「クライム」の意味とは?
皆さんは、普段の会話からたくさんのカタカナ英語を話したり、聞いたりしています。ここでは「クライム」というカタカナ英語の意味について紹介していきます。
カタカナ英語というのは、英語の発音をカタカナに変換して作られた日本独自の言葉です。基本的には、英語と同じ意味がありますが、英語とは違った意味や使い方をすることもあるため、注意が必要です。
実は「クライム」には、2種類の意味があります。それぞれ意味が全く異なるため、間違えないようにするためにも分けて紹介していきます。
クライム(climb)の意味
まず始めに紹介していくのはクライム(climb)の意味です。このクライム(climb)の意味には「〜が登る」という意味の使い方がよく使われます。また、名詞として「登ること」という意味も含まれています。
他にも「よじ登る」という意味も含まれています。これは、ハシゴや階段、山を手足を使ってよじ登っていくという意味になります。このように、クライム(climb)には様々な意味が含まれています。
クライム(crime)の意味
次にもう1つの意味があるクライム(crime)を紹介していきます。このクライム(crime)には「犯罪」「罪」という意味の使い方がよく使われます。また、道徳的に「悪い事」や「悪い行い」などの意味も含まれています。
先ほど紹介したクライム(climb)とは全く意味が変わってくるので、注意が必要です。2つの意味の違いをよく理解して気をつけて使っていきましょう。
クライムの類義語
始めに「類義語」というのは、同じような意味を持つ単語の事を「類義語」と言います。クライム(climb)にはこれといった類義語がないため、ここではクライム(crime)の類義語を紹介していきます。
クライム(crime)にはいくつかの類義語がありますが、一番よく似ている使い方をするギルティ(guilty)に絞って紹介していきます。ほとんど意味は、クライム(crime)と一緒ですが、一点だけ意味の違いがあります。
クライム(crime)には、犯罪を犯す行為という点で使われているのに対して、ギルティ(guilty)は、すでに罪を背負っているという点で使われています。この2点の違いだけはしっかりと理解しておきましょう。
クライムの使い方・例文
ここからは、クライムの使い方を例文を使って紹介していきます。クライムはそれぞれの英単語の違いで意味が変わってくるため、注意が必要です。意味をしっかりと考えて使い分けていきましょう。
また、クライムを使う際は、基本的に単体で使われることはほとんどないです。クライムと一緒に単語を繋げて使われる事がほとんどです。クライムを使う際は、そこも一緒に注意していきましょう。
例文①
まず始めに紹介していくのは、クライム(crime)の使い方です。ここでは、クライムサスペンスを使っていきます。クライムサスペンスというのは、犯罪事件を参考した物語のことを言います。
使い方としては「昨日のクライムサスペンスのドラマ面白かったね」というような例文ができます。また、サスペンスという部分を映画に変えていただいても大丈夫です。この場合は、犯罪事件を参考にした映画という意味になります。
例文②
次に紹介していくのはクライム(climb)の使い方です。ここでは、クライミングを使っていきます。クライミングというのは「登る事」という意味になります。最近ブームになっているボルタリングはクライミングの一種です。
使い方としては「今度一緒にクライミングに行こう」というような例文ができます。英語圏では、クライミングというのは、自然の岩場を登る事を意味するため、ボルタリングとは意味が変わってくるため、注意が必要です。
例文③
3つ目に紹介していくのはクライム(climb)使い方です。ここではヒルクライムを使っていきます。ヒルクライムというのは、自転車に乗って山や丘の登り坂などに設置されたコースを走り、タイムを競う競技の意味になります。
使い方としては「今度、ヒルクライムの大会に出場します」というような例文ができます。似たような言葉でヒルクライミングというのがありますが、これは「登山」という意味になるため、注意しましょう。
例文④
最後に紹介していくのはクライム(crime)の使い方です。ここではパーフェクトクライムを使っていきます。パーフェクトクライムというのは「完全犯罪」という意味になります。
使い方としては「おすすめの本は、パーフェクトクライムです」というような例文ができます。英語圏では、事件に対して使われる事が多いようですが、日本では本の題名や映画などの題名で使われる事がほとんどのようです。
クライム(crime)とギルティ(guilty)の違い
類義語のところでも紹介しましたが、ここではクライム(crime)とギルティ(guilty)の意味の違いについて、もう少し詳しく紹介していきます。
基本的にはほとんど意味が一緒のため、日本だと同じような扱いをされていますが、英語圏では使い方を分けています。ここでしっかりと意味の違いを理解しましょう。
ギルティ(guilty)は「罪がある」という意味
違いをはっきりと分けると、ギルティ(guilty)というのは「罪がある」という意味になります。クライム(crime)には犯罪を犯すことに対しての意味が強く、ギルティには罪の意識や有罪を受けている状態の意味を表しています。
そのため、ギルティの場合だと「罪悪感がある」という状態を表す際にも使われています。クライムに比べるとギルティの方が広い範囲の意味で使えるということになります。
クライム(climb)とクライム(crime)を使う際の注意点
両方のクライムの意味の違いや例文を使っての使い方もわかってきた所で、ここからクライムを使う際の注意点を紹介していきます。
どちらのクライムにも共通して1つの注意点があるので、そこを間違えないように注意しましょう。例文や意味がしっかりとわかっていれば間違えないはずです。ここでおさらいをしていきましょう。
1つの単語では使えない
例文や使い方の方でも紹介していきましたが、どちらのクライムも1つの単語としては使えないです。特に日本では、クライミングやクライミングサスペンスのように他の単語と一緒に使っていきます。
英語圏では、単体で使われたりもするようですが、日本のカタカナ英語としては使うことはないようです。意味を考えていただいても日本語をわざわざカタカナ英語に変換して文章を作ることはありえないです。
そのため、基本的に使う際には、使い方と例文の所でも紹介してきたような使い方をしてみましょう。
クライム(climb)とクライム(crime)の語源
語源というのは、言葉の成り立ちを意味します。日本語もそうですが、英語にも語源があります。ここでは、2つのクライムの語源を紹介していきます。
まずクライム(climb)の語源はを紹介していきます。本来はドイツ語の「登る」という意味を持つ「klimban」という言葉から「climban」と変化します。そこから後ろの文字が無くなり、クライム(climb)の形になったようです。
次にクライム(crime)の語源を紹介していきます。本来はラテン語の「罪」や「非難」という意味を持つ「crimen」という言葉が変化して、今のクライム(crime)になったと言われているようです。
クライムの英語表記
語源と少し似てしまいますが、2つのクライムの英語表記を紹介していきます。英語表記には、語源と同様に言葉の成り立ちがあります。
それぞれの単語の文字を紐解く事で、それぞれのクライムの意味がどうして出来たのかが分かるようになります。単語の成り立ちを理解するとさらに意味がわかり、理解して使えるようになるので、一緒に覚えていきましょう。
クライム(climb)の英語表記
まずは、クライム(climb)の英語表記を考えていきます。この単語を紐解くと「clim」はラテン語で傾いているという意味が含まれています。そこから、「b」が繋がる事で「登るという意味になったようです。
また、英語ではクライムを発音する際に最後の「b」は発音しません。これを「黙字」と言います。発音しない文字になるため「climb」を発音する際には「クライム」と発音します。
このような目次と呼ばれるものは、英語やスペイン語など様々な言葉に使われています。英語の場合は、昔は発音をしていたようですが、時代とともに発音しなくなったと言われています。
クライム(crime)の英語表記
次にクライム(crime)の英語表記について考えていきます。先ほども語源の所で紹介させていただきましたが、ラテン語の「crimen」から変化して「crime」になったと言われています。
また、フランス語では同じ読み方と意味で「crime」という単語があります。こちらがも本来の語源で英語に伝わったという情報もあるようです。日本語では「クライム」と発音をしますが、英語ではRの発音が違うため、注意が必要です。
クライム(clime)は「〜が登る」クライム(crime)は「犯罪」という意味
「クライム」という言葉は、カタカナ英語だと1つの言葉のように思えますが、2つの全く異なった意味があります。日本語の「あめ」や「かみ」などのように前後の文章によって意味が変わってくるため、注意が必要です。
今回は「クライム」について紹介させていただきましたが、ぜひ正しい使い方を覚えていただいて、日常生活でも使っていきましょう。