カードローンは原則無担保・保証人不要で利用可能
カードローンと一口に言ってもさまざまな商品がありますが、一番多いのは、無担保・無保証人で借り入れができるカードローンです。そのような広告をあちこちで目にするでしょう。無担保・無保証人ということは、カードローン利用者が返済できなくなっても、その保証となるものがないということですが、その分融資額が抑えられています。
有名なカードローンは5種類
カードローン商品を提供しているのは、銀行、消費者金融、信販会社などいろいろあります。その中で、大手消費者金融であるアイフル・・アコム・SMBCモビット(株式会社SMBCモビット)・プロミス・ノーローンはとくに有名です。単に有名なだけではなく、審査が早い、金利が低め、返済がしやすいなどの優れた特徴を持っています。
カードローンは無担保型と有担保型がある
冒頭でカードローンには無担保・無保証人型が多いと書きましたが、必ずしもすべてのカードローンがこのようなタイプであるとは限りません。担保を差し出したり、保証人を立てたりしながら借り入れをするカードローンもあります。有担保型のカードローンの場合、不動産や有価証券などの担保を差し出します。
担保や保証人があるほうがカードローン会社は喜ぶ
カードローンの借入者が返済ができなくなった場合、担保や保証人があれば、そちらを利用して返済不能の残債を回収できます。したがって、カードローン会社としては担保や保証人付き融資のほうがいいのです。しかし、競争の激しいカードローン業界ではそのような条件を設定すると、他の業者にお客を取られてしまうので、無担保・無保証人としています。
有担保と無担保カードローンの違い
有担保型と無担保型カードローンの違いですが、有担保型では、不動産や有価証券などの担保がある為、万一の時にカードローン会社も安心していられます。その為、融資額が大きくなる傾向にあります。一方、無担保型カードローンでは、カードローン会社のリスクが大きいので、融資額が控えめになります。
無担保カードローンの種類①フリーキャッシング
これからカードローンの審査基準について解説していきますが、その前にカードローンの種類を簡単に見ておきましょう。プロミスのカードローンを例に取って解説します。まず、フリーキャッシングです。これは、フリーという名称からも分かるように、生活費、旅行費用、レジャー資金、教育資金など使途が自由なカードローンです。
無担保カードローンの種類②目的ローン
フリーキャッシングと比べて、目的別にお金を借りる目的ローンがあります。旅行目的、教育の対策費、結婚資金、車の購入、住宅の購入など、目的があらかじめ決まっている場合は、この目的ローンを利用します。目的ローンは、特定の目的が対象なので、借入限度額は低めですが、その分金利などに優遇措置があることが多いです。
無担保カードローンの種類③ビジネスローン
普通のカードローンは、事業目的に使えません、使途を事業目的とすると、審査に落ちる場合が多いです。しかし、ビジネスローンならば、事業性資金に使えます。しかも、ビジネスローンは総量規制(年収の3分の1までしか融資ができないというルール)の対象外なので、かなり大きな金額を借りることができます。
無担保カードローンの種類④おまとめローン
おまとめローンとは、読んで字のごとく、複数ローンをまとめるカードローンのことです。いくつかの業者からお金を借りている場合は、返済日も別々になり、金利負担も大きくなりますが、それを一本化する(まとめる)ことによって、返済を少しでもしやすいようにしてくれるのがおまとめローンです。
無担保カードローンの種類⑤借り換えローン
おまとめローンに似たカードローンに借り換えローンがあります。これは、複数ローンをまとめるのではなく、ある高金利のローンから別の低金利のローンへ切り替えるローンです。同じお金を借りるのでも、金利が低い方が総返済額が減るので負担が楽になりますが、借り換えローンはまさにその目的の為に利用するローンです。
カードローン審査の基準
カードローンに申し込みをすると、次の流れは審査です。その審査に通るかどうかでカードローン契約ができるかできないかが決まります。審査ではさまざまな項目をチェックされますが、その中から特に重要なものを選んで基準を見てみましょう。カードローンを利用したければ、その審査基準を満たさなければいけません。
年齢
カードローンの審査基準の第一は年齢です。どのカードローンでも、最初に年齢基準を示しています。カードローンはあまり若すぎても高齢でも利用できませんが、各社でもそのように年齢基準を設定しています。年齢の下限については満20歳としているところが多いです。一方、上限は各社で違いますが、満66歳~69歳くらいです。
住所
カードローンの申し込み時には、住所も申し込み欄に記入しますが、どこに住んでいるのかということはそれほど審査基準では重視されません。地方銀行のように利用者の地域を限定している場合は別として、それ以外の場合は、確認の為に住所を記入させるだけです。したがって、住所が原因で審査に通らないということはまずありません。
居住形態や居住年数は重要
賃貸住宅より持ち家のほうが審査で有利になります。居住年数との関係もありますが、賃貸住宅に住んでいる場合、カードローン返済が困難になると、夜逃げしてしまうことがないとは言えないからです。その点、持ち家ならその可能性は低いので、有利というわけです。ただし、賃貸住宅でも居住年数が長くなれば、審査に通らないということはないでしょう。
勤務先
カードローン審査で、勤め先は重要な項目です。勤め先によって、安定した収入が続けて得られるかが決まってくるからです。その基準はというと、上場企業や大手企業の正社員、公務員は点数がよくなります。中小企業に勤めている人の場合は、その企業の経営状態がクローズアップされます。
一方、立ち上げ直後の企業や零細企業に勤めている人は、かなり審査で不利です。今後どうなるか分からない為、審査に通らないという事態にもなりかねません。
また、自営業や個人事業主の場合は、収入が不安定なりやすいので、審査通過は容易ではありません。しかし、過去の実績を示せば、審査基準に合う場合もあります。
勤続年数も重要な審査基準
勤め先とともにもう一つポイントとなる審査基準が勤続年数です。少なくとも1年くらいは同じ勤め先で仕事しないと、カードローン審査に通らない場合があります。ましてや転勤を繰り返す人では、勤続年数が短くなりがちで、カードローン会社の信頼を得にくいです。したがって、対策として、できる限り同じ勤め先で頑張ることです。
収入
カードローン審査基準で、最重要項目となっているのが収入です。収入が少ない人では、返済が思うようにできなくなる恐れがあるので、審査で辛い評価を受けます。ただし、カードローンには、借入限度額というものがあり、その限度額が低い場合は収入がそれほど多くなくてOKとなる場合があります。
理想は年に200万円以上稼ぐこと
カードローン審査に通る為には、できれば年収は200万円以上欲しいところです。このくらいの収入があって、他の審査基準に問題がなければ、どこのカードローン審査にも通る可能性はあります。ただし、収入が少ない人は、最初から希望限度額を低くすれば、カードローン審査への対策となります。
税込収入で申し込む
カードローンで一定金額未満の借り入れをする場合は、収入証明書の提出は必要ありません。したがって、自己申告が原則となっていますが、その申告時には税込収入を記入しましょう。手取り収入と税込収入では、金額が変わりますが、税込収入の記入でいい場合が多いので、少しでも審査でいい評価を受ける為にも税込収入を記入しましょう。
返済実績
カードローンやクレジットカードの利用履歴は、一定期間信用情報機関に登録されています。その利用履歴に全く問題がない人は、新たなカードローンの審査基準に合う可能性が高いです。しかし、過去の記録に延滞や滞納などが記されていれば、カードローン審査に通らないというケースも出てきます。信頼という点で、高い点数を貰えないからです。
他社借入額
カードローンの審査基準で一番大切なのは、借入者の返済能力です。それを測る基準はいくつかありますが、そのうちの一つに他社借入額があります。現在他社から多額の金額を借り入れている人は、返済能力が低い人と見なされます。したがって、新たなカードローン申し込みの為には、他社借入額を減らしておかなければいけません。
年収の3分の1以下が基準
消費者金融が守らなければいけないルールに総量規制があります。これは、カードローン申し込み者に年収の3分の1までしか貸付を行ってはいけませんよという取り決めです。したがって、もし消費者金融のカードローン申し込み者が、他社から年収の3分の1を超える借り入れをしていれば、審査基準に合わず、審査落ちとなります。
銀行は総量規制を守らなくてもいのですが、だからと言って無制限にお金を貸せるわけではありません。銀行も他の例に倣って、総量規制を参考にするので、年収の3分の1が基本的な基準となります。
信用情報
信用情報機関にはさまざまな情報が記録されますが、そのうちの一つに金融事故情報があります。金融事故情報とは、カードローンやクレジットカードの返済の延滞、債務整理、代位弁済、強制解約などの情報のことです。これらの金融事故情報が登録されていない人は、まさに信用が得られて、新たなカードローン審査の基準に合致します。
しかし、金融事故情報が登録されている人は、新たなカードローン審査に通らないです。一部にはそのような人でもいいとしている業者もありますが、普通は無理です。したがって、お金の管理をきれいにしておき、信用情報にキズを付けないことが大切な対策となります。
信用情報機関に登録された金融事故情報は、一定期間(5年~10年)経過すると、抹消されます。その後は、晴れてカードローンを利用できるようになりますが、それまでは長い期間待たなくてはいけません。
カードローン審査の流れ
カードローンの審査基準が大体つかめたところで、今度はその審査の流れを見てみましょう。カードローンに申し込みをしてから、審査がどのような流れで行われるのか知っておかないと、イラつく場面も出てきます。しかし、おおよその流れが分かっていれば、審査終了まで落ち着いて待てます。
仮審査と主な入力項目
カードローン審査の流れは、仮審査から始まります。この第一の流れである仮審査では、コンピューターによる基本情報の調査が行われます。その基本情報とは、審査基準で紹介した内容を含め、個人の特徴のことです。第一段の流れでは、その基本情報をコンピューターがふるいにかけ、審査基準に合わない人を落としていきます。
カードローン申し込み時に記入する項目
カードローン申し込み時には、さまざまな情報を申し込みフォーム(または申し込み書)に記入していきます、その項目をもとにコンピューターが判断をするのですが、記入する内容は各社である程度共通しています。個人個人の特徴が分かる項目で、記入においては、嘘偽りなく、間違いのないようにすることが、流れをスムーズに進めるコツです。
本審査
カードローンの仮審査に落ちたら、それ以上の流れはありません。しかし、仮審査に通過したら、今度は本審査に移ります。本審査ではコンピューターでは判断できない細かい情報を担当者がチェックします。その内容は、申し込み情報に加えて、書類の確認、信用情報の照合などです。その流れを詳しく見てみましょう。
本審査の流れ①申し込み情報の再チェックから本人確認書類確認
本審査では、コンピューターがチェックした申し込み情報を再チェックします、その後の流れは、書類確認です。カードローンの利用では、本人確認書類を提出しますが、その内容と申し込み情報に齟齬がないか担当者が確認をします。もし勘違いがあれば、申し込み書の記入のし直しになります。
本審査の流れ②収入証明書の確認
カードローンに申し込む場合、一定金額以上の借り入れでは、収入証明書を提出しますが、その確認作業も行われます。提出された書類をもとに、どのくらいの収入があって、どれくらいの限度額を設定したらいいのか決めていくのです。これも一連の審査の流れでは、重要な作業で、おろそかにできません。
本審査の流れ③信用情報の照合
カードローンの審査基準のコーナーで信用情報について触れていますが、その信用情報の照合は本審査で行われます。もし他の条件がよくても、信用情報にキズがあると、審査に落ちる確率が高くなります。せっかくここまでの流れが順調に行ったのに、信用情報で審査基準に合わないのはもったいないです。
在籍確認の電話
仮審査、本審査と流れが進むと、次に在籍確認があります。在籍確認とは、カードローン申し込み者が本当に申告した勤め先に在籍しているか(勤務しているか)確認する電話のことです。この在籍確認の流れがスムーズに行かないと、審査に落ちることがあります。しかし、嘘を申告したのでなければ、気にする必要はありません。
審査結果の報告
仮審査、本審査、在籍確認へと進むと、最後の流れは、審査結果の通知です。審査結果の通知は、WEB申し込みの場合、メールで行われることが多いです。ここで、審査に通るか通らないかが分かりますが、審査に通っていても、利用限度額がいくらになるのかは個人個人の状況によって違ってきます。
カードローン審査の期間
カードローンの審査の流れは分かったけれど、その審査にどれくらいの期間(時間)が掛かるのだろうかと疑問に思っている人もいるでしょう。期間については、カードローンを提供している業者によって違いますが、かなり速いところが多くなっています。最短即日というケースもよくあり、それほど待たずに結果が分かります。
人気のカードローン審査の期間一覧
まず、消費者金融のカードローンの審査期間から見てみましょう。消費者金融の場合は特に審査期間が短く、最短30分というところも多いです。プロミス、アイフル、アコム、SMBCモビットの場合は、審査期間は最短30分です。一方、レイクの場合は、インターネット・アプリで申し込むと、項目入力後に画面上で結果確認ができます。
銀行カードローンの審査期間をいくつか取り上げてみますが、銀行の場合、審査の流れの中で、警察庁データベースへの照会という作業があることから、審査期間がやや長くなりがちです。
三井住友銀行や三菱UFJ銀行の場合は、審査期間は最短翌営業日となっています。これらの銀行は、審査期間が早いほうです。それに対して、みずほ銀行は審査期間が約2週間とかなり遅くなっています。
急いでいる場合は審査期間が短い消費者金融へ
銀行カードローンの場合、最近は審査を慎重にするようになっているので、最短即日審査という触れ込みでカードローンを提供するところはなくなりました。したがって、急いでお金が必要という場合は、最短30分という審査期間の消費者金融を利用するのがおすすめです。審査期間が短いからと言って、審査がより厳しくなるということはありません。
中小消費者金融の審査期間
中小消費者金融の場合は、それぞれの業者によって審査期間がかなり違いますが、コンピューター審査を導入していれば、大手消費者金融並みの最短30分で審査終了という場合もあります。そうでない場合は、60分~120分くらいの審査期間というところもあるものの、申し込み者が増えると、審査にさらに時間を要する場合があります。
カードローンの在籍確認が早いと審査が通りやすい
審査の流れの解説の中で在籍確認についてお伝えしましたが、この在籍確認が早く済めば、審査期間も短くなるでしょう。カードローン業者が申し込み者の勤め先に電話をして、簡単に本人が勤めていることが分かればいいのです。別に電話に出るのは本人でなくてもよく、上司でも同僚でも確認さえしてくれれば、すぐに終わります。
本人確認の電話が完了した後が多い
審査結果の通知は、在籍確認が終わってからということになります。本人確認がされないうちは、仮審査や本審査の結果がよく、流れがスムーズに進んでも審査は終わりません。したがって、在籍確認を早く済ませたいところですが、そのためにも嘘をついたり、記入間違いをしたりしないように注意しましょう。
カードローンの審査が通らないときの対策
カードローン審査の流れや期間が分かったとしても、審査に通らないと意味がありません。その審査に通らない場合、どのような対策を取ればいいのかあれこれ悩む人も多いでしょう。そこで、いくつかの対策をご紹介します。審査に通らない場合でも、対策によっては、次の審査で通る場合もあるからです。
年収は200万円以上が理想的
カードローンの審査基準に年収がありますが、その年収が多いほど有利なことは確かです。できれば年収200万円以上は欲しいところです。それならば、たいていのカードローンの審査に通ります。したがって、審査に通らない人は対策として年収を上げることですが、簡単な対策ではないです。
審査に通らないから対策として年収を上げると言っても、その方法が分からなければ困ってしまいます。そこで、いくつか方法(対策)を考えてみると、今以上に仕事を頑張る、残業をする、転職する、副業をするなどの手があります。
インターネットから申し込む
これは必ずしも審査に通らない場合の対策とは言えないかもしれませんが、審査期間を少しでも早くする為に申し込みはインターネットから行いましょう。店舗、電話、郵送申し込みよりも手続きが素早く進みます。仮に審査に通らない場合でも、インターネット申し込みなら結果通知が早く来るので、次の対策を練りやすいです。
所得証明書類を用意する
カードローンの利用においては、所得証明書(収入証明書)の提出が必須でない場合も多いです。しかし、審査の流れによって、いつ何時所得証明書が必要になるかは分かりません。その際に、すぐに準備できるようにしておけば、審査にも通りやすくなります。必要書類を素早く提出できることも、審査に通らないという事態を防ぐ為の対策となります。
これも重要な対策・返せるものは返しておく
カードローン審査に通らない理由の一つに、他社借入額や他社借入件数が多いことが挙げられます。他の借金を整理しないうちは、審査に通らないですよとしているカードローン業者も多いです。したがって、審査に通らない場合は、少しでも借金を返しておくのがいい対策となります。簡単な対策ではありませんが、頑張って少しでも借金を減らしましょう。
申し込み時に記入間違いをしないように
カードローンの申し込みフォームや申し込み書には、嘘を書いてはいけません。それがバレれば、審査には通らないです。しかし、嘘と言えるほどでなくても、記入間違いをしてしまう場合があります。その場合は、審査に通らないということはないでしょうが、確認のために余計な時間が掛かります。それを防ぐためにも、対策として慎重に記入をしましょう。
カードローンの審査が通りにくい職業は
カードローン審査に通らないというほどではなくて、通りにくい職業は存在します。しかし、通りにくいというだけで、絶対に審査に通らないというわけではありません。効果的な対策を講じれば、利用できるカードローンは見つかります。そこで、どんな職業の人がどんな対策を講じればカードローン審査に通りやすくなるのか具体的に見てみましょう。
大手企業ほど有利
カードローンの審査基準でも取り上げましたが、大手企業の正社員は審査で高い評価を受けます。大手企業なら倒産リスクは少ないし、そこに勤めている人の収入も多く、安定しているからです。したがって、ほかに何らかの問題がなければ、カードローン審査には通りやすく、簡単にお金を借りられます。
契約社員・派遣社員は勤務先確認が重要
契約社員や派遣社員は、正社員に比べると、少しカードローン審査で不利です。安定度という点で劣るからですが、だからと言って審査に通らないというわけではありません。契約社員や派遣社員の場合、ポイントは在籍確認です。在籍確認で、勤め先(または派遣元)に確かに所属しているということが分かれば、審査に通りやすくなるでしょう。
パート・アルバイトでも可能
パートタイマーやアルバイトでは、カードローン審査に通らないのではと思っている人がいるかもしれません。しかし、そんなことはなく、パートやアルバイトでも構わないとしている業者はたくさんあります。とはいえ、パートやアルバイトでは収入が少ないので、対策として借入希望額を控えめにすることが重要です。
専業主婦は地方銀行カードローンが通りやすい
収入がない専業主婦が借り入れをするのは容易ではありません。特に大手消費者金融では、専業主婦のカードローン利用を認めていません。では、どうすればいいかですが、銀行、特に地方銀行のカードローンは狙い目です。利用する場合、夫に安定した収入があればOKとなっていますが、クリアしやすい条件でしょう。
学生は消費者金融がおすすめ
銀行カードローンは、学生が利用できません。最初から学生不可(一部地方銀行を除く)となっていることがほとんどです。したがって、学生は消費者金融のカードローン審査を受けましょう。アルバイトで確実な収入があれば、審査に通る場合があります。ただし、未成年の学生はダメで、満20歳以上になってからの利用となります。
年金生活者は審査対象年齢に注意
年金のみを収入としている場合、カードローンが利用できる場合と利用できない場合があります。その対応は業者によって違いますが、利用できるカードローンでも、対象年齢に注意する必要があります。カードローンの年齢上限は高くても満69歳となっている場合が多いので、あまり高齢では審査に通りません。
カードローンの審査と総量規制
総量規制についてはすでに取り上げていますが、おさらいの意味も含めて、もう一度紹介しましょう。総量規制とは、カードローンなどの利用者が年収の3分の1までしか借り入れができないというルールです。貸金業法という法律で定められたルールで、貸金業者は、貸付額を一定以上に上げることはできません。
総量規制とは貸付のルールのこと
総量規制は貸付における重要なルールです。お金を貸す方も借りる方も総量規制を頭に置いておき、年収の3分の1という制限を超えないようにしなければいけません。この総量規制ですが、お金を貸す側にとっては貸し倒れを防ぐという意味があり、借りる方にとっては返済しきれないほどの借金をため込まないという意味があります。
総量規制の対象
すべての貸付が総量規制の対象になっているわけではありません。対象は、消費者金融や信販会社のカードローンやキャッシング、クレジットカードのキャッシング枠(ショッピング枠は対象外)などです。それらの合計金額が年収の3分の1までであって、一つ一つ別々に計算するわけではありません。
カードローン申し込み時に記入することになっている他社借入額と他社借入件数には、総量規制の対象のローンの利用状況を書き入れるようにしましょう。それをもとに、消費者金融や信販会社は総量規制とのバランスを見るからです。
カードローンの審査と消費者金融の違い
ここからは、銀行カードローンと消費者金融のカードローンの特徴や審査の違いを見ていきましょう。ともに同じカードローンという呼び名ですが、内容は少し違います。それぞれにメリット・デメリットがあり、どちらを選ぶべきか迷うこともありますが、自分の置かれた状況にあうカードローンを選ぶのが正解です。
金利・返済額・サービス内容が違う
銀行カードローンと消費者金融カードローンの一番の違いは金利の高さです。前者の方が低く、後者の方が高いです。消費者金融では金利が高い分、審査を甘めにしています。それから、毎月の返済額や返済方法も異なっている場合があります。
あとは、サービス内容にも差があり、消費者金融には即日融資(銀行カードローンでは即日融資は無理)ができるものがあり、中には無利息期間があるものがあります。
カードローンがおすすめな人
お金がなくて困っている人にカードローンは向いていますが、返済がしっかりできること、計画的にお金を使えること、金銭管理が確実にできることなどの条件が付きます。それらの条件を満たせる人は、カードローンでお金を借りても問題を起こさないでしょう。逆に言えば、基本的な条件さえ満たせない人には、カードローン利用は向いていません。
カードローンのメリット・デメリット
金策に困り、いい方法が見つからない場合は、カードローンを利用してもいいですが、カードローンにはメリット・デメリットがあります。その両面をしっかり覚えておいたうえで利用する必要があります。さもないと、後でトラブルにもなりかねず、後悔する場面が出てくる場合があります。
カードローンのメリット
カードローンの一番のメリットは、すぐにお金が借りられることです。契約さえできれば、ATMやインターネットでいつでも借り入れができます。お金に困った時、これほど助かることはありません。また、カードローンで借りたお金の使い道は自由です。事業性資金以外なら何にでも使えるのはいいことです。
もう一つカードローンにメリットがあるとすると、利用限度額の範囲内で何度でも借り入れができる点です。回数制限がないので、必要に応じてお金を用立てられます。
カードローンのデメリット
お金を簡単に借りられるのはカードローンのメリットですが、金利は割高になっています。同じローンでも、住宅ローンや自動車ローンよりも金利負担が大きいです。また、利用しやすいカードローンでは、ついついお金を借り過ぎてしまい、借金がかさむ場合もあります。そうなれば、返済に苦労するようになり、後後の計画が立てにくくなります。
カードローンの審査は自分の収入にあったものを選べば通りやすい
ここまで、カードローンの審査基準、審査の流れ、審査期間、審査に通らない場合の対策などについてお伝えしました。お金に困ったときに利用ができるカードローンは非常にありがたい存在ですが、ただ申し込みすればいいというものではありません。自分の収入にあったカードローンを選ぶことが肝心で、それが審査に通るコツでもあります。