ヘアクリップの使い方でヘアアレンジの幅が広がる!
若いティーン世代からおしゃれ大人女子たちまでが取り入れている「ヘアクリップ」とは、使い方が簡単で便利なアイテムとして注目のヘアアクセサリーです。
ヘアクリップの形はさまざまですが、どのヘアクリップも使い方は基本的には髪にはさむだけでなので、とっても簡単に取り付けることができます。
また、デザイン面ではカジュアルなものから華やかでゴージャスなものと幅広いデザインがあり、普段使いだけではなくパーティーなどのドレスアップにも最適です。
そのことから、ヘアクリップとは年齢を問わずに取り入れることができるアイテムであり、さまざまなシーンに使える万能ヘアアクセサリーであるようです。
ヘアクリップの種類
万能ヘアアクセサリーとして注目されている「ヘアクリップ」には、さまざまなデザインがあるとご紹介させていただきましたが、デザインによって名前も異なりますので、まずはヘアクリップの種類について調べてみましょう。
バナナクリップ
「バナナクリップ」とはヘアクリップの中でも定番の種類とされ、特徴は留め具の部分を開くとクリップの部分が大きく開くことです。
そのため、髪の長い人や髪の量が多い人でも簡単にまとめ髪を作ることができます。また、ヘアゴムでまとめ髪を作るときとは違い、髪に跡がつかないところも嬉しいポイントです。
バンスクリップ
蝶番の部分で留め具を開閉することができ、髪をはさむクリップ部分は左右対称のデザインでクリップを噛みあわせることで髪を束ねることができます。
「バンスクリップ」はヘアクリップが流行りだす前から親しまれてきたデザインで、近年ではリボンや三角クリップなどかわいらしいデザインが増えています。
またバンスクリップは髪の長さに関係なくしっかりと髪を束ねることができるため、ショートやミディアム、またはボリューム感のあるロングヘアーにまでおすすめのヘアクリップです。
コンコルドクリップ
ヘアクリップの形が鳥のくちばしのような特徴的なデザインの「コンコルドクリップ」は、他のヘアクリップと比べると挟む力が非常に強いです。
コンコルドクリップは大中小とサイズ感もさまざまですので、うしろ髪や前髪など使い方は幅広くヘアアレンジを楽しめます。
普段使いだけではなく、浴衣などのまとめ髪にもピッタリで、コンコルドクリップで作るうなじが見えるアップアレンジは、色っぽく男ウケも抜群です。
テールクリップ
「テールクリップ」は、留め具の部分が丸い形になっていることが特徴です。テールクリップはポニーテールのアクセントとして作られたヘアクリップで、女の子らしいリボンや上品なビジューなど、ポニーテールをおしゃれに彩るのにぴったりなアイテムです。
また、ポニーテールのためのヘアクリップとなっていますので、ショートヘアーのように短い髪よりも、ミディアムヘアーやロングヘアーにおすすめのアイテムです。
ショートヘアでのヘアクリップの使い方
ヘアアレンジのアクセントとなる種類豊富なヘアクリップですが、ショートヘアーでのおすすめの使い方はあるのでしょうか?
髪が短く取り入れることが難しそうなショートヘアーでも、しっかりとアクセントとして取り入れることができますので、おすすめのヘアクリップの使い方をご覧ください。
①全体の半分より上を3等分にする
短くえり足が切りそろえられたショートヘアーの、耳よりも上部の髪を両サイド、うしろ髪正面の三等分に分けていきましょう。
このとき、分ける量はムラが出てしまっても大丈夫です。分けた髪が混ざってしまわないように、ピンやゴムで止めておくとアレンジしやすくなります。
②真ん中の後ろの髪をくるりんぱ
先ほど三等分にした髪の、うしろ髪正面からアレンジしていきます。まずはじめに、うしろ髪正面の部分をヘアゴムを使ってゆるく結んであげましょう。
結ぶことができましたら、えり足を先ほど作った結び目の上部に指を使って小さな輪っかつくり、くるんと通し入れていきます。
今回ご紹介するおすすめのヘアクリップアレンジ以外でも、ショートヘアーでのくるりんぱアレンジは髪の長さが短いため、初めての人でも簡単にできますのでおすすめです。
③両サイドを三つ編みしてピン留め
続いてアレンジしていくのは、三等分に分けた両サイドの髪です。この部分は、先ほど作ったくるりんぱアレンジの方へ向かうように三つ編みをつくっていき、うしろ髪中心で2つをヘアゴム等でまとめましょう。
三つ編みの作り方は、きっちりとした三つ編みでは上品に仕上がり、ゆるい三つ編みではぬけ感が演出されますので、シーンに合わせてお好みの三つ編みに仕上げてみてください。
④ヘアクリップでゴムを隠す
ここまで2つのアレンジを施すことができましたら、先ほどの結び目のヘアゴムをお気に入りのヘアクリップで隠してあげたら完成です。
くるりんぱと編み込みを合わせたショートヘアアレンジには、小さめなヘアクリップも大きめヘアクリップもよく映えますので、いろいろなヘアクリップと合わせてみるのはいかがでしょうか。
ミディアムでのヘアクリップの使い方
ショートヘアーよりも長く、ロングヘアーよりも短いミディアムヘアーでは、どのようなヘアアレンジにヘアクリップは合うのでしょうか?
ミディアムヘアーでつくる簡単におしゃれ見えに仕上がるおすすめのヘアスタイルがありますので、作り方を参考にお気に入りのヘアクリップと合わせてみましょう。
①高めの位置で1つに結ぶ
肩までの長さや胸元までの長さなど、長さが不揃いのミディアムヘアーでは、アレンジの幅が長さによって狭まってしまいますので、まとめ髪アレンジでおしゃれに仕上げていきましょう。
まずはじめに、ミディアムヘアーを高い位置で1つにまとめ、ポニーテールを作っていきます。高めのポニーテールでは、顔がキュッと上に引き上げられますのでおすすめです。
②毛束を引き出してバランス調整
先ほど作ったミディアムポニーテールは、トップの毛を指を使い束感を持たせて引き出しバランスを整えてみましょう。するとミディアムポニーテールがくずれ髪となり、トレンドの抜け感のある雰囲気になります。
③毛先をねじりながらゴムの周りに巻き付け
ミディアムポニーテールのバランスを整えることができましたら、まとめたポニーテールの毛先をくるくるとねじりながら、結び目のヘアゴムに巻き付けていきます。すると簡単にお団子ヘアーを作ることができます。
④ヘアクリップで留める
ポニーテールからお団子へアレンジチェンジすることができましたら、まとめたいお団子の大きさでヘアクリップを使い髪を留めましょう。お団子部分の毛先を少し残しカールさせてあげてもかわいく仕上がります。
⑤バランスを見て何ヶ所かピン留め
くるくるとポニーテールをねじり作ったお団子ヘアーは、ミディアムヘアーの長さによっては崩れやすくなっていますので、お団子部分のバランスを見て、お団子から髪の毛が落ちてこないように何カ所かピンで留めてあげましょう。
⑥もみあげをコテで巻く
ヘアクリップを使ったお団子ヘアーを作ることができましたら、仕上げに後れ毛をコテを使ってカーリングしてあげましょう。これでおしゃれお団子ヘアーの完成です。後れ毛をつくることで色っぽさが増して大人っぽい仕上がりです。
ロングでのヘアクリップの使い方
長さやボリューム感があるロングヘアーでは、ヘアクリップでのヘアアレンジを幅広く楽しむことができます。そんなロングヘアーとヘアクリップで作る、おすすめのおしゃれなまとめ髪をご紹介しますのでご覧ください。
①後ろで髪を1つにまとめる
まずはじめに、長さのあるロングヘアーをまとまりやすい髪質にするよう、ヘアワックスなどを髪に馴染ませます。ワックスの使い方は、手のひら全体にワックスを広げ髪をすくように付着していくと良いでしょう。
まとまりやすい髪質にすることができましたら、ヘアゴム等を使ってうしろで1つにまとめてあげましょう。トップ部分は、指先で束感を出し引き出してあげるとおしゃれです。
②毛先を三つ編み
1つにまとめたロングヘアーは、毛先部分を三つ編みにアレンジしていきましょう。三つ編みの作り方は、髪を3つに分けサイドの片側の髪を中心へ移動し、次に反対側のサイドを中心に移動するよう交互にクロスしていくだけです。
③丸めてお団子に
まとめたロングヘアーで長い三つ編みをつくることができましたら、髪全体をまとめている結び目へくるくるとねじりながら、さらにまとめてお団子にしていきます。
このときロングヘアーの長さやボリューム感によっては、お団子部分が不格好になってしまうことがありますが、手のひらでお団子を包むようにしてあげると上手に丸みが出せます。
④ヘアクリップ固定
三つ編みをお団子にすることができましたら、毛先部分をヘアクリップで固定してあげたらおしゃれお団子アレンジヘアーの完成です。ロングヘアーは長さがあるため、毛先を多めに残しカーリングを垂れ流してあげてもおしゃれです。
ヘアクリップの使い方・まとめ髪アレンジ例
種類豊富なヘアクリップのデザインや、ショート、ミディアム、ロングと、それぞれの髪の長さに合わせたおすすめのヘアアレンジをご紹介させていただきましたが、ヘアクリップアレンジの使い方は幅広いです。
そこで、上記では紹介しきれていないヘアクリップの種類によって楽しめる、おしゃれなヘアアレンジをご紹介させていただきますのでご覧ください。
バナナクリップ
クリップ部分が大きく開くバナナクリップは、髪をはさむ部分にギザギザとした歯が付いていますので、ショート、ミディアム、ロングと、どんな髪の長さの人でも手軽に取り入れることができるヘアクリップです。
そんなバナナクリップを使って、簡単に出来るおしゃれなヘアアレンジをご紹介していきますので、参考にしてみてください。
清楚なポニーテール
バナナクリップを使った上品なまとめ髪には、清楚なポニーテールアレンジはいかがでしょうか?こちらのまとめ髪は、バナナクリップ1つあればどこでも簡単にできるので、とってもおすすめなヘアスタイルです。
まずはじめに、手櫛で髪全体をうしろで髪を1つにまとめるようにまとめていきます。まとめることができましたら、バナナクリップを使っていきます。
バナナクリップの使い方は、1つにまとめた髪の下からポニーテールを作るように上に向かって髪をはさんであげるだけです。まとめ髪が作れたら、トップの髪を無造作に引き出してあげたら完成です。
簡単シニヨン
シニヨンヘアーは、バナナクリップ1つを使えば簡単に作ることができます。まずは髪をまとめやすくするために、髪全体にワックスを馴染ませます。
手櫛で髪全体をうしろで1つにまとめ、くるくるとなじりながらまとめ髪を作っていきます。お団子を作ることができましたら、バナナクリップで留めていきます。
使い方は、お団子の上部ななめから挿していき、根元の髪に当たながら挿すようにしましょう。クリップが貫通したら留め具を留め、髪全体のバランスを整えたら完成です。
編み込みポニー
普段使いからパーティーなどの華やかな席にもぴったりな、おしゃれ見えの編み込みポニーは、バナナクリップ1つで簡単に作ることができます。
トップ部分から下に向かって三つ編みで髪全体を1本に編み込んでいきましょう。えり足部分、または毛先まで三つ編みで編むことができましたら、バナナクリップで留め全体のバランスを整えて完成です。
三角クリップ
バンスクリップの中でも人気デザインの三角クリップは、ヘアクリップの形が三角形になっていることが特徴です。そんな三角クリップを使った、おしゃれなまとめ髪をご紹介していきますのでご覧ください。
カジュアルシニヨン
カジュアルシニヨンの作り方は、三角クリップとヘアゴムを使います。まずはじめに、髪にワックスを馴染ませまとまりやすい髪質にしておきましょう。
手櫛で髪全体を1つにまとめ、ヘアゴムでカジュアルなお団子を作っていきます。髪全体のバランスを整え、お団子から出ている毛先の半分をヘアゴムを隠すように巻き付け、三角クリップで留めてあげたら完成です。
ギブソンタック
手軽でおしゃれ見えなギブソンタックと三角クリップは、相性抜群な組み合わせです。まずはワックスを髪全体に馴染ませ、まとまりやすい髪質にしておきましょう。
耳付近のサイド髪をくるくるとねじり、中央でハーフアップの形にヘアゴムでまとめます。残っているうしろ髪は、ねじりアレンジのハーフアップの中に数回に分け、どんどん通し入れていきましょう。
たるみを整えながら全ての残っていたうしろ髪を通すことができましたら、最後に残った髪の毛先を三角クリップで留めたら完成です。
バンスクリップ
バンスクリップは、クリップの歯が大きいため髪が長い人や、髪の量が多くボリューム感がある人にもぴったりなヘアクリップです。そんなバンスクリップを使ったおしゃれなまとめ髪をご紹介しますのでご覧ください。
ローポニーテール
バンスクリップを使って作るローポニーテールは、とっても簡単なのに上品な仕上がりですので、大人女子にぴったりなヘアアレンジです。
ローポニーテールの作り方は、低い位置でまとめ髪をゆるく作ってバンスクリップで留めてあげるだけです。ポイントは、耳が半分くらい隠れるように仕上げるとおしゃれです。
ミドルお団子
ミドルお団子ヘアーは、髪全体を耳の高さほどに手櫛でまとめていき、場所が決まりましたらくるくるとねじりながらお団子を作っていきます。
お団子を作ることができましたら、用意していたバンスクリップで毛先を留めてあげましょう。髪全体のバランスを整えたら完成です。
ヘアクリップの使い方をマスターしておしゃれを楽しもう!
ヘアアレンジのアクセントとなるヘアクリップは、使い方次第でどんなシーンでも映えるおしゃれアイテムです。使い方もとっても簡単で、デザインも豊富なヘアクリップを使って、おしゃれなヘアアレンジをさらに楽しんでみてはいかがでしょうか。