DIYや工作に便利なおすすめグルーガンを紹介!
DIYだけでなくハンドメイドや工作、手芸にものすごく便利で人気のツールとしてあらゆるシーンで活躍しまくっているアイテム「グルーガン」ですが、種類や用途などなど、その選び方がちゃんとあるということを知らない人は少なくありません。
そこで、誰もが使いやすくて便利で最高の工作ツールとして絶賛しうるグルーガンについて、とりあえずおすすめしたい各選び方基準で選定した、いくつかのグルーガンについてご紹介します。
そして、その選び方についてもどのような基準でグルーガンの種類や用途別で判断すればいいのか、選び方のコツについても伝授します。
そもそも「グルーガン」とは
とりあえず基本的なことからおさらいしていきましょう。まずはグルーガンについてですが、そもそもグルーガンというのはどういう工作道具なのかご存知ですか?グルーガンとはそもそも、「ホットメルト型接着剤」を円柱状に成形した「グルー」を使った工作道具です。
グルースティックを溶かして固めて接着するための道具を「グルーガン」といいます。では、グルースティックとは一体何なのでしょうか?グルースティックの主な素材は「EVA」(エチレン・ビニール・セテートの共重合品)がほとんどです。
他にも「EMMA(Ethylene Metyle Methacrylate Copolymer)」(アクリル系素材)の耐熱性が高いグルースティックや、「オレフィン」(Amorphous Poly Alpha Orefin)、「ポリアミド」を使ったグルースティックが生産されています。
銃のような形の接着ツール
ともあれ、EVAとEMMA以外はほとんど工業用として使用されているものですので、私たちの手元に現れることはまずありません。そんなグルースティックを弾丸のようにして銃型の道具で打ち出すように(実際には押し出すように)して使うために「グルーガン」と呼ばれています。
グルースティックは固まった接着剤ですから、グルーガンによって暖められて接着できる状態になれば押し出され、接着すべき素材に付着して冷えて固まるという使い方となります。手芸やDIYやハンドメイドでも非常に便利と人気の工作道具です。
グルーガンが使用できるもの
ところで、グルーガンで接着できるものと出来ないものの違いはご存知でしょうか。特に、接着出来ない物についてご存知ない方も多いかと思いますのでご紹介しておきます。とくに、主流素材であるEVAで接着出来ない物には系統があります。
それは、「ゴム類、フッ素樹脂、テフロン、シリコン、ポリプロレン、ポリエチレン、塩化ビニール」のようなEVAと同系列の素材には接着できないという注意点があります。当然といえば当然ですが、同じような素材を溶かす温度で接着するので、変質や変色の原因になるからです。
ちなみになんの問題もなく接着できるものとしては「紙、木、布、革、プラスチック、石、金属等」が挙げられます。高温で接着しますので、火傷にも注意すべきでしょう。
グルーガンの選び方
続いてはそんなグルーガンの選び方について解説します。グルーガンには、使用するグルースティックにすらいくつかの種類があるように、グルーガンそのものもいくつかの種類があります。
目的や用途によって、どのグルーガンがベストなのか?というのは変わります。なので正しい基準での選び方が大切になります。では、グルーガンの正しい選び方を指し示す基準とはどのようなものなのでしょうか?
グルーガンの選び方のキーとなるいくつかのポイントを解説しますので、選び方の基準として据えて、どれが最適なのかの判断材料にしてください。
温度のタイプで選ぶ
現在グルーガンに使われているグルースティックには二つの主流素材がある、とご紹介していましたが、その二つの素材には明確な違いがあります。それが「溶融温度」の違いです。簡単にいえば「溶ける温度」が高いか低いかの違いがあるのです。
ですから、グルーガンも同じように高い温度が出せるタイプと、低い温度が出せるタイプ、そして両方の温度を切り替えることが出来るタイプに分けられます。
それぞれの選び方のポイントは、そのグルースティックを使って何を接着するのか?ということに尽きます。逆に言えば、手元にEVAのグルースティックしかなければ選び方もなにもないわけです。
低温タイプ
だいたい120度から135度の熱をヒーターを過熱することで発揮し、EVAのグルーを溶かして使うタイプです。100均などでももっとも多く流通しており、手芸に工作、DIYにハンドメイドとあらゆる場面で使われているグルーガンです。
基本的には特別な用途でもない限りは、ほとんどが低温タイプのグルーガンで事足ります。むしろそれ以外の用途出なければ選び方のポイントを他に向ける方が良いとさえいえます。
高音タイプ
EMMAのグルースティックを使った接着を目的とした高温タイプのグルーガンの最大の特徴は、なんといってもその接着力の高さです。EMMAは160度から200度という高温で溶融する素材で、金属やガラスなどEVAでは接着に不満が残るような物に使用します。
また、接着後もかなり強く固まるので、そうそう簡単に外れない頑強さも備えています。DIYのなかでも特殊な使い方を目的とした場合には必要に迫られる可能性があります。
低温・高温切り替えタイプ
接着力が強いタイプのEMMAを中心にDIYするお父さんと、家庭の被服やちょっとした工作や手芸用に使いたいお母さんの二人が使うならこういう切り替えのできるタイプがおすすめです。選び方としての理由にもはっきり現れています。
ですが、切り替えタイプで注意したいこととして、EVAに高温設定で使用したりまたはその逆で使用すると故障の原因になるので十分に注意してもらいたい事がまず一つあります。もうひとつは、使い割った後にはグルースティックを抜き取っておくことです。
そうしておくば余計な事故やグルー詰まりなどの問題を防ぐことができるので、しっかりと気を付けて使用しましょう。
予熱時間で選ぶ
長い物では5分ほど待たなくては使いえないグルーガンもあるように、予熱時間も使いやすくて便利なグルーガンの選び方には重要な要素です。わざわざ長大な予熱時間を必要とするグルーガンを選ぶメリットはありません。
消費電力が多い物ほど予熱時間が短い傾向にありますが、同じようなスペックのグルーガンなら予熱時間が短い方を選ぶほうが選び方と
スタンド付きがおすすめ
グルーガンの選び方に気を付けておきたいのは、先端もしくは付属品としてスタンドがついている物の方がおすすめだという事です。グルーガンを使用している時間というのは接着する瞬間以外でつかうことはありません。
となれば、必要にないときはどうするでしょうか?いちいちコンセントを抜いて温度が下がるまでまち、グルースティックを抜いて安全を確認にしたうえでテーブルや収納場所へとおいてから再び必要になったら改めて準備をし直すのは非効率です。
ですから、選び方として重要なのは「どんなタイプのスタンドがついているのか?」だと言えます。DIYや工作で作成しても構いませんし、なにせ使いやすいスタンドを使いましょう。
オン・オフスイッチの有無で選ぶ
選び方として、100均製品のようにコンセントをさすと直ぐに過熱がはじまるスイッチレスタイプのグルーガンがよいのか、はたまた手元でスイッチのオンオフを切り替えられるタイプがよいのか?という話ですが、基本的にはスイッチ有りをおすすめします。
これも事故を防ぐためなのが最大の選び方の理由になります。スイッチ無しタイプはパーツが少ない分安くなりますので、リーズナブルではあります。しかし、スイッチがないためにちょっと置いておきたい時や、コンセントを差したままでは危険という問題があります。
さしたままのグルースティックが垂れ流れてしまったり、不意に倒れて机や素材を焦がしてしまったりする危険性があるので、ずっと垂れ流しで使うつもりというようなよほどの理由がない限りはスイッチ付きがおすすめです。
サイズ・重量で選ぶ
おすすめのグルーガンの選び方としてサイズや重量をみるべきポイントは単純です。サイズは「便利でつかいやすいもの」が最も優れています。あなたの手に馴染むもの、軽すぎたり重すぎたりもせず、取り回し世の良いものが最上です。
男性には少々小さく感じるようなサイズが近年は人気ですが、実際に使い始めてみればそこまで小さなものは安定したグリップを発揮しないので、逆に取り回しが悪くなる傾向にあります。しかし、大きすぎると逆に重くなるので、手芸や工作などの負担にならない重さが重要です。
コードの有無で選ぶ
おすすめのグルーガンの選び方として、電源供給用のコンセントワイヤーがあるか、ないかによっても使い勝手や重さなどの面で大きく変わってきます。便利なのはワイヤレスタイプで、無用なコードワイヤーに煩わされることもなく作業できます。
しかし半面、電池を使用するため本体が必要以上に重くなる傾向にあります。また使用可能な時間もそこまで長くはないので、連続使用可能時間がどの程度なのかも重要になってきます。手芸や工作ならまだしも、しっかりと使う事を前提としたDIYにはコード付きがおすすめです。
手芸・工作におすすめの人気グルーガン3選
用途によって求められる性能や特徴が大きく違う事はこれまでの解説で理解できたでしょうか?続いてはそうした条件を踏まえた上で、手芸や工作を行う上でおすすめなグルーガンのなかでも特に人気の高いモデルをご紹介します。
説明したスペックについても参照しながら、実際に使うことを想定したうえでどのタイプのグルーガンがあなたの手に馴染むのかを考えて選びましょう。
できればどれも一度実際に店舗などで手に取って、どんな感じなのかを試したうえで購入するかどうかを考えることをおすすめします。
テクノス グルーガン G3LT
手芸や工作におすすめの人気のグルーガン「テクノス グルーガン G3LT」です。小さな子供でも扱える小型サイズの低温グルーガンで、価格帯もさほど高くなく使いやすいモデルですが先端のスタンドがあまり仕事してくれません。別途スタンドを用意した方が良いでしょう。
サイズは12cmx2cmx11cmで、重さは150gです。コードの長さは1.5mあり、消費電力は20w程度です。ヒーター温度は135度でONOFFスイッチはありません。低温タイプのため予熱時間は5分程度です。
ミニグルーガン 低温 LT-160
手芸や工作におすすめの人気のグルーガン「ミニグルーガン 低温 LT-160」です。1000円以下で購入できるリーズナブルさと未使用時の液だれ防止機能がスイッチがついていない本体構造にありがたいモデルです。
サイズは10.5cmx2cmx10.8cmで、重さは不明です。消費電力は7w程度です。ヒーター温度も160度でONOFFスイッチはありません。低温タイプですが予熱時間は2-3分程度です。
mini グルーガン
手芸や工作におすすめの人気のグルーガン「mini グルーガン」です。カラフルでおしゃれなデザインが目を引くコンパクトサイズのグルーガンになっています。やや液だれするので専用のホルダーを購入することをおすすめします。
サイズは11.5cmx2.8cmx11cmで、重さは140gです。コードの長さは1.4mあり、消費電力は10w程度です。ヒーター温度は非公開でONOFFスイッチはありません。低温タイプのため予熱時間は5分程度です。
高温で接着力が高いおすすめの人気グルーガン4選
DIYや電子工作など、高い粘着力を必要とするグルーガンで人気のモデルを4種ご紹介します。高い粘着力を発揮するこのタイプはグルースティックがEMMA素材であることがほとんどで、あやまってEVAのグルースティックを使わないように注意が必要です。
また高い粘着力は人体にも影響します。溶かしたばかりのグルーが手に付着すると簡単に火傷してしまうので、取り扱いには十分に注意しましょう。
グルーガン スティック 50本付き
工作やDIYで人気の高温タイプでおすすめのグルーガン「gear002adjp」です。250度を超える高温での作業が可能のグルーガンで、EMMAのグルースティックを使用できるため、鉄などにも高い粘着力が期待できるモデルです。
サイズは14cmx5.4cmx13.5cmで、重さは349gです。コードの長さは1.5mあります。ヒーター温度は250度以上でONOFFスイッチが付属しています。予熱時間は3-5分程度です。
COBIZグルーガン60・100W切り替え
工作やDIYで人気の高温タイプでおすすめのグルーガン「Reve Double L」です。本格プロ仕様の中型から大型サイズ高温グルーガンになっています。液だれしにくいノズル構造と、折り畳み可能のスタンド、デュアルヒーターによる高速過熱が人気の秘密です。
サイズは21.4cmx5.6cmx20cmで、重さは558gです。コードの長さは非公開で、消費電力は60-100w程度です。ONOFFスイッチはなく切り替えのみです。
elesories ELE350グルーガン
工作やDIYで人気の高温タイプでおすすめのグルーガン「ELE350」です。人間工学に基づいた「使いやすさ」や「便利さ」に比重を置いた特殊な構造をしていることが特徴の高温グルーガンとなっています。高い安定性を誇るスタンドや握りやすいグリップがおすすめポイントです。
サイズは14.4cmx-cmx14.2cmで、重さは340gです。コードの長さは1.4mあり、消費電力は35w程度です。ヒーター温度は165度でONOFFスイッチが付属しています。予熱時間は3分ほどと公証されています。
Beeway® 20W グルーガン
工作やDIYで人気の高温タイプでおすすめのグルーガン「ピタガンBeeway®20w」です。高温タイプでありながら20wという省電力使用が本機のポイントです。グリップ構造にもこだわりのフォルムを与えられていて、女性でも扱えるデザインに仕上がっています。
サイズは14.5cmx2.8cmx11.5cmで、重さは非公開です。コードの長さは1.4mあり、消費電力は20w程度です。ONOFFスイッチが付属しています。予熱時間は5から7分程度です。
女性や子供が扱いやすい小型・軽量のおすすめグルーガン2選
子供や女性でも使いやすい小型で軽量の便利なグルーガンのなかでも、特におすすめできるものをご紹介します。軽量のため長時間の使用や力の余りない人にも使い勝手で便利のよいグルーガンを2種類ご紹介します。
グルーガン BOTTERRUN 60W
子供や女性でも安心して使える便利でおすすめのグルーガンがBOTTERRUNの「BQ8835」です。液だれ防止用のヘッドやしっかりと考えられたスタンド構造など、便利さもさることながら使い心地に憂慮されたグルーガンとして人気です。
高温タイプのグルーガンです。サイズは24.6cmx7.6cmx17.9cmです。消費電力は60wで、ヒーターの平均温度は165度を維持し、ウォームアップに3-5分ほど必要です。電源スイッチが搭載されているので待機時間も安心です。
テクノス グルーガン G4HS型小型
子供や女性でも安心して使える便利でおすすめのグルーガンが「テクノス グルーガン G4HS型小型」です。消費電力がかなり抑えられていますが、その分どうしても予熱に時間が必要になります。また専用のグルースティックのみでの使用が注意事項として挙げられています。
高温タイプのグルーガンです。サイズは13cmx2.5cmx12cmで重量はgです。消費電力は20wで、ヒーターの平均温度は180度を維持し、ウォームアップに5-7分ほど必要です。電源スイッチが搭載されているので待機時間も安心です。
どこでも使えるコードレスのおすすめグルーガン4選
手芸やハンドメイドで便利なコードレスのおすすめグルーガンをご紹介します。コードレスのグルーガンは短時間での使用ならとても便利なので重宝します。そんな4種類のグルーガンの特徴をごらんください。
SK11 コードレスピタガン 乾電池式GMB-80
手芸用にもおすすめのコードレスグルーガンの「GMB-80」です。単三4本で稼働するグルーガンで、ウォームアップに5-8分ほど必要とします。低温タイプのグルーガンで、最長50分ほどの連続稼働が可能です。
ボッシュ バッテリーグルーガン
手芸用にもおすすめのコードレスグルーガンの「ボッシュ バッテリーグルーガン」です。リチウムイオンバッテリーを搭載しているため軽量化と長時間化を実現し、わずか15秒のウォームアップで動作可能です。ただし純正スティックのみの使用に限定されます。
高儀 EARTH MAN 乾電池式コードレスグルーガン
単三4本で動作する手芸用グルーガンで、おすすめのコードレスタイプの一つです。LEDライトを前面に搭載しているので、手元を明るく照らしてくれるという便利機能を備えています。ウォームアップ時間が3から5分程度必要なところが難点です。
パワーランド コードレスグルーガン HG03
こちらもリチウムイオンバッテリーによる充電使用が嬉しいコードレスグルーガンです。手芸用にぴったりの小型グルーガンで、ウォームアップが15秒とすぐに使えるのがとても便利です。操作しない状態が4-5分で自動的にOFFになる機能も搭載しています。
グルーガンの使い方のポイント
実際にグルーガンを使う上で気を付けておきたいことや、うまくグルーガンを使うためのポイントやコツについて説明します。ごくごく基本的なことですが意外と理解されていない方も多いので、しっかりと理解した上でグルーガンを使ってください。
予熱時間を守る
それぞれの商品の説明でも行なっていますが、グルーガンには使用できるまでの予熱時間、つまりウォームアップタイムが必要です。十分にウォームアップが行われていなければグルースティックが溶けずにちゃんと出てきてくれません。
先端ノズルが詰まってしまったり、トリガー部分やグルースティックを送り出す部分が壊れてしまう可能性があるので十分なウォームアップタイムを挟んでおきましょう。
接着後すぐ動かさない
グルーガンを使う上で注意しておきたいもう一つの事は、接着後はしばらく動かさないということです。グルーが十分に冷え切らなければグルーガンは正しく接着が行われません。一度接着をしたらしっかりと冷えきるまで触らないようにしましょう。
DIYや手芸・工作におすすめグルーガンを使ってみよう!
グルーガンの使い方や選び方について、そしてそうした選び方の中からおすすめのグルーガンを紹介してまいりましたが、あなたが欲しいと思えるグルーガンは見つかりましたか?良さそうなものがあればピックアップしておいて実際に触ってみましょう。