「怠惰」の意味と使い方を解説!類語や対義語など分かりやすく紹介!

「怠惰」の意味と使い方を解説!類語や対義語など分かりやすく紹介!

「怠惰」という言葉を見たり聞いたりしたことがあるという人は結構多いはずですが、「怠惰」の意味とはいったいどういう意味なのでしょうか。「怠惰」という言葉の意味や使い方、「怠惰」の類語や対義語などについて詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.怠惰の意味とは?
  2. 2.怠惰の読み方
  3. 3.怠惰の由来
  4. 4.怠惰の類語
  5. 5.怠惰の対義語
  6. 6.怠惰の使い方
  7. 7.怠惰はなまけるという意味

怠惰の意味とは?

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「怠惰」という言葉を見たり聞いたりしたことがあるという人は結構多いですが、「怠惰」の意味を問われると、正確な意味を答えられる人は意外に少ないでしょう。

「怠惰」の正しい意味を知らず、何となくイメージだけで意味がわかった気になって「怠惰」という言葉を使っている人も結構います。

「怠惰」という言葉にはいったいどのような意味があるのか、まずは「怠惰」の意味についてご紹介しましょう。

なまけるという意味

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「怠惰」の意味の一つ目は、「なまける」という意味です。「なまける」の意味は「労力を惜しんで、物事を一心にはしない」「課せられた仕事などをまじめに行わない」という意味です。

「なまける」という言葉を使う人は多いですが、「なまける」には意外にもこのような複雑な意味がありますので、「なまける」という単純そうな言葉にも実は深い意味があると言えます。

そして「怠惰」という言葉には「なまける」という深くて複雑な意味があるということですので、覚えておきましょう。

だらしないという意味

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「怠惰」の意味の二つ目は、「だらしない」という意味です。「だらしない」の意味は「きちんとしていない」「しまりがない」「根性がない」といった意味で、いずれもあまり良くないイメージの言葉ばかりです。

先にご紹介した一つ目の意味「なまける」に比べると「だらしない」の意味は単純でわかりやすいですが、「怠惰」にはこのような意味もあります。

「怠惰」という言葉の意味は「なまける」「だらしない」というように、良くない意味を持つ言葉ばかりですので、「怠惰」がいかに良くない言葉かということがわかるでしょう。

するべきことをなまけるという意味

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「怠惰」の意味の三つ目は、「するべきことをなまける」という意味です。「怠惰」という言葉には実は宗教的な意味もあり、その宗教的な意味が「するべきことをなまける」です。

キリスト教における「怠惰」はキリスト教で禁じられている行為の一つで、キリスト教での「怠惰」は「するべきことをなまける」という意味で使われています。

怠惰の読み方

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「怠惰」の意味についてご紹介しましたので、次は「怠惰」の読み方についてご紹介します。日本語には読み方が難しい言葉は沢山ありますが、「怠惰」も読み方が難しい日本語の一つです。

「怠惰」という言葉の読み方とはいったいどういう読み方なのか、「怠惰」の読み方についてもご紹介しましょう。

怠惰の読み方は「たいだ」

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「怠惰」の読み方は「たいだ」です。「怠惰」の「怠」の文字は「怠ける」から来ていて、「怠ける」の読み方は「なまける」です。そして「怠惰」の「惰」の文字は「惰る」から来ていて、「惰る」の読み方は「おこたる」です。

これらの「なまける」と「おこたる」がセットになっているのですから、「怠惰」がどれほど良くない言葉だということかがわかるでしょう。

怠惰の由来

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「怠惰」の読み方についてご紹介しましたので、次は「怠惰」の由来についてご紹介します。先に「怠惰」の意味の所でも少し触れましたが、「怠惰」には宗教的な意味もあります。

そしてその宗教的な意味が「怠惰」の由来にもつながっています。「怠惰」の由来とはいったいどういうものなのか、「怠惰」の由来についてご紹介しましょう。

大罪を意味するキリストの教えが由来

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「怠惰」の由来は大罪を意味するキリスト教の教えです。キリスト教には「七つの大罪」というものがあり、「怠惰」はその「七つの大罪」の一つに数えられます。

キリスト教の「七つの大罪」には他に「高慢」「物欲」「嫉妬」「怒り」「色欲」「貪食」がありますが、いずれも現代の人間なら一つや二つは犯したことがある罪ばかりでしょう。

「七つの大罪」にはそれぞれ悪魔が関連しているとされ、「怠惰」には堕落の悪魔「ベルフェゴール」が関連していると言われています。

怠惰の類語

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「怠惰」の由来についてご紹介しましたので、次は「怠惰」の類語についてご紹介します。「怠惰」のいみは「なまける」「だらしない」ですので、これらに似た意味を持つ言葉が「怠惰」の類語になります。

日本語の中にはあまりにも複雑な意味を持つため、全く同じ意味の類語を探すのが難しい言葉もありますが、「怠惰」の意味はシンプルなため類語を探すのもそう難しくありません。

「怠惰」という言葉にはいったいどのような類語があるのか、「怠惰」の類語についてもご紹介しましょう。

怠慢

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「怠惰」の類語の一つ目は、「怠慢」です。「怠慢」の意味は「なまけて仕事や義務などをおこたること」という意味で、「怠惰」の意味と同じ「なまける」という意味が入っているため「怠惰」の類語になります。

「怠惰」という言葉は「なまける」と「おこたる」という意味の漢字でできていますので、「怠慢」は「怠惰」にとても近い意味を持つ類語だと言えます。

また「怠慢」という言葉は「怠惰」と使い方も似ていますので、そういった点でも「怠慢」は「怠惰」の類語だと言うことができます。

ぐうたら

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「怠惰」の類語の二つ目は、「ぐうたら」です。「ぐうたら」の意味は「ぐずぐずしていて働く気力のないさま」「ぐずぐずしていて働く気力のない人」という意味です。

「ぐうたら」は「怠惰」とは意味的には少し違うようですが、「ぐずぐずしていて働く気力がない」のは「なまける」と言い換えることができますので、「ぐうたら」も「怠惰」の類語だと言えます。

ですが「ぐうたら」という言葉は人のことを指す意味で使われることもありますので、使い方という点では「怠惰」とは少し違います。

無精

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「怠惰」の類語の三つ目は、「無精」です。「無精」の意味は「精を出さずになまける」「面倒くさがってひどく骨惜しみをする」という意味です。

「無精」の意味の中に「怠惰」の意味と同じ「なまける」という言葉が入っていますので、「無精」という言葉も「怠惰」の類語になります。

「無精」という言葉は「無精ひげ」などという使い方で知られていますが、「怠惰」はそういう使い方はしませんので、その点では「無精」は「怠惰」とは少し違うと言えます。

ものぐさ

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「怠惰」の類語の四つ目は、「ものぐさ」です。「ものぐさ」の意味は「物事をするのを面倒くさがること」「物事をするのを面倒くさがる人」という意味です。

「ものぐさ」の意味は「怠惰」の意味と似ていないようですが、「物事をするのを面倒くさがる」というのは「怠惰」の意味「なまける」「だらしない」と似たイメージだと言えますので、「ものぐさ」も「怠惰」の類語になります。

「ものぐさ」には他に「無精者」という意味もあり、「怠惰」の類語「無精」の類語にもなりますので、そういった点でも「ものぐさ」は「怠惰」の類語と言えます。

横着

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「怠惰」の類語の五つ目は、「横着」です。「横着」の意味は「ずうずうしく構えてなまけること」という意味で、「怠惰」の意味「なまける」が入っていますので、「横着」も「怠惰」の類語になります。

「横着」の意味には「ずうずうしく構える」という言葉も入っていますので、「横着」は「怠惰」よりもさらに良くないイメージの言葉です。

「怠惰」にはこのようにたくさんの類語がありますが、そのいずれも良くないイメージの言葉ばかりだと言えます。

怠惰の対義語

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「怠惰」の類語についてご紹介しましたので、次は「怠惰」の対義語についてご紹介します。「怠惰」の意味は「なまける」「だらしない」ですので、これらの意味とは反対の意味を持つ言葉が「怠惰」の対義語になります。

「なまける」「だらしない」とは反対の意味と言われるとすぐに頭に浮かばない人もいるでしょう。確かに「なまける」「だらける」とは反対の意味を持つ言葉はあまり多くないと言えますが、「怠惰」の対義語はいくつかあります。

「怠惰」という言葉の対義語にはいったいどのような言葉があるのか、「怠惰」の対義語についてもご紹介しましょう。

勤勉

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「怠惰」の対義語の一つ目は、「勤勉」です。「勤勉」の意味は「仕事や勉強などに一生懸命励むこと」という意味で、「怠惰」の対義語として一番に挙げられる言葉です。

「勤勉」は「怠惰」の意味「なまける」とは正反対で「一生懸命励む」というとても良い意味がありますので、「怠惰」の対義語になります。

「怠惰」の対義語はちょっと極端なぐらい良い意味を持つ言葉になりますので、「勤勉」のようなとても良い意味を持つ言葉が「怠惰」の対義語として挙げられると言えます。

几帳面

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「怠惰」の対義語の二つ目は、「几帳面」です。「几帳面」の意味は「物事をすみずみの細かいところまできちんとする」という意味で、先に挙げた「勤勉」同様とても良い意味を持つ「怠惰」の対義語です。

「几帳面」という言葉は細かいところまできちんとしすぎる人に対して「几帳面か!」などと揶揄する場合にも使われますが、「几帳面」は本当はとても良い意味を持つ言葉です。

「怠惰」の対義語には極端なほど良い意味を持つ言葉が挙げられますが、「几帳面」もとても良い意味を持っていますので、「怠惰」の対義語になります。

努力を惜しまない

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「怠惰」の対義語の三つ目は、「努力を惜しまない」です。「努力を惜しまない」の意味は「目的のために力を尽くして励むことを惜しまない」という意味です。「努力を惜しまない」は単語ではなく文章ですが、こちらも「怠惰」の対義語になります。

「努力」だけでは「怠惰」の対義語としては足りないため、「惜しまない」がついた「努力を惜しまない」が「怠惰」の対義語として挙げられます。

このように「怠惰」にはいくつかの対義語がありますが、そのいずれもとても良い意味を持つ言葉だということです。

怠惰の使い方

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「怠惰」の対義語についてご紹介しましたので、次は「怠惰」の使い方についてご紹介します。「怠惰」の意味は「なまける」「だらしない」ですので、これらの意味を表したい場合に「怠惰」という言葉を使うことができます。

「怠惰」の意味の一つは「なまける」なので、「怠惰する」などという使い方をする人もいますが、それは間違った使い方です。

「怠惰」という言葉はいったいどのように使えば良いのか、「怠惰」の使い方の例文についてご紹介しましょう。

例文①

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「怠惰」の使い方の例文の一つ目は、「怠惰な人だと言われても、私は午後の昼寝をやめられない」という例文です。この例文では「だらしない」という意味で「怠惰」という言葉が使われています。

「怠惰」という言葉は「怠惰する」などというようには使えません。「怠惰」は「怠惰な」というように名詞的な使い方をします。

「怠惰」はこの例文のように「怠惰な人」といった使い方で使われますので、「怠惰」の使い方は名詞的だということを覚えておきましょう。

例文②

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「怠惰」の使い方の例文の二つ目は、「怠惰であるとわかっていても休日にはネットばかりしてしまう」という例文です。この例文では「なまける」「だらしない」の両方の意味で「怠惰」が使われています。

「怠惰」の使い方は名詞的だと先にご紹介しましたが、こちらの例文では「怠惰で」というように形容詞的に「怠惰」が使われています。

「怠惰」は「怠惰な」という名詞的な使い方もできますが、「怠惰で」という形容詞的な使い方もできますので、こちらも覚えておくと良いでしょう。

例文③

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「怠惰」の使い方の例文の三つ目は、「とても座り心地の良い椅子を手に入れたら、一日中その椅子に座ってだらだら過ごすという怠惰な日々が始まってしまった」という例文です。

この例文でも「なまける」「だらしない」という意味で「怠惰」という言葉が使われていて、「怠惰な」という名詞的な使い方がされています。

「怠惰」は「怠惰な人」「怠惰な生活」「怠惰な日々」などという使い方がされることが多く、色々な言葉とセットで使うことができます。

例文④

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「怠惰」の使い方の例文の四つ目は、「朝から晩までクッションに座ってテレビを見る生活は怠惰だ」という例文です。この例文も「なまける」「だらしない」という意味で「怠惰」が使われています。

先にご紹介した例文では「怠惰な」「怠惰で」といった使い方で「怠惰」が使われていましたが、他に「怠惰だ」という使い方もできます。

このように「怠惰」という言葉は、使おうと思えば一般的な日常生活の色々な場面で意外に簡単に使うことができます。

怠惰はなまけるという意味

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「怠惰」という言葉の意味や類語や対義語、「怠惰」の使い方の例文など色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。

「怠惰」の意味は「なまける」「だらしない」で、意外に簡単に使うことができますので、「怠惰」の正しい意味を理解して「怠惰」という言葉を正しく使いましょう。

モモ
ライター

モモ

女性向けの美容関係の記事や心理関係の記事、難解な言葉の解説の記事などの作成を得意としていますが、ダイエット関連は自分自身でも色々試していますので、特に得意だと言えます。その他にも興味のあるものがたくさんありますので、お役に立てて楽しめる色々な記事を提供していきたいです。

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