黒髪はヘアアレンジで可愛くなれる!
少し前は多くの女性がブラウン系に染めていましたが、最近はまた、黒髪の女性を多く見かけるようになってきました。
黒髪は普段カラーリングしている女性でも、就職活動の際などにはその色を落として黒髪する、いわゆるおしゃれでかわいいというよりも、まじめなイメージに見せるためのものという印象でした。
逆に言えば黒髪は清楚で可愛らしい印象を与える、アレンジの仕方によってはむしろカラーリングした髪よりも好印象を与える、素敵な色だとも言えます。
ただし、黒髪はヘアアレンジが難しいので、どのような黒髪ヘアアレンジがあって、自分にはどの黒髪ヘアアレンジが似合っているのか、迷っている女性も多いでしょう。
ここでは黒髪の長さ、つまりショートヘアやミドルロング、ロングヘアそれぞれについての髪型の種類やその特徴について紹介します。
髪の長さ別の黒髪ショートヘアアレンジ
ヘアアレンジの中でも黒髪ショートヘアはボーイッシュでかわいいイメージを持たれがちですが、黒髪ショートヘアでも、かわいい雰囲気ではなく、ちょっと前髪をアレンジするなどの工夫次第では大人っぽいイメージや、いろんな雰囲気を出すことができます。
黒髪ショートヘアにするのはスポーツに打ち込んでいる人など、活動的な人が多いと思っていませんか。あるいは洗髪してもすぐに乾き、手入れが簡単という理由でショートヘアが良いと考えられがちです。
しかし、黒髪ショートヘアだからこそ出せるかわいい雰囲気やおとなし目の雰囲気があって、黒髪ヘアアレンジを楽しむこともできます。
サイドの毛先を内巻き
黒髪の長さが短い場合、カットしたままの巻かない毛先ではなく、内巻きにすることで、ボーイッシュなイメージからかわいいイメージに変身することができます。
また、内巻きにした黒髪をきちんと揃えるのではなく少し不揃いにして、前髪も少し上げ気味にすると、逆に大人っぽい雰囲気になります。
このように黒髪ショートヘアを内巻きにした場合、同じ長さでも整え方によってかわいい雰囲気にもできれば、大人っぽい雰囲気にもなることができるので、その日の気分や服装に合わせて楽しめば良いでしょう。
短めのショート
黒髪ショートヘアといっても髪の長さによって雰囲気もかわいいものから大人っぽいものまで変わってきます。一般的には髪を巻かない、長さが短い黒髪ヘアアレンジほどボーイッシュでかわいい感じになります。
毛先を内巻きにした場合は髪全体の整え方によっていろいろな雰囲気に変えることができますが、髪を巻かないストレートの黒髪ショートヘアの場合はアレンジの範囲が狭くなるため、印象を大きく変えるには、少し工夫が必要です。
短めの黒髪で巻かないショートヘアで印象を変えるのには、前髪の分け方やサイドだけ髪の長さを長めにするなどの方法があります。アレンジの範囲は狭くても、ちょっとした変化を与えるだけで、いろんなヘアアレンジが楽しめます。
黒髪ショートはウェーブがポイント
黒髪ショートヘアで雰囲気を変える一番の方法は、髪巻かないよりもウェーブをつけることです。そのためにウルフパーマはとても有効です。
一度パーマをかけて髪にウェーブをつけておくと、朝のお手入れは軽く指で整える程度でヘアアレンジが決まります。
雰囲気を変えたいのであれば、少し時間をかけてヘアオイルとヘアドライヤーで前髪の分け目やウェーブを少し伸ばします。
センターで分けた前髪が大人っぽい!
前髪のセンター分けといえば、ロングヘアで髪を巻かないのが定番というイメージがあります。しかし、ショートヘアでもちょっとアレンジすればとっても雰囲気を変えることができます。
ショートヘアの前髪をセンター分けする場合、前髪の長さはやや長めにして軽くウェーブをかけると大人っぽい雰囲気をかもし出すことができます。
この場合、分け目をきっちりとつけるのではなく、アバウトな感じにすることがカッコよく見せるコツです。これが黒髪なら、さらに大人っぽさが増します。
外ハネ
全体的には髪を巻かないで、サイドから後ろにかけての毛先だけを外側にはねるようにするのですが、外ハネの仕方によって雰囲気がずいぶん変わってきます。
外ハネの仕方によってどんな印象を与えるのか、それぞれのヘアアレンジの方法について紹介していきます。
黒髪ショートヘアの外ハネはアクティブな印象に
黒髪ショートヘアはボーイッシュな雰囲気ですが、さらに外ハネにすることによって、さらにアクティブさが増します。
黒髪ショートヘアでの外ハネスタイルは、ボーイッシュでアクティブなイメージになるので、どちらかというと若い女性向けのヘアアレンジです。
おとなし目に見せるには耳あたりにふくらみを持たせる
ショートヘアで外ハネする場合でも、サイドをの長さを少し長くして、耳の位置あたりにS字のふくらみを持たせると、落ち着いた、おとなし目の雰囲気になります。
おとなし目の雰囲気になるのは、カラーリングした髪ではなく、黒髪ならではのヘアアレンジといえます。
髪の長さ別の黒髪ミディアムヘアアレンジ
黒髪ミディアムヘアアレンジでは、ヘアアレンジの仕方によっては、ショートヘアとロングヘアのどちらのヘアアレンジを取り入れることができるのが強みです。
ロングヘアでポピュラーな三つ編みやお団子もミディアムロングの黒髪ならまた違った雰囲気をかもし出すことができます。
逆に黒髪ミディアムならではのヘアアレンジもあって、いろいろなヘアアレンジを知ることによって、次はこんなヘアアレンジにしようなどという楽しみ方もあります。
三つ編み
三つ編みはかわいい髪型の代表的なものとして、ポピュラーなヘアアレンジです。三つ編みはある程度の髪の長さと巻かない髪のイメージですが、ショートヘアでも三つ編みが楽しめます。
ショートヘアではトップから少し三つ編みにしてまとめることで、巻かないショートヘアやウェーブをつけたショートヘアとはまた違ったヘアアレンジが楽しめます。
また、三つ編みはざっくりとした編み方で、ふわっとボリュームを持たせると、落ち着いた、大人っぽさを出すことができます。
ロングヘアの場合は三つ編みも長くして、そのままポニーテール風に垂らすか、三つ編みを結んだり束ねたりして、ヘアアレンジを楽しむことができます。
このように三つ編みは色々な長さの髪で楽しむことができる、万能のヘアアレンジのひとつです。三つ編み自体は慣れると簡単なので、忙しい時のヘアアレンジではとても便利です。
ざっくりお団子
お団子ヘアといっても、お団子を作る位置によって雰囲気が違ってきます。また、しっかりしたお団子やお団子にした髪をほぐしてボリューム感を出すことなど、単にお団子といってもいろいろな楽しみ方があります。
高い位置にお団子を作るとかわいい雰囲気になり、さらにお団子にリボンなどをつけることでさらにかわいさがアップします。フリルのついたワンピースなどとのコーディネートはピッタリです。
また、ロングヘアのお団子はサイドを残しておくれ毛風にすれば、落ち着いた雰囲気をかもし出して、女っぽさが増します。
くずし夜会巻き
ヘアアレンジの中でも、最も楽しめるのは「くずし夜会巻き」ではないでしょうか。くずし夜会巻きは夜会巻きをアレンジして気軽にできる髪型なので、髪の長さが長い女性には欠かせないヘアアレンジです。
夜会巻きはまさに「夜会」にピッタリのヘアアレンジ
夜会巻きといえば、大人の女性であれば着物を着るときのヘアアレンジが定番で、その他、若い人であれば成人式などでも振袖に夜会巻きがごく一般的です。
夜会巻きのタグでインスタグラムを探すと。そのほとんどが着物姿に夜会巻きの女性です。特に若い女性は人生で一度だけの成人式で着た振り袖姿が多いのが特徴です。
ただ、正式な場に行くときの夜会巻きはやっぱり自分では難しく、美容院に行って作ってもらうのが普通です。
くずし夜会巻きはカジュアルにピッタリ
夜会巻きがフォーマルなイメージなのに対して、くずし夜会巻きはちょっと巻き方を緩めるだけで、まったく違った、カジュアルな感じになります。
また、ドレッシーな服と合わせると、何とも言えない女性らしさを演出することも可能です。女子会など、女性同士で楽しむときにもピッタリなヘアアレンジではないでしょうか。
黒髪ハーフアップ
ミディアムロングやロングヘアのハーフアップではいろいろなヘアアレンジが楽しめます。さらに編み込みを加えると、さらにアレンジの幅が広がります。
ミディアムロングのハーフアップでは、全部を束ねるのではなく、サイドの髪を残して、トップ付近のみのハーフアップにすると、かわいい、清楚な感じになります。
カールのかかったミディアムヘアでは、サイドからの編み込んだ髪をハーフアップさせることで、女性らしさをアップさせます。
さらにロングヘアならいろいろなパターンのハーフアップが楽しめます。髪全体をハーフアップしたり、編み込んだ部分を丸めてハーフアップしたりと、その日の気分によってバリエーションも豊富です。
髪の長さ別の黒髪ロングヘアアレンジ
ロングヘアといっても、いろいろな長さのロングヘアがあり、長い人は腰のあたりまでもあります。また、前髪の長さや分け目によっても雰囲気が変わります。
このようなロングヘアでは、ストレートにしている人が多いのですが、それでも前髪の分け目の位置や、こめかみのあたりの長さを肩より少し下までの長さにして、それを内巻きにすることで、顔の輪郭によって大人っぽい雰囲気やかわいい感じとその人によって違ってきます。
センター分け
ロングヘアの前髪をセンター分けする場合にも、髪を巻かないストレートヘアかウェーブヘアかによって雰囲気が違ってきます。
また、顔の輪郭によってもイメージが違ってきます。それぞれの特徴や服との相性それぞれの場合について紹介します。
ストレートのロングヘアは顔の輪郭によってイメージが変わる
ストレートの髪のロングヘアで前髪をセンターで分けているヘアアレンジは顔の輪郭によって雰囲気が違ってくると言いましたが、卵型の輪郭では比較的かわいい雰囲気で、細面の輪郭では大人びたイメージになるという印象があります。
細面のロングヘアで前髪を真ん中から分けている女性は黒っぽい服と組み合わせると、とても大人っぽい雰囲気になります。
この場合の髪型は真ん中から分けて、サイドもいじらない、ヘアアレンジとしてはシンプルなものです。
逆に、ロングヘアで前髪を真ん中から分けている女性で、かわいいイメージであれば、サイドは短めで、かわいい服との組み合わせにより、かわいい雰囲気がより引き立ちます。
ウェーブのかかったロングヘアは落ち着いた雰囲気に
ストレートのロングヘアは顔の輪郭によって雰囲気が違うのですが、ウェーブをかけたロングヘアは大体の場合、女っぽさが増し、落ち着いた雰囲気になります。
前髪は真ん中分けだけでなく、右分けや左分けにすることでもずいぶんと雰囲気が違ってきます。鏡を見ながらどのような分け目が自分に合っているかを知ることも大切です。
ポニーテール
長い髪の後ろを無造作に束ねているイメージのポニーテールですが、それだけでも女性らしさを十分引き出してくれる、優れたヘアアレンジです。
ベーシックなポニーテールでも、後ろで束ねる位置によって雰囲気は変わってきます。特に巻かない髪のポニーテールの束ねる位置では、高い位置ならアクティブなイメージになり、低い位置で束ねた場合はドレスが似合う、エレガンスなイメージになります。
ポニーテールでおしゃれを楽しむには、巻かない髪の場合は編み込みと組み合わせると、カジュアルな感じからちょっとフォーマルな感じに変化します。
カールのかかった髪であれば、その一部分だけを束ねて他を残すことで、全体を束ねた場合とは違って、しっとりとした女の雰囲気を出すことができます。
ハーフアップお団子
ハーフアップお団子はロングヘアだからこそのヘアアレンジです。トップの部分でお団子を作り、残った髪はゆったりとした感じでハーフアップにします。
あるいは残った髪を全部ハーフアップするのではなく、さらに後ろ毛を残すイメージでハーフアップすれば、複雑なヘアアレンジがさらに魅力アップになります。
下ろし編み
下ろし編みは巻かない髪でもウェーブの髪でも女性らしさが出るヘアアレンジです。ミディアムロングの黒髪でも下ろし編みは出来ますが、やはりロングヘアの方がバリエーションも豊富です。
おすすめの下ろし編みはサイドを少し残しながら、トップもふんわりとボリューム感を持たせた編み方です。さらに編み込んだ部分も少しほぐすようにすれば、ルーズ感も出ます。
巻かない黒髪ヘアアレンジもかわいい!
巻かない黒髪ヘアアレンジの方法はいくつか紹介されていますが、その原因の大半はベースとなる「髪を巻く」という時間を短縮したいという理由から来ています。
ヘアアレンジを楽しむにはどうしてもベースに「巻く」という作業が入ると思われがちですが、これまで紹介してきた編み込みやハーフアップの組み合わせで、巻かない髪でも十分にヘアアレンジを楽しむことができます。
また、前髪も分け目をつけずにまっすぐ眉の位置まで下ろしたり、ピンでとめて分け目を作るなどすれば、印象も違ってきて、かわいい感じを出すこともできます。せっかくの黒髪、いろいろな方法でヘアアレンジして、かわいいをアップさせてください。
ワックスを使って柔らかさをプラス!
ワックスの効果には、特に黒髪の場合には艶を与え、光が当たるとその黒さを際立たせるという効果があります。
それだけでなく、ワックスには黒髪に柔らかさをプラスしてくれるので、ヘアアレンジを容易にして、その髪型を保つという働きがあります。
紫外線などによる傷みが目立ちやすい黒髪を保護するためにも、朝のヘアアレンジの際にはワックスを使用することをおすすめします。
黒髪ヘアアレンジの幅を広げるポイント
黒髪ヘアアレンジについて、ショートヘアからロングヘアまで、いろいろなヘアアレンジの種類について紹介してきましたが、これらのヘアアレンジをいくつか組み合わせることで、さらにヘアアレンジの幅を広げることができます。
ここではそんな黒髪ヘアアレンジの幅を広げるポイントについて、ヘアアレンジそのものではなく、元となる黒髪を活かすためのポイントについて紹介していきます。
髪の1本1本に艶を出す
黒髪をワックスを使って柔らかさを出すことの効果や効能については説明しましたが、黒髪の最大の特長といえば、やはり「艶」ではないでしょうか。
同じ髪型でも、カラーリングしている髪と黒髪とではずいぶんと感じが変わり、さらに同じ黒髪でも艶のある黒髪とそうでないのとでは大きく印象が違ってきます。
黒髪の艶を出すために効果のある商品も出回っていますが、それ以外にも日常よくやっているだろう習慣にも艶をなくす要因があります。
それはシャンプーをした後の「自然乾燥」です。髪のキューティクルが壊れてしまい、中の栄養分が抜けてしまいます。ドライヤーで乾燥させるのですが、そのときにおすすめしたい方法があります。
それは強い熱風を直接髪にあてるのではなく、頭にタオルを巻き、その上からドライヤーをかける方法です。何だか乾きにくい感じがしますが、むしろ時短になるので試してみてください。
目的を明確に!
これまでにもいくつか紹介してきましたが、黒髪ヘアアレンジの種類によって、カジュアルなものやフォーマルなものなど、大きく変わってきます。
結婚式や成人式で着物を着るようなかしこまった場面においては、美容院に頼る人も多いかと思いますが、ここで紹介しているようなヘアアレンジを応用すると、自分でもお気に入りのヘアアレンジができます。
また、一日の中でも、会社にいるときのヘアアレンジと退社後の時間を過ごすときのヘアアレンジとが同じではテンションも上がりません。退社後には編み込みの位置を変えたり、ピン止めやリボンなどで別のヘアアレンジをすると、また気分も新たになります。
目的を明確にして、それに合わせてヘアアレンジを考えることで、服装だけでなく、自分の黒髪でも楽しむことができるでしょう。
毛質に合わせて準備をする
ここまでは黒髪の長さをメインにヘアアレンジを紹介してきましたが、同じ黒髪の長さでも、人によって毛質の違いはあるものです。
サラサラの細い毛質の黒髪は髪どうしがすべるので、編み込みやお団子にしても、時間とともにくずれてしまいがちです。逆に毛質が硬く、ごわごわした感じの髪はヘアアレンジが決まりにくく、朝の忙しい時などは時間がないのでついつい束ねるだけなど、簡単に済ませてしまいがちです。
ヘアワックスは毛質に合わせて選ぶようにしなければ、せっかくワックスしても、思うようにヘアアレンジが決まらないという結果になってしまいます。また、ヘアアレンジに合わないワックスは、ヘアアレンジを台無しにするばかりか、すぐにくずれてしまったりして残念な結果になります。
自分の毛質やヘアアレンジにはどのようなワックスが良いかを美容院や化粧品売り場に行って、専門家に相談するのも良いかもしれません。
服の色と明るさのバランス
黒髪の場合、ショートヘアは別として、ミディアムロングやロングヘアではカジュアルでもフォーマルでもどちらも落ち着いた雰囲気の服が似合うと考えられがちです。
しかし、ヘアアレンジを工夫することで、雰囲気は色々に変えることができます。例えばミディアムロングの黒髪でも、ゆるめのお団子やちょっと崩した編み込みをうまくアレンジすることで、逆に黒髪との対比で明るい色が似合うようにもなります。
ここまで紹介してきたヘアアレンジの中にも、かわいい感じや清楚なイメージのものがあるので、それらのヘアアレンジを参考に、明るい色合いやカジュアルな服装にも合わせてみてはいかがでしょう。
黒髪でもヘアアレンジで印象が変わる!
以上、黒髪ショートヘアから黒髪ロングヘアまで、さまざまなヘアアレンジを紹介してきました。カラーリングした女性が多い中、仕事の関係などの理由で髪を染められず、黒髪でなければならない女性も多いのではないでしょうか。
そんな女性でも、ここまで紹介したようなヘアアレンジを参考にすれば、むしろ、黒髪を活かしたヘアアレンジを楽しむことができます。
また、やむを得ずに黒髪にしているというのではなく、カラーリングした髪の中では、むしろ黒髪は個性を表現できるので、あなたもぜひ黒髪ヘアアレンジを楽しんでみてください。