過保護の線引きはどこ?過保護になる親の特徴・原因・子供へのリスクを紹介!

過保護の線引きはどこ?過保護になる親の特徴・原因・子供へのリスクを紹介!

子供を育てる時に過保護になってはいけないといわれます。過保護の線引きはいったいどこなのでしょうか?過保護になる親の特徴と原因についてご説明していきます。また、過保護に育てられた子供へのリスクについても迫っていきます。あなたの育て方は過保護になっていませんか?

記事の目次

  1. 1.「過保護」の意味とは
  2. 2.どこからが過保護?
  3. 3.過保護と過干渉の違い
  4. 4.過保護な親の特徴
  5. 5.過保護になってしまう原因
  6. 6.過保護による子供へのリスク
  7. 7.過保護は子供をダメ人間にしてしまう!

「過保護」の意味とは

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そもそも過保護とはどんな意味があるのでしょうか?時々自分が子供にしているお世話に対して「過保護じゃない?」と言われた経験はありませんか?過保護の意味には、「自立した子供に対して過剰に世話をすること」という意味があります。

子供が自立した状態になっているのに親が全てやってあげて子供は何にもせずにいる状態や、子供が望んだことを全て親が叶えてあげている状態のことをいいます。最近、過保護という言葉をよく聞くのは、核家族化や出産数が減った事、進学率の上昇などが要因と考えられています。

子供の数が減って親ができる以上に、おじいちゃんおばあちゃんも元気なので、たくさんの大人から世話をしてもらえる環境に子供達はおかれていることも原因として考えられています。

自立した子供に対して過剰に世話をすること

過保護の状態には、親自身が子供の言動をコントロールし過ぎる状態があります。子供といっても一個人です。親が思うような言動や行動を取らない場合もあります。そういった状況で親が「危ないからやめなさい」と抑止し過ぎている状態は過保護。

例えば、子供の年齢的に少し遠くに行ってもいい年頃になっているにも関わらず「友達と行くなんて子供だけでしょ?やめなさい」と禁止するのは過保護である状態になります。また、親が子供の言動をなんでも受け入れすぎるのも過保護の状態。

例えば、乱暴な言動が多い子供に対して「家の子は自分のしたいようにさせているので」と叱ることさえしていない親は過保護です。注意すべき点があったとしても子供のやっていることを受け入れてしまっている状態です。

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どこからが過保護?

とはいえ過保護になっているのか、過保護になっていないのか自分の子育てについてはよく分からないもの。どこからが過保護でどこからが過保護ではないのかご説明していきましょう。

どこから過保護になるのか具体的な行動をご紹介していくので、自分は子供に対して過保護になっていないか、どこからが過保護なのかチェックしてみて下さい。どこから過保護か知ることは非常に重要です。

子供が望むことを何でもやってしまう

どこからが過保護になるのかというと子供のことを全て望むことはなんでもやってあげようとする親は過保護です。例えば、子供が大きくなるにつれて自分でできることは自分でしていく必要があります。

しかし、親としては自分でやろうとする我が子は危なっかしくて見ていれません。また、交友関係でも自分はダメと思っている人との付き合いを子供にさせないのも過保護です。

そして、子供が望んだことは全て叶えるようにする過保護には、例えばなんでも欲しがるものを買ってあげるという過保護でもあります。また、子供がした行動は全て受け入れてしまうという過保護もあります。

例えば子供が「したくない」と言えば「分かったわ。しなくていいよ」というようなことです。どこから過保護なのか難しいかも知れません。しかし、最近では過保護に対してそこまで悪いことがあるとされていないのも事実です。

子供が甘えたいという気持ちはしっかりと受け止めてあげなければいけないとされています。子供の心を満たし、子供が成長していくのに必要であると考えられているのです。

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過保護と過干渉の違い

どこから過保護なのかお分かりいただけたでしょうか?どこから過保護か分かったところで、過保護と過干渉の違いについても触れておきましょう。どちらも必要以上に子供に関わるイメージの言葉ではありますが明確な違いがあるのです。

過干渉は親の価値観の押し付け

過干渉は、子供の気持ちは全く関係なく親が望むことを子供にやらせることをいいます。また、親がダメだと思ったことを禁じることでもあるのです。過保護とは違って子供がいくら主張しても聞き入れないのが過干渉な親の特徴となります。

過干渉のチェックリスト

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それでは、どこからが過干渉になってしまうのかチェックリストを使ってどこからが過干渉であるのかチェックしてみましょう。年代別になっているので、それぞれの子供の成長に合わせて過干渉になっていないかチェックできるようになっています。

幼少期

幼児期では、「「○○しないと嫌いになるからね」「どこかよそのお家に捨てるから」などと脅して子供をコントロールする」「親が思うような時には十分褒めてご褒美を渡す」「子供が選んだものを親がジャッジして変更させる」

「子供が失敗してしまったことに対して「だからママはやめとけっていったのに」「今度からママのいうようにしておくのよ」といってしまう」というのは過保護です。

小学生

小学生になってくると「夏休みの宿題を手伝ってしまう」「子供の話を聞かずに自分の意見を話し始める」「子供が喧嘩やトラブルになって時に事実確認する前に学校や相手に苦情を言いに行く」「子供が遊ぶ友達を親が決めてしまう」という行動をしていたら過保護です。

中学生・高校生

中学生、高校生となると「子供の日記やLINEなどを勝手に見る」「親が子供の交友関係を決めて付き合いの禁止をする」

「GPSを使って子供の居場所を常に把握して子供がどこにいるか分からないとすぐに連絡をさせる」「「家の子は反抗期がないいい子」と思っている」という親は過保護になります。

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過保護な親の特徴

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過保護な親というのは、共通した特徴をもっています。過保護の親の特徴について具体的にどんな親かご紹介していきましょう。過保護な親の特徴として3つの種類の特徴をご紹介していきます。自分は過保護になってしまっていないか確認してみて下さい。

子供の力を信用しない

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本当なら子供自身が自分の力で乗り越えていくことが必要な問題を、親が横取りしてしまって解決までしてしまっていることがあります。これば、「自分の子供が問題を乗り越える力がない」と思ってしまっているのです。

過保護の親は、子供のことを大切にし過ぎているという印象をもたれる場合もあるでしょう。過保護な親自身も子供を大切にするのが親の役割と思っている特徴もあります。

しかし、それは裏を返すと子供のことを全く信用していないということにもなるのです。信用していないから、自分でさせられないという特徴があります。

周りに相談できずプレッシャーを感じている

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今は、子育ての相談する相手がなかなかできない人も少なくありません。パートナーに相談しようと思っても、仕事ばかりで全く相談できない人もいることでしょう。

家族も遠くに住んでいたりして、子供のことは全て自分の責任であると強いプレッシャーを感じている人は少なくないのです。絶対に失敗できないと強く思っているために子供が起こすことに対して過剰に反応してしまっている特徴もあります。

もう少し大らかに子供に接してあげればいい場合でも自分が先回りをして失敗しないように頑張ってしまっている特徴もあるのです。

自由にさせたいと放任主義を突き通す

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子供は自由に育てたいと思っている人はいます。子供の意志を尊重してのびのびと育てることで、子供の自立を促し、立派な大人になることはあります。しかし、だからといって子供がすることを全て自由にしてしまっている親もいます。

これは。過保護になってしまいます。例えば、子供がよそのお家に行ってお菓子が食べたくなったとしましょう。よそのお家の冷蔵庫を勝手にあけてお菓子を食べてしまうことがあります。

Photo by mxmstryo

そうした状況であっても親は「子供は自分の意志で動いているから、自由にさせたいから」と放任してしまっている親がいます。ここは、親としてしっかりと注意するべきことを放任してしまっているのが特徴です。

これは、極端な例かも知れません。他にも、ショッピングセンターのフードコートで走り回っている子供の事を放任して「子供は走りたいから」といってフードコートで鬼ごっこを始めても知らん顔の親もいます。この様に過保護や親の中にも、放任主義を貫く特徴もあるのです。

過保護になってしまう原因

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それでは、どうして過保護になってしまうのかその原因についてご説明していきます。過保護になる原因には2つの原因が考えられているのです。2つの原因について詳しくご説明していきましょう。過保護になってしまうのには原因があるのです。

子育てに自信が無い

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過保護になってしまう原因としてそもそも親に子育てをする自信がないのです。自分の子育てに自信がないために、子供のすることに対して過剰に反応してしまうことが原因と考えられています。

子供に問題が起こってしまった場合、自分が過剰に反応してしまうことも分かっているために先手先手を打って失敗させないようにしているとも考えられるでしょう。

子供扱いしてしまう

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親になるとどうしても子供はいつまでも子供のままです。それは、人間の中に組み込まれた使命となっています。

子供は本当に何にも出来ない状態で生まれ、そこから親が命をかけて守り育てていかなくてはいけません。その気持ちが子供が大きくなっても抜けきれていないことが原因としてあります。

子供の自立のためには子供に過保護にすることはよくないことと分かってはいるものの、「まだこの子は小さいから」「まだまだ私が付いててあげないと」という気持ちになっていることが原因になっているのです。

過保護による子供へのリスク

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過保護についてご理解いただけたでしょうか。では、過保護な親に育てられた子供はどんなリスクを背負うことになるのでしょうか。過保護な親に育てられた子供にはかなりのリスクを背負うことになります。

このリスクは学生時代からも大きくい影響を及ぼし、学生が終わって社会人になってからもリスクは子供を苦しめることがあるのです。子供のためにと思って過保護にしていることから、子供に学生、社会人になるまでリスクに苦しめてしまうことに早く気が付く必要があります。

子供が面倒事をしない人間になる

過保護な親に育てられた子供は、自分の問題は全て親が解決してくれます。学生の頃から何か困ったことがあれば親に言えばいいので、自分さえよければそれでいいという考えを強くもってしまうのです。

これは大きなリスクとなって子供を学生時代が終わってから社会人になっても追いかけてきます。生きていると色々な困難が立ちはだかります。その困難な状況に対して全く免疫ができていないのです。

本来であれば学生時代に経験しておくべきことが過保護な親によって奪い取られてしまっているためこういったリスクを負うことになります。

自分で考えて行動ができなくなる

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自分のことを決めることができなくなる子供になってしまうリスクがあります。学生時代より前から、小さな赤ちゃんであっても意志があるのです。それを長い年月をかけて過保護な親は子供の意志を全て奪い取っていきます。

そうすることで自分で考えて行動できなくなるリスクを子供は負うことになります。仕方ありません。子供は、自分で考えて行動する経験を過保護な親から全て奪い取られてしまっているからです。

自分で考えて行動しようとすれば「意味がない」「親の言う事をきいておけばいいの」と小さい時から言われ続けているのです。学生時代も、自分の意志を聞いてもらう経験もありません。それは子供にとって大きなリスクとなって付きまとってくるのです。

挑戦する意欲が低くなる

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残念な事に、過保護な親に育てられた子供は、自分から挑戦する意欲すら奪われてしまうリスクを負ってしまうのです。

これは、挑戦しようとするたびに「危ないからやめなさい」「恥ずかしいからやめなさい」「みっともないからやめて」というように自分の挑戦したい気持ちを踏みにじられてきたことが原因でもあります。

子供は小さい頃から、学生時代にたくさんの挑戦をしているのです。その挑戦して、結果的に成功するのか失敗するのかは子供の成長に大きく影響を及ぼしてくれます。

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例え失敗に終わってしまっても、その経験は子供を一回りも二回りも大きくしてくれることは間違いありません。そういう経験は親として、しっかりとさせてあげることは義務でもあるのです。過保護な親に育てられた子供はその経験を全て親に奪い取られてしまっています。

過保護は子供をダメ人間にしてしまう!

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過保護は子供の自立を阻害してしまうことをお分かりいただけたでしょうか。子供は未熟な状態で生まれてきます。全てをお世話しないとなくなってしまう命でもあるのです。その子供がどんどんと大きくなっていく過程で、色々な困難にもぶち当たることがあります。

親としては我が子が困難にぶち当たり、もがき苦しむ姿は見たくありません。自分が変わってあげたいと思うこともあるでしょう。しかし、子供に起こる困難は子供の力で乗り越えていける困難ではないでしょうか。自分で何とかできることを親が奪い取ってはいけません。

困難を乗り越えた先には、経験という宝物があるのです。子供はその宝物をたくさんもって自立していくのです。自立できなくていつまでも親元で暮らしている我が子をいつまでも養っていけるものではありません。自立をさせることも親として大きな役目でもあるのです。

フリー写真素材ぱくたそ

自立をするためには子供にはたくさんの経験をさせる必要があります。もちろん、子供の甘えたい気持ちをしっかりと受け止める必要はあり、全てを自立に向けて突き放せとはいいません。

しかし、子供の自立のために親である私達は、子供への過保護は大きなリスクを背負うことになることを自覚しなければいけないのです。

大原 悦子
ライター

大原 悦子

食べることと、貯金が大好きです。最近は、断捨離をするのにはまり、本当に必要なもので暮らす生活に憧れる毎日です。断捨離のお陰で、生活のなかに「面白い」「楽しい」と思えることを発見することができるようになりました。

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