デートの割り勘男性目線ではアリ?ナシ?
付き合う前から憧れていた女性との初デートとなれば、映画を見たあとに素敵なレストランで食事をしようと計画を立てるもの。しかし、そうなると支払いは結構な金額になってしまいます。デートでの割り勘について、男性はどのように考えているのでしょう?
7割近くの男性がデートで割り勘を希望
デートすることになった時の支払いに関しての調査を見てみると、男性が「全額を支払う」または「多めに支払う」という結果が出ており、二つの割合を足すと7割近くになります。
実際のデートでも男性の負担額が多く割り勘派は少ないというのが現実のようですが、男性の本当の気持ちはどうなのでしょうか?
建前ではなく男性の本音の部分で調査をしてみると、先ほどの結果とは逆に7割近くの男性がデートでの割り勘を希望していることが分かりました。
デートで割り勘をすることに対する男性や女性の心理
近頃ではデートでも男女で割り勘にするカップルも増えてきているようです。しかし一方で男性が全額を支払う、また多目に支払うというデートもまだまだ多いもの。デートで割り勘をすることに対する男女の心理を調べてみました。
デートを割り勘にする男性の心理
デートで割り勘にする男性の心理とはどんなものなのでしょうか。付き合う前からずっとデートしたいと夢見ていたのだから絶対に自分が払いたいという男性もいれば、割り勘にするべきだという男性もいます。ここでは、デートで割り勘アリ派とナシ派の意見を各々みていきましょう。
デートで割り勘「アリ」の男性の声
男女で稼ぎがそこまで変わるわけではないので、割り勘は「アリ」という意見。また、お金を出し惜しみするわけではないけれど、「奢るのが嫌い」という男性も存在しています。
お金が介在することによって人間関係が悪くなるという考えを持っている場合も。他には、割り勘にして女性の反応を見てみるという声や、女性慣れしていないのでデートで全部払ったらカッコつけ過ぎなのではと考える男性もいます。
そしてショッキングな意見として、「相手の女性があまり好みではない場合は、もう次はないと思うので初デートで割り勘にする」という声もありました。
デートで割り勘「ナシ」の男性の声
「自分の方が彼女より高収入なので、デート代は自分が全て支払うのが当然」「女性は服装・装飾品・ヘアメイクなどにお金がかかると思うので、デート代くらいは自分が払おうと思う」
また、「付き合う前からずっと好きな相手だったので、デート代は全て払って彼女に喜んでもらいたい」「お金を支払うこと位しか自分のいい所を見せられない」など、彼女に良く思われたい、これからも良い関係を続けていきたいという気持ちが奢るという行動に現れていることが多いようです。
デートで割り勘をすることに対する女性の心理
付き合う前は奢ってくれていたのだから、これからのデートでもずっと奢ってほしい。デートはお互い楽しむものだから割り勘でも全然構わないなど、女性の考え方も人それぞれです。男性と同じく、女性の心理についても調査してみましょう。
デートを割り勘にする女性の心理
デートを割り勘にする女性も増えてきていますが、その心理とはいかに?デートでは男性に支払ってもらいたいと思う女性も多いなか、デートを割り勘にする女性の存在を認識し、その心理を解くためにデートでの割り勘アリ派とナシ派両方の意見をみてみましょう。
デートで割り勘「アリ」の女性の声
幼い頃から男女平等が当たり前と思って育ってきた女性は、「稼ぎも殆ど変わらないのでデートでの割り勘はアリ」だと考える人が多いようです。
また、「男性が奢ってくれたことによって引け目を感じるのが嫌」「二人とも楽しんだのだから割り勘にするのは当たり前」「彼にお金のかかる女性だと思われたくない」などの意見もありました。
そして、「本当は奢ってもらいたいけれど、彼が年下なので仕方なく割り勘にしている」「二人とも学生なので割り勘にしている」という声もあるようです。
デートで割り勘「ナシ」の女性の声
「彼の方が私より断然稼ぎが良いので、割り勘はナシだと思っている」「自分は年下だし全額払ってくれると、大切にされていると感じられるから」
「誘ってきたのだから、相手が全額支払うのは当たり前」「男性だったらプライドがあると思うので割り勘はナシ」
「私は学生で彼は年上の社会人なので、奢ってくれるのは当然」など、まだまだ女性は奢ってもらうのが当たり前という強気な声もたくさんありました。
年代別の女性が疑問に思うデートの割り勘・金銭事情
デートでの割り勘について女性の中でも、割り勘アリ派・ナシ派と色々な声がある事が分かりました。それではデート相手の年代によっても違いはあるのでしょうか?ここでは相手の年代別に、女性が疑問に思うデートの割り勘や金銭事情について迫っていきましょう。
年上の彼氏(社会人)とのデートの場合
世の中には相手が社会人で一つでも年上であったなら、デートでは全額支払って欲しいと考え、割り勘を要求されたら断固拒否する女性もいるようです。しかし、社会人の年上男性でもデート代は割り勘にするという考えを持つ人も存在するのです。
その理由の一つとして「年下彼女を甘やかしたくない」ということがあるようです。自分のことを「全てのお金を払ってくれる便利な人」と思われたくないと考えているからです。
また単純に「お金がない」ということも考えられます。社会人の年上彼氏だからといっても、必ずしも金銭的に余裕があるとは限りません。給与が上がらない、ボーナスが出ないという場合もありますし、将来のために貯蓄をしているシッカリ者なのかもしれません。
年上の彼氏(学生)とのデートの場合
デートの相手が年上と言っても学生であったならどうでしょうか。学生同士のカップルの場合は割り勘ということが多くなってきていますが、それでも「彼の方が年上なので、そんなに高くない食事代くらい全額出してほしい」という女性の声もあるようです。
学生だからこそ年上の余裕を見せて欲しいと思うのかもしれませんが、彼も学生なので「ピンチの時は割り勘で!」というところが本音でしょう。
そしてもし、彼女が社会人で彼が年上の学生であった場合はどうでしょう。彼は学生といえども年上であるので、デート代は自分が出したいと思っていても学業優先で預金からデート代を工面している。こんな場合は女性から割り勘を提案するのもアリかもしれません。
年下の彼氏とのデートの場合
年下彼氏とのデート代について女性に行った調査に「割り勘にする」54%「奢られたい」36%「年上である自分が奢る」10%という結果があります。やはり相手が年下彼氏の場合、デート費用は割り勘となることが半数以上を占めています。
それでも奢られたいと考える女性も36%存在しているのです。年下彼氏と言っても、年収が彼の方が高ければ奢ってくれることも多いでしょうし、年収に関係なくデート代は男性が出してほしいと考える女性も存在するのです。
そして年上である自分が奢るという割合も1割を占めていることから、女性側に年功序列の考え方方があることや、お金がある方が払うべきという合理性も感じられます。
デートで全額払うとき・割り勘にするときの見極め方
一口にデートの支払いと言っても、その場面によって全額払うのか割り勘にするのかが違ってきます。ここでは色々なシチュエーションを見ながら、全額支払うべきか割り勘にするのかをしっかり見極めていきましょう。
割り勘にするシチュエーション
デートのなかでも初めてのデートの時、初めから割り勘にしようと話していたデート、またデート以前の付き合う前に二人で会った時。こんなシチュエーションの時は、割り勘もアリと思われることもあるのではないでしょうか。一つずつ見ていってみましょう。
初デートのとき
初デートの支払い時に気まずくならないよう、色々対策を考えたいものです。「初デートで割り勘と言われたら次はない」という厳しめな女性の意見もあるようですが、男性側の意見はどうでしょう。
「初デートで奢ってしまうと、ずっと奢り続けないとならなくなるから」という考え方や「初デートで全額支払って、2回目で奢らないと怒られたことがある」という声もあります。
また女性側も「初デートでは、自分の分は自分で払いたい」と割り勘派の人も増えているので、二人の相性がまだ分からない初デートの時こそ割り勘にしてみてもいいのかもしれません。
事前に割り勘にすると話していたとき
付き合いが長くなったカップルなら、どちらかが多く払い過ぎないようルールを決めたり、いつでも平等に割り勘にしようと話し合っていれば、なんの気まずさもなく割り勘が実行されるはずです。
また初デートだったとしても、二人であらかじめ話し合って割り勘にしようと決めていたなら、もちろん割り勘はアリです。
付き合う前のとき
まだ付き合う前の状態の二人が、食事に行っても割り勘が当たり前なのではないでしょうか。二人が学生同士で付き合う前なら割り勘でも全く問題はありません。
また社会人同士だったとしても、付き合う前なら割り勘はアリでしょう。ただ女性が年下の学生で男性がかなり年上の社会人なら、付き合う前であっても奢ることもあるかもしれません。
しかし逆に女性が年上の社会人で男性が年下の場合、付き合う前なら割り勘ということになる場合が多いでしょう。いずれにせよ、付き合う前なら割り勘にするのは普通のことと言えます。
全額を払うシチュエーション
シチュエーションによって割り勘がアリということがあるように、デートにかかる費用を全額支払うという場面もあります。交通費を払う場合やお祝いをする場合などを参考にみていきましょう。
交通費を払うとき
もし二人が離れた場所に住んでいる場合に、女性の交通費まで支払う男性もいます。デートにかかる食事代や施設代の他にも、デートの場所にくるまでの交通費まで支払ってくれるというのです。
そのような男性の意見としては、もし車があれば彼女の家まで迎えに行って送り届けるのが当たり前なので、車を使わないなら交通費を支払うべきだというものです。
このように初デートから始まって、デートにかかる費用を全額支払いたいと思う男性も世の中には存在するのです。
お祝いをするとき
普段のデートでは割り勘と決めているカップルだとしても、お祝い事となれば話は変わってくるのではないでしょうか、
社会人同士のカップルがお互いの誕生日を祝う時、学生の彼女が年上の彼に就職祝いをする時、社会人彼女が年下彼の資格を取得したお祝いをする時など。こんな場面であれば、割り勘ではなく全額支払って相手の喜ぶ顔を見たいものです。
失敗しない為の上手なデート割り勘テクニック
付き合う前からずっと憧れていた彼女との楽しいデート。支払いの際に気まずい思いをして、デートが失敗に終わるなんて悲しいものです。あなたもスマートな割り勘テクニックを身につけて、最後までデートを楽しいものにしましょう。
1円単位の請求はしない
いくら平等な割り勘と言っても、1円単位まで細かく割ってはデートというより仕事で請求書を渡しているかのようになってしまいます。
また、1円単位まで請求したのでは、細かすぎる神経質な男性と思われかねません。いくら公平な割り勘とはいえ、1円単位の請求をするのはやめましょう。
公平に割り勘にする
二人で同じくらいの量を飲食した場合は、かかった費用を二人で割るので簡単ですが、居酒屋などで男性の方が沢山食べてお酒も多く飲んだ時はどうでしょう。
もし自分の方が明らかに量が多く金額もかかってしまったと感じたら、その分を考慮したうえで割り勘にしましょう。あくまでも公平に割り勘にするのがポイントです。
「奢ってもらって当然」と思わない
世の中にはまだ、奢られて当然という考えを持った女性がいるものです。せっかく男性がご馳走してくれたのに、奢られて当然という態度を取られたら相手の男性はどんな気持ちになるでしょう。
嫌な気持ちになるだけでなく、貴女を好きだいう感情も消えてしまうかもしれません。気持ちは態度に現れますから、もし貴女が奢られるのは当然という考えを持っているなら、その考え自体を改めましょう。
多く払ってもらった場合はお礼を言う
社会人でも学生でも彼女が年下で、彼が年上である場合はキッチリ割り勘ではなくて多めに払ってくれる場合もあります。
また彼女が社会人で彼が年下の学生の場合も、同じようなシチュエーションがありえるでしょう。そんな時は必ずお礼を言うのがマナーですし、次回は自分が多めに払うなどの気遣いも必要です。
共用の財布をつくる
二人が初デートも無事終えて長く付き合うような関係になってきたら、共用の財布を作ってみるのも良いかもしれません。
同じ額を財布に入れ二人のデートにかかった費用をそこから出していけば、公平な割り勘となって支払いのたびに計算をしたりお金のやり取りをする必要がなくなります。
デートで割り勘は恥ずかしいことではない!
いままでデートでの割り勘はアリかを調べてきましたが、結論から言えばデートでの割り勘はアリですし決して恥ずかしいことではありません。
ひと昔前はデート費用を男性が全て支払うという風潮が全盛であったようですが、時代は変わって女性も男性と同等に収入を得るようになり、自立心も芽生えたので割り勘アリ派の女性も増えてきているのも心強いことです。
すべての場面において割り勘がベストというわけではないので、シチュエーションに合わせてスマートな割り勘ができるよう心掛けてみてください。