ストレートアイロンを使った髪の巻き方を紹介!
ストレートアイロンは、髪をまっすぐに伸ばすだけでなく、カールも自在に出来る優れものです。初心者でも、慣れれば簡単にワンカールやゆるふわ巻き髪が楽しめます。トレンドの巻き髪は、巻きすぎタブーです。自然なカールが出る、ゆるふわ巻きのワンカールが、今風なのです。
そもそもストレートアイロンで巻き髪って作れるの?
そもそもストレートアイロンで巻き髪が作れるのかと、疑問を持たれるでしょうが、心配は無用です。初心者でもコツさえ掴めば簡単に出来、アレンジも色々と楽しめ、ストレートアイロンの使い道は、ストレートにするだけではないのです。
それも巻き方によっては、自然な感じのワンカールのゆるいカールが出来ます。せっかく伸びてきたセミロングの髪を、いつも同じスタイルではつまらないと感じたら、是非ストレートアイロンで、イメージを変えて下さい。
ゆるふわな巻き髪が可能
ストレートアイロンは、カールするためのコテとは違い、熱くなる部分が平らなので、巻きすぎてクルクルになる事もなく、初心者でも自然なゆるふわワンカールスタイルを作れます。ストレートアイロンでの巻き方ひとつで、自然なウエーブが作れ、ゆるふわ感を楽しめます。
美容室でも、ストレートアイロンを使ってゆるふわ巻きは定番になっています。それを自宅でできるなら、好きにアレンジできて楽しいでしょう。そんな楽しみのためにも、基本の巻き方を覚えて、どんどんオリジナルの巻き方を楽しみましょう。
ヘアアレンジ初心者にもおすすめのアイテム
ストレートアイロンは、初心者にもおすすめのアイテムで、髪をゆるふわ巻きやゆるふわのmix巻きなどの巻き方もでき、せっかく伸ばした髪に、変化を付けるために、ストレートアイロンは初心者だからと諦める事もなく、ショートボブやセミロング、ロングと、どの長さにも対応出来ます。
巻き髪におすすめのプレート幅・温度は?
種類も豊富になったストレートアイロンは、どれが巻き髪に適応しているのか分りません。巻き髪適応のストレートアイロンの、熱くなるプレート幅や温度などをお伝えします。プレートは幅が広いのは、ストレート適応で、巻き髪をするには若干細い方が適応します。
基準は3㎝から4㎝程度でいいでしょう。あまり細すぎるのもカールがクルクルになるので控えましょう。プレートの長さは、大抵似たようなものですが、基準は10㎝程度です。ウエーブを作る時の巻き方は、少量の髪を取って行ないますので、長さもそれほど要りません。
ストレートアイロンの温度の基準は、140度程度から始めると失敗はないでしょう。プロならもっと高温で素速く仕上げますが、自分で巻く時、特に初心者には、素速く巻くというのがなかなか難しいので、モタモタしていると髪に直角の線が付いたり、髪が硬くなったりします。
そうならないためには、ストレートアイロンの温度を低めに設定している方が失敗は防げます。初心者でも徐々に慣れてきたら、温度を上げて160度程度で行なってみましょう。自信のある人はストレートアイロンをプロ並みの180度で素速く巻くと、綺麗に仕上がります。
基本のストレートアイロンを使った髪の巻き方とコツ
次に巻き方ですが、ストレートアイロンを使う前に、必ず髪を完全に乾かしておきましょう。初心者がよくやる事ですが、少しでも濡れていると、髪を傷めます。また、スタイリング剤やワックスなどは、ストレートアイロンを使う前には使わず、最後に使います。では細かく巻き方を見ていきます。
下に滑らせながら巻く
巻き髪にストレートアイロンを使う時には、自ら形をイメージしながら巻くのが基本で、少量の髪を挟み、下にスーッと流れるようにしながら手首を使い巻きます。内巻きなら、手首を「ノ」の字に回わし、外巻きなら手首を「し」の字に回すと出来ます。
内巻きや外巻きは、初心者には最初は難しいでしょが、頭の上の方から下に沿って滑らすのが基本で、スタイルによると巻き方も変わり、髪を最初に挟む位置も若干異なります。ゆるくふわっとさせるというイメージをして、滑らすように流れるような形を作ります。
一度に多くの量を巻かない
ストレートアイロンを使った髪の巻き方は、上記でもあるように、1回に巻く髪を少量ずつ取って巻く事がコツです。髪の量は、謙虚にいきましょう。ちょっとずつチマチマと巻く方が、最終的には綺麗に仕上がります。これは、初心者の方が怖々行なうので、量も少なく上手くいきます。
一度にたくさんの髪を取ってストレートアイロンをすると、上手く巻けません。早く終わらせようと、1回にたくさんの髪を取って巻くと、巻けていない箇所が出たりして、後でもう一度巻き直さなくてはいけなくなり、余計に時間がかかります。
熱が冷めるまで巻いた髪を触らない
巻き髪をストレートアイロンで作ったら、冷めるまでは放置するのが基本ですが、巻きすぎたなら、毛先をつまんで少し伸ばせばほぐれてきます。基本熱が加わった髪は、冷める時に形をキープしますので、巻いたままを維持したい時には、触らずに放置しておきます。
ストレートアイロンを使った巻き方アレンジ
ストレートアイロンを使って、様々なアレンジが出来ますので、それを少しお届けしましょう。今流行の内巻きワンカールや、ゆるふわmix巻き髪と、しっかりとした波ウェーブです。この応用として、いろんなゆる巻きのアレンジができますので、巻きながら色々お試し下さい。
内巻きワンカール
ストレートアイロンが一番得意としているのがワンカールです。髪全体はストレートで、毛先だけを内側にカールさせる髪型のことで、清楚な上品な女性らしさが出ます。また、内巻きワンカールは、ショートだけに収まらず、セミロング、ロングにも使え、アレンジ巻きの基本と言えます。
ワンカールの巻き方は、頭の出っ張っている部分をハチと言いますが、そこから上下で分けてスタイリングしていきます。クリップやゴムなどでハチの上部分の髪を留めて、下の部分の髪を少量を取り、ストレートアイロンに挟んで根元からではなく、真ん中辺りからスーッと下ろします。
毛先まで下ろしたら内側に手首を返してワンカールを作り、スッと抜きます。毛先で長く止まらないようにして、軽く止めて流す感じです。ハチの下部分が出来たら、上の部分も同じように巻いていきますが、上部は下よりやや大きめのカーブを作るようにします。
前髪も同じく軽く内巻きで流します。巻き方のポイントは、力をあまり入れないことで、柔らかく髪を梳かす要領です。全体のカールが出来たら、シアバターなどを前髪は軽くつまんで流し、他はふわふわ手で馴染ませて整えます。
ゆるふわMIX巻き髪
ワンカールが出来たら、後は同じように巻く向きを変えるだけで、色々なアレンジが楽しめます。最近流行のゆるふわmix巻きというのにチャレンジします。ワンカールの内巻きを覚えましたので、そこに外巻きをプラスすることでmix巻きが完成します。
できるだけ少量の髪でたくさん作り、顔の一番近くで内巻きにすると小顔に見えます。少量の髪を取ってストレートアイロンを立てた状態で、根元の少し下辺りから、ストレートアイロンに挟んで、手首を時計と反対回りに回して流し、毛先で数秒止めて抜くと、くるんと内巻きが完成です。
次に隣の毛束を少量取って、今度は先ほどと逆の外に巻きますから、手首は時計回りに回しながら、毛先へ下ろしていき、毛先で数秒止めて抜くという要領で、交互に繰り返して全体を巻いたら、ストレートアイロンのゆるふわmix巻きが完成です。
今、最もトレンドと言われているストレートアイロンでの巻き方ですので、覚えておきたい巻き方です。ショートでも、セミロングでもロングでも可能ですので、ストレートアイロンのおすすめの巻き方です。最後にシアバターなどを毛先にくしゅくしゅして髪に潤いを出します。
しっかりした波ウェーブ
次はボリュームのある波ウェーブを作ります。はっきりとした波を描く時には、ストレートアイロンの向きを、髪に対して垂直に入れる事です。ゆるふわでは、ストレートアイロンを立てましたが、波を付けるには寝かせた状態で髪を挟みます。
根元のすぐ下辺りから、少量の髪をストレートアイロンで挟んで、一度内巻きにしたらしばらくそのまま置き、形が付いたら少し下げて外巻きにしてまたしばらく置きます。この繰り返して毛先まで進みます。ポイントは、全ての束の巻く回数を同じにすることで、綺麗な波が描けます。
ストレートアイロンを使った髪の長さ別巻き方アレンジ
ショート、セミロング、ロングと、髪の長さによって、ストレートアイロンの使い方や巻き方も変わると思いそうですが、実は基本的な巻き方は変わらないのです。ただ、髪の長さで出来ることと出来ない事はあるため、髪の長さ別にアレンジ出来る巻き方をお届けしましょう。
肩より上のショートカットや、ショートが少し伸びてきたセミロング、しなやかに伸びたロングヘアも、それぞれストレートアイロンで巻くことによって、大きく雰囲気も変わりますので、その髪の長さ別のアレンジです。
ボブの巻き方アレンジ
肩まで届かないショートボブの人の、ワンカールの巻き方です。ボブの人は、カールを若干強めの方が、小顔に見えますので、少しカールを強く巻いてみましょう。クリップで髪を上下に分けるために、上部の髪を留めてから、ストレートアイロンを使います。
下部の髪は耳の前後で分け、耳の後ろの束から巻いていきます。髪の3分の1ほど残した辺りの髪を挟んで、そのまま静かに下ろし毛先をしっかりと内側に巻き流します。次に耳の前を同じように巻いてから、上部も同様に巻きます。前髪も軽く内巻きにして完成です。
セミロングの巻き方アレンジ
セミロングには、外ハネが断然おすすめです。セミロングは中途半端ともなりがちなので、髪の束は多めに取るのがポイントです。毛先にレイヤーが入っていれば、ふんわり感は増します。巻き方は簡単で、髪の生え際から少し下がった辺りの髪を取り、静かに下げて、毛先で外向きに回転させます。
これだけで、セミロングの外ハネウェーブが出来ますので、時間の無い時などに便利です。全体に外ハネが出来たら、手ぐしで適当にふわふわさせると、ゆるいウェーブが綺麗に出ます。最後にシアバターなどで潤いを付けると、セミロングヘアの巻き方アレンジが完成です。
ロングの巻き方アレンジ
こなれウェーブというのは、ロングヘアの方に是非トライしてもらいたいアレンジです。上品な大人っぽさがでて、人と違う垢抜けた雰囲気のあるスタイルです。髪は、サイドの髪を上段、中段、下段の3つに分けて巻いていきます。
後ろの髪は、上段、中段、中二段、下段と4つに分けて細かく巻いていきます。基本は下から髪を少量ずつ挟んで最初は内巻き、次に外巻きと交互に巻いていき、全ての最後は内巻きにして終了します。癖毛を付けるイメージで巻くといいでしょう。
後側は、自分では少しやりにくいですが、ロングなので、後から髪を横に出してきて、鏡を横目で見ながらストレートアイロンで挟むと、何とか出来ます。全部の髪を巻けたら、仕上げに髪用のオイルやバターなどで潤わせて、手でふわふわと馴染ませると、こなれウェーブの完成です。
ストレートアイロンを使った前髪の巻き方
巻く事に気を取られて、うっかり前髪を忘れがちなので、ストレートアイロンできちっと巻きます。前髪の印象は大きく、日頃と違う雰囲気も作れます。前髪は、そのスタイルで大人っぽくも子どもっぽくもなりますから、ストレートアイロンの役割は意外と重要です。
流し前髪の巻き方
サイドや後ろがゆるい巻き方だと、前髪も自然に流す前髪が似合います。前髪を3つに分けて、一つずつストレートアイロンに挟んで、軽く流すと仕上がります。この時に、流したい方向へ、手首を内巻きにしながら流します。
前髪は、ストレートアイロンをキツく当てると変な型が付いたりしますので、力を入れずにゆるく当てる感じで使います。ストレートアイロンの温度もそんなに高くなくて大丈夫ですので、低めの温度で落ち着いて、ストレートアイロンで撫でるように使いましょう。
かきあげ前髪の巻き方
かきあげ前髪は、出来る大人のイメージがあり人気も高いスタイルです。ストレートアイロンでの巻き方は、前髪のかき上げたい側の前髪を挟み、そのまま挟んだ位置で少し止め、外向きに大きく巻きながら後ろへ流します。地肌に近い位置で止めますので、火傷しないように注意します。
前髪をストレートアイロンで立ち上げたら、サイドの髪も一緒に全体をかき上げてふんわりとさせます。前髪の立ち上がりが少ないと感じたら、もう一度ストレートアイロンで立ち上げたい箇所を上に持ち上げ、ストレートアイロンを外し、しばらく固まるまで放置します。
ストレートアイロンで巻き髪を楽しもう!
ストレートアイロンは、伸ばすだけではない事がお分かり頂けたでしょうか。ショートでもセミロングでもロングでも、巻き髪を楽しむ事ができ、そのアレンジも無数にありますので、日頃の髪型に飽きて来た時には、ストレートアイロンで巻き髪を楽しみましょう。