意地悪な人の特徴
この記事を読んでいるということは、あなたの周囲に少なからず意地悪な人がいて、その心理や対処法を探しているのでしょう。みんなが仲良く、助け合いができる世の中ならこんな記事を書くこともないのですが、そうも行きません。
ここでは、意地悪な人の特徴、意地悪な人の心理、意地悪な人の理由を解説し、そんな人との上手な付き合い方と対処法について紹介して行きます。
人の不幸が好き
そもそも意地悪な人の特徴として、あなたと仲良くするつもりはありません。むしろ、あなたが不幸になっていく様を見て楽しんでいるのです。「人の不幸は蜜の味」とはよく言ったものです。
自分のストレスを発散させるために意地悪な人はあなたをどうにか陥(おとしい)れることによって達成感や快感に変換しているのです。
人の短所ばかり見る
「あの人にも良いところはあるよ」と相手の長所を探すことができる人がたくさんいる場所なら良いのですが、意地悪な人の特徴としては、常にあなたの短所を探しています。
どうにかして短所を見つけ、それをネタに意地悪をしてきます。あなたが意地悪な人よりも優っているところがあれば尚更(なおさら)、逆にマウンティングができるようにあなたの短所探しが始まるのです。
プライドが高く人を下に見る
意地悪な人の性格の特徴として、プライドが高いことが多いです。「自分はすごい人なんだ」と思っているので、基本的に自分以外の人間は劣っていると考えています。
そんな中で、もし自分よりもすごい特徴があったり、できる部分がある存在が現れた日には、プライドを守るために全力であなたの粗探しが始まるわけです。素直に負けなんて認めたくないのです。
日頃から悪口・皮肉が多い
意地悪な人の特徴として、悪口や皮肉が多いです。あなたが何かしらの理由でストレスが溜まるように、意地悪な人も日々ストレスを抱えて過ごしています。そんな時に発散する方法として悪口や皮肉を言うのです。
シンプルに、悪口や皮肉はストレスの発散になります。そして特に皮肉は、あなたへ遠回しに攻撃することが出来る都合の良いツールです。意地悪な人も上手な使い方を探しています。
さらに、皮肉というのは頭の回転が早くないとあまりできません。これが「皮肉を言える俺賢い」とマウンティングを加速させるための要因にもなります。これが日々積み重なってくると、普通の会話の一部になるので自覚もなくなって行き、歯止めが効かなくなってくるのです。
わざと人の足をひっぱる・困らせる
意地悪な人の特徴に多いのが、自分より優位(ゆうい)な立場の人を困らせたいと思っていることです。あなたや周りの人を困らせ、つまずかせることそのものが快感になっているのです。
さらに、困らせることそのものに達成感を感じているので、ゲーム感覚で楽しんでいるところも意地悪な人の面倒なところです。
意地悪な人の表情の特徴
さて、次は意地悪な人の表情の特徴について見ていきましょう。と言っても、目の大きさや眉毛の形とかの部位の特徴の話ではありません。表情の特徴です。生き様は顔に出ます。その人の性格から、思っていることなどの心理的な部分までありのまま表します。
表情というものは目や口ほどにモノを言います。そんな大切な情報の源が一番見やす位置にあるので、是非とも特徴や見分け方を掴み、心理を読み解き、少しでも上手な付き合い方ができるように次の行動に移してみてください。
口角が下がっている
意地悪な人の顔の特徴のひとつとして、口角が下がっていることが多いです。口角は表情を作る上で大切な役割をしています。
あなたに質問です。人と接する時にどんな表情が一番相手に受け入れてもらいやすいかお分かりですか?それは笑顔です。笑顔は初対面の方から、慣れ親しんだ方まで一言も話すことなく好印象を伝えることのできる最強の武器です。
笑顔な方は、やはり日頃から口角を上げ、笑顔に近い表情で過ごしています。笑顔なだけでポジティブな印象を与えることができるのです。
では、なぜそのように大切な口角が上がっていない人がいるのかというと、それは、笑顔になる機会が少ないことが原因です。日頃からムスッとしていたり、ネガティブに物事を考えて過ごしてしまうと、その生き方が、考え方が、だんだんと表情に蓄積(ちくせき)されていくのです。
眉間のシワが深い
シワと言うのは、その人の一番良く使う表情の場所に現れます。いつも笑顔でいる人の顔の特徴は目尻にシワができます。逆にいつも怒っている人、不満のある人の顔の特徴は眉間にシワが現れるのです。本当に性格そのものです。
では、意地悪な人はどこにシワができるか、もうお分かりですよね?そう、眉間です。意地悪な人は基本的に不満やストレスを常に抱いているので眉間にシワが出来やすくなります。
目が笑っていない
目が笑っていないと言うことは、無理に笑って取り繕(つくろ)っていると言うことです。意地悪な人が、その場を楽しいと感じていなかったり、相手のことが嫌いと心で思っていると、その気持ちが表情に現れてしまうのです。
見定めるような目つきをしている
意地悪な人は自分に自信がないことが多いです。なので基本的にあなたより優位(ゆうい)に立てるモノを探しています。そのマウンティングできる部分を探すとなると、たとえ意地悪な人でなくても、それ相応の目つきに自然となってきます。
それが定着してくると、人を鑑定するような見方をしますし、先述した目が笑っていない、眉間にシワができることにも繋がっていきます。
意地悪な人の心理
意地悪な人って「どうしてこんなことができるの?」や「それ言わなくても良いんじゃない?」と理解できない行動や発言をします。
ここからは、そんな意地悪な人たちの心理を紹介して行きます。意地悪な人の心理を少しでも理解して行くことで、あなたがもっと上手な付き合い方を模索(もさく)し、あなたが最善の行動を取れるようにして行きましょう。
意地悪をして人の気を引きたい
意地悪な人は寂しがり屋なのです。一見、嫌われるような行動や発言をしているので矛盾してしまうかもしれませんが、どうやって人と接していくのかわからないのです。そんな中で自分の存在を認識してもらおうとする時に使うのが意地悪な行動や発言なのです。
つまり、これ以外でのコミュニケーションの方法を知らないのです。心理としては、「私は普通に接している」と思っています。
意地悪をしている自覚がない
意地悪な人の中で一番タチの悪いのがこのパターンです。本人は挨拶程度の、コミュニケーションの一部だと思ってしています。そのため自覚がないのです。
「あいつは俺のことわかっているから大丈夫だよ」や「仲が良いからこその接しかたなんだ」などと、あなたの本意(ほんい)なんて考えていません。
あなたのことを本当に理解することができていれば、あなたが傷つく発言や行動なんてしませんし、あなたの周りを不快にさせることもありません。
人に認められたい・誉められたい
承認欲求って誰にでも存在します。ですが、意地悪な人のそれは計り知れません。どうにかして存在をアピールしたいのです。そんな中で、自分よりすごい人が現れると、意地悪な人の心理として、より一層存在感がなくなる気がしてその人を蹴落とそうと走り出します。
その結果、意地悪をすることになるのです。出る杭(くい)は打たれるとよく言いますが、意地悪な人の心理として、自身の杭よりも相手を低くしないと気が済まないのです。
相手を甘く見ている・ストレスを発散している
意地悪な人もバカではありません。誰彼構わずに意地悪なんてしません。必ず意地悪をできそうな、自分より立場が弱い人や、優しい人を探しています。心理として、自分の扱いやすい人は意地悪をしても、「どんな反応が返ってくるか」大体の予想がつきやすいからです。
また、意地悪な人の心理として一番シンプルなのですが、ストレスの発散です。自分が逆らえない人から受けたストレスを、自分よりも立場の低い人へぶつけて発散しているのです。
意地悪な人が嫌がらせをしてくる理由
普通に接したいだけなのに、意地悪な人がなぜ嫌がらせをしてくるのかと、理解に苦しむことはたくさんあります。「え、なんでこんなことをしてくるの?理由は?」と聞きたくなります。
ここからは、意地悪な人が嫌がらせをしてくる理由について紹介して行きます。これを読めば明日から意地悪な人との付き合い方が変わるかもしれません。
優越感を得たい
意地悪な人が嫌がらせをしてくる一番の理由として、優越感(ゆうえつかん)を得たいと考えているのです。相手に嫌がらせをすることで、「自分はこいつより上の存在ですごいんだ」と幻想に浸っているのです。
理由は?と問いかけたとして、「優越感(ゆうえつかん)に浸りたいから」なんて、返ってきて欲しくないセリフです。一人で勝手に妄想してくれているだけなら可愛いですが、実際に行動に移してくるから厄介(やっかい)です。
相手のつらそうな顔を見るのが楽しい
もはや人としてどうなのか、と疑ってしまいたくなるような理由ですが、現実にこのような理由で嫌がらせをする意地悪な人は存在します。「悲しんでいる顔が見たい」や「困っている顔が見たい」などの理由で嫌がらせをしてきます。
嫉妬・劣等感から解放されたい
そもそも意地悪な人は、自分と相手との間でどちらが上でどちらが下かを決めています。わざわざ作らなくても良いのに優劣(ゆうれつ)を作ります。
また、自分が相手よりも劣っていることを知ると、そんな自分の劣等感(れっとうかん)から開放されたいという理由から、相手を不幸に追いやります。「相手が不幸になれば自分は幸せ」と思っているのです。
意地悪な人との上手な付き合い方・対処法
さて、ここからが本題です。これより上の記述を見て、「理由も納得いくものではない」「対処法なんてあるんだろうか」「上手な付き合い方なんてあるのだろうか」と絶望した方もいるかもしれません。
「こんな歩く電撃イライラ棒とどうやって接して行くんだ」と思っているかもしれません。ですが、あなたがそこで諦めることなく正面からその意地悪な人の対処法を、上手な付き合い方を学び進んでいくことで、毎日がより良いものへと変わって行きます。
それではここからです。今後のあなたの生活がより豊に、幸せになっていくために、意地悪な人との上手な付き合い方と対処法を紹介して行きましょう。
意地悪な人とは距離を置く
まず、大前提として意地悪な人には近づかないことです。職場や学校で会うのはわかりますが、対処法として、そもそもの原因である意地悪な人に近づくことは極力避けましょう。
闘牛の眼前にマントを広げるのと同じです。きちんと一定の距離感を持って上手な付き合い方を考えて行きましょう。
相手にハッキリと言い返す
意地悪な人はあなたのことを常に下に見ているので、反論されることは想定していません。基本的に何を言っても大丈夫と思っています。そこでの対処法として、特に理不尽な嫌がらせをされるなどをしたら、勇気を持ち、声を出してハッキリと言いましょう。
一度ハッキリと態度に出すことで、相手に「あなたは私に意地悪をしている」「私は今、あなたに嫌な気分にされています」と認識させるのです。意地悪な人は自覚がない方がほとんどですので、きちんと意識させるのです。
相手にせずに適当な返事をする
意地悪な人は自分を認識してくれる人を探しています。その過程で意地悪をするわけです。そんな意地悪をひとつひとつあなたが正面から受け止めていると、意地悪をしてくる人は「認識してくれている」と思うので楽しくなってエスカレートして行きます。
そこで意地悪な人への対処法として、相槌(あいづち)程度の返事をし、上手な聞き流し方をすることで、意地悪をしている人もだんだんとつまらなくなり、次の相手を探しに出かけます。
適当に褒めておだてる
適当と言うところがポイントです。意地悪な人は承認欲求の塊です。普段褒められることが少ないのです。
そこで対処法として、あなたが意地悪な人の少しでも良いところを見つけてやり過ぎない程度に上手な褒め方をするのです。そうすると相手の幸福状態が続くので、意地悪をする回数も減ります。
第三者を交えて付き合う
一対一で意地悪をされるなら、第三者を交えて付き合っていくようにしましょう。もう一人いるのと、いないのとでは意地悪な人も少しは自重(じちょう)します。
理由は、他人の前では取り繕いたいのです。そんな第三者を交えて接していく中で、意地悪な人の小さな良いところに気付けたりと、一対一では気がつかなかった景色が見えてくることもあります。
意地悪な人とは適度に距離をとることが大切
とにかく、意地悪な人とは上手な距離の取り方が大切です。触らぬ神に祟りなしです。しかし、どうしても付き合って行かないといけない場合はたくさんあります。そんな時は先述の対処法の通り、受け流し、相槌(あいづち)を打ち、褒めることです。
そして、一人で決して抱え込まないことです。上手な付き合い方をしていくのです。信頼のできる人にきちんと話をし、次の一手を考えるのです。あなたの不幸を望んでいるような人に負けてはいけません。
この記事を見ているあなたは、「どうにか現状を打開しよう」と、解決に向けて努力することのできる、自身も周りも幸せにして行こうと行動することのできる勇気ある人です。一番その意地悪に苦しんだあなただからこそ、共感してあげることのできる人がきっといます。
助けてあげることができます。身体に気をつけて、明日からまた意気軒昂に戦って行こうではありませんか。