マラソンの疲れない走り方・ペースをつかむコツとは?
マラソン大会に出場する人もいるでしょう。しかし、間違った走り方をずっと続けていると、足を痛めてしまう可能性があるため、注意しなければいけません。ここでは、マラソンの疲れない走り方やペースをつかむコツについてご紹介していきます。
自分のペースの走り方を意識する
マラソン大会などに参加する人もいるでしょう。他の参加者が居ると、遅れを取らないようにと周りのペースに合わせて走る人も少なくありません。
しかし、周りに合わせた走り方をすると疲れてしまい、最後まで体力が持たなくなってしまいます。マラソンをする時は、練習の時と同じように自分のペースを守った走り方をするのが疲れないコツです。
マラソンの走り方として、ペースランナーについていけるレベルの人であれば、ペースランナーに合わせて走ってもよいでしょう。
マラソンは、ペースランナーに合わせることだけでなく、最後まで走れるだけの体力を温存しなければいけません。無理な走り方は、最後まで走り切れずに途中棄権となる可能性もあるので、マラソンでは自分の走り方を守ることがコツです。
前半は体力を温存した走り方をする
マラソンでは、多くの人達が参加することが多い為、最初からペースを早くし、差を付けようとしている人は少なくありません。
しかし、そのような人達は、最後まで体力が余っていない人も多い様です。マラソンでは、自分より早い人も沢山いるでしょう。レベルが高いため、自分も遅れを取らないようにと周りに合わせた走り方をする人もいるようです。
しかし、最初からペースを上げてしまうと、後半持たなくなってしまう可能性があります。マラソンで疲れないコツは、前半は体力温存しましょう。周りの人を気にする必要はありません。今までしてきたマラソンの練習の通りの走り方をするのがコツです。
補給所を意識した走り方をする
マラソン当日の天気や気温は必ず確認しておきましょう。天候によって脱水症状を引き起こしやすくなってしまう可能性があります。
よくテレビなどでもマラソンのランナーが脱水症状になってしまった場面もあるでしょう。基本的に気温が20度を超えてしまうと、体内の水分よりも汗の量の方が多くなってしまうと言われています。
マラソン当日の気温や天候などでウェアを変えるのもコツです。さらに、ペースにも注意が必要です。マラソン大会では、補給所が準備されています。
遅れをとりたくないからと補給所を無視してしまえば、脱水症状になる確率は高くなります。マラソン大会では、必ず補給所を意識した走り方をしましょう。
きつい上りを早足ウォークで乗り切る
マラソン大会のコースには、一定の道というものはありません。上り下りがあるため、ランナーの体力をどんどん消耗させてしまいます。
きつい上り坂の走り方として、早足ウォークで乗り切るようにしましょう。無理して一気に登ろうとすると、体力の消耗が激しくなるので注意しましょう。
気温を意識した走り方をする
マラソンをする際の走り方として、姿勢やフォームはとても重要です。さらに、姿勢やフォームだけでなく、マラソン大会当日の気温を意識することも大切です。
肌寒い日にマラソン大会を開催したり、暑い夏に開催することもあるでしょう。気温20度の日と気温10度の日で、同じ走り方をするのは注意が必要です。
気温20度の場合は、体内の水分量よりも汗の量の方が多くなるため、脱水症状にならないように、水分を取りながら走ることがコツです。
さらに、気温10度以下の時は、走っている時は問題ありませんが、疲れて歩いている時に低体温症になる可能性があるので注意しましょう。
低体温症を防ぐためにも、寒い時は手袋をしたり、ウインドブレーカーなど羽織るものを準備しておくのもよいでしょう。
マラソンの疲れないフォームとは
マラソンをする際には、フォームがとても重要です。姿勢や着地など、間違ったフォームをしていると、足や体を痛めてしまう可能性があります。ここでは、マラソンの疲れないフォームについてご紹介していきます。
足の着地位置と方法
マラソンをする際に、自分の悪い癖があると、すぐに疲れてしまったり、体を痛めてしまう原因になってしまいます。
マラソンをするのであれば、足の着地位置はとても重要になります。疲れないマラソンの走り方のコツとして、ひざ下が地面と垂直に着地するようにしましょう。
着地する際に、路面に足を強く踏み出してしまうと、足に負担がかかってしまうので注意しましょう。足裏全体で真っ直ぐ路面を踏み込むイメージで行うと、前に進みやすくなるようです。
マラソンをする人の中には、つま先から着地したり、かかとから着地している人も多い様です。しかし、それでは疲れやすく、なかなか前に進まないなどの原因になるので、足裏全体を路面につくようにすることがコツです。
足を痛めやすい着地
マラソンで足を痛める走り方には、かかとから着地することが挙げられます。かかとから着地するという人は少なくありません。
しかし、かかとから着地すると、足への負担が大きくなるため、足を痛めてしまう可能性があります。疲れやすくもなり、足裏全体を路面に付けた時よりも、前に進まなくなってしまいます。間違った走り方を長時間していると、足全体に負担がかかり、痛めやすくなるので、注意しましょう。
腕振り走法と姿勢
マラソンをするときは姿勢などのフォームを正しくすると疲れないと言われています。体の軸を真っ直ぐに保ち、軽い前傾姿勢をする事で、自然とスムーズに体が動くようです。腕は、肘から90度にし、コンパクトに振るのがコツです。あまり力まずに、力を抜いて行いましょう。
マラソンのフォームのチェック方法とは
マラソンをするときは、姿勢などのフォームを正しくすることで、疲れずに走ることが出来るようです。自分のペースを保って走ることも大切です。ここでは、マラソンのフォームのチェック方法についてご紹介していきます。
首・肩のチェック
マラソン大会で疲れない走り方をするには、正しい姿勢やフォームを心がけることが大切です。フォームのチェック方法として、首や肩に余計な力が加わっていないかを確認しましょう。
首や肩に余計な力が加わっていると、腕を振ることが出来ない為、前に進まず、疲れだけが溜まってしまいます。体力消耗に繋がってしまうため、首や肩の力は抜くことを自然とできるようにしましょう。
背中・腰のチェック
マラソンのフォームの確認方法として、極端な猫背になっていないか、反り腰になっていないかをチェックしてみましょう。
日常生活の中で、猫背の人や反り腰の人は多いでしょう。日常生活でも支障が出てしまう事もありますが、マラソンでも猫背などのフォームになってしまうと、体力消耗にも繋がります。
猫背や反り腰の人は、普通の人に比べて体重移動を上手く行うことができません。マラソンには、向いていないフォームのため、改善していく必要があります。
左右のバランスのチェック
マラソンで左右のバランスが均等ではないと、走り方に支障をきたす可能性があります。マラソンを終えた後に、シューズを見てみると、片方だけ減りが凄いという人もいるでしょう。
さらに、マラソンを終えると、体の片方だけに痛みが出ると言う人もいるようです。そのような人は、重心が偏っているため、意識してバランスを均等にしていく必要があります。
マラソンのためのウォームアップ方法
マラソンが苦手な人でも、強制的に参加しなければいけない時もあるでしょう。マラソンをするときは、正しい姿勢で行う事で、疲れを和らげることができるようです。ここでは、マラソンのためのウォームアップ方法についてご紹介していきます。
走り始めのきつさを意識する
マラソンを始めたばかりの人は正しい姿勢やフォームが分からずに、すぐに疲れてしまうこともあるでしょう。マラソンをすると言う事は、筋肉を動かすことになります。
筋肉を動かすためには、普通に生活している時に比べて、多くの血液が必要になります。そのため、走りはじめときにきついと感じるのは、筋肉を動かすための血液が十分に足りておらず、体が運動モードになっていないことを表わしているようです。
血液が体全体に行きわたるまでは、マラソンをしてもきついや苦しいと思うことも多くなってしまうようです。
走る最中のきつさを意識する
最初は快調に走っていたのに、急に足が動かなくなるという人もいるでしょう。急に足が動かなくなる原因には、エネルギーが切れてしまったことと、筋肉が緊張していることを表わしているようです。
この二つに共通する原因は、力んで走っていることが挙げられます。力んでしまうと、筋肉を酷使してしまい、通常よりも体力を消耗してしまうことにもなります。
力んでしまうと、筋肉も固くなってしまい、緩むことが出来なくなってしまいます。疲れない走り方をするには、筋肉を緩める必要があります。
マラソンをしている時に、今力んでいるかもと感じることはあるでしょう。そのように感じたら、一度肩を回してみましょう。
さらに、腕を下に下して手をブラブラしてみるのも効果的です。マラソン大会に出場しているランナーを見てみると、手を下に下してブラブラしている人や、肩を回している人もいるでしょう。そのような人たちは、筋肉が固くなり、疲れが溜まっているために行っている行動のようです。
マラソンで疲れないための事前準備
マラソンでは、上り下りは少なくても、簡単に走るのは難しいでしょう。長時間走らなければいけないとなると、疲れが溜まり、筋肉も緊張し、いつもの走りが出来ない場合もあります。ここでは、マラソンで疲れないための事前準備についてご紹介していきます。
ストレッチをする
マラソンをする際のウォーミングアップとしてストレッチをしましょう。ストレッチすることで、筋肉の弾力や可動域を上げることができます。
運動する前に、ストレッチを行う事はよくあるでしょう。ストレッチすることで、怪我予防にも繋がる様です。マラソンを終えた後にストレッチを行うこともあるでしょう。
どうして、マラソンが終わった後にストレッチをするのかと疑問に思った人も多い様です。マラソンでは、多くの筋肉を使用しているため、疲労が溜まってしまいます。筋肉に溜まった疲労を軽減させるためにも、ストレッチは効果的のようです。
筋肉づくりをする
マラソン大会に毎年のように出場している人は、筋力や筋持久力を付けるために、筋トレを行っている人もいるようです。
筋トレを行って、筋肉づくりをすることで、自然と足を振り出せるようになるようです。走り方の姿勢などで疲れてしまう人もいますが、筋肉づくりをすると、長時間走っても、疲れにくくなるようです。
呼吸持続力を高める
マラソンは長距離を走らなければいけません。疲れないように走るためには、呼吸の仕方もとても重要になります。疲れないように走るために、呼吸持久力を高める必要があります。
呼吸に必要な持久力を高めるためには、筋肉の血流を促す必要があります。筋肉の血流を促すことによって、スムーズに酸素を体の中に運ぶことができるようになるそうです。
呼吸で肺周りの筋肉を鍛える
マラソンで疲れないようにするためには、肺周りの筋肉を鍛えることができます。呼吸することによって、肺周りの筋肉を鍛えることができるようです。
肺周りの筋肉の事を、「呼吸筋」と呼んでいるそうです。呼吸筋を発達させることによって、呼吸持久力が高まってきます。
呼吸筋を鍛えると、深い呼吸を続けて出来るようになり、集中力も上がるようです。マラソンは、フォームなどで疲れやすくなってしまいますが、呼吸筋を鍛えることで、疲れにくい体にもなるようです。
姿勢だけでなく、呼吸も大切ということです。疲れない走り方をするためには姿勢や着地をすることも大切ですが、筋肉を鍛えることも大切です。
赤血球の質を上げる
マラソンで長距離を走るとなると、大量の酸素が必要となります。酸素は体のエネルギーを作り出すために必要になります。
体のサビとも言われる活性酸素が発生してしまいますが、ある程度は体の中で取り除くことができます。しかし、活性酸素が多くなってしまうと、健康な細胞を傷つけてしまう原因になってしまいます。
高い抗酸化能力を持つ「パプリカキサントフィル」というものを摂取することによって、細胞を活性酸素から守ってくれると言われています。
赤血球を防いでくれるという特徴があるため、マラソンで大量に酸素を必要とするときには、パプリカキサントフィルをあらかじめ摂取して置く事をおすすめします。パプリカキサントフィルは、赤パプリカなどに含まれているようです。
マラソンは正しい走り方で疲れずに完走できる
マラソンは正しい姿勢や着地を身につけておく必要があります。間違った姿勢で長距離を走ってしまうと、足を痛めたりと、体に負担をかけてしまう可能性があります。体を傷めずに、疲れない走り方をすることで、どれだけ走っても楽に走ることができるでしょう。