会話が苦手な人もこれで話し上手になれる!
人を惹きつけるような話し上手な人には誰でも憧れるものですが、自分は会話が苦手だから話し上手にはなれないと諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。しかしそんな話し下手な人でも、ちょっとした方法やコツを掴めば話し上手な人になることが出来るのです。
なぜ会話に苦手意識を持ってしまったのか原因を考えながら、話し上手な人をじっくり観察してその方法やコツを学んでいきましょう。
話し上手になる方法やコツとは?
会話が苦手だと思っている人は「失敗してはいけない」「うまく話さなければいけない」と思いがちですが、実際に話し上手な人を観察してみると自分よりも相手が喜んでくれるか?この会話を必要としているか?などを考えながら話しているのです。
話し上手な人がしている自分本位ではなく相手を思いやった会話をするにはどうしたら良いか、また見た目も美しい話し上手な人になる方法やコツを見ていきましょう。
会話を誕生日プレゼントと考える
もしあなたが会話することを苦手だと感じていたとしても、仲の良い友人や両親への誕生日プレゼントを選ぶことは楽しく感じるのではないでしょうか。話し上手な人は相手が喜びそうな情報を掴んでいて、行き当たりばったりではない入念に準備した会話を提供しているのです。
話し上手な人を真似て親しい人への誕生日プレゼントを選ぶような気持で会話の内容を考えれば、話し下手な人でも話が弾み自然と話し上手になっているはずです。あなたも色々考えて準備した会話のプレゼントを贈り、話し上手な人になってみましょう。
見た目が9割
話し上手と「見た目」は関係ないと思われるかもしれませんが、「見た目」とはルックスということではなく話し上手な人が会話をする時の「見た目」なのです。
つまり話し上手な人=美男美女というわけではなく、話す時の表情やしぐさ距離感などの「見た目」が大事だということです。会話が苦手だと思うあまり、硬い表情で近くから話をされたら会話の相手も驚いてしまいます。
話し上手だと感じる人は、適度な距離感を持って笑顔で話をしているものです。もちろん会話を繋いでいくことも話し上手への近道ですが、話す時の表情やしぐさまでに気を配り「見た目」も素敵な話し上手になっていきましょう。
会話は餅つき
餅つきをするには杵をつく人と、餅米を動かす人の息があっていなければなりません。息が合わなければ美味しいお餅が出来上がりませんし、タイミングが合わなければ怪我をしてしまうことにもなりかねないからです。
同じように会話においても、話し上手な人は餅つきの要領で息を合わせているのです。話し上手な人は、相手との会話の間の取り方が絶妙で調子を合わせるのも上手いものです。逆に話し下手だと思っている人は、苦手意識からか一方的に話を進めてしまうこともありがちなもの。
自分のことばかりをまくしたてるような話し方は相手に不快感を与えてしまうこともありますし、とても話し上手とは言えない状態となってしまいます。相手との息を合わせて美味しいお餅をつくような会話を心掛けて、話し上手へ近づいていきましょう。
ネガティブな言葉を言い換えてみる
話し下手な人が会話を続けさせようと一生懸命に話をしたとしても、その内容が人の悪口だったり愚痴だったりとネガティブな印象のものであったらどうでしょう。
ネガティブな話だけをされたら相手の人も良い気持ちはしないですし、あなたの印象も良いものとはならないでしょう。話し上手な人の会話を聞いていると明るく楽しい話題が多いように感じます。
どうしても明るい話が無理な場合には、話し上手な人を見習ってネガティブな言葉をポジティブな言葉に置き換えてみるという方法はいかがでしょう。たとえば話し上手な人は「優柔不断」と言う時に、「慎重」や「思慮深い」という言葉に置き換えています。
会話が苦手と思う話し下手な人こそ、このネガティブをポジティブに置き換える方法を試し話してみましょう。「変わった人」と言うより「個性的」と言ってみるなど、置き換え法を使って話し上手な人になってみてください。
会話が苦手な人の原因
インターネットやスマホなどが今ほど普及していなかったころは、様々な人と多くの会話をするということが日常生活において当たり前の世の中でした。そんな世の中では、話し上手と言われる人が育つ環境が整っていたとも言えます。
しかし現代ではSNSやゲームの普及が進み、核家族化によっても会話をする機会が減ってしまいました。そのために会話に苦手意識を持つ人が多くなってきたと言われています。
話し下手だと感じている人は、まずその原因を知ることから始めてしましょう。原因を解明したうえで対策を立てるという方法で、話し上手な人になる術を身につけることができます。
1人で遊べる娯楽が増えた
ひと昔前の子供といえば学校の休み時間に友達とおしゃべりするのはもちろん、放課後も集まっていたので遊びながら自然と話し上手になっていたものです。それに比べて現代の子供たちは、家に帰って遊ぶと言えばゲームをするのが主流になっています。
一人でも遊べるなどゲームにも多くの利点はありますが、会話をするという場面は圧倒的に少なくなります。また、子供ばかりでなく20代以上の人でも気づけばスマホばかりを触っている時間が多いので、話し上手になっていくことは難しい状況です。
話し上手になるためには、一人で楽しむ娯楽以外にも多くの人と接するような趣味を持つことも有効な方法です。また地域のサークルに加入したり、ボランティアをしてみるのもお勧めです。
家族構成や働き方の変化
近頃の家族構成を見てみることからも、会話が苦手な人が増えた原因が分かってきます。祖父母との同居は殆どなくなり、一人っ子の家庭も増えているため家族間の会話も減少し話し上手になる要素も損なわれているのです。
また働き方改革によって共働きというスタイルが定着してきました。子供は家でゲームをしながら一人で留守番をするという家庭が増えたため親子間でさえ会話をするという場面が減り、話し下手になっていく可能性は上がり話し上手になる可能性は下がっているのです。
たとえ共働きの家庭であっても家族間で会話を積極的に増やしていく努力をすることが、話し上手になるコツとなるはずです。また、本当の意味での働き方改革が浸透すれば、親子の時間も増えて話し上手へのきっかけとなるかもしれません。
話し上手は聞き上手!
口下手な人からすると話し上手な人といえば、途切れることのない滑らかな会話が続けられる人という印象があると思いますが、話し上手な人は自分ばかりが話し続けているわけではありません。
話し上手は聞き上手という通り、話し上手な人ほど相手の話をよく聞いているものです。ここでは聞き上手な人に注目して、口下手と自覚する人でも話し上手になれる方法をご紹介していきましょう。
話し上手な人が心掛けていること
話し上手な人が心掛けているポイントが分かれば、会話が苦手な人でも話し上手へとステップアップしていくことができます。
話し下手な人がしてしまうミスに、質問攻めにしてしまうということがあります。答えが「はい」か「いいえ」となるような質問ばかりを連発してしまい、会話がすぐに途絶えてしまうという状況になってしまうのです。
話し上手な人は相手がある程度のボリュームを持って答えられるような質問ができ、その答えを関心をもって聞いてあげられるような聞き上手な人でもあるのです。
話す・聞くの適正な割合
話し上手な人は会話の主導権を持っているように感じますが、よく見ていると話し続けているわけではなく「話す」のは30%で「聞く」のが70%という割合を取っている人が多いものです。
逆に会話に苦手意識を持っている人は、話さなければという気持ちが先行して「聞く」ということを忘れてしまっているのではないでしょうか。ぜひ話し上手で聞き上手な人の「話す3:聞く7」というバランスを意識してみてください。
職場でもプライベートでも自分の意見を押し通すだけではなく、聞き上手となって周りの人の意見を一度自分の中で整理してみましょう。そのうえで自分の意見を言ってみると、話し上手であると同時に聞き上手という印象を与えることが出来るはずです。
会話下手の人は話し上手な人を参考にしてみよう!
今までお話ししてきた通り、話し下手な人にとって「話し上手な人を観察して参考にしてみること」は「話し上手への近道」だということがお分かり頂けたと思います。話し上手な人や聞き上手な人が大切にしていることは、自分自身に目を向けるより相手のことを思いやるという気持ちです。
こちらで紹介した方法やコツは、どれも実践できそうなものばかりです。出来そうだと思うことからどんどん試して、ぜひ会話が苦手だと自覚するあなたも話し上手と呼ばれる人になってください。