、薄く平たい組紐を作る際に使用する「綾竹台」という台もあります。この綾竹台では帯締めや羽織紐等といった着物や浴衣で使われる組紐を作ることができます。自分が作りたい組紐の結び方によって台を変えなければいけません。

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又この他に組紐の糸を組台に垂らす際に使用する「組玉」というおもりも必要です。組台が丸台や角台の場合は「錘板」という物を使用することもあります。組紐を作る際はこの組玉や錘板に糸を巻き付けて糸を結んでいきます。

組紐の主な種類

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組紐は結び方に合わせて台を変える為、その分組紐の結び方の種類もいくつかあります。代表的な物は「角打ち」、「平打ち」、「丸打ち」の3種類です。この他に花の形が作られる「飾り結び」もありますが、これらの組紐については後程詳しく紹介します。

組紐の基本的な組み方

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組紐に種類が様々あるということは結び方もそれぞれにあるということです。それぞれの結び方を見る前に、基本中の基本である結び方を紹介します。

まずは必要な量の糸に分ける糸割りを行い、糸を染色していきます。糸の染色は自分の望む色になるまで何度も行います。糸が乾いたら糸繰りと呼ばれる糸を巻き芯に巻き取る作業をし、その糸から何本かを組紐の太さや重さに合わせてまとめる糸合わせをします。

まとめた糸を八丁という機械を使いねじった後、作りたい組紐に合わせて糸の長さや束ねる糸の本数を厳密に調整していきます。その糸を組玉等のおもりに巻いてから組台に付けます。そこまでできたらやっと組む作業に入ります。

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紐を組んでいき、その後紐をほぐして房を付けていきます。そしてその房に水蒸気を当てユの詞と呼ばれる作業をし、糸のシワや縮んでしまった所を綺麗にします。最後に組紐の房を保護する為にセロハンを巻く等して完成です。

組紐の結び方の種類

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ではここからは先程紹介した「角打ち」、「平打ち」、「丸打ち」、「飾り結び」といったそれぞれの組紐の結び方の種類について詳しく見ていきましょう。浴衣を着る際の髪飾りやブレスレットに等、それぞれの組紐が活用される場面についても一緒に紹介します。

断面が四角になる「角打ち」

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まず「角打ち」は紐の断面が四角になる組紐のことで、「角組紐」とも呼ばれます。シンプルな見た目ですが、そのシンプルさ故にキーホルダーや男性向けのアクセサリーとして作られることが多いです。

ブレスレットなどに用いられる「平打ち」

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次に「平打ち」はリボンのように断面が平たいのが特徴の結び方です。幅が広くなる為、断面のデザインを楽しめます。女性用の浴衣や着物の帯締めとして使用されることが多い他、ブレスレットやストラップとしても使用されます。

Photo bysweetlouise

平打ちのブレスレットの定番と言えばミサンガです。最近ではミサンガのような平打ちのブレスレットを特別な組紐用の道具を用いること無く作成できるキットも販売されています。

凸凹や数字が書かれた四角いボードで販売されていることが多く、書かれている数字の順番に凸凹の部分に紐を引っ掛けていくだけで簡単にミサンガのようなブレスレットを作成することができます。値段も安価な物が多い為、初心者の方にもおすすめです。

こうしたキットを活用するだけで簡単にブレスレットが作れると組紐への親近感も湧き、簡単に日本の文化に触れることもできます。こうした物を活用し、ブレスレット等を作ることから組紐に触れてみましょう。

巾着袋などに用いられる「丸打ち」

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次に「丸打ち」は断面が丸くロープのような仕上がりになる結び方です。可愛らしい見た目となるこの結び方は巾着袋の持ち手の紐や髪飾りとしても多く使用されています。又、こちらもブレスレットにされる方も多いです。

花などの形にする「飾り結び」

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そして「飾り結び」はその名の通り、組紐を結んでいくことで花の形等の飾りとなる組紐を作る結び方のことです。祝儀袋の水引に施されている結び方もこの飾り結びです。その他に神社や寺院にある仏具やお守り等にも飾り結びが使用されています。

組紐の結び方の意味

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

組紐の代表的な結び方である角打ち、平打ち、丸打ちの3種類には特別な意味はありませんが、飾り結びには実は結び方に意味が込められています。飾り結びには更に様々な種類が存在する為、それぞれの結び方の種類と共に意味を見てみましょう。

組紐の飾りの結び方によく用いられるモチーフ

Photo bycoliwob

組紐の飾り結びとしてよくされる結び方は、「梅結び」、「菊結び」、「あわじ結び」、「総角結び」、「二重叶う結び」、「玉房結び」、「とんぼ結び」、「かごめ結び」の8種類が代表的です。ではそれぞれの組紐の結び方に込められた意味を見てみましょう。

梅結び

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まず「梅結び」はその名の通り、梅の花のように5枚の花びらを作り梅の花をイメージして結ばれる結び方です。

飾り結びの中では最もポピュラーな結び方で、5枚の花弁を持つ梅の花の姿から人と人とを繋ぐという意味が連想される為、人との絆や人脈、縁等を表す時に使用される結び方です。無病息災や魔除けの意味もある為、縁起の良い結び方として重宝されています。

そうした意味から結婚式等のお祝い事の祝儀袋でよく見かける結び方です。又、インテリアとして使用される他、浴衣や着物を着る際の髪飾りとしてもよく使用されます。飾り結びとしては比較的簡単な結び方であることも人気の1つです。

菊結び

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次に「菊結び」もその名の通り、結んだ形が菊の花に見える結び方です。こちらも梅結びと同じく浴衣や着物等を着る際の髪飾りとしてよく使用されます。

菊と言えば葬儀等の花として使用されるイメージがありますが、菊の花には延命長寿の花として知られ、昔から漢方の生薬、食用として使われてきました。そうしたことからこれからの人生が良い物であるようにとの願いや末永く生きるようにとの願いが込められています。

又、菊の花は菊花紋として天皇家の御紋でもあります。そうしたことから品位や品格のある花として日本では好まれており、パスポートの表紙に描かれる等、日本人にとっては馴染みの深い花です。髪飾りのワンポイントにすればそうした品位を演出することもできます。

あわじ結び

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次に「あわじ結び」は左右の端を引っ張ると固く結べることから人生に一度で良いお祝い事、つまり結婚式等の祝儀袋等で使用される結び方です。結び方そのものに「生涯一度きり」という意味も込められていることも有り、そうした場面で多く使用されます。

総角結び

Photo bybluemorphos

次に「総角結び」は日本が飛鳥時代だった7世紀頃からある古い結び方で、古代男子がしていた「角髪」という髪形から作られた結び方です。魔除けの意味がある結び方で神社や仏具に施す飾り結びとして昔からよく使われています。

二重叶結び

Photo by Kanko*

次に「二重叶結び」は結び目の表が「口」、裏が「十」の字に見え、それらを合わせると「叶」という連想されることからこの名前が付きました。この漢字から願いが叶うという意味があり、お守りや水引で使用される他、願掛けとしてもこの結び方がよく使われます。

玉房結び

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次に「玉房結び」は牡丹の花がモチーフの結び方です。6つの耳が出た菱形をした特徴的な結び方で、飾り結びの中でも簡単にできる結び方ではありません。出来上がりの華やかな見た目からブローチ等のアクセサリーやストラップ、コースター等で使用されます。

とんぼ結び

Photo byHans

次に紹介する「とんぼ結び」は羽を広げたとんぼの姿をモチーフにした結び方です。浴衣や着物等の帯飾りやストラップ等でよく使用されます。

とんぼは前に進むことはできますが後ろに後退することができず、後ろに下がりたい時は来た道と同じ軌道でバックする形をとります。そのことから昔から戦から無事に帰ってくる縁起の良い虫、又勝利の象徴として「勝ち虫」とも言われてきました。

そうしたことから武将が被る鎧兜の前立てや武具等にとんぼを起用されていました。戦国武将では織田信長の兜の前立てがとんぼでした。敵に背中を見せないという意味もあり、縁起の良い結び方として現在でも使用されます。

かごめ結び

Photo by Donald Lee Pardue

最後は「かごめ結び」です。かごめ結びはその名前からも想像できるように、結び目が籠の目のように見えることからその名前が付けられました。又、龍の目だと認識されることもあります。結び方には十角と十五角という結び方があります。

簡単!組紐の結び方

Photo by sayo-ts

では飾り結びの意味が分かった所で、それぞれの結び方について紹介します。組台などの道具が無くてもできる物ばかりですので、浴衣や着物を着る際の髪飾りや、ブレスレット等のアクセサリーとして等、様々な場面のワンポイントとして活用してみましょう。

梅結び

Photo by Go Imai

まずは「梅結び」からです。基本的な結び方とより簡単な結び方の2つの方法を紹介します。初心者の方はより簡単な方からやってみましょう。

まず紐を2つ折りにし、一方をもう一方の紐の下に折り返しながら2回くぐらせます。次に折り返した紐の上を通り、最初の工程でできた1つ目の輪に下から通します。輪ができるごとに紐の交わる部分にピンを留めておくとずれません。

今まで触っていなかった片方の紐を上に向かって折り返し3つ目の輪と上に折り返したことでできた紐のたるんだ部分に通します。その後2つ目の輪と、この紐が通ってきた箇所にできた紐のたるみの部分を通します。

Photo by coniferconifer

最後にピンを外し、それぞれの輪を外側に、余った紐の部分を下に向かって引っ張り形を整えれば完成です。浴衣や着物を着る際の髪飾り等のアクセントとして使えるかわいらしい飾り結びができあがります。

Photo by cotaro70s

次に今紹介した結び方よりも更に簡単な結び方です。まず紐でT字を作り、T字の縦棒にあたる紐2本を揃えて下へ流します。

下に流した紐を上に上げ、T字の右部分を斜め左下へ折ります。T字の左側を真ん中にできた輪の中に通しながら右へ流し、上に上げた2本の内の右側の紐を引っ張り開きます。上に上げた2本を下に下げ、左の方にできた輪を右斜め上へ折って下さい。

そして右下にできている輪を真ん中の紐が密集している所を通しながら左上へ流します。最後にできている輪をそれぞれ外側に引っ張り形を整えれば完成です。梅結びは比較的簡単ですが、慣れていない方はこちらの方法を試してみましょう。

菊結び

Photo by coloredby

次に「菊結び」です。菊結びも浴衣や着物を着る際の髪飾り等に用いることができる飾り結びの為、着る機会のある方は活用してみましょう。

まず、上、右、左に輪を作り、余った部分は下へ流します。上、右、下の順に時計回りに紐を折り、左はこれによってできた真ん中の輪に通し軽く引っ張っておきます。次に上、左、下の順に半時計回りに紐を折ります。

右の輪は上から折ってきた紐の中を通し、通した紐と先に折っていた4カ所の紐をそれぞれ外側に引っ張ります。最後に中心近くにできた小さい輪の形も整えれば菊結びの完成です。紐を時計回り、半時計回りに折るだけですので菊結びも簡単です。

トンボ

Photo byTopSeed

次に「トンボ結び」です。こちらも完成すると可愛らしいトンボの形ができあがる為、浴衣や着物を着る際の髪飾りやちょっとしたファッションのワンポイントとして使えます。

まず、長細い2つの輪を作り並べます。右端の紐を左の輪に下から遠し、左端の紐は右の輪に上から通し左から通した紐を引っ張り結び目を締めます。この作業を繰り返すことでトンボ結びを作りますが、初めの2回はトンボの羽になる為、羽の大きさ分少し緩めておきます。

好みの大きさまで同じ結び方を繰り返したら紐を数ミリだけ残して切り完成です。紐を切った部分は熱を加えて溶かすとほどかないようにくっつけることもできます。浴衣を着る際以外にも子供の持ち物のワンポイントとしてもおすすめです。

かごめ結び

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次に「かごめ結び」です。まずはかごめ結びの十角から紹介します。まず、紐の片方を長くとって輪を作り、もう一方の紐の上に乗せます。

そしてUターンするように折り、紐にぶつかるごとに紐の上、下、上の順で通します。もう一度Uターンをするように折り、同じように紐にぶつかるごとに紐の上、下、上の順で通します。最後に形を整えて完成です。

次に十五角は紐の片方を長くとって2つ折りにし輪を作り、その輪の中を下から通します。そしてもう一方の紐を持ち上げ左から紐にぶつかるごとに紐の上、上、下、上と通し、更に最初に触っていた紐を上に持ち上げ左から紐の上、下、上、下、上、下と通し、最後に形を整えれば完成です。

あわじ結び

Photo by reikow101277

次は結婚式等の祝儀袋で見られる「あわじ結び」です。まず紐を2つ折りにし、左側の紐で輪を作ります。

その輪に右の紐を乗せ、左の紐の下を遠し、更に輪の上の紐の上から、輪の下から、右の紐の上から、更に輪の下からと順に通していきます。最後に形を整えればあわじ結びの完成です。この結び方を繰り返し、紐を引き締めていくと「あわじ玉」という結び方もできます。

他の飾り結びと比べても比較的簡単な為、水引を使って結び、祝儀袋に自作のあわじ結びを付けてみるのもおすすめです。あわじ玉は髪飾りのワンポイントやピアスやイヤリングのパーツ等で使用することができます。

総角結び

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次に「総角結び」です。総角結びは完成した後に中央の紐の結び目が「入」という漢字のようになっていれば「入形」、「人」になっていれば「人形」と呼びます。

総角結びはまず紐を2つ折りにし、左側の紐を一巻きします。この巻いた時に紐を上から出せば入形、下から出せば人形になります。次に右の紐を左の輪に上から通し、右で一巻きし、2つの輪で眼鏡のような形を作ります。

真ん中の結びの真ん中の空間に指を入れてそれぞれの輪の結び目に向かって外側に開いていきます。最後に上下左右に伸びた輪や紐を引っ張り締めれば完成です。総角結びの人形の方は鎧兜の装飾としてよく使われます。

二重叶結び

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次に「二重叶結び」です。まず下に向かって紐を2つ折りにし、上に上げながら左方向に折り曲げます。折り曲げた部分を中央にできた輪の中に下から通して下さい。

次にそのまま左側へ折り返し、近くにある輪の中に下から通します。そして上に流している2本の紐を通してきた輪の中に下から入れ上に上げます。左右にできた輪の大きさが均等になるように左右に引っ張り整えます。

最後に裏返し上に飛び出ている輪を中央の結び目に通し再び全体を表に返せば完成です。お守り等でよく見られる結びが完成しています。手作りでお守りを作る際にもこうした結び方ができると本格的なお守りを自分でも作ることができます。

玉房結び

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最後は「玉房結び」です。こちらはあわじ玉よりも凸凹した玉形の飾り結びになります。まず、紐を2つ折りにし、右側の紐で輪を作ります。

左側の紐を右の輪の下を通って右の輪の上の方の紐に引っ掛け折り返し、紐にぶつかるごとに紐の下、上、下、上の順に通していきます。紐をそれぞれ外側に送っていき、中央の結び目を小さく整えておきます。

中央の結び目に向かって右の紐は上の輪の下から通って遠し、左の紐は上の輪の上から中央の結び目に通します。最後に上の輪と下に流した紐を上下に引っ張り締め、球状になるように形を整えれば完成です。

組紐作りにおすすめの本

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こうした組紐の結び方や基本的な知識について紹介している本がいくつか販売されています。販売されている本の中から3冊おすすめの物を紹介します。

まずは、組紐を制作する際に必要な道具のこと等、基本的なことから知ることができる「かわいい組ひもの教科書」です。こちらは大学で講師をされ、日本のみならず海外のワークショップにも招かれる多田牧子著書です。

2冊目はこちらも多田牧子著書の「うつくしい組ひもと小物のレシピ」です。組紐に関する基本的な知識だけでなく、小物を作るレシピも掲載されている為、道具を用意すれば読んですぐ組紐作りに取り組むことができます。

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3冊目は、茶器袋物師の永井亜希乃著書の「はじめてでも必ずできる飾り結び」です。飾り結びの結び方についてたくさん紹介されています。初心者の方でも簡単にできる結び方も掲載されている為、これから組紐、飾り結びに取り組もうとする方におすすめです。

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結婚式のお呼ばれに着物は華やかさや礼装の高さで、喜ばれる服装です。但し着物のマナーを知っておくことが大事です。着物のマナーには親族・友人関係による着物の選び方や既婚未婚による違いや結婚式のお呼ばれではNGになる色味や柄・コーデもあるのです。

組紐の結び方をマスターすれば髪飾りや浴衣に活用できる

フリー写真素材ぱくたそ

組紐は可愛らしさと華やかさとを兼ね備えた日本の良き文化です。紹介した結び方を覚えれば、浴衣や着物を着る際の髪飾りやアクセサリーのワンポイント、ブレスレット等、多くの場面で活用することができます。この機会に日本の良き文化を身に付けてみましょう。

sadah
ライター

sadah

エレクトーンやピアノを演奏する音楽大好き人です!たまに弾き語りもやります。聴くのが好きなのはロック、演奏するのはディズニーや映画・ドラマ音楽などを中心にいろいろ演奏します♫演奏をして音楽を届けるように、様々な楽しい記事をお届けできるように頑張ります!

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