育てやすい観葉植物を自宅で育てよう!
室内に緑があると空間が落ち着くといわれています。そのため観葉植物を室内に置くと気持ちのリフレッシュにつながります。ただ観葉植物を育てることは難しそう、すぐ枯れてしまうのではと考える方も多いといえます。
観葉植物にはとても多くの種類があり種類によっては比較的育てやすい観葉植物があります。室内でも水やりや温度管理がしやすく育てやすい観葉植物は自宅で育てることができます。
初心者でも育てやすい観葉植物ランキングTOP10!
観葉植物を育てることになれていない初心者の方でも比較的水やりや温度管理がしやすく育てやすい観葉植物にはたくさんの種類があります。ここでは育てやすい観葉植物の中でもとくに初心者でも育てやすいおすすめの観葉植物のランキングを紹介します。
10位:サンスベリア・キリンドリカ
育てやすいランキング10位のサンスベリアはアフリカ原産の観葉植物です。乾燥や暑さにはとても強く半面寒さには弱いという特徴があります。サンスベリアを育てるときは室温が10度以下にならないように注意が必要です。
水やりは春から夏にかけて土の表面が白っぽくなったらたっぷりと与えます。ただ冬はサンスベリアの生長が止まっているため水は与えなくても大丈夫です。
サンスベリアにはとても多くの種類があります。そのなかでもキリンドカはシュッとした葉と縞模様が特徴的なサンスベリアです。
サンスベリアのなかでは高さが1mほどの大型になるタイプの種類です。サンスベリアは空気を浄化するといわれており小さいタイプの種類もあります。
9位:へデラ・へリックス
育てやすいランキング9位のヘデラ・ヘリックスは一般的には「アイビー」または「セイヨウキヅタ」という愛称で呼ばれています。ヘデラ・ヘリックスはベランダや壁、木などに張り付くように成長していき、一年中きれいな緑色の葉をしています。
室内で鉢植えとして育てる場合は午前中に日が当たる半日陰で育てることが大切です。水は鉢の土が乾いたら与えます。とても育てやすい観葉植物といえます。
ヘデラ・ヘリックスは観葉植物の寄せ植えに多く利用されていますが、ヘデラ・ヘリックスだけを鉢植えにして楽しむことができ、小さいインテリアになります。
追肥はヘデラ・ヘリックスを単独で楽しむ場合のみ与えます。追肥することでヘデラ・ヘリックスのきれいな緑色の葉を楽しむことができます。
8位:テーブルヤシ
育てやすいランキング8位のテーブルヤシは中南米が原産の小さいヤシの仲間です。耐陰性があるため室内でも育てやすい観葉植物です。日当たりがよく風通しの良い場所を好みます。また寒さに弱いので冬場の管理に注意が必要です。
エアコンの風が苦手なのでエアコンの風が直接当たらない場所に置くことが枯らさないためのポイントです。また水はけが悪いと根腐れを起こしやすいので水はけのよい土を使います。
テーブルヤシは生育期である4月から9月の間にたっぷりと水を与えることが大切です。この時期に与える水の量が少ないと冬に葉が落ちてしまうことがあります。
直射日光が苦手なため室内での栽培に適しています。また小さい観葉植物なのでテーブルなどの上に置き、インテリアとしても楽しむことができます。
7位:多肉植物
育てやすいランキング7位はぷっくりとしたフォルムでインテリアプランツとしても人気がある多肉植物です。おもに雨の少ない地域に生息している種類が多いため葉や茎に多くの水分を溜めることができるため乾燥に強く育てやすいといえます。
多肉植物には1万5000種以上あり、最近ひそかなブームとなっているサボテンも多肉植物になります。花が咲くものや葉の色が変化するものなどがあります。
その種類の多さと小さいことから寄せ植えを楽しむことができます。また比較的室内でも育てやすいので初心者に向いているといえます。
6位:シュガーバイン
育てやすいランキング6位は5枚の葉が丸く並んだ形が可愛いと人気があるシュガーパインです。シュガーパインはブドウ科の常緑ツル性植物で鉢から長く伸びたツルが特徴的な観葉植物で、寒さにも比較的強いので育てやすいといわれています。
直射日光は苦手である程度の耐陰性はありますが、カーテン越しの柔らかい日差しが当たる窓際の風通しの良い場所を好みます。
シュガーパインの花言葉は「健やか」といわれるとおりとても生育が早く元気に育つ育てやすい観葉植物です。伸びすぎたツタの部分を切ってもすぐに新しいツタが伸びてきます。
シュガーパインは土が乾燥した時点で水を与えます。冬場は水やりの回数は少なくします。また鉢植えなどの場合水受けに溜まった水はすぐに捨てることが根腐れを防ぐポイントです。
5位:ガジュマル
育てやすいランキング5位のガジュマルは沖縄では精霊「キジムナー」が宿るとされており、幸せが宿る木として知られています。その特徴的な根っこと可愛らし緑の葉が特徴的な観葉植物で、日光を好みますが室内でも比較的育てやすいといわれています。
ガジュマルは沖縄や屋久島などの暖かい地域に自生する植物なので冬場でも室温が10度以下にならないように注意が必要です。
水やりは生育期である春から秋にかけてたっぷりと与えます。冬場は土が乾燥したときに与えます。水の与えすぎは根腐れの原因になります。
ガジュマルは小さいままでも育てることができます。ガジュマルを大きく育てたいときは定期的に植え替えをします。
4位:モンステラ
育てやすいランキング4位の大きな切れ込みが入った大きな葉が特徴的なモンステラは南米が原産の観葉植物です。南国の気分を味わうことができる育てやすい観葉植物としてとても人気があります。モンステラは30cm程度の小さいものから2mほどの大きいものまであります。
モンステラは暖かい地域の観葉植物なので室温が5度以下にならないように育てることが大切です。またある程度の耐陰性はありますが比較的日光を好みます。
モンステラを室内で育てるポイントは置き場所を季節によって考えることです。秋から春は日当たりのいい窓辺、夏は直射日光が当たらない場所に置きます。
大きな葉が特徴的なモンステラは葉にホコリがたまらないようにときどき葉を拭きます。また乾燥しがちな冬場は葉にたっぷりと葉水をします。
3位:フィカス・エラスティカデコラ
育てやすいランキング3位のフィカス・エラスティカデコラはゴムの木として知られています。ゴムの木は自生ではとても大木になります。観葉植物として室内に置くフィカス・エラスティカデコラはとても存在感のある観葉植物です。
ゴムの木の仲間には大変多くの種類があり人気のベンジャミンもゴムの木の仲間になります。いずれの種類も生育が早く育てやすい観葉植物といえます。
日光を好む観葉植物なので室内で育てる場合はできるだけ日当たりの良い場所に置きます。日陰に置き続けると樹形が崩れてしまうこともあります。
水やりは土が乾燥したら与えます。大きな葉をきれいに保つためにも時々葉の表面を拭いてあげることをおすすめします。
2位:シェフレラ・アルボリコラ
育てやすいランキング2位のシェフレラ・アルボリコラは別名「ヤドリフカノキ」と呼ばれています。様々な種類があるシェフレラ種の原種です。濃い緑色の厚みのある葉が特徴的な観葉植物で、派手さはないのですがとても存在感があります。
熱帯・亜熱帯が原産なので日光がとても好きな観葉植物です。ある程度の耐陰性はありますが、窓越しに日光が当たる半日陰の場所へ置くとよく育ちます。
水やりは春から秋にかけてたっぷりと与えます。ただし水受けに水がたまったままにならないようにします。冬は10度以下になると生育が止まるので乾燥気味にします。
シェフレラ・アルボリコラはとても寒さに強い観葉植物なのでとても育てやすいといえます。ただ気温が0度以下になると株が弱ってしまいます。
1位:ポトス
育てやすいランキング1位のポトスはポピュラーな観葉植物です。ハンギングでも鉢植え、さらに小さいハイドロカルチャーでも育てやすい観葉植物です。種類が大変豊富でライトグリーンの葉の色が部屋の雰囲気をとても明るいものにしてくれます。
ポトスはツル性の植物なので吊り上げと吊り下げという方法で栽培します。吊り上げは鉢植えにしたポトスを支柱に這い上がるように仕立てます。吊り下げは伸びてくるツルを下へ伸ばしていきます。
ポトスは耐陰性がある観葉植物なのであまり日光の当たらない場所でも育ちます。寒さにも強く室温が5度以下にならなければ育てやすいといえます。
水やりは土が乾燥したらたっぷりと与えます。冬は水やりの回数を減らします。肥料は春から秋の生育期に2か月に1回程度固形の緩効性肥料を与えます。
育てやすい観葉植物の条件
初心者でも育てやすい観葉植物を選ぶときにどのような種類を選ぶか困っている方のために育てやすい観葉植物の条件についてくわしく解説します。
初心者でも育てやすい観葉植物の条件には4つあります。その4つの条件とはひとつは乾燥に強いこと、さらに室内で育てることが多いため比較的日陰に強いこと、また手入れしやすい小さいもの、最後に寒さに強いということです。
乾燥に強い
育てやすい観葉植物を選ぶときに大切なことは乾燥に強いということです。観葉植物は部屋のインテリアとして室内で育てることがほとんどです。室内はエアコンなどで乾燥しやすいため耐乾性のあることが大きな条件になります。
また旅行などで長期間水を与えることができない場合や水をやり忘れても耐乾性があると毎日水をあげる必要がないため枯れることは少ないといえます。
初心者でも育てやすい観葉植物は乾燥に強いということが大切ですが、水やりのタイミングを間違えると根腐れの原因になります。
日陰に強い
室内で観葉植物を育てる場合置き場所によってあまり日光が当たらないことがあります。耐陰性のある観葉植物の場合、室内の明かりだけでも十分育ってくれます。直射日光が苦手な観葉植物もあるので室内の半日陰でも育てやすい観葉植物を選ぶことがポイントです。
初心者でも育てやすい観葉植物とは室内のあまり日光が当たらない場所でも健康に育つことができる観葉植物といえます。
手入れのしやすい小さいもの
育てやすい観葉植物の条件のひとつに手入れがしやすく小さいということが考えられます。あまりに大きく成長スピードが速い観葉植物は植え替えや剪定などのお手入れが必要になってきます。また葉が落ちてしまったり虫がつくこともあり手入れに時間がかかることもあります。
手入れのしやすさを考慮するなら成長スピードがゆっくりとした小さい観葉植物を選ぶと育てやすいといえます。
寒さに強い
観葉植物の多くは熱帯や亜熱帯原産です。そのため寒さに大変弱い種類があります。室内で育てる観葉植物でも四季のある日本では冬には室内の気温がとても低くなってしまうことがあります。そのため比較的耐寒性のある観葉植物が育てやすいといえます。
多くの耐寒性のある観葉植物は室温が10度以下にならなければ健康育つことができます。ただ種類によっては5度以下でも育つ育てやすい観葉植物があります。
寒い日本の冬の室内でも耐寒性のある種類の観葉植物の場合は、越冬が比較的簡単なので初心者でも育てやすいといえます。
玄関に最適な育てやすい観葉植物
玄関はその家の顔ともいえる大切なスペースです。玄関に観葉植物を置くことで明るく素敵な空間を演出することができます。
ただ多くの家の場合玄関は暗く日差しが少ないという特徴があります。そのため日光を好むと思われがちな観葉植物を玄関に置くことをためらう方も多いといえます。ただ観葉植物の種類によっては日陰や半日陰でも育つ育てやすいものがあります。
ここでは日陰や薄暗い玄関でも育てることができる育てやすい観葉植物と玄関の外でも育てることができる上位ランキングの観葉植物を紹介します。
日陰や暗い玄関
玄関は家の顔といわれていますが、玄関に入ると日陰や薄暗いことが多い場所です。比較的日光を好む傾向にある観葉植物を置く場所としては少し不向きな場所ともいえます。ただ観葉植物の種類によっては日陰や半日陰でも育てやすい場合があります。
ここでは日陰や薄暗い玄関に置いても育てやすい観葉植物の上位ランキングに入るであろうおすすめの観葉植物を3種類紹介します。
シュロチク
シュロチクは中国南部から南西部が原産のヤシ科の観葉植物です。シュッとした色の濃いグリーンの葉が特徴的です。その濃いグリーンの葉の美しさから「緑の宝石」ともいわれており、高さが2m以上になることもあります。
耐陰性に優れており半日陰でもよく育つ育てやすい観葉植物です。ただしっかりと丈夫に育てたいときは時々日光浴をさせることをおすすめします。
水は土の表面が白く乾燥した来たら水やりをします。水のやり過ぎは根腐れの原因になるので注意します。また冬は乾燥気味に育てることが根腐れしないポイントです。
シュロチクは7度以下になると生育しにくくなりますが、比較的寒さに強い種類の育てやすい観葉植物です。家の中でも寒さが気になる玄関に置くこともできます。
アジアンタム
アジアンタイムは小さい可愛い葉が特徴的な観葉植物です。水やりのタイミングなど乾燥気味が苦手なアジアンタイムは初心者には少し難しい観葉植物いえますが、耐陰性があるため玄関に置くにはピッタリといえます。
アジアンタイムは直射日光の当たらない半日陰を好みます。少し薄暗い玄関に置く場合は時々明るい場所へ移動させることが大切です。日光不足になると葉の色が薄くなってきます。
アグラオネマ
アグラオネマは明るい日陰を好む観葉植物です。そのため少し薄暗い玄関でも育てやすいといえます。ただ耐陰性に優れているとはいえずっと日陰に置いておくと弱ってきます。直射日光は苦手なので時折明るい日陰に出してあげます。
高温多湿を好むアグラオネマは夏と冬の水やりのタイミングが違うので注意が必要です。夏はたっぷりと水を与えますが、冬はやや乾燥気味に育てることがポイントです。
アグラオネマはしっかりとした育て方を知っておくと初心者でもとても育てやすい観葉植物といえます。
玄関の外でも置ける観葉植物
玄関内ではなく玄関の外に観葉植物を置くことができます。観葉植物の中には寒さに強い耐寒性のある種類が多くあります。そのため種類によっては玄関の外に霜などに注意することで観葉植物を置くことができます。
ここでは寒さに強く玄関の外に置くことができる育てやすい観葉植物の中からオリーブの木とオリヅルランについてくわしく解説します。
オリーブの木
平和の象徴として知られるオリーブの木は比較的寒さに強く育てやすい観葉植物です。オリーブの木は年間の平均気温が15度から22度の地域なら屋外で育てることができます。また短い期間であれば-10度程度まで耐えることができるといわれるくらい耐寒性に優れています。
オリーブの木は日光を好む観葉植物です。玄関の外で育てるときは日当たりと風通しが良い場所がおすすめです。
オリーブの木は初夏に白い小さな花をたくさん咲かせます。結実も可能ですが、ブルーベリーなどと同じように確実に結実させるためには2種類の品種を栽培することをおすすめします。
オリーブの木は玄関の外に置くだけでも素敵な空間を作ることができます。耐寒性がある外でも育てやすい観葉植物で、小さい鉢うえでも育てることができます。
オリヅルラン
オリヅルランはやや寒さに弱いともいわれていますが、関東より以西では屋外で育てることが可能です。オリヅルランは春から秋にかけて伸びてくるランナーにつく古株の姿が折り鶴に似ていることがその名の由来といわれています。
オリヅルランは明るい日陰を好む植物です。玄関の外に置く場合は、直射日光の当たらない場所に置くことをおすすめします。
オリヅルランはとても丈夫で育てやすい観葉植物です。とくに葉が固いタイプのオリヅルランは寒さに強く育てやすいといわれています。
室温管理で観葉植物が育てやすい!
観葉植物を育てるうえでとても大切なポイントは水の与え方と温度管理といわれています。とくに暖かい地域が原産の観葉植物が多いため寒さに弱い傾向があります。
観葉植物は温度管理をしっかりすることで観葉植物はとても育てやすいといえます。育てやすいといわれる観葉植物の生育できる適温をしっかり確認することが大切です。ここでは観葉植物の温度管理についてくわしく解説します。
観葉植物は10℃を下回らないこと
観葉植物を枯らすことなく丈夫に育てるためには温度管理が大切です。ほとんどの観葉植物の原産国は暖かい地域なので少なくとも気温が10度以下になると生育しにくくなるといわれています。そのため気温が10度以下にならないように注意します。
また冬は多くの場所でエアコンなどの暖房器具を使用します。暖かくなった部屋で就寝時などに暖房器具のスイッチを切ることで室温が下がり、寒暖差が大きくなることがあります。
観葉植物は室温が10度以下にならないように注意するとともに寒暖差が大きくならないように気をつけることも大切です。
育てやすい観葉植物への水やり
観葉植物を育てるうえで大切なのが温度管理とともに適切な水やりを行うことです。初心者が観葉植物を枯らしてしまう原因のひとつに水の与えすぎということが考えられます。多くの観葉植物は乾燥気味を好むため水の与えすぎに注意します。
観葉植物の水やりの基本は土が白く乾燥したらたっぷりと水を与えるということです。水をたっぷりと与えた後は根腐れを防ぐために水受けに溜まった水はすべて捨てます。
また冬の観葉植物は生育が遅くなるため乾燥気味にすることが大切です。基本的に土が乾燥してから2,3日後に水を与えます。また水を与える回数も減らします。
観葉植物の種類によっては冬の時期に水を与えない方がよい場合がありますので育てやすいといわれている観葉植物でも水のやり方をしっかり知っておくことが大切です。
インテリア性重視は水やりが手間になりがち
観葉植物をインテリアとして室内に飾ることはとても素敵な空間を演出してくれます。ただインテリア性を重視しすぎると小さい観葉植物でも水をやる手間がかかってしまうことがあります。水やりは大切な手入れなので水やりがしやすいかを考えることも大切です。
観葉植物は水やりをしっかり管理することでとても育てやすい植物です。実際に育てやすいといわれる観葉植物の水やりの方法を確認することで枯らすことが少なくなります。
自宅で育てやすい観葉植物に挑戦してみよう!
小さい観葉植物でも室内にあるととても癒されます。観葉植物は初心者でも育てやすい種類のものが大変多くあります。自宅で観葉植物を育てることで癒しの空間を演出するために、育てやすい観葉植物を育てることに挑戦することをおすすめします。