ハーバリウムのオイルの種類と選び方
ハーバリウムのオイルの種類は、「ミネラルオイル」と「シリコンオイル」があります。ハーバリウムのオイルを選ぶときは、それぞれの特徴を把握してお好みのものを購入してください。ここからは、ハーバリウムのオイルの種類と選び方について紹介します。
ミネラルオイルは初心者におすすめ
1つ目に紹介するハーバリウムのオイルの種類と選び方は「ミネラルオイルは初心者におすすめ」です。代用オイルとして人気のあるミネラルオイルは、流動パラフィンとも言われます。
シリコンオイルと比較して値段が安いため、ハーバリウムをお試しで作ってみたい方におすすめです。また、シリコンオイルより比重が低いため、花材が沈みやすい・浮きにくいという特徴もあり初心者におすすめです。
ただし、マイナス10度以下の環境ではオイルが白く濁ってしまいます。濁ったオイルは元に戻らないので、寒い地方に住んでいる方にはおすすめできません。
ハーバリウムの専用オイルより安いという理由から、ミネラルオイルで作られているベビーオイルを代用してハーバリウムを手作りする方も多いです。肌にも優しい原料を使用しているため、安心して使うことができます。
シリコンオイルは寒い地方におすすめ
2つ目に紹介するハーバリウムのオイルの種類と選び方は「シリコンオイルは寒い地方におすすめ」です。ミネラルオイルと比較して値段が高いです。ミネラルオイルより花材の色落ちが少ないと言われていますが、違いはないという意見も見受けられます。
ミネラルオイルより比重が高いため、花材が沈みにくい・浮きやすいという特徴もあります。ハーバリウム作りに慣れている方におすすめの代用オイルです。
寒い環境にも強いため、気温を気にする必要はありません。ただし、潤滑油にも使われているシリコンオイルは滑りやすいという特徴があります。こぼした後の掃除には気を付けましょう。
ハーバリウム専用オイルは色落ちしにくい
3つ目に紹介するハーバリウムのオイルの種類と選び方は「ハーバリウム専用オイルは色落ちしにくい」です。ハーバリウムのオイルは専用のものが販売されています。
代用オイルと比較して値段は高めですが、花材がより美しくきれいに見えるよう研究されています。そのため、色落ちもしにくく気温にも左右されません。
ハーバリウムのオイルで重要な点
ハーバリウムのオイルを購入する時に確認するべき重要な点が4つあります。ハーバリウムのオイルを購入したあとで失敗したということがないように、事前にチェックしておきましょう。ここからは、ハーバリウムのオイルで重要な点について紹介します。
粘度が高いと花材が安定する
1つ目に紹介するハーバリウムのオイルで重要な点は「 粘度が高いと花材が安定する」です。ハーバリウムのオイルの粘度は、数値が高いほど花材が安定します。ハーバリウムのオイルの粘度は、300前後の数値がおすすめです。
使う頻度で容量を選ぶ
2つ目に紹介するハーバリウムのオイルで重要な点は「使う頻度で容量を選ぶ」です。ハーバリウムのオイルを単品で購入する場合は、使う頻度で容量を選びましょう。お試しで作る場合は大きさに合わせて少量、たくさん作る予定があるなら大容量を購入しましょう。
引火することもあることに注意する
3つ目に紹介するハーバリウムのオイルで重要な点は「引火することもあることに注意する」です。引火点が250度以上のものは、常温では燃えにくいとされています。シリコンオイルは300度以上ですが、ミネラルオイルは250度を下回るものもあるので注意しましょう。
オイルを捨てるときはオイル吸着剤が必要
4つ目に紹介するハーバリウムのオイルで重要な点は「オイルを捨てるときはオイル吸着剤が必要」です。オイルを捨てるときは、そのまま流すとつまりの原因になります。オイルはオイル吸着剤を使い捨てましょう。ミネラルオイルはオイル凝固剤を使い捨てることもできます。
食用油の捨て方と同じで問題ありません。オイル吸着剤がない場合は、牛乳パックと新聞紙で代用しましょう。牛乳パックの中にまるめた新聞紙を詰め、オイルと水を染み込ませます。口をしっかり閉じ燃えるゴミで捨てましょう。
ハーバリウムのオイルの注意点
ハーバリウムのオイルを使う時の注意点をまとめました。ハーバリウムの代用オイルや注意点、取り扱い時に注意することなども参考にしてください。ここからは、ハーバリウムのオイルの注意点について紹介します。
二つのオイルを混ぜると白濁する
1つ目に紹介するハーバリウムのオイルの注意点は「二つのオイルを混ぜると白濁する」です。ミネラルオイルとシリコンオイルを混ぜて使うと、白く濁ってしまいます。
ピンセットなどについた少量のオイルでも濁る可能性があるので、二つのオイルを取り扱う場合は道具などもそれぞれ分けて用意しましょう。二つのオイルを混ぜることによる危険性はありません。
ベビーオイルでの代用はおすすめしない
2つ目に紹介するハーバリウムのオイルの注意点は「ベビーオイルでの代用はおすすめしない」です。安い値段で購入できるベビーオイルで代用してハーバリウムを手作りする方も多くいますが、あまりおすすめしません。
ベビーオイルにはスキンケア成分などの不純物も含まれているため、専用のものより透明度が低く美しさに欠けます。ハーバリウムの専用オイルのほうが、光の反射がよりきれいに楽しめ見た目も美しいです。
売る際には危険物に当たるので絶対売れない
手作りしたハーバリウムを売る際は、ベビーオイルは危険物に該当するため販売できません。引火点が250度以下に該当する油は、消防法では「危険物」と定められていることを覚えておきましょう。自宅で自分用に手作りするのであれば問題ありません。
ハーバリウムのオイルは肌につくと有害
3つ目に紹介するハーバリウムのオイルの注意点は「ハーバリウムのオイルは肌につくと有害」です。ハーバリウムのオイルはミネラルオイルとシリコンオイルの2種類を紹介しました。
シリコンオイルは肌につける化粧品などにも使われている安全な成分ですが、アレルギーのある方は肌が反応して湿疹や発疹が出てしまうこともあります。家族や友人・知人のほか、教室を開いて大勢の方が使うような場面では注意が必要です。
ハーバリウムのオイルの購入方法
ハーバリウムのオイルの購入方法を100均と通販の二つにまとめました。安い値段で購入できるオイルや大容量のオイルなど、特徴も見ていきましょう。ここからは、ハーバリウムのオイルの購入方法について紹介します。
100均で安いオイルをお得に購入する
1つ目に紹介するハーバリウムのオイルの購入方法は「100均で安いオイルをお得に購入する」です。少量のオイルを購入したい方には、安い100均のオイルをおすすめします。100均のダイソーとセリアで販売されているオイルの特徴をそれぞれ紹介します。
ダイソーのハーバリウムのオイル
1つ目に紹介するハーバリウムのオイルを安く購入できる100均は「ダイソー」です。ダイソーで販売されているハーバリウムのオイルは、100円(税抜き)で50ml入っています。
成分は「流動パラフィン100%」と記載があり、ミネラルオイルになります。引火点は252度なので、安全面でも心配ありません。ボトルに入っているので、入れ替える必要がなく使いやすいです。
セリアのハーバリウムのオイル
2つ目に紹介するハーバリウムのオイルを安く購入できる100均は「セリア」です。セリアで販売されているハーバリウムのオイルは、100円(税抜き)で45ml入っています。
成分は「流動パラフィン」と記載があり、ミネラルオイルになります。引火点の記載はありません。手作り感のあるナチュラルなパッケージに入っており、オイルは透明のビニール袋に入っています。
通販で大容量のものを購入する
2つ目に紹介するハーバリウムのオイルの購入方法は「通販で大容量のものを購入する」です。通販では1回分にちょうどよい量の250mlボトルも販売されていますが、1000mlや2000mlと大容量のものも販売されています。
購入価格は高くなりますが、100ml辺りの値段は割安です。大量に使う場合は大容量のものをおすすめします。
ハーバリウムのオイルは基本的にミネラルオイルがおすすめ
ハーバリウムのオイルについて、ミネラルオイルとシリコンオイルの2種類を紹介しました。ミネラルオイルはマイナス10度以下では白く濁るという特徴がありますが、ハーバリウムを美しく見せてくれる基準を測る屈折率がシリコンオイルより高いという最大の特徴があります。
値段も安く扱いやすいという点も踏まえると、ハーバリウムのオイルはミネラルオイルがおすすめです。