アイビーを育てる前の準備
アイビーを育てる前の準備を2つピックアップしました。アイビーの育て方の前に、必要な道具と適した置き場所の準備方法を紹介します。そのためには、アイビーの特徴を知っておくことが大切です。
アイビーの学名は「Hedera(ヘデラ)」といい、いくつかの種類があります。その中でもショップなどで特に取り扱いが多いのが「ヘデラ・ヘリックス」という種類です。ヘデラ・ヘリックスは、現在500以上の園芸品種があるといわれています。
アイビーはキヅタ属に分類されるつる性の観葉植物で、冬でも葉が枯れることはありません。アイビーは成長するとつるがどんどん伸びていく性質があります。庭に地植えすると、繁殖して周囲の植物も巻き込んでしまいます。
アイビーを壁やフェンスなど手入れが必要ない場所に広げたいのであれば問題ありません。観賞用の場合は、鉢植えやプランターに植える育て方の方が手入れが少ないです。アイビーは鉢に植えて吊るす育て方・飾り方に人気があります。
これらの特徴を踏まえ、アイビーを育てる前の準備をしましょう。ここからは、アイビーを育てる前の準備について紹します。
アイビーを育てるのに必要な道具
1つ目に紹介するアイビーを育てる前の準備は「アイビーを育てるのに必要な道具」です。今回は鉢植えとハイドロカルチャーの2タイプの育て方を紹介します。
まず、鉢植えの育て方に必要な道具を紹介します。「アイビーの苗」「鉢・プランター」「鉢底ネット」「土」「肥料」「じょうろ」「液体肥料」「剪定バサミ」です。観賞用のインテリアとして部屋に飾るためには、イメージに合う鉢・鉢カバーのデザインやカラーもこだわりましょう。
アイビーのつたが伸びる特徴を活かし、鉢植えを天井やカーテンレールなどに吊るしたり壁にかける飾り方もおすすめです。ハンギングバスケットなど、吊るす飾り方に適した道具を準備しましょう。アイビーはトピアリーにも適しているため、お好みの形に支柱を立てて作るのもおすすめです。
アイビーの苗から育てる自信がないという方は、鉢植えを用意しましょう。アイビーの苗や鉢植えは、園芸店・ホームセンター・雑貨屋・花屋・インターネット通販などで購入することができます。
次に、ハイドロカルチャーの育て方に必要な道具を紹介します。「アイビーの苗・鉢植え」「ガラスの器」「ハイドボール」「防腐剤(根腐れ用)」「剪定バサミ」です。ハイドロカルチャーとは、土の代わりとなる「ハイドロボール」を使う育て方になります。
ハイドロカルチャー専用のアイビーの苗はあまり流通していないため、土がついた苗か鉢植えで問題ありません。アイビーの根についた土は、水で洗い落としてから植え替えます。
ハイドロカルチャーはハイドロボールを見せるガラスの器を使った飾り方がおすすめですが、鉢植えでも問題ありません。底に穴が開いていない扱いやすい容器を準備しましょう。
このほかに、ハイドロカルチャーのように土を使わないパフカルという素材を使った育て方もあり、フレームに入れる飾り方が可能になります。写真立てと同じように棚などの上に立てる飾り方や絵画のように壁にかける飾り方などがあります。
アイビーにおすすめの置き場
2つ目に紹介するアイビーを育てる前の準備は「アイビーにおすすめの置き場」です。アイビーは日の当たる風通しのよい場所を好みます。4月から10月の温かい季節は、午前中に日の当たる窓際がおすすめです。11月から3月の寒い季節は、窓ガラスから日の当たる場所に置きましょう。
西日が強い場所やエアコンの風が直に当たる場所に置かないことが、アイビーの置き場のコツ・ポイントです。
日の当たる置き場が確保できない場合は、1週間に何日か日の当たる場所に移し日光浴させましょう。日光浴のコツ・ポイントは、日の当たる場所に午前中移動させ、午後は置き場に戻すことです。
アイビーを育てるのに最適な土づくり
アイビーを育てるのに最適な土づくりを3つピックアップしました。アイビーを育てるのに最適な土は、鉢植えに適した土2種類とハイドロカルチャーに適した土1種類です。アイビーの育て方や飾り方に合わせて、お好みの土を準備しましょう。ここからは、アイビーを育てるのに最適な土づくりについて紹介します。
培養土を購入する
1つ目に紹介するアイビーを育てるのに最適な土づくりは「培養土を購入する」です。アイビーは湿気を嫌うため、水はけと通気性のよい土をつくることが育て方のポイントです。
土を使うアイビーの育て方の場合は、市販の培養土を購入すれば土づくりは必要ありません。コツ・ポイントは特にありませんが、観葉植物用の培養土を購入しましょう。
小粒赤玉土と腐葉土を混ぜる
2つ目に紹介するアイビーを育てるのに最適な土づくりは「小粒赤玉土と腐葉土を混ぜる」です。土を使うアイビーの育て方の場合は、小粒赤玉土と腐葉土を混ぜる土づくりもおすすめです。
小粒赤玉土だけでも育てることができますが、腐葉土も混ぜた方が水はけがよくなります。小粒赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜることがアイビーの育て方に最適な土づくりのコツ・ポイントです。
ハイドロボールを購入する
3つ目に紹介するアイビーを育てるのに最適な土づくりは「ハイドロボールを購入する」です。ハイドロカルチャーの育て方に必要な土は、水耕栽培用のハイドロボール・ハイドロコーンです。ハイドロボールとは、人工的に作られた土の代わりとなる小さな粒です。
無菌・無臭・虫がつきにくい・見た目がおしゃれなどの特徴があり、観賞用のインテリアとして人気があります。ハイドロカルチャーの育て方のポイントは、根腐れを防止するために鉢底に「ミリオンA」「ゼオライト」などの防腐剤を敷き詰めることです。こちらも一緒に購入しましょう。
アイビーの育て方
アイビーの育て方を3つピックアップしました。アイビーの育て方には、いくつかのコツ・ポイントがあります。植え方や水やりなどアイビーの育て方が適切でないと、うまく育たず枯れてしまうこともあります。
アイビーの上手な育て方には、アイビーの苗や鉢植えの選び方も重要になります。ここからは、アイビーの育て方について紹介します。
育て方①植え方のコツ
1つ目に紹介するアイビーの育て方は「育て方①植え方のコツ」です。まず、元気なアイビーを選ぶことが上手な育て方のコツです。
葉っぱにはり・つやがあり、厚みのあることがポイントです。茎に対して葉っぱの数が少ないものや枯れているもの、病気が見られるものは避けましょう。
アイビーの苗が入っているポットや鉢植えの底から根があふれている場合は、根詰まりが考えられます。根詰まりしているアイビーはなるべく早い植え替えが必要になります。植え替え時期に適していない時期(10月から3月頃)に購入する場合やすぐに植え替えができない場合は避けましょう。
アイビーの適した植え付け・植え替えの季節は4月から9月です。植え付け・植え替えもアビーの育て方に影響を及ぼすので注意しましょう。ここからは、鉢植えとハイドロカルチャーの2タイプの植え方のコツを紹介します。
鉢植えの1つ目の植え方のコツは、アイビーのビニールポットよりひとまわり大きな鉢を準備することです。2つ目の植え方のコツは、アイビーの苗の周りについている土を落とさないことです。ひとまわり大きな鉢を準備する理由は、アイビーの苗の土には手を加えずそのまま植え付けるためです。
3つ目の植え方のコツは、根を傷つけないことです。鉢底ネットで鉢の穴をふさぎ、最適な土を4分の1程度入れます。アイビーの苗をポットから出しそのまま入れます。割りばしなどの棒を使い、根を傷つけないようにつつきながら隙間を土で埋めます。
4つ目の植え方のコツは、鉢の底から水があふれるまでたっぷり水やりをすることです。植え付けがおわったら、水をたっぷり与えて完成です。アイビーにおすすめの置き場に飾りましょう。
ハイドロカルチャーで育てる場合も、アイビーの苗の選び方や植え付け季節のコツは同じです。ハイドロカルチャーの1つ目の植え方のコツは、ハイドボールを乾燥させることです。ハイドボールは一度水洗いする必要があるため、植え付け前に準備しておきましょう。
2つ目のコツは、アイビーの苗についている土を洗い落とすことです。ハイドロカルチャーは土がいらないため、鉢植えで購入した場合もしっかり洗いましょう。
3つ目のコツは、根腐れ用の防腐剤を入れることです。ハイドロカルチャーは、常に容器の底に水を溜めておく育て方になります。防腐剤を入れておかないと根が腐るので気を付けましょう。
ハイドボールを容器の底から3分の1程度入れ、アイビーの苗を置き隙間を埋めます。5分の1程度の水を入れて完成です。
育て方②水やりのタイミング
2つ目に紹介するアイビーの育て方は「育て方②水やりのタイミング」です。日本には四季があり、季節ごとに土の乾き具合が違います。そのため、季節ごとに水やりのタイミングを変えることがポイントになります。
土が乾きすぎるとアイビーが枯れてしまうので注意しましょう。ここからは、育て方②水やりのタイミングについて紹介します。
夏の水やり
1つ目に紹介する育て方②水やりのタイミングは「夏の水やり」です。生育期の4月から9月までは、表面の土が乾いた状態が水やりのタイミングになります。鉢の底からあふれるまでたっぷり上げましょう。鉢の受け皿にたまった水は捨ててください。
ハイドロカルチャーの育て方の場合は、容器に入れた水が完全になくなってから2~3日あいだをあけましょう。水やりの量は5分の1程度です。常に水に触れた状態や量が多すぎると、根腐れが起きやすくなります。
冬の水やり
2つ目に紹介する育て方②水やりのタイミングは「冬の水やり」です。休眠期の10月から3月までは、表面の土が乾いてから2~3日後が水やりのタイミングです。
ハイドロカルチャーの育て方の場合は、1週間程度あいだをあけてから水やりしましょう。真冬は水が冷たくなるため、どちらも日が昇った午前中の水やりがベストです。
育て方③肥料は10日に一度が目安
3つ目に紹介するアイビーの育て方は「育て方③肥料は10日に一度が目安」です。生育期の4月から9月のあいだは、薄めた液体肥料を水やりの代わりにあげましょう。培養土など養分を含んでいる土の場合は必要ありません。
アイビーの剪定のポイント
アイビーはつるがどんどん伸びていくため、伸びすぎて困ったり見た目が気になる場合は剪定しましょう。剪定とは、不要なアイビーのつるを剪定バサミで切ることです。ここからは、アイビーの剪定のポイントについて紹介します。
4~10月中に好きな形に剪定する
アイビーの剪定のポイントは「4~10月中に好きな形に剪定する」です。アイビーの剪定を行う場合は、生育期の4月から9月を目安にしましょう。暖かい気候の場合、剪定は10月でも問題はありません。
アイビーの見た目のバランスを考え、伸びすぎたり混み合っている不要な部分を剪定バサミで切りお好きな形に整えましょう。剪定バサミで切ったアイビーは、元気なものであれば挿し木にすることが可能です。挿し木の方法は最後の項で紹介します。
木質化したものは剪定する
木質化したアイビーは剪定しましょう。木質化とは、つるが木のように茶色く固く変化することです。木質化したアイビーは、葉っぱがつきにくくなりつるも伸びにくくなります。木質化している根元からバッサリ剪定しても、すぐに新芽が出てきます。
アイビーの育て方の注意点
アイビーの育て方の注意点を4つピックアップしました。アイビーの育て方にはいくつかの注意点があり、間違った育て方をしていると枯れてしまうことがあります。アイビーを長く楽しむために、育て方の注意点を参考にしてください。ここからは、アイビーの育て方の注意点について紹介します。
1~2年がたったら植え替えが必要
1つ目に紹介するアイビーの育て方の注意点は「1~2年がたったら植え替えが必要」です。アイビーの植え替えに適した季節は5月から6月です。
鉢植えの場合は、底から根が出て根詰まりが起きている状態が植え替えのサインになります。植え替えの際は、植え付けと同じ手順で行います。ある程度土が乾いた状態のときに植え替えしましょう。
鉢からアイビーを取り出し、底についている古い土を少し落として根が傷んでいないかチェックしましょう。傷んでいる根は剪定バサミで切ってから植え替えます。
ハイドロカルチャーの場合は、半年~1年が植え替えの目安です。ハイドボールは、汚れを取り水洗いして乾かします。アイビーは根を洗い、傷んでいる部分は剪定バサミで切ります。新しい防腐剤を用意して、植え付けと同じ手順で行いましょう。
水・日光が不足すると枯れる
2つ目に紹介するアイビーの育て方の注意点は「水・日光が不足すると枯れる」です。アイビーのつるがしぼんで細くなり先が枯れたり、葉っぱがしぼんでしまうことがあります。この場合は、水が不足していることが原因と考えられます。水をたっぷりあげ、枯れた部分は剪定バサミで切りましょう。
また、日光が不足しても同じ現象が起こります。より日当たりのよい場所に1週間ごとに移動させ、アイビーに適した場所を探しましょう。
水を与えすぎると枯れる
3つ目に紹介するアイビーの育て方の注意点は「水を与えすぎると枯れる」です。アイビーの葉っぱが黒くなり枯れてしまうことがあります。この場合は、水を与えすぎて根腐れしている可能性があります。
アイビーは水に触れている状態が続くと根腐れを起こしてしまいます。初心者がアイビーを枯らしてしまう1番の原因は、水やりのタイミングを間違え水を与えすぎてしまうことです。鉢植えとハイドロカルチャーの育て方・水やりのタイミングをしっかり守りましょう。
黒くなった葉の部分や傷んでいるつるは、手前部分を剪定バサミで切ります。アイビーは生命力が高いので、正しい育て方を行い元気になるのを待ちましょう。
猛暑にさらされると枯れる
4つ目に紹介するアイビーの育て方の注意点は「猛暑にさらされると枯れる」です。アイビーは比較的暑さや寒さに強い観葉植物ですが、30度を越える猛暑にさらされる環境では弱り枯れてしまいます。
屋外の場合は照り返しやコンクリートなど熱がこもりやすい上に置いておくと枯れてしまいます。日影に置くか打ち水をしましょう。部屋に飾っている場合は、冷房がついている環境で育てましょう。
アイビーがかかりやすい病気と対処法
アイビーがかかりやすい病気と対処法を3つピックアップしました。アイビーは病気にかかりにくい観葉植物ですが、育て方によっては病気になることもあります。
アイビーの様子がおかしいと思ったらかかりやすい病気の特徴と見比べ対処しましょう。また、かかりやすい病気を防ぐ育て方も参考にしてください。ここからは、アイビーがかかりやすい病気と対処法について紹介します。
立枯病を防ぐ育て方
1つ目に紹介するアイビーがかかりやすい病気と対処法は「立枯病を防ぐ育て方」です。立枯病は、カビ菌の繁殖が原因で根腐れする病気です。
根腐れすると水やりをしても吸収できないため、つるや葉っぱがしおれていき枯れてしまいます。病気にかかった部分を抜き取り、紹介した植え付けと同じ手順で植え替えましょう。
立枯病を防ぐ育て方のポイントは「清潔な土を使う」「株元が蒸れないように剪定をする」「受け皿に溜まった水は捨てる」「立枯病予防の薬を使う」などです。
灰色カビ病を防ぐ育て方
2つ目に紹介するアイビーがかかりやすい病気と対処法は「灰色カビ病を防ぐ育て方」です。灰色カビ病は、糸状菌といわれる灰色のカビ菌に覆われる病気です。
気温が高くなく多湿が原因で発生するため、梅雨の時期や夏が終わり涼しくなってきた雨の多い時期にかかりやすいです。葉っぱにしみのような模様ができ褐色いろなどの変色し始めたら病気の可能性があります。つるから剪定バサミで切り、空気感染するため殺菌剤を使い消毒しましょう。
灰色カビ病を防ぐ育て方のポイントは、「多湿な環境にならないように剪定する」「風通しのよいところに置く」「日当たりのよいところに置く」「受け皿の水は捨てる」「水はけのよい腐葉土を増やす」などです。
炭疽病を防ぐ育て方
3つ目に紹介するアイビーがかかりやすい病気と対処法は「炭疽病を防ぐ育て方」です。炭疽病(たんそびょう)は、葉っぱの裏に灰色や黒い斑点模様が出る病気です。進行すると全体へと広がり、穴があいて枯れてしまいます。
高温多湿が原因で発生するため、葉っぱが多すぎることが原因と考えられます。病気にかかった部分を剪定バサミで切り殺菌剤を使い消毒しましょう。
炭疽病を防ぐ育て方は「株元が蒸れないように剪定をする」「受け皿に溜まった水は捨てる」「風通しのよいところに置く」「水はけのよい腐葉土を増やす」などです。
いずれの病気もカビが原因と考えられます。正しいアイビーの育て方を守っていれば、発生する可能性は低くなります。
アイビーにつきやすい虫と対処法
アイビーにつきやすい虫と対処法を2つピックアップしました。アイビーは虫がつきにくい観葉植物ですが、育て方によっては病気になることもあります。
アイビーの様子がおかしいと思ったら、つきやすい病気の特徴と見比べ対処しましょう。また、つきやすい虫を防ぐ育て方も参考にしてください。ここからは、アイビーにつきやすい虫と対処法について紹介します。
ハダニを防ぐ育て方
1つ目に紹介するアイビーにつきやすい虫と対処法は「ハダニを防ぐ育て方」です。ハダニとは、群れを作って葉っぱから栄養を奪う体長0.3~0.5mmのクモの仲間です。3月から10月頃の暖かい季節に発生しやすいです。葉っぱの色素が抜けて白っぽくなります。
風通しが悪い環境や空気の乾燥、葉水を与えていないことが原因と考えられます。ハダニを見つけたら、葉水を与えるか流水で流し駆除しましょう。
ハダニを防ぐ育て方は「風通しのよいところに置く」「葉水を与える」「乾燥させない」「ハダニが発生しやすい季節の前に予防殺虫剤を使う」などです。
カイガラムシ類を防ぐ育て方
2つ目に紹介するアイビーにつきやすい虫と対処法は「カイガラムシ類を防ぐ育て方」です。カイガラムシは全世界で7300種類ほど存在しており、日本ではハカマカイガラムシ科と白いワタフキカイガラムシ科の2種類が存在しています。
葉っぱの裏に生息し、体長は1~3mm程度です。白いふわふわしたものや殻の硬いものなど見た目はさまざまです。流水で落とせない種類は、先の尖ったものでひとつひとつ取り落とす必要があります。
カイガラムシ類を防ぐ育て方は「暗くて狭いところに置かない」「風通しのよいところに置く」「剪定して風通しをよくする」「カイガラムシの予防殺虫剤を使う」などです。
いずれの害虫も風通しが悪いと発生しやすいです。正しいアイビーの育て方を守っていれば、発生する可能性は低くなります。
アイビーの寄せ植えのポイント・飾り方
アイビーの寄せ植えのポイント・飾り方を3つピックアップしました。アイビーは寄せ植えとしても人気がある観葉植物です。アイビーの特徴を活かした寄せ植えのポイント・飾り方を知ることで、楽しみ方の幅が広がります。ここからは、アイビーの寄せ植えのポイント・飾り方について紹介します。
上に伸びる花
1つ目に紹介するアイビーの寄せ植えのポイント・飾り方は「上に伸びる花」です。アイビーは横から下に向かってつるが伸びていく性質のため、上に伸びる花との飾り方がバランスがよいです。
アイビーはほとんど花を咲かせない観葉植物なので、鮮やかな花を咲かせる植物と寄せ植えすることで華やかになります。ただし、色数が増えすぎるとまとまりのない寄せ植えになるため、置き場に合わせて3色以内に収めることが飾り方のコツになります。
同系色の「赤・ピンク・オレンジ」「青・水色・紫」「グラデーション」「パステルカラー」や反対色の「赤・緑」「青・オレンジ」「黄色・紫」などがおすすめです。色選びに迷ったら、バランスのとりやすい白を取り入れましょう。
寄せ植えに人気がある上に伸びる花は「チューリップ」「水仙」「ガーデンシクラメン」「葉牡丹」などです。花は1年中咲かないので、咲かせる時期も考え選びましょう。
小花がたくさんつく花
2つ目に紹介するアイビーの寄せ植えのポイント・飾り方は「小花がたくさんつく花」です。アイビーの寄せ植えは、小花がたくさんつく花との飾り方も人気があります。小花がたくさんつく花の選び方も、上に伸びる花の項で紹介した内容と同じです。
好む土や水やりのタイミングなど育て方が違う花との寄せ植えは難しくなります。寄せ植えに人気がある小花がたくさんつく花は「パンジー」「アイビーゼラニウム」「スイート・アリッサム」「ムスカリ」「ビオラ」などです。
アイビーを数種類選んで寄せ植えしてもキレイ
3つ目に紹介するアイビーの寄せ植えのポイント・飾り方は「アイビーを数種類選んで寄せ植えしてもキレイ」です。アイビーは紹介したように種類が豊富で、さまざまな見た目の葉っぱがあります。
アイビーを数種類選んで寄せ植えする方法は育て方が同じなので、水やりや肥料など悩むことがありません。寄せ植えの育て方が初めての人におすすめです。
葉っぱの色は緑色や黄金色、白い斑点や黄色い斑点などがあります。葉っぱの形は星型やしずく型、先の尖った形やハート型などがあります。見た目の違うアイビーを数種類選んで寄せ植えするだけでもおしゃれです。
つるが伸びるだけのアイビーを寄せ植えしてしまうと少し物足りなさを感じるかもしれません。数種類のアイビーだけの寄せ植えの場合は、トピアリー仕立てにする飾り方がおすすめです。
アイビーの増やし方
アイビーの増やし方を2つピックアップしました。アイビーは繁殖力が高いため、比較的増やし方は簡単です。アイビーの増やし方は挿し木がおすすめです。
暖かい季節限定ですが、水挿しの増やし方でもOKです。アイビーの増やし方はお好みで決めてください。ここからは、アイビーの増やし方について紹介します。
挿し木の時期は4~5月
1つ目に紹介するアイビーの増やし方は「挿し木の時期は4~5月」です。挿し木の増やし方の場合、4月から9月の生育期に根が出るように育てましょう。アイビーの増やし方は、特に4月から5月・9月から10月がおすすめです。
水挿しの増やし方も、おすすめの季節は同じです。水挿しの増やし方のが簡単ですが、毎日水を変える手間はあります。
挿し木の方法
2つ目に紹介するアイビーの増やし方は「挿し木の方法」です。挿し木の増やし方の場合、2~3節ついている長さ(10~15cm)を目安にカットします。葉っぱを3~4枚残しすべて取り、切り口を1時間ほど水に浸けます。
アイビーの植え付けの手順と同じように植え、明るい日陰で育てます。土が乾いたら水やりのタイミングです。10日から2週間程度で根が出てきます。新しい葉っぱが出てつるが伸びてきたら、3号ポットに植え替えましょう。
水挿しの増やし方の場合は、切り口を水に浸けて完了です。1週間程度明るく涼しいところに置いておき、少しずつ日の当たる場所に移動させます。毎日の水替えも必要です。
水挿しの増やし方の場合は、冬を越すことができません。10月ごろまでに鉢植えに植え替えるかハイドロカルチャーの育て方に変えましょう。以上がアイビーの増やし方になります。
アイビーは手軽に育てることができる
アイビーは初心者でも手軽に育てることができる観葉植物です。育て方や増やし方にはいくつかの注意点やコツ・ポイントがあります。日々の水やりのタイミングや剪定、置き場など紹介した育て方を参考にしてください。