適当に生きることで余裕ができる!
毎日のんびりと過ごしていてすごく楽しそうな人を見ていると羨ましいと感じます。同じ仕事をしていても「どうしてそんなに楽しそうなんだろう?」と疑問を抱く人もいるでしょう。同じ毎日なのに楽しく過ごせている人のキーワードは「適当」です。では、適当に生きている人とはどんな人なのでしょうか。
適当に生きる人とは?
適当に生きるとは、いい加減に生きるという意味ではなく自分に合った生き方をするという意味です。基本的に深く考えすぎず失敗してしまったら「そんなときもある!」、人間関係に悩んでも「自分と同じ人はいないから意見が違うのは仕方がない」などという風に考えます。
真剣に悩んでも答えが見つからないときは割り切ることも大切です。適当に生きる人は考え方が上手で、力の使い方もコントロールができる人なのです。
適当に生きることのメリット
時間や仕事に追われる現代人は何かと悩みがあったり大変な生活を送っている人も少なくないでしょう。適当に生きている人は羨ましいけど、適当に仕事や人生を送るのは自分には合っていないような気がすると感じていませんか。では、適当に生きることのメリットにはどんなことがあるのか見ていきましょう。
ストレスフリー
毎日を真剣に仕事をこなしていると、些細なミスで失敗したり怒られたときショックで大きなストレスを抱えてしまいます。普段ミスをしない人は特に大きなストレスへと繋がってしまいます。
しかし、適当に生きていれば「人間だから失敗するときもある!」と前向きに考えることでストレスなく頑張ることができます。あまり深く考えすぎず「今日も頑張ろう!」と1日をリセットしてストレスのnない日々を過ごしましょう。
何でも楽しくなる
現代人のように毎日を忙しく過ごしていると気づかない内にストレスが蓄積していることがあります。休日に楽しいことをしようとしたり好きなことをしようとしても楽しいと感じず、上手くストレス発散ができないまま休日を終えてしまいます。
しかし、適当に生きることで何でも楽しいと心の底から感じられるようになります。深く考えずに直感で楽しいと感じるものやワクワクしたものに全力で取り組んでみましょう。
興味のあることをメモしておいて、休日になったらあれをしようと予定を立てましょう。楽しい予定があると子供のようにワクワクした気持ちで毎日を過ごせるようになり、仕事も自然と楽しいと感じるようになります。
大らかな性格になれる
適当に生きることで大らかな性格になれます。仕事が上手くいかなかったり人付き合いで失敗しても「そんなときもある」と受け止めることで穏やかに日常を過ごせます。
何事も否定しないで、受け止めることで自分にも人にも優しく接することができるようになります。小さなことで苛立ちを感じにくくなるため、表情も優しくなり多くの人と良好な人間関係が築けることでしょう。
拘りが無くなる
完璧な仕事に拘りがあったり、全身ブランドで着飾る拘りがあると人は自然とストレスを抱えてしまいます。常に完璧を追い求めていると失敗が怖くなったり完璧でなければいけいないと思い込むようになり、強いストレスを抱えることになってしまうのです。
適当に生きると拘りがなくなります。好きなように時間を使い好きな服を着ることで、自分を自由にできます。自分で作った拘りに縛られることがなく「自分自身」を全力で楽しめるのです。
明るくなれる
ストレスがあると何かと気分が沈みがちになります。悩みごとがあると深く考えすぎてしまって答えが出ないまま悩み続けたり、自分自答が永遠に続き混乱してしまったりします。
適当に生きることでしがらみから解放され、明るくなれます。単純な悩みは前向きな思考により解決され、自問自答で混乱するよりも周りに相談してみようという気持ちになりスムーズに問題が解決します。何事にも大らかになりストレスもなくなるので自然と明るくなれるのです。
ラフに人と付き合える
仕事では上司や取引先など多くの人と関わりを持つ必要があります。上手く人間関係を構築しようとすると真剣に悩みすぎると頭がいっぱいいっぱいになってしまうことがあります。人間関係が原因で仕事が嫌になったり心の病になってしまうことだってあります。
人間関係は難しいですが、仕事は仕事と割り切って考えると気持ちが楽になります。人間関係を上手くいかせる方法は意外にも深入りしないでラフに築くことなのです。
視野が広くなる
適当に生きることで視野が広がります。毎日、切羽詰まった生活を送っていると自分の好きなことや心身を癒す時間がなく、本当にしたかったことが見えなくなってきます。
適当に生きることは物事や悩みを深く考えすぎないようにすることで自分と向き合う時間ができ、やりたかったことや挑戦してみたいことが見えるようになります。生き方を変えることで視野が広がり今まで見えなかったことが見えてくるので、新しい自分を発見することも出来ます。
適当に生きるコツや方法
「適当」というとあまり良いイメージを持たない人も多いでしょう。しかし、ここで言う「適当」とは人生を豊かにする意味を持ちます。真面目に真剣に生きている人からすれば適当に生きる意味が分からないという人もいるのではないでしょうか。では、適当に生きるコツや方法を紹介します。
適当は悪いことではない
適当に生きるコツ1つ目は、適当は悪いことではないと知ることです。適当には、雑などのマイナスの意味だけでなく妥当、相応などの良い意味も持っています。適当に生きることは雑に生きるという意味ではなく、自分に合うように生きるという意味なのです。
見栄もなく肩書に縛られたり固執しるわけでもなく、本当に自分らしく生きる方法が「適当に生きる」ということなのです。
100点満点はない
適当に生きるコツ2つ目は、100点満点はないと知ることです。学生時代はテストで100点満点を取ると「頑張った」と褒められます。
しかし、人生において100点満点などありません。自分の人生と他人の人生は比べる基準がなく、点数を付けることはできません。すべてのことを完璧にこなせる人間は存在しないし完璧でいることが素晴らしいということもないのです。
どんなに失敗しても転んだって良いのです。結果として苦い経験が未来の自分を作るのですから。人生は数字で決められるものではないと知っておくことが適当に生きる方法です。
仕事を時間内に終わらせる努力
適当に生きるコツ3つ目は、仕事を時間内に終わらせる努力です。時間は皆に与えられた平等なものです。そのため、限りが存在します。
日本人は努力家が多く常に良いものを求めすぎる傾向がありますが、全てにおいて良いものを追求することは不可能です。限られた時間内に良いものを作ることで時間を有効活用でき仕事効率もアップします。納得しなくても多少の妥協が適当に生きる方法の1つでもあります。
優先順位をつける
適当に生きるコツ4つ目は、優先順位をつけることです。物事には優先順位が必要です。何を一番に考えるかで仕事の方法や充実した時間を過ごす方法が変わります。
休日に何をしたいか、頭に浮かんだことに中心に1日のスケジュールを考えてみて下さい。なんとなく過ごしている休日とは別の休日になったのではないでしょうか。一番大切にしたいことに重きを置くことで好きなことに没頭できます。これも適当に生きる方法です。
ショートゴールを設定
適当に生きるコツ5つ目は、ショートゴールを設定することです。大きな目標に向かって頑張ることは並大抵な気持ちでは挫折してしまいます。しかし、少し頑張れば届くような目標を作っておくと毎日コツコツと頑張ることでき、いつの間にか大きな目標までも達成することができます。
予定を詰め込み過ぎない
適当に生きるコツ6つ目は、予定を詰め込み過ぎないことです。予定があると充実した時間を過ごすことができますが、たまには息抜きも必要です。
毎日毎日、仕事を頑張って夜も予定を立てて充実した生活を過ごしているとどこか窮屈に感じませんか。適当に生きる方法として、たまには適当に過ぎていく時間に身を任せる日があっても良いのではないでしょうか。
今あるもので満足する
適当に生きるコツ7つ目は、今あるもので満足することです。今、生活している環境に満足しているかと聞かれて「している」と言える人はどれくらいでしょう。
人は貪欲で多くのものを手に入れるため努力をします。しかし、今の生活を振り返り自分が満足していると感じるのであれば今の生活をより大切にしてください。適当に生きる方法は、今以上に欲しがらないことです。
他人と比べない
適当に生きるコツ8つ目は、他人と比べないことです。世の中には自分より優れた人はたくさんいます。どんなに努力をしても人と比べたら自分の価値を感じられず落ち込んでしまうこともあります。
目指す人を見てショックを受けることで良い刺激になるのであれば問題ありませんが、気持ちが沈んでしまうのであれば人と比べることはやめましょう。今の自分をしっかり認めてあげることで適当に生きることができます。
人生をラフに考える
適当に生きるコツ9つ目は、人生をラフに考えることです。5年後までに出世して、家族を作ってなどと人生設計を考えていても計画通りに進むわけではありません。
人生設計を立てるよりも、今やりたいこと、自分に向いていることなどを自分の気持ちを考え、気持ちのままに行動してみませんか。適当に生きる方法としては人生は長いのですから新しいことにチャレンジすることも大切です。
期待をしすぎない
適当に生きるコツ10つ目は、期待をしすぎないことです。仕事や人に対して大きな期待をしていたときに返ってきたものが期待よりも低いとショックを受けてしまいます。
また、大きな仕事を期待をしていたときに与えられた仕事が期待よりもかなり低いと「どうして?!」という苛立ちとショックで落ち込んでしまいます。仕事は自分の技量とも比例するのでより大きなショックとなってしまいます。
仕事でも人に対しても期待をしないで待っていた方が返ってきたときの喜びが大きくなります。何事にも期待をしないくらいの気持ちでいることが適当に生きるコツです。
適当に生きることができない原因
日本人は真面目で硬い人種です。仕事にも人間関係においても、しっかりとやらなければという気持ちを持っています。そのため、適当に生きることが苦手な人種とも言えます。ここでは、日本人特有の性格や育った環境などを元に適当に生きることができない原因について紹介します。
親から完璧を求められていた
小さい頃から完璧や1位を目指すように言われた人は大人になっても完璧を求めるようになります。テストで満点を取らなければ意味がない、2位ではダメなどと常に完璧を求められた子供は、完璧でなければ人に認めてもらないというように思い込んでしまいます。
親は子供のためにより良い結果と求めるように1位を目指せといいますが、親から求められた完璧が原因で「適当」を嫌うようになってしまうのです。
失敗からのトラウマ
人は簡単に失敗します。誰でもあることですが、大きな失敗をしたり失敗を笑われたことがトラウマとなり失敗を恐れるケースがあります。
学生時代に皆の前で問題を間違えて笑われたり、癖をバカにされたりしたことが原因で二度と同じ過ちを繰り返さないために失敗しないようにしなくてはという気持ちになってしまいます。人の目が怖いのであたり障りのないような生き方を望むようになります。
失敗が怖いあまり、心の病気になってしまうこともあります。トラウマが原因で適当に生きることができないのです。
理想が高い
ビッグになりたい!お金持ちになりたい!そんな浅はかな考えで目標が達成できる訳がないと言う人がいますが、目標を達成すことで自分にとって素晴らしいものを与えているとしたら抽象的な目標でも突っ走ることができます。
しかし、3年後には社長になると決めていても目標が重くのしかかっているのであれば目標は達成できないでしょう。まずは、今の自分にあった目標を作ることから始めましょう。
お願いごとを断れない
飲み会に行きたくないのに断れずに行くことになるケースはありますが、毎回断れずに参加している人もいるでしょう。お願いごとを断れない人は周りの目を気が原因で断れることができないのです。
お願いごとを断って何か言われるのが怖くて断れずにずるずると引き受けてしまうことになってしまっています。断れないことで嫌なことも引き受けてしまいストレスを感じてしまうこともあります。嫌なことを引き受けてストレスを抱えるよりも断る勇気を持ちましょう!
責任感が強い
責任感が強いことは仕事や大切な決断のときなどに必要な力ですが、全ての仕事に責任感を持って取り組んでいると疲れてしまいます。力を抜くときには抜いて息抜きを入れないと常に緊張状態が続き、かなりのストレスを抱えることになります。
また、責任感が強い人は高い目標を持つ傾向があり仕事を達成できなかった場合にメンタルが折れてしまいます。仕事が達成できなくても大丈夫という心持ちも適当に生きる上で大切なことです。
適当に生きるための本
切羽詰まった生活から抜け出したい、毎日毎日辛くて適当に生きたいと感じている人におすすめの本を紹介します。本を読むことはリラックス効果をもたらし、心身ともに癒しの時間を過ごすこともできます。今の生き方に悩んでいる人に是非おすすめしたい本を3冊紹介します。
自分を休ませる練習
東大病院救急医療の現場で働いている著者が執筆した「マインドフルネス」の本です。マインドフルネスとは「心身がリラックスしたままで五感が研ぎ澄まされている状態」のことを言います。
この本では、日常にある当たり前に感謝し、ぼーっとする時間も好きなことを考える時間も大切にするこで心身ともに休ませる方法を提供してくれます。今を生きること、思うがままに行動してみるのも大切なことだと教えてくれます。
いいかげんに、生きる
現代人の忙しい日々に癒しをくれる本です。毎日毎日、仕事や勉強を頑張っているのに、なぜか結果が出ない報われないという現代人に対して「いいかげんでいい」とストレートに伝えてくれる1冊です。著者の言葉1つ1つが疲れた心を優しくほぐしてくれる本になっています。
無意識に自分を追い込んで苦しめて大変な思いをする必要はなく、自分の気持ちに正直に無理に頑張らなくても大丈夫と教えてくれます。少し疲れたときにおすすめしたい1冊です。
持たない幸福論
京都大学卒業で日本一有名なニートとしてメディアに取り上げられたこともある「pha」さんの作品です。
結婚しなければいけない、働かなければいけないと固定概念で形成された世の中にとらわれず自由生きる方法を教えてくれます。人の価値観は人によって多様に存在し人生も誰一人同じものはありません。この本では、自分の幸せを明確にして自分の居場所を発見するヒントをくれる本です。
持たない幸福論では彼らしい力の抜けた文章ででも最後はしっかりとまとめられていて非常に分かりやすい内容になっています。もっと自由が欲しい人に是非とも呼んでいただきたい1冊です。
「適当に生きる」の英語表現
日本語では適当に生きることは力を抜いている、自分に合った生き方という意味があります。では、英語ではどんな表現になるのでしょうか。ここでは、適当に生きるの英語バージョンを紹介します。是非、参考にしてみてください。
適当を英語で表現
「適当」にはいろいろな意味が含まれています。雑やいい加減などのマイナスな意味から程よい、相応などのプラスな意味まで幅広く使用されています。
では、適当を英語で表現すると「roughly(おおよそ)」や「suitable(合っている)」などの単語で表されます。日本語では使う場面によって「適当」は意味が異なるので、英語では決まった単語で表現することは難しいです。
生きるを英語で表現
生きると英語で表現すると「live」となります。読み方は「ライブ」ではなく「リヴ」です。英語の授業で「住む」という意味で習った人もいるのではないでしょうか。しかし、英語で「生きる」を表すときに一番よく使われる単語が「Live」です。
生きたいように生きる意味で表現
英語で「適当に生きる」を表現すると「I live my life the way I want to.」や「Live as you choose.」となります。意味は「生きたいように生きる」と英語になると少し言葉が変わりますが、意味は日本語とほとんど同じです。
適当に生きるの名言
適当に生きることに関する英語の名言を2つ紹介します。世界の偉人たちは人生の苦難を乗り越える言葉を多く残しています。現代の生活からは見えない視点で人生を考え生きた人たちの言葉は豊かな人生を送るヒントを与えてくれます。
ガンジーの名言
「Man lives freely only by his readiness to die.」と話しています。英語の意味は「死ぬ覚悟ができていれば人は自由に生きられる」です。インドの弁護士として、また宗教家として多くの人を救ってきたガンジー(Mahatma Gandhi)の言葉です。
「死」という人生を終わりを迎えるものを考えれば、恥じらいや恐怖などは本当にちっぽけな感情だと教えてくれます。小さなものに縛られず大きく羽ばたいてみましょう。
ゲーテの名言
「What is imprtant in life, and not the result of life.」という名言があります。英語の意味は「人生において重要なのは生きることであって生きた結果ではない」です。ドイツの詩人で小説や劇の作家も手掛け多くの作品をこの世に残したゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)の言葉です。
「生きた」という結果よりも、生きてきたことでどんなことが得られたのか、自分にとって有意義であったのかを問われる言葉です。今を一生懸命に生きてみようと教えてくれます。
適当に生きることは気分的にも楽になれる!
適当に生きることは自分と向き合い、自分の好きなことを実現するチャンスでもあります。切羽詰まった生活や自分を変えたい人はぼーっとする時間を設けたりして自分を見つめる時間を作ることから始めてみましょう。
今までとは違う生活を送ることで見えなかった世界が見えてきます。自分の人生は自分で作るものです。気張りすぎずに力を抜きながら豊かな人生を作っていきましょう。