学資保険とは
明治安田生命の学資保険について解説する前に、そもそも学資保険とはどんな保険なのかを考えてみましょう。「学資」という言葉を辞書で調べると、「学校で勉強する為に必要なお金」という意味が出てきます。その保険ですから、「勉強する為に必要なお金を保障してくれる保険」という意味になります。
子供の教育資金の確保を目的とした保険
「勉強する為のお金を保障してくれる保険」が学資保険の意味ですが、実際に契約をするのは親か祖父母になります。つまり、親や祖父母から見ると、「子供の教育資金を確保する為の保険」となります。子供の教育資金は、子供を育てていくうえで大きな課題となりますが、学資保険に加入しておけば、要所要所で必要な資金を確保できます。
学資保険の選び方①年齢
学資保険に加入する際には、子供も契約者も年齢が低い方が払込保険料が安くなり、返戻率が上がります。受け取れる祝い金や学資金自体は変わりませんが、支払う金額が減れば、それだけお得ということです。したがって、あまりいつまでも悩まずに、早いうちに学資保険への加入を考えたほうがいいです。
学資保険の選び方②払込方法
学資保険を契約する場合、保険料の払込方法がいくつかあります。月払い、半年払い、年払い、まとめ払いなどですが、年払いやまとめ払いになると、払込保険料の総額がかなり低くなります。したがって、可能なら月払いではなく、年払いかまとめ払いのほうがいいのですが、これは収入や家計とも相談して決めることになります。
学資保険の選び方③タイプ
学資保険には、貯蓄性を重視するものと保障を重視するものの2種類あります。貯蓄性を重視するタイプの場合、保障は最小限にとどめられ、受け取れる祝い金や学資金が多くなります。一方、保障を重視するタイプでは、万が一の時の保障が充実していますが、返戻率が低めであるというデメリットがあります。
明治安田生命の学資保険の3つの特徴
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」には3つの大きな特徴があります。それぞれ非常に優れた特徴で、明治安田生命の学資保険を利用するメリットが大きいことを示しています。この3つの特徴を見るだけで、他の学資保険ではなく、明治安田生命の商品に選ぼうという人も出てくるでしょう。それほど内容が良くなっています。
①明治安田生命では入学前に祝い金が受け取れる
学資保険の祝い金や学資金を受け取るにしても、入学や受験時期に間に合わないと、学資保険に加入するメリットが薄れてしまいます。そのような学資保険もあるようですが、明治安田生命の場合は安心です。祝い金は、高校3年生になって迎える10月には支給されるようになっているからです。その理由を見てみましょう。
誕生日が4月2日から10月1日の間のどこかにある子供の場合は、満18歳以降の10月1日に祝い金を受け取れます。これで大学受験に多額の費用が掛かったとしても何とかなります。
誕生日が10月2日から4月1日のいずれかの日にある子供の場合は、満17歳となる年の10月1日に祝い金を受け取れます。これはいつ「つみたて学資」に加入したかによって変わることはなく、加入者全員が大学受験や入学前の10月1日に祝い金を受け取れるのです。
大学受験にはどれくらい費用が掛かる?
大学受験の費用は、入学に掛かる費用よりも少ないから安心と思っていると、そうは行かない場合もあります。受験をする場合、受験代だけでなく、交通費や宿泊費が必要な場合もあるでしょう。また、受験対象も1校だけでなく、複数になる場合が多いでしょう。それらの費用を合計すると、数十万円を軽く超えるケースもあります。
大学受験に意外に費用が掛かることを考えると、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」のありがたさが分かります。高校生の時期の10月1日に祝い金が受け取れれば、その後の計画が立てやすくなります。
②明治安田生命では全期前納払いがある
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」には、10歳払い、15歳払い、全期前納払い等の保険料払込期間が用意されています。10歳払いと15歳払いの場合は、その年齢まで保険料を支払い続けますが、全期前納払いの場合は、一括ですべての保険料を支払うので、その後のコストを考えずに生活が出来ます。
全期前納払いを利用すると、払込保険料がかなり安くなり、返戻率が上がります。ケースにもよりますが、返戻率が109%にもなることがあり、非常にメリットが大きいです。
全期前納払いと一時払いの違い
全期前納払いに似た支払い方法に、一時払いがあります。ともに一括でまとめて保険料を納めるのですが、全期前納払いでは、保険料を預けるという形を取ります。そして、支払い時期が来ると、その預けたお金が充てられるのです。それに対して、一時払いでは、いっぺんに保険料を支払うという形を取ります。
全期前納払いでは、預けたお金がその都度保険料の支払いに充てられるので、毎年生命保険料控除を受けられます。一方、一時払いの場合は、いっぺんにすべての保険料を支払ってしまうので、生命保険料控除を1回しか受けられないデメリットがあります。
③高額の契約に割引がある
口コミでも評判がいいのが明治安田生命学資保険「つみたて学資」の割引制度です。高額契約の場合、一定の保険料が差し引かれます。年額で70万円以上、総額で280万円以上の受け取り契約をすると割引が適用されます。「つみたて学資」では、18歳から21歳まで毎年祝い金や学資金を受け取れるのですが、可能なら70万円以上の受け取り額にするといいです。
肝心な「つみたて学資」の割引の率ですが、月払いの場合は10万円につき30円、半年払いの場合は10万円につき180円、年払いの場合は10万円につき360円となっています。たいしたことないなと思う人がいるかもしれませんが、総額にすれば大きいです。
明治安田生命の学資保険のメリット
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の特徴を見てきましたが、それ自体もメリットと言えます。しかし、ほかにもメリットとして扱える項目があるので、詳しく見てみましょう。これらのメリットだけでも、「つみたて学資」に加入する意義が大きくなり、子供のためにも親のためにもとても役に立つ保険となっています。
①教育費が本格的になる前に支払い終了
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の払込期間は、最高15歳までなので、子供の教育費が本格的に必要になる前には支払いが終わっています。15歳以上になると、学費はもとより子供に掛かる経費が大きくなっていくので、早く保険料の払い込みが終れば、かなり生活の負担が楽になるメリットがあります。
つみたて学資保険では15歳で終了
学資保険によっては、払込期間が長いものがありますが、明治安田生命学資保険「つみたて学資」の場合は、10歳、15歳までに保険料の支払いが終わります。つまり、払込期間が短いということですが、そのメリットは、支払う保険料が少なくて済むということです。そのために、返戻率で他の商品にはない数字を維持でき、大きなメリットを受けられるのです。
高校生活にはお金が掛かる
義務教育に掛かる費用は比較的抑えられていますが、高校生ともなると、中学以上の経費が必要となってきます。その場合、学資保険の保険料も支払い、子供の高校生活に必要な金額も支払いということになると、その重荷が大きく親の肩に掛かってきます。
しかし、明治安田生命学資保険「つみたて学資」の場合は、子供が高校生になるころまでに保険料の支払いが終わっているので、他の学資保険の支払いのようなプレッシャーに押しつぶされることはないでしょう。
②大学生活の出費を援助
明治安田生命学資保険「つみたて学資」の場合、中学入学や高校入学時の祝い金や学資金は支給されません。代わって、大学入学時や大学生活の費用のみを賄える保険となっています。これは、人によってメリットにもなりデメリットにもなりますが、大学生活というものは非常に大きなお金が掛かるものなので、その準備が出来るのはありがたいです。
4年間毎年学資資金を受け取れる
明治安田生命学資保険「つみたて学資」では、18歳、19歳、20歳、21歳の時期に祝い金や学資金を受け取れます。4年間毎年なので、まずは大学入学資金、次に毎年の授業料、生活費というように大学生活を潤すことが出来ます。これは子供にとっても助かりますが、親にとっても子供のために使う金額が少なくて済むようになるので、メリットが大きいです。
③返戻率の高い学資保険
明治安田生命学資保険「つみたて学資」を選ぶ人の多くは、その返戻率が気に入ったのです。学資保険は色々ありますが、その中でも「つみたて学資」の返戻率は高水準です。保険会社としては返戻率を抑えたいというのが本音でしょう。でも、そんなことにはとらわれず、明治安田生命は高い返戻率を維持しています。
何故「つみたて学資」の返戻率が高いのか?
これまでに紹介した明治安田生命学資保険「つみたて学資」の特徴を見れば大体お分かりになるでしょうが、返戻率が高いのには理由があります。繰り返しになる部分もあるものの、理由をまとめておきましょう。まず、払込期間が最高15歳までと短いので、保険料が下がるためです。
次に、高額割引制度があることによっても、保険料が低くなります。適用条件に該当した人は、返戻率が高くなるので、大きなメリットを享受できます。
そして、これは返戻率が高い学資保険全般に言えることですが、保障や特約を最小限にしているので、その分返戻率を上げることが出来るのです。保障や特約が少ないのはデメリットですが、返戻率の高さでそのデメリットを補っています。
明治安田生命の学資保険のデメリット
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」には数々のメリットがあり、そのメリットを見るだけでは最高の学資保険のように思えます。しかし、メリットの裏には当然デメリットもあるわけで、そのデメリットを見ないことには最終的な判断は出来ません。そこで、頭に入れておきたいデメリットをいくつか取り上げてみます。
①毎月の保険料の高さ
好条件が多い明治安田生命の学資保険「つみたて学資」ですが、毎月の保険料が高いというデメリットがあります。学資保険の保険料というと、9000~1万円くらい納めているという人も多くなっているのに、「つみたて学資」の場合は、1万以上、場合によったら1万5000円以上も支払っているという人もいて、かなり割高です。
返戻率の高さや支払期間の短さが影響
何故、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の保険料が高いのか考えてみましょう。まず返戻率が高いために、ある程度保険会社も保険料を大目に受け取っておく必要があるのです。返戻率が高いのはメリットですが、そのデメリットもあるわけです。
次に、払込期間の短さも保険料が高い理由です。短い期間で必要な保険料を集めるということは、それだけ1回に支払う保険料も高くなります。早く保険料の払い込みが終わるのはメリットであるものの、その分保険料が高くなるデメリットを受け入れざるを得ません。
保険料を抑えることも可能だが
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の保険料を抑えることは出来ます。たとえば、受取総額を200万円にして、払込期間を15歳までとした場合です。ただ、このケースでは、高額割引の適用ないのと、払込期間が長いのとで、返戻率が悪くなり、103%弱という数字になります。保険料が安いことが、かえってほかのデメリットを増やしているのです。
②契約年齢制限の厳しさ
他の学資保険に比べると、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の年齢制限は厳しいです。口コミでもこのデメリットが困る点だとしているものがあります。様々な好条件がそろった「つみたて学資」ですが、こと年齢に関する限り、あまり融通が利ないようです。したがって、申し込む場合は、年齢制限に十分注意しましょう。
年齢制限は満18歳から45歳
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の年齢制限がどれくらいかというと、契約者については、満18歳から45歳としています。他の学資保険では、55歳から60歳まで加入OKとなっている場合も多く、それよりもかなり上限が低いです。これは大きなデメリットで、高齢出産の人や祖父母では加入が難しい場合も出てきます。
子供の年齢制限も厳しい
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の子供の加入年齢制限も契約者同様厳しいです。15歳までの払込期間の場合は0歳から6歳までが年齢制限なのでまだいいですが、10歳までの払込期間の場合は年齢制限が0歳から2歳までです。かなり範囲が短いので、10歳払込完了を選択する場合は、素早い決断をしなければいけません。
明治安田生命の学資保険に関する口コミ
ここからは明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の口コミをいくつか紹介しましょう。いざ「つみたて学資」に申し込もうと思っても、デメリットなどを考えて、躊躇してしまう場合があります。しかし、実際に「つみたて学資」を利用した人の口コミを見れば、その良さ悪さが分かるので、最終的な決断がしやすくなるでしょう。
①お金に困らない様に加入
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」に加入した人の口コミで多いのは、大学進学時をはじめ子供の大学生活時にお金に困らない様にする為というものです。大学入学も大学生活もことのほかお金が掛かるものなので、その準備をぬかりなくということなのでしょう。誰もが大いに共感できる口コミです。
返戻率の高さが良い
お金に困らない様にという口コミでも、返戻率の高さに触れています。支払った保険料よりも受け取れる祝い金や学資金が多くなれば、親にとってもとても助かります。これがある為に「つみたて学資」に申し込んだとする口コミもたくさんあります。返戻率の高さはどの親にとっても魅力なのでしょう。
②子供の為に無理無く資金運用が可能
子供の為に無理のない資金運用を考えて、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」に加入したという口コミもあります。少しずつでもお金を積み立てていき、大きな金額を受け取れれば、子供の将来の為に安心できるというわけです。この口コミでも、返戻率の高さが取り上げられています。
ライフスタイルに合わせられる
子供の為に無理のない資金運用を考えたという人の口コミでは、自分のライフスタイルとの相性を良く見たとのことです。明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の場合は、この点がしっくり行ったので、最終的に選択したそうです。この口コミにも見られるように、親のライフスタイルに合った学資保険を選ぶことは非常に大切です。
明治安田生命の学資保険の注意点
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の加入にあたっては、いくつかの注意点があります。すでに紹介したデメリットともに、この注意点をしっかりと把握したうえで、申し込みをしなければいけません。いったん加入してから、こんなはずではなかったと後悔はしたくないでしょうから、注意点を良く見ておきましょう。
①付けられる特約が無い
貯蓄型の学資保険の場合、特約を付けられないケースが多いのですが、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」でもそれは同じです。育英資金特約や医療特約は一切付けられません。したがって、保障重視の学資保険を希望するする人は、「つみたて学資」ではなく、ほかの保険会社の学資保険を選択する必要が出てきます。
保険料払込免除保障は付いている
契約者である親が死亡、または所定の身体障害状態になった時に、その後の保険料が免除される保障は、もともと「つみたて学資」に付いています。いくら特約が一切付けられないからと言って、最低限の保障まで取り外しいているわけではないのです。なお、この免除が適用された場合も、保障内容に変更はありません。
②契約プランが大学用のみ
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」では、18歳から21歳(17歳から20歳の場合もあり)までに毎年祝い金か学資金を受け取れます。まさに大学生活たけなわという時期での祝い金の支給ですが、裏を返せば、それ以外の時期には祝い金も学資金も貰えません。大学生活だけを照準に絞った学資保険なのです。
中学入学、高校入学でもかなりの費用が掛かる場合(特に私立校に入学する場合)があり、そのような時にまとまったお金が欲しいという親には、「つみたて学資」は不向きです。そのような場合は、ほかの保険会社の学資保険を探す必要があります。
③無配当な点にも注意
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の説明を良く見ると、無配当こども保険となっています。つまり、運用等によって生じる配当金は支給されないということです。このため、インフレになり、子供の教育資金が増えた場合に対応が出来なくなる場合もあります。インフレを心配する人は、有配当の学資保険を選ぶほうがいいです。
④死亡給付金が支給された後
子供の死などだれも考えたくないでしょうが、一応その時の明治安田生命側の対応を見ておきましょう。被保険者の子供が死亡した時は、死亡給付金が支給されます。しかし、もう祝い金や学資金を受けるべき子供がいなくなったのですから、契約は解除となり、その後の支給はすべてなくなります。
明治安田生命の学資保険に加入する方法
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」に加入する方法を見ておきましょう。まず、インターネットか電話で資料請求をします。その資料を見ながら特徴を確認するのですが、それだけでなく、面談があり、アドバイスや説明を受けられます。不明点や要望はここで伝えましょう。そして、面談が済めば、そのまま手続きをしてもらえます。
ファイナンシャルプランナーや保険ショップの利用も
上記の加入方法以外にも、独立したファイナンシャルプランナーや保険ショップに相談してみるという手があります。ファイナンシャルプランナーに相談するメリットは、保険のことだけではなく、ライフプランや生活状況などを総合的に見て、いいアイデアを出してくれることです。「つみたて学資」の加入手続きも行ってくれる場合が多いです。
据え置き期間を利用出来る明治安田生命の学資保険
明治安田生命の学資保険「つみたて学資」では、据え置き期間を設けることが出来ます。満期日から5年を限度に据え置かれ、年0.01%の利率で運用がされます。据え置き後、満期学資金と祝い金を受け取ることが出来るようになります。なお、据え置き開始から1年未満で引き出しをした場合は、運用利率は年0%となり、メリットはありません。
明治安田生命のメリット・デメリットを参考に学資保険に加入しよう!
ここまで、明治安田生命の学資保険「つみたて学資」の3つの特徴、メリット・デメリット、口コミ、注意点などについてお伝えしました。「つみたて学資」には、いくつものメリットやデメリットがありますが、それらを総合的に検討して、加入するかどうかを決めましょう。「つみたて学資」の場合、年齢制限が厳しいので、判断は早めにしてください。