ヒップリフトで得られる効果
ヒップリフトとは、腰回りの筋肉や大臀筋、体幹を鍛えることで、名前の通り、お尻に関係する筋肉を引き締めて、うっかり男性が見惚れてしまうような美しいお尻に変貌させるトレーニングです。ここでは、ヒップリフトによるヒップアップ効果と姿勢の矯正について紹介します。
ヒップアップ効果
ヒップリフトは、お尻の筋肉である大臀筋を鍛えるのに最適です。大臀筋を鍛えることで、お尻の無駄な脂肪を燃焼させるだけでなく、大臀筋を引き締めることでお尻自体を綺麗な形に仕上げ、グッとお尻の位置も高くなります。
お尻が引き締まることで、脚はスラッと脚長に、ボディスタイルまでもが綺麗に整います。まさにジーンズが似合う極上のスタイルが出来上がるのです。
しかし、大臀筋には一つ欠点があります。それは、トレーニングを怠るとすぐに筋肉が衰退してしまうということです。そのため、習慣的にヒップリフトで大臀筋を鍛えて鮮度の高い状態を保つ注意が必要です。
姿勢の矯正
ヒップリフトには、美尻を作るだけでなく、姿勢を矯正してモデルさんのような綺麗な姿勢を作る効果もあるのです。
というのも、ヒップリフトは、腹直筋や脊柱起立筋などの胴体部分を支える筋肉であるインナーマッスルを鍛えることができるからです。姿勢が良くなることで、さらにお尻が美しいフォームを形成することができます。
ヒップリフトの正しいやり方
ヒップリフトは美尻を作るのに欠かせないトレーニングです。しかし、当然ながら、間違ったヒップリフトのやり方をしていては効果が全く現れません。それどころか、腰を痛めてしまう可能性さえあります。
では実際、ヒップリフトはどのようなやり方が最も効果的で正しいのでしょうか?ヒップリフトの正しいフォームとメニューや回数について紹介します。
ヒップリフトのフォーム
ヒップリフトの正しいフォームを解説します。まずは、リラックスして床に仰向けで寝て下さい。次に、足裏を床につけたまま、膝を90度に曲げます。この時、手は30度ほど開いた楽な姿勢にします。これがヒップリフトの基本となる姿勢です。
ここからがトレーニングです。まずはお尻をグッとあげていき、お腹と膝が真っ直ぐになるまでお尻をあげて止めます。その後、ゆっくりとお尻を下げて基本の姿勢まで戻ります。
ヒップリフトのポイントは、トレーニング中に普段通りの呼吸を行うことと、大臀筋が鍛えられていることを意識し続けることです。
また、お尻をあげた時に、しっかり止まることにも気をつけましょう。このポイントを意識するだけで効果は天と地ほどの差となり、その差は比べるまでもないでしょう。
ヒップリフトのメニューや回数
次に、ヒップリフトの正しいメニューや回数を解説します。ヒップリフトは、一気に回数を40〜50回するのではなく、短い回数を数セット行うのが基本です。また、セット間のインターバル、休憩も時間を測って機械的に行うのが理想です。
では、具体的なセット数と1セットの回数は?これは、あなたが筋トレ初心者なのかどうかで変わってきます。初心者の方は、1セット10回のお尻の上げ下げを3セット行い、インターバルは1分設けます。
数をこなして慣れてきたら1セットの回数を15回に増やして、3セット行います。さらに余裕がある方は、1セット15回を4セット、5セットと増やしていきましょう。
ヒップリフトの筋肉トレーニング効果を高めるコツ
ヒップリフトの正しいやり方を学んだことで、もうすでにあなたのお尻は美尻にすることができます。ただ、より効果的に美尻を作りたい方のために、ここではより具体的にヒップリフトのトレーニング効果を高める5つのコツを紹介します。
しっかりとした呼吸法
ヒップリフトの1つ目のコツは、しっかりとした呼吸法です。先ほども少しお伝えしましたが、筋トレ界で最も重要な事の1つと言われているのが呼吸です。当たり前ですが、日常生活において、人間は呼吸で酸素を体に取り入れ、酸素で細胞を活動させています。
この日常生活に欠かせない酸素は、筋トレではさらに欠かせない要素となります。というのも、酸素を十分に取り入れることで細胞を活性化させ、筋肉の働きをより活発にさせるからです。
これにより、さらに早く、引き締まった美尻を手に入れることができます。ですので、しっかりとした呼吸法、力を入れるときに息を吐き、力を抜くときに息を吸うことを意識して下さい。
上半身はリラックス
ヒップリフトの2つ目のコツは、上半身をリラックスさせることです。ヒップリフトでは、上半身にはできるだけ力を入れずにリラックスすることも重要となります。
というのも、お尻や腰、背中の筋肉を鍛えているのに、上半身の肩や腕に力が入っていると、お尻を上げる動作で鍛えたい大臀筋などの筋肉に負荷がかかるのを助けてしまうからです。
鍛えたい筋肉だけで動作を行うことでより効果的に美尻を形成することが可能となります。ヒップリフとを行う時は、上半身をリラックスさせることを意識しましょう。
反動を使わない
ヒップリフトの3つ目のコツは、反動を使わないことです。筋肉トレーニングで、最も注意することの一つが反動を使わないということです。これは、ヒップリフとだけに言えることではなく、筋肉トレーニングのほとんどにおいて言えることです。
というのは、反動を使うと、負荷が分散してしまい、鍛えたい部位である大臀筋などへの負荷が小さくなるからです。これだと、ダイエットになってしまいます。
ただ、上級者の方が、チーティングと呼ばれる、あえて反動を使うことはありますが、それは例外です。初心者、中級者の方は反動を使わないことを意識しましょう。
ゆっくりの動作で負荷をかける
ヒップリフトの4つ目のコツは、ゆっくりとした動作で負荷をかけることです。ヒップリフトなどのインナーマッスルやボディを引き締めたい場合の筋肉トレーニングのやり方は、緩急のある素早い動作ではなく、ゆっくりとした動作で時間をかけて負荷をかけることも重要です。
回数が多くなるにつれて、負荷もより大きくなるので、どうしても最後の方は動作が早くなってしまいがちです。しかし、この大きくなった負荷こそがあなたのお尻を美尻へ変えてくれる要素となるので、この負荷を逃してしまっては効果が薄れてしまいます。
お尻を上げる時も、下げる時も、3秒かけて上げ下げするようにして、負荷を逃さず、美尻を効果的に手に入れましょう。
大臀筋の力で腰を上げる
そして、ヒップリフトの5つ目のコツは、大臀筋の力で腰を上げることです。これは、先ほども少しお伝えしましたが、大臀筋使っていることを意識するということでもあります。というのも、先ほどからうるさいほど言っているように、ヒップリフトでは、大臀筋を鍛えています。
そのため、他の筋肉が補助してしまうと大臀筋への負荷が小さくなり、美尻になるのに時間がかかってしまうからです。ヒップリフとを行うときは、大臀筋を意識して、大臀筋の力で腰を上げましょう。
ヒップリフトの注意点
ここまでで、あなたは効果的に、最速で美尻を手に入れる準備が整いました。しかし、まだ伝えていないことがあります。それがヒップリフトの注意点です。このポイントを、注意しないと怪我や腰痛につながるので気をつけて下さい。では、ヒップリフトを行う上で注意することを2つ紹介します。
フォームが重要!
ヒップリフトで注意することの1つ目は、フォームが重要ということです。というのも、先ほどもお伝えした通り、正しいフォームで行わないと負荷が大臀筋ではなく、他の筋肉に逃げてしまいます。
それだけならまだマシなのですが、さらに悪いことには、変に負荷がかかりすぎて、腰を痛めたり、怪我をしたりする恐れがあるので、フォームには十分気を配りましょう。
骨盤が回旋しないようにする
ヒップリフトで注意することの2つ目は、骨盤が回旋しないようにすることです。骨盤が回旋してしまうと、大臀筋や脊柱起立筋の他に、腰にも変に負荷がかかってしまい思いもよらない怪我や腰痛に悩まされてしまいます。
そのため、ヒップリフトを行う際は、骨盤が回旋しないように仰向けの体の状態で大臀筋を使ってお尻を上げ下げしましょう。
ヒップリフトで正しい姿勢を身につけよう!
女性の魅力の一つであるお尻。今回は、そのお尻を、ヒップリフトによって、美尻に変貌させるやり方をお伝えしました。これであなたも、男性だけでなく、思わず女性までもが見惚れてしまう美尻を手に入れることができます。
ヒップリフトは継続が重要です。最初は、セット数と回数を少なめで行うのがおすすめです。あなたが美尻を手に入れることを願っています。