抜け毛の多い女性はしっかりと対策をしよう!
1日に抜ける髪の毛の本数は、50~100本程度といわれています。最も抜け毛が多い季節は秋といわれており、200本以上抜けることもあります。ただし、分け目が目立つようになったり量が減ったりと、抜け毛に不安を感じる方は対策をしましょう。
女性の抜け毛の原因とは?
女性の抜け毛の主な原因である「遺伝」と「ストレスやホルモンバランスの崩れ」の2つをピックアップしました。女性の抜け毛は、男性と共通する部分もありますが女性特有の原因もあります。
現在抜け毛に悩んでいる方だけでなく、将来のために予防を考えている女性も原因をしっかり理解しておきましょう。ここからは、女性の抜け毛の原因とは?について紹介します。
遺伝
1つ目に紹介する女性の抜け毛の原因とは?は「遺伝」です。遺伝による抜け毛は「男性型脱毛症・AGA」が有名です。男性型脱毛症は、男性ホルモンが変化することが要因で抜け毛に影響を与える症状です。
「男性型」となっていますが、女性の体内でも男性ホルモンは作られているため例外ではありません。ただし、男性よりは女性の方が男性型脱毛症の遺伝の可能性は低いです。抜け毛に悩んでいる女性10万人のうち、男性型脱毛症が原因と考えられる方は1人程度です。
とはいっても、両親ともにAGA遺伝子を持っている場合は、女性でも遺伝の可能性は高くなります。抜け毛が多い女性の原因が男性型脱毛症である可能性は低いですが、両親ともに抜け毛の傾向がある場合は疑ってみましょう。
女性の抜け毛の原因である遺伝は、男性型脱毛症以外は現在ないようです。ただし、髪質や量は遺伝すると言われています。
ストレスやホルモンバランスの崩れ
2つ目に紹介する女性の抜け毛の原因とは?は「ストレスやホルモンバランスの崩れ」です。女性の抜け毛は、女性ホルモンが大きく関わっています。そのため、ストレスなどが原因でホルモンバランスが崩れて抜け毛に影響を及ぼします。
女性ホルモンは、卵胞ホルモンといわれる「エストロゲン」と、黄体ホルモンといわれる「プロゲステロン」の2種類があります。エストロゲンは髪の成長や育成に関わり、プロゲステロンは髪の命に関りがあります。どちらの女性ホルモンも、髪にとって大切な役割があります。
この2つの女性ホルモンのバランスがストレスなどで崩れると、抜け毛の原因になります。ホルモンのバランスは、ストレス以外にも崩れる原因があります。
ホルモンのバランスが崩れる原因は、ストレス・睡眠不足・ダイエット・食生活などがあります。生活環境の変化によるストレスや睡眠不足、ダイエットによる偏った食生活などには注意しましょう。
ただし、自分で改善できるストレスもあれば、改善できない原因も女性にはあります。思春期や妊娠・出産、更年期が原因でホルモンバランスが崩れることもあり、ストレスも伴います。また、仕事と家事の両立など女性特有のストレスがいくつも重なることも原因と考えられています。
20代女性の抜け毛の原因
20代女性の抜け毛の主な原因である「急激なダイエット」と「髪に負担をかける」の2つをピックアップしました。20代女性は、若いから抜け毛とは無縁と考えていないでしょうか。
もしそのような考えをお持ちでしたら、一度改めた方がよいかもしれません。一般的には30代前半から抜け毛に悩む女性が増えてきますが、近年では20代女性でも抜け毛に悩む方が増えています。
20代女性で抜け毛が多いと心配されている方だけでなく、すべての20代女性に日頃の行動から頭皮に負担をかけていないかチェックすることをおすすめします。ここからは、20代女性の抜け毛の原因について紹介します。
急激なダイエット
1つ目に紹介する20代女性の抜け毛の原因は「急激なダイエット」です。20代女性は、急激なダイエットが原因で抜け毛に悩む方が多いです。身体に与える影響を考えずにただ痩せたい思いでダイエットをすると、のちのち様々な後悔が訪れる危険性があります。
20代女性は、急激なダイエットが原因で髪が細くなり病院に通院している方もいます。20代女性に関わらず、ダイエットはなるべく身体に負担をかけない方法で行いましょう。
また、勉学や働くことへのストレスが原因で通院している20代女性もいます。ストレス社会といわれるように、日本は社会に出て働いていない20代以下の若い年齢でもストレスを抱えて生きています。このことから、20代女性と低年齢層でも抜け毛に悩む方が増えているようです。
髪に負担をかける
2つ目に紹介する20代女性の抜け毛の原因は「髪に負担をかける」です。10代20代の女性は、くるりんぱやお団子、ポニーテールなどヘアアレンジに凝る方も多いでしょう。髪が短いショートヘアの方でも、ヘアピンなどを使うヘアアレンジは髪に負担をかけています。
ヘアアレンジで毎日おしゃれを楽しみたい気持ちはあるでしょうが、毎日同じようなヘアスタイルは、同じ部分にばかり頭皮や髪に負担をかけることとなり抜け毛の原因となります。
20代に関わらず、髪に負担をかけないようヘアスタイルを毎日変えるか、ヘアアイテムを使わないアレンジで楽しむ、アレンジをしない休日を作るなど対策しましょう。
40代女性の抜け毛の原因
40代女性の抜け毛の主な原因は「更年期による女性ホルモンの減少」です。40代女性の抜け毛は、20代とは違い年齢による原因もあります。40代女性におすすめの「更年期の抜け毛予防」についても2つをピックアップしました。
40代の女性は、更年期の知識を身につけ、できそうな抜け毛予防法から取り組みましょう。ここからは、40代女性の抜け毛の原因について紹介します。
更年期による女性ホルモンの減少
紹介する40代女性の抜け毛の原因は「更年期による女性ホルモンの減少」です。更年期は、40代半ばから迎えることが多いです。更年期を迎えた40代・50代の女性は、閉経により女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが減少します。
「ストレスやホルモンバランスの崩れ」の項で紹介したように、エストロゲンは髪の成長や育成に関わりがあります。40代女性は、更年期によるエストロゲンの減少で髪の成長が短くなり抜け毛が増えるだけでなく、育成が遅れてなかなか生えてこなくなってしまいます。
更年期の抜け毛予防
40代女性の抜け毛の原因である更年期による女性ホルモンの減少を対策するために効果的な「更年期の抜け毛予防」を2つピックアップしました。40代女性におすすめする予防法は「イソフラボンを摂取」と「有酸素運動」です。
更年期による女性ホルモンの減少は、食品や運動で対策することができます。どちらも手軽にできる対策なので、40代に関わらず予防として始めてみましょう。ここからは、40代女性の更年期の抜け毛予防について紹介します。
イソフラボンを摂取
1つ目に紹介する40代女性の抜け毛の原因・更年期の抜け毛予防は「イソフラボンを摂取」です。大豆イソフラボンとは、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と働きや化学構造が似ていることから近年話題になっています。
40代女性は、更年期により減少したエストロゲンを補うために大豆イソフラボンを摂取することで抜け毛対策することができます。40代女性の抜け毛対策に有効な大豆イソフラボンの摂取量は、1日に50mg程度が目安となります。
大豆イソフラボンを多く含む食品は、納豆1パック(50g)65.0mg、大豆飲料(125ml)69.0mg、豆腐(110g)55.0mg、油揚げ(75g)52.5mgなどがあります。これらは、いずれも1日の摂取量の目安である50mgを超えた数値です。
40代女性の抜け毛だけでなく、肌や骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、ガンのリスクなどにも効果が期待できるおすすめの対策方法です。
有酸素運動
2つ目に紹介する40代女性の更年期の抜け毛予防は「有酸素運動」です。有酸素運動とは、ウォーキングやサイクリング、エアロビクスダンスや水泳など、時間をかけて低度から中程度の負荷をかける運動のことです。
有酸素運動により全身の血の巡りを促すことで、頭皮にも効果があり毛乳頭細胞が増え太い髪に成長します。有酸素運動は激しい運動が難しい40代女性にも始めやすいおすすめの対策方法です。
ジムに通うお金や時間がない、天候に関係なく運動をしたい40代女性は、家の中でもできる有酸素運動、踏み台昇降やもも上げ運動などで対策しましょう。
女性の抜け毛の病気の種類や症状
女性の抜け毛の主な病気は「円形脱毛症」「脂漏性脱毛症」「粃糠性脱毛症」「びまん性脱毛症」「鉄分不足による脱毛症」「分娩後脱毛症」「牽引性脱毛症」「薬の副作用による脱毛症」の8種類があります。
20代に見られるストレスによる原因や40代に見られる更年期による原因などのほかに、病気による原因も考えられます。
病気による抜け毛のことは「脱毛症」とよばれています。それぞれの病気の症状についても詳しく見ていきましょう。ここからは、女性の抜け毛の病気の種類や症状について紹介します。
円形脱毛症
1つ目に紹介する女性の抜け毛の病気の種類や症状は「円形脱毛症」です。円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)とは10円ハゲといわれることもある病気で、頭皮に10円玉くらいの脱毛症状があらわれます。
円形脱毛症はストレスが原因といわれていましたが、現在は自己免疫疾患が原因と考えられています。そのほか、アトピーやストレス、産後の女性ホルモンの変化なども原因のひとつと考えられています。
脂漏性脱毛症
2つ目に紹介する女性の抜け毛の病気の種類や症状は「脂漏性脱毛症」です。脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)とは、皮脂の分泌が多すぎて菌が発生し増えることで炎症が起こる症状です。
脂漏性脱毛症により、頭皮がべたついたり強いかゆみ、頭皮が赤くなるなどの症状があらわれます。ストレスなどによるホルモンバランスの乱れや脂っこい・甘いものを食べすぎる食生活の乱れ、シャンプーのしすぎなどが原因になります。
粃糠性脱毛症
3つ目に紹介する女性の抜け毛の病気の種類や症状は「粃糠性脱毛症」です。粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)とは、皮脂の分泌が少なく乾いたフケが毛穴をふさぎ炎症が起きる症状です。
粃糠性脱毛症は、洗浄力が高すぎるシャンプーやすすぎが甘くシャンプーが流し切れていないことなどが原因になります。
びまん性脱毛症
4つ目に紹介する女性の抜け毛の病気の種類や症状は「びまん性脱毛症」です。びまん性脱毛症とは、女性に多く見られる脱毛症の総称で、髪全体が薄くなる症状のことです。髪の分け目が目立つようになったり、結んだ時の髪の量が減ることで気づくこともあります。
更年期によるホルモンバランスの乱れや過激なダイエット、ストレスや日光の浴びすぎ、避妊薬などが原因になります。
鉄分不足による脱毛症
5つ目に紹介する女性の抜け毛の病気の種類や症状は「鉄分不足による脱毛症」です。鉄分が不足しすぎても、抜け毛を引き起こす原因となります。女性は生理により鉄分を失いがちなので、かかりやすい抜け毛の病気のひとつです。
分娩後脱毛症
6つ目に紹介する女性の抜け毛の病気の種類や症状は「分娩後脱毛症」です。出産の影響で、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが減少します。そのため、抜け毛が多くなることがあります。
一般的には1年程度で改善されますが、高齢出産など体力の低下により回復までしばらくかかることもあります。育児ストレスなどで治らず、円形脱毛症になってしまう場合もあります。
牽引性脱毛症
7つ目に紹介する女性の抜け毛の病気の種類や症状は「牽引性脱毛症」です。牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)とは、頭皮や髪が引っ張られることで毛が薄くなり抜け毛が多くなる症状です。
「20代女性の抜け毛の原因」の「髪に負担をかける」の項で紹介したことが該当しています。ヘアゴムやヘアピンなどを使ってアレンジする方法はさまざまなホームページで紹介されているほか、携帯のアプリでも見ることができます。
毎日かわいいヘアスタイルで過ごしたい気持ちはあるでしょうが、日々頭皮や髪に負担をかけることが抜け毛の原因であることは覚えておきましょう。
そして、なるべく同じヘアスタイルを続けることは避け、お休みする日も作ってあげましょう。毎日負担をかけている自覚がある女性は、早めに対策することをおすすめします。
薬の副作用による脱毛症
8つ目に紹介する女性の抜け毛の病気の種類や症状は「薬の副作用による脱毛症」です。病気を治すために医師から処方された薬の中には、副作用により髪の毛が抜けることもあります。
「抗がん剤による副作用で毛が抜ける」ことは、一般的に知られていることでしょう。髪の毛だけでなく、眉毛やまつ毛、体毛なども抜け落ちてしまいます。そのほか、ヘルペスや痛風、抗うつ剤、抗てんかん剤、高血圧の薬など非常にたくさんの種類が該当します。
女性の抜け毛を防ぐ予防法
女性の抜け毛を自分で対策したい方のために、抜け毛を防ぐ主な予防法「髪の洗いすぎはNG」「シャンプー時の頭皮マッサージ」「ブラッシングで汚れを落とす」「生活習慣の改善」の4つをピックアップしました。
どの予防法も、自宅ですぐに始めることができます。まずは自分で対策したいと考えている方は、参考にしてみてください。ここからは、女性の抜け毛を防ぐ予防法について紹介します。
髪の洗いすぎはNG
1つ目に紹介する女性の抜け毛を防ぐ予防法は「髪の洗いすぎはNG」です。季節に関係なく、髪を洗う回数は1日1回が理想です。
夏場など暑い季節は、汗臭いにおいや頭皮のべたつきなどが気になり朝晩と1日2回髪を洗う方もいるでしょう。しかし、女性は頭皮が乾燥している方が多く、油っぽい方は少ないです。
頭皮が乾燥している女性が1日に2回・3回と髪を洗うと、さらに乾燥を引き起こしダメージを与え、抜け毛の原因となってしまいます。
頭皮の状態によっては、2日に1回でも問題ありません。髪を洗ったあとと翌日の朝、翌日の夕方の3回で頭皮チェックを行い、べたつきや汚れなどの判断をして髪の洗いすぎ対策をしましょう。
また、洗浄力が高いシャンプーを使うことも、乾燥している頭皮にはよくありません。髪の洗いすぎ対策をしても抜け毛が減らない場合は、シャンプーが原因の可能性もあります。頭皮に優しい低刺激シャンプーに変えて対策をしましょう。
低刺激性のシャンプーはアミノ酸の洗浄成分が含まれているものがおすすめですが、防腐剤の入っていないシャンプーを選びましょう。防腐剤が含まれているシャンプーは、抜け毛の原因となることがあります。
種類が多くてどのシャンプーを選べばよいのか悩む方は、最後の項で女性の抜け毛におすすめのシャンプー&トリートメントを紹介しているので参考にしてください。
シャンプー時の頭皮マッサージ
2つ目に紹介する女性の抜け毛を防ぐ予防法は「シャンプー時の頭皮マッサージ」です。頭皮を健康に保ち抜け毛を防ぐためには、シャンプー時だけでなくシャンプー前のマッサージも効果的でおすすめです。
頭皮マッサージの方法を紹介します。まず、乾いた状態の頭皮をマッサージします。頭皮マッサージをすることで血流が良くなり、髪の発育に必要な酸素や栄養が細胞まで届きやすくなります。
次に、手のひらに1回分のシャンプーを乗せて、両手でよく泡立てます。シャンプーを泡立てずそのまま使う方もいるでしょうが、頭皮に負担がかかり抜け毛の原因となるので注意しましょう。
泡立てていないシャンプーで洗うと、毛穴に皮脂を押し付け病気の原因を引き起こしてしまいます。また、泡立てることでシャンプー時の髪の摩擦を最小限に抑えて抜け毛対策やキューティクルを守る働きもしてくれます。
シャンプーを泡立てるときは、洗顔用ではなくボディー用泡立てネットがおすすめです。泡立てたシャンプーを手のひらに乗せ、マッサージしながら頭皮を丁寧に洗いましょう。
シャンプーをする前は、手洗いをすることと頭皮と髪をしっかり濡らしておくことも重要です。手を洗い清潔にしておかないと、泡がしっかり作れません。また、頭皮や髪に水分がないと、泡立ててもすぐに消えてしまいます。
マッサージは、力を入れすぎると頭皮を痛めてしまいます。気持ちがいいと感じる程度に優しく丁寧に洗いながらマッサージをし、すすぎ残しがないようにしましょう。
ブラッシングで汚れを落とす
3つ目に紹介する女性の抜け毛を防ぐ予防法は「ブラッシングで汚れを落とす」です。ブラッシングは、髪を洗う前に行う対策方法です。
髪の表面だけでなく、髪との間や頭皮にも目に見えないほこりやごみなどがたくさん付着しています。シャンプーで洗う前に、ブラッシングで髪や頭皮に付着した汚れを落としましょう。
ブラッシングは、汚れを落とすほかにも髪の絡みをとかす役目もあります。髪のからみをなくすことで、水が頭皮まで浸透しやすくなります。髪だけでなく頭皮までしっかり濡らすことで、シャンプーの泡立ちもよくなります。
生活習慣の改善
4つ目に紹介する女性の抜け毛を防ぐ予防法は「生活習慣の改善」です。抜け毛を予防するためには、生活習慣を見直し健康なからだづくりを心掛けることも大切です。健康なからだづくりには、運動・休養・栄養に気をつけましょう。
運動については、ジムに通って筋肉をつける必要はありません。「40代女性の抜け毛の原因」の項で紹介したように、有酸素運動をおすすめします。運動をする時間を確保するのが難しい場合は、一駅分歩いたり階段を使うなど無理なく続けられることから始めてみましょう。
休養については、睡眠時間を最低6時間取るようにしましょう。髪をつくる細胞は、寝ている時間に活性します。睡眠時間が短いと、それだけ細胞が活動する時間が短くなるということです。
食事については、バランスを考え摂取するよう対策しましょう。女性にありがちな食事を抜いたダイエットや偏った食生活などは抜け毛の原因になります。脂肪分が多くカロリーが高い食事が続かないよう、ヘルシーな食事も取り入れましょう。
髪におすすめの食べ物は、主に7種類あります。1つ目は、髪の主成分「ケラチン」のもとになる、アミノ酸を含むたんぱく質が多い肉や魚、大豆製品や乳製品などです。
2つ目は、髪の成長を促すヨードが多い、わかめや昆布などの海藻類です。3つ目は、血行促進に役立つビタミンE・Aが多いにんじんやほうれん草などの緑黄色野菜、玄米やごま、ナッツ類などです。
4つ目も、血行促進に役立つビタミンA・C・E・Fが多いオレンジやいちごなどの柑橘類です。5つ目は、中性脂肪対策に役立つエイコサペンタエン酸が多いサバやブリなどの青魚です。
6つ目は、頭皮の新陳代謝を促すビタミンBが多い玄米や豚肉の赤身、レバーなどです。7つ目は、髪のツヤやコシに大切なコラーゲンが多い納豆やレンコン、長芋などです。
女性の抜け毛がひどい場合の対処法
女性の抜け毛がひどい場合の主な対処法について6つピックアップしました。自分でできる対策だけでは効果が感じられない場合や抜け毛がひどくて悩んでいる女性もいるでしょう。
気になるであろう治療法やお金にまつわること、妊婦さんなどの対処法について見ていきましょう。ここからは、女性の抜け毛がひどい場合の対処法について紹介します。
何科を診療?
1つ目に紹介する女性の抜け毛がひどい場合の対処法は「何科を診療?」です。抜け毛がひどくて診療を行けたい場合は、「皮膚科」に行きましょう。
髪に関する悩みを専門的に扱う「脱毛症専門外来」を開設している皮膚科や、女性医師が対応してくれる皮膚科もあります。
無料カウンセリングを実施している皮膚科もあります。病院での治療に不安がある方は、活用をおすすめします。
かかる金額
2つ目に紹介する女性の抜け毛がひどい場合の対処法は「かかる金額」です。皮膚科で診療を受け治療を開始するとなると、どれくらいお金が必要になるのかは誰もがきになることでしょう。
抜け毛に関する治療は、保険が適用されるものばかりではありません。症状によっては自費治療が必要になります。治療する病気の種類や期間によりかかる金額は違います。円形脱毛症やや脂漏性脱毛症などは皮膚疾患の治療と判断されるため、保険が適用されることがあります。
たとえば、女性の抜け毛に対応した治療薬パントガール(Pantogar)は自費での治療になり、「びまん性脱毛症」に効果があります。かかる金額は、毎月7,000円のところもあれば12,000円のクリニックもあります。
最低でも3~6ヶ月飲み続け、完治しても定期的に長期の服用がおすすめされています。診療するクリニックや症状による個人差によっても金額が変わるようです。
保険が適用される症状であれば1回数千円で済む場合もありますが、何回受けるかによりかかる金額は加算されていきます。
毛髪専門外来での治療は保険が適用されないため、かかる金額はある程度高額になる可能性が高くなることが考えられます。
治療の期間
3つ目に紹介する女性の抜け毛がひどい場合の対処法は「治療の期間」です。治療の期間は、病気の種類や症状により違いがあるのではっきりしたことはいえません。
先ほど紹介した「びまん性脱毛症」であれば、最低でも3~6ヶ月は続ける必要があります。治ってからも定期的に治療することを進められるので、期間の目安はさまざまといえるでしょう。
治療法
4つ目に紹介する女性の抜け毛がひどい場合の対処法は「治療法」です。治療法は、病気の種類や症状により異なります。
先ほど紹介した「びまん性脱毛症」であれば、パントガールを服用する治療法が一般的になってきています。そのほか、外用薬や頭皮へ直接注入する治療法もあります。
薬などはある?
5つ目に紹介する女性の抜け毛がひどい場合の対処法は「薬などはある?」です。「びまん性脱毛症」であれば、紹介したパントガールのほかにビビスカルやリポゲイン(3%ミノキシジル配合)から選ぶクリニックもあります。
円形脱毛症の治療には、抗ヒスタミン薬内服やステロイドの内服・外用、育毛剤外用などの薬による治療があります。
妊娠中や授乳中でも治療はできる?
6つ目に紹介する女性の抜け毛がひどい場合の対処法は「妊娠中や授乳中でも治療はできる?」です。妊娠中や授乳中での治療は、内服薬と外服薬の種類により異なります。
薬の中には妊娠後期から使える種類もあります。妊娠中や授乳中の治療は、医師と相談してきめることをおすすめします。
女性の抜け毛におすすめのシャンプー&トリートメント
女性の抜け毛におすすめのシャンプー&トリートメントを4つピックアップしました。抜け毛に悩んでいる・気にしている女性は、シャンプー&トリートメントを専用の種類に変えることもひとつの対策・予防法でしょう。
たくさんのメーカーが女性の抜け毛対策に関するシャンプー&トリートメントを販売しています。どのような特徴があるのか見ていきましょう。ここからは、女性の抜け毛におすすめのシャンプー&トリートメントを紹介します。
ファンケル・マイルドクレンジングシャンプー
1つ目に紹介する女性の抜け毛におすすめのシャンプー&トリートメントは「ファンケル・マイルドクレンジングシャンプー」です。
マイルドクレンジングシャンプーは、ダメージを受けた頭皮に活力を与えるために、アミノ酸や植物由来の美容成分が含まれています。
顔よりデリケートである頭皮をすっきりきれいに洗えるだけでなく、潤いも保てる水分バランスにつくられています。
マイルドクレンジングシャンプーは、1本250mlで1,570円(税込)、2本セットで2,985円(税込)です。リペアエッセンストリートメントは、1本200gで1,570円(税込)、2本セットで2,985円(税込)です。
オルビス・スカルプイズム シャンプー
2つ目に紹介する女性の抜け毛におすすめのシャンプー&トリートメントは「オルビス・スカルプイズム シャンプー」です。
髪にやさしいオールノンシリコンです。油分や香料、着色はすべてありません。フケ・かゆみを防ぎ、髪と頭皮を健康に保つ成分や頭皮をやわらかくする成分、乾燥を防ぐ保湿成分などが含まれています。
スカルプイズムシャンプーは、1本250mlで1,100円(税込)、詰め替え用は1袋250mlで990円(税込)です。
カネボウ化粧品・リクイール
3つ目に紹介する女性の抜け毛におすすめのシャンプー&トリートメントは「カネボウ化粧品・リクイール」です。
リクイールシリーズのシャンプーはバランシングシャンプーN(ノーマル頭皮用)、バランシングシャンプーO(オイリー頭皮用)、バランシングシャンプーD(ドライ頭皮用)、デザイニングシャンプーV(ボリュームアップ)の4種類があります。
頭皮の状態に合わせて4種類の中から選びましょう。1本400mlのボトルタイプと、詰め替え用の350mlがあります。
山田養蜂場・RJ地肌ケア シャンプー
4つ目に紹介する女性の抜け毛におすすめのシャンプー&トリートメントは「山田養蜂場・RJ地肌ケア シャンプー」です。
頭皮の水分と油分のバランスを整えてくれるローヤルゼリーエキスや炎症を緩和する甘草エキスなどが含まれています。
薬用RJ地肌(頭皮)ケア シャンプーは1本40mlで3,080円(税込)、定期購入で1本2,926円(税込)です。薬用RJ地肌(頭皮)ケアコンディショナーも同じ値段で購入できます。
女性の抜け毛は症状で早めの対策を!
女性の抜け毛は、ストレスなどから20代でも起こる症状です。早めの対策が肝心で、対応が遅くなれば完治も遅くなるだけでなく、かかる金額や期間も長くなります。
日頃から抜け毛にならないよう、ストレスをためない・食生活に気をつけるなどの生活習慣などを見直し予防をし、発見したら早めの対策を行いましょう。