「バックボーン」の正しい意味とは?ビジネスシーンでの使い方も解説!

「バックボーン」の正しい意味とは?ビジネスシーンでの使い方も解説!

本来は「背骨」という意味になる「バックボーン」ですが、日本のビジネスシーンの中では違った意味で使われています。今回は、そんな「バックボーン」の意味やビジネスシーンでの使われ方、また英語での意味や使い方なども一緒に解説していきます。

記事の目次

  1. 1.「バックボーン」の意味とは?
  2. 2.バックボーンの由来
  3. 3.バックボーンの特徴
  4. 4.「バックボーン」の類語
  5. 5.バックボーンの使い方
  6. 6.バックボーンの注意点
  7. 7.「バックボーン」は「精神的支柱」という意味

「バックボーン」の意味とは?

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日本のビジネスシーンの中には、様々なカタカナ英語が使われています。カタカナ英語というのは、英語の単語を日本語でも使えるように発音をカタカナに変換した言葉になります。

その中でも今回は、日本のビジネスシーンの中でよく使われている「バックボーン」というカタカナ英語を解説していきます。

実は、バックボーンの意味を間違った意味で理解している人もいます。普段バックボーンを使った事がない人やいまいち意味を理解できていない方は、ここでしっかりと意味を覚えていきましょう。

「バックボーン」の意味

まずは「バックボーン」の意味について解説していきます。日本でのバックボーンの意味は「精神的支柱」や「自分のこれまでの生い立ち」というような意味になります。

そのため、日本でバックボーンを使う際には、その人がこれまで生きてきた背景を伝えるために、会話の中で利用される事が多いようです。

また、日本のビジネスシーンにおいては、特にこの部分がよく使われています。例えば、企業などにおいては「企業理念」という会社の精神的支柱という意味でバックボーンを使う場合もあるようです。

英語での「バックボーン」の意味

先ほどは、日本での「バックボーン」の意味について解説していきましたが、ここでは英語での意味を解説していきます。英語では、バックボーンを「backbone」と表記します。

英語の単語から見てもわかりますが、バックボーンは「背骨」という意味があります。この背骨というのは人間にとって重要な部分です。そのため、バックボーンには「基幹」という意味も含まれています。

また、IT業界で使われているバックボーンは、英語で使われていた意味がそのまま使われています。それはネットワークにおいて重要な部分に対して、バックボーンと表現しています。

バックボーンの由来

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日本で使われる「バックボーン」の由来には、先ほど英語の意味でも解説していた部分が関係しています。それは、英語で使われている「基幹」という意味になります。

英語には、バックボーンの意味を解説する際の1つに「基本的な考え方」という意味で「基幹」を解説しています。この意味からもわかると思いますが、日本で使われているバックボーンと同じ意味になります。

英語で使われているこの部分が、今では日本でバックボーンを使う際の由来になっています。特にビジネスシーンにおいてはよく用いられる表現になります。

バックボーンの特徴

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ここからは「バックボーン」の特徴について解説していきます。まず、特徴に1つとしては様々な場面でバックボーンは使えます。

日本では、特にビジネスシーンにおいて会社の理念や組織のこれまでの生い立ちなどを説明する際にバックボーンが使われています。また、普段の会話の中では、自分の生い立ちを話す際に使う事もできます。

そして、ITにおいてはネットワークの重要な部分としてバックボーンは使われています。このことからも様々な場面でバックボーンが使える事は、特徴の1つだといえます。

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「バックボーン」の類語

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「バックボーン」にはいくつかの類語があります。類語というのは「同じような意味を持つ言葉」という意味になります。

バックボーンはカタカナ英語の1つになります。そのため、バックボーンの意味がそのまま類語となる事もあります。例えば「基幹」という言葉は、会話の中でもそのまま使えるバックボーンの類語の1つです。

このように、類語を覚えておく事で、会話のシチュエーションによって使い分ける事ができます。ここでは、よく使われる表現の類語を解説していくので、覚えていきましょう。

「屋台骨」

「バックボーン」の中の類語の1つに「屋台骨」という言葉があります。屋台骨というのは、建物を作る際に置いて重要な柱になる役割があります。

そのため「重要な存在」という意味に対して屋台骨が使われる事があります。特に人に対しての意味で使う場合に多く表現されるようです。

例えば、ビジネスシーンにおいて、チームメンバーにいなくてはならない重要なメンバーが居たとします。その際に「彼は、私たちのチームにとっての屋台骨だ」というような使い方ができます。

バックボーンの使い方

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「バックボーン」の意味や特徴、類語を解説していきましたが、ここからはバックボーンの使い方を解説していきます。また、英語での使い方も一緒に解説していきます。

普段あまりバックボーンを使っていなかった方は、ここで正しいバックボーンの使い方を覚えていきましょう。そして、普段使っている方は、正しい使い方ができているのか確認していきましょう。

「バックボーン」の例文①

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まず始めに解説していく「バックボーン」の使い方は、人物に対しての説明でバックボーンを使う方法です。例文は「彼の人生観は、幼少期における経験がバックボーンである」という使い方ができます。

これは、相手の「生い立ち」という意味でバックボーンが使われています。このように人物で使う場合は、その人が今まで体験した経験やその裏にある背景などを表現する際にバックボーンが使われています。

「バックボーン」の例文②

次に解説していく「バックボーン」の使い方は、人物ではなく企業について説明する際に使われている方法です。例文は「私たちの会社は、全ての人を豊かにするというバックボーンがある」という使い方ができます。

ここでは、バックボーンは「企業理念」という意味で使われています。この場合は、会社のこれまでの経験や精神的支柱をバックボーンを使い表現しています。

今回は、会社に対してバックボーンが使われていますが、他にも組織の生い立ちや商品などのこれまでの経緯を表現する際にもバックボーンを使う事ができます。

「バックボーン」の例文③

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3つ目に解説していく「バックボーン」の使い方は、ITの場面で使われるバックボーンです。例文は「私たちはバックボーンネットワークを整理する必要があります」という使い方ができます。

ここでは、基幹のネットワークの事を「バックボーンネットワーク」と言います。これは、ネットワーク同士の重要な部分という意味になり、ITにおいて重要な役割を持ちます。

IT業界においてはよくバックボーンを使われています。膨大な量のネットワークを使うためには、この基幹部分が重要になるためです。

「バックボーン」の例文④

最後に解説していく「バックボーン」の使い方は、英語表現になります。例文は「You are the person with a strong backbone.(あなたは芯のしっかりした人間です。)」という使い方ができます。

英語には「背骨」という意味もありますが「基幹」といった意味もあり、大事な部分としての意味もあります。「with a strong backbone」という文は「芯のしっかりある」という意味にこの場合はなります。

また「to the backbone」という文になると「生粋の」や「骨の髄まで」というような意味になります。英語でのバックボーンの使い方もしっかりと覚えていきましょう。

バックボーンの注意点

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最後に「バックボーン」を使う際の注意点をまとめていきます。どんな言葉もそうですが、上手に会話に取り入れるためには、使う際の注意点も覚えておく必要があります。

特にビジネスなどで使われる場合は、使い方を間違えてしまうと相手にも間違った意味で伝わってしまう可能性があります。そうならないためにもここでしっかりと覚えていきましょう。

バックボーンは「背骨」という意味では使われない

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英語では「バックボーン」の意味は「背骨」になりますが、日本ではあまり「背骨」という意味では使わないです。これは、バックボーンの意味の1つである「基幹」という部分が理由のようです。

この「基幹」という部分が派生して、今使われているような自分の精神的支柱やこれまでの生い立ちというような意味として、日本ではバックボーンを位置付けるようになったからです。

そして、日本では背骨を説明する際にバックボーンを使う必要がないのもあります。このように、英語と日本語では意味が異なる事がカタカナ英語では出てくる事もあるため、注意しましょう。

「バックボーン」は「精神的支柱」という意味

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「バックボーン」は、日本の中でもよく使われているカタカナ英語の1つです。そして、様々な意味があり、会話で上手に使いこなす事ができるようになると会話の幅も広がります。

今回、ここで解説をしたバックボーンの使い方を覚えて、ぜひ会話に活用してみましょう。また、時間があれば英語表現も覚えておきましょう。

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ru1kunnbooya
ライター

ru1kunnbooya

「人の身体は食事からできている」という言葉から、普段の食事を意識する生活を心がけています。鍼灸師として医療の現場に身を置いている人間として、さまざまな角度から皆さんの生活をする上で役立つような情報を発信しています。

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