イヤホンの断線を自分で修理する方法は?
イヤホンを長い間使っていると、断線する場合があります。そうなるともう使えないとあきらめて捨ててしまう人もいますが、簡単に修理する方法があります。それを知っておけば買い替える必要がないので、その方法をご紹介します。ぜひやってみてください。
イヤホンが断線する原因
イヤホンの断線の修理方法を見る前に、どうしてイヤホンが断線するのかその原因を考えてみましょう。イヤホンを見ればわかるようにそのケーブルは細く、繊細です。そのため、使い方次第で断線もしやすいのですが、どのような使い方で断線するのでしょうか。
イヤホンをスマホやゲーム機に巻き付けている
イヤホンを使わない時、ケーブルは意外に邪魔になり、収納に苦労することがあります。そのままでは絡まりやすく、ごちゃごちゃになってしまうので、スマホやゲーム機、音楽プレーヤーに巻き付けている人もいます。
ところが、このイヤホンを巻き付けるという行為が断線の原因になる場合があります。というのも、巻き付けることによって、プラグの根元やイヤピースの根元に無理な力が加わり、かなり折れ曲がった状態になるからです。
その状態が長く続くと、イヤホンも耐え切れず断線してしまうというわけです。イヤホンをスマホやゲーム機、音楽プレーヤーに巻き付けるという収納方法は簡単ではありますが、イヤホン自体のためには良くありません。
イヤホンを雑に引き抜いている
イヤホンを引き抜く時は、プラグ部分を持って静かにやらなければいけません。ところが、急いでいる時や面倒な時は、ついついケーブル部分から思い切って引っ張ってしまうことがあります。いけないとはわかっていても、思わずやってしまうのでしょう。
しかし、当然のことですが、このようなことをやれば断線の原因になります。イヤホンのケーブルはそれほど丈夫ではありません。乱暴に扱えば、その通りの結果が生じます。したがって、イヤホンは正しくプラグから引き抜くようにしましょう。
経年劣化
イヤホンを巻き付けて収納しているわけではないし、乱暴に扱っているのでもないのに断線してしまう場合があります。経年劣化によるものです。どんなに丁寧に使っているイヤホンでもいつかは断線し、使えなくなります。これは致し方ないこととも言えます。
イヤホンのケーブルは細く、繊細なので、長い間使っていると、少しずつ傷んできます。それが断線に至るわけですが、そのような時も含めて、修理方法を知っておくと非常に役立ちます。
挿したまま収納している
イヤホンをスマホやゲーム機、音楽プレーヤーに巻き付ける収納方法も良くありませんが、挿したままにしておくのもおすすめできません。これもプラグとケーブルの接続部分に圧力が加わり、かなり無理な角度になります。
そのため、その状態が続くと、断線してしまいます。イヤホンを使うたびに引き抜くのは面倒かもしれませんが、断線して使えなくなることを考えれば、1回ずつ引き抜くようにしましょう。
ぐちゃぐちゃにしまう
イヤホンをぐちゃぐちゃにしまう人がいますが、これでは断線がしやすくなります。もちろんすぐに断線するというわけではありませんが、いつもそのようにしまっている人は遠からず線が切れてしまいます。
イヤホンのケーブルの収納方法には意外に頭を悩ますものですが、8の字巻きにする、洗濯ばさみを使う、専用のケースを使う、巻き取り式を買う、コードホルダーで固定するなどの方法が考えられます。それぞれの方法については後程解説します。
イヤホンは水分に弱い
イヤホンも電子機器の一種ですから水分には弱いです。水分に触れて断線ということはなくても、壊れてしまう場合があります。防水性のイヤホンは別ですが、普通のイヤホンは雨の日に濡らさないようにしましょう。
また、ポケットに入れたまま洗濯ということがないように、ズボンやシャツを脱ぐ時はポケットの確認をしましょう。誤って洗濯してしまうと、断線だけではなく完全に故障して修理が利かなくなる場合もあります。
絡まりをほどかない
イヤホンをごちゃごちゃにしまうのと似ていますが、イヤホンの絡まりをほどかずにそのまま放置するのも良くありません。イヤホンを使っていると、自然に絡まってしまう場合がありますが、それは丁寧にほどくようにしましょう。
ケーブルが長めのイヤホンの場合は、余計に絡まりやすいです。その絡まりをほどくのは意外に面倒くさいですが、断線予防のためにも必ず行うようにしてください。
イヤホンの断線をハンダなしで修理する方法
イヤホンの断線の原因がわかったところで、実際に断線してしまった場合はどう修理すればいいのかを見てみましょう。いくつかの修理方法がありますが、まずはハンダなしで修理する方法から紹介します。ハンダは一般家庭には置いてないでしょうから、まずハンダなしの方法です。
ただ、自分でイヤホンの断線修理を行うと、後でメーカーの修理が受けられない場合があります。勝手にいじったものはメーカーも責任を取れないということなのですが、そのために自分でイヤホンの断線修理をする場合は、自己責任ということを覚えておきましょう。
アロンアルファで修理
イヤホンを長い間使っていると、ケーブルカバーが切れてむき出しになる場合があります。そのような場合は、ケーブル自体は断線しておらず、まだ使えるケースもあります。実際にその状態で使っている人もいますが、それでは見た目も良くないし、いずれケーブルも断線します。
したがって、このケーブルカバーがむき出しの状態で修理をするのが一番いいです。断線まで至っていないので、修理方法は簡単です。その方法ですが、アロンアルファなどの接着剤を塗り、その部分を覆い、補強してあげればいいのです。
この方法だけでもイヤホンはかなり長持ちするようになります。そのうえでテープなどを巻き付ければ、しばらくは大丈夫でしょう。
アルミホイルで修理
ハンダなしでイヤホンの断線を修理する方法の一つにアルミホイルの使用があります。アルミホイルを上手に使うと、断線部分がうまく結合して、今までと同じようにイヤホンを使えるようになりますが、その方法を見てみましょう。
まず用意するものはアルミホイルのほか、カッター、ライター、紙やすり、ビニールテープです。そして、断線部分を思いっきりカッターで切ってしまいます。すると、ケーブルが表れるので、3本にほぐします。
次にその3本の銅線をライターで軽くあぶって、紙やすりを掛けます。これで銅線のコーティングがはがれて、修理を受け付けるようになります。ただ、あまり紙やすりで強くこすると、銅線が切れてしまいますからほどほどにしましょう。
銅線は青色、赤色、金色となっているはずですから、それぞれの色同士を切断部分からねじってしっかりと結び付けます。念のためここでイヤホンを試聴してみるといいでしょう。確かに同じ色の銅線が結合したのかどうか確認しておくのです。
問題がないようなら、その結合部分を小さく切ったアルミホイルでカバーします。後はビニールテープで止めれば完成です。準備するものはありますが、難しいというわけではなさそうです。ただ、イヤホンの格好が悪くなるので、高級イヤホンにはおすすめできない修理方法です。
イヤホンの断線を修理する際に用意するもの
ハンダを使わずにイヤホンの断線を修理する方法を見てみましたが、どちらかというと応急処置的な方法です。やはりハンダを使った方が確実な修理ができます。そこで、ハンダを使ってイヤホンの断線修理をする際に必要な道具をまず取り上げます。
ハンダごて
イヤホンの断線修理においては、まずハンダごてとハンダを用意します。ハンダごては先が熱くなって金属を溶かす道具です。ハンダはその溶かす金属で、これを接続に使います。この両方をイヤホン断線修理で使います。
ハンダごてもハンダもホームセンターへ行けば売っています。大手通販サイトでも手に入ります。ハンドごてやハンダを置いていないという家庭が大半でしょうが、一度購入しておくといろいろな用途に使えて便利です。
ハンダごての選び方①種類
ハンダごてのヒーターの種類には、ニクロムヒーターとセラミックヒーターがあります。ニクロムヒーターは、こて先にニクロム線が巻いてあり、外側から加熱するようになっています。比較的値段が安い製品が多く、家庭でイヤホン断線修理に使うのなら、これで十分です。
一方、セラミックヒータータイプのハンダごては、タングステンのヒーターをセラミックで覆い、内側から加熱するようになっています。こちらのタイプは過熱するまでの時間が短いのが特徴です。
イヤホン断線修理ならニクロムヒーターで十分と書きましたが、セラミックヒータータイプは過熱までの時間が早いのと長さが短く扱いやすいので、使いやすいことは確かです。また、温度調節機能が付いたものもあり、失敗を防ぎやすいというメリットもあります。
ハンダごての選び方②クリップ形状
ハンダごてのクリップ形状は、ストレートタイプとガンタイプに分かれます。ストレートタイプは文字通りまっすぐになっていて、持ちやすくなっています。ハンダごてというとこちらが一般的なタイプです。
一方ガンタイプは銃のような形をしたハンダごてで、しっかりと握れて安定感があります。しかし、使う場所によっては使いにくい場合もあります。イヤホン断線の修理用のハンダごてを選ぶのなら、一般的なストレートタイプで大丈夫です。
ハンダごての選び方③こて先
ハンダごてのこて先は交換できるようになっています。いろいろな形状がありますが、普通はエンピツ型のこて先となっています。イヤホンの断線修理にハンダごてを使う場合は、それほどこて先の形状にこだわる必要はありませんから、交換せずエンピツ型のままでいいでしょう。
ニッパー
ハンダごてとハンダに続いて、ニッパーを用意します。ニッパーでイヤホンの銅線を切断するのですが、なければハサミでも代用できます。ただ、ハサミよりはニッパーの方が銅線を切断しやすいので、できれば準備しておく方がいいでしょう。
ライター
イヤホン断線の修理ではライターも使います。ライターをどう使うのかはアルミホイルのコーナーで簡単に説明してありますが、イヤホンの銅線のコーティングを溶かすのに使用します。コーティングがされたままだと、ハンダ付けができないからです。
紙やすり
紙やすりもイヤホンの銅線のコーティングをはがすのに使います。どのような種類の紙やすりでもいいので、準備しておきましょう。それほど値段が高いものではありませんから、入手はしやすいでしょう。ホームセンターでも100均でも売っています。
セロテープ・ビニールテープ
イヤホン断線の修理が終わったら、またイヤホンのケーブルをもとの状態に戻さなくてはいけませんが、その時にセロテープやビニールテープでカバーします。完全に元通りになるというわけではありませんが、テープで保護しておかないと、再び断線しやすくなります。
イヤホンジャック
イヤホンジャックとはイヤホンを挿し込む穴のことですが、その穴を準備するというのではなく、ジャックに差し込む交換用プラグを用意しておきます。プラグ部分の断線を修理する場合は、プラグ交換をしなければいけないので、新しいものが必要になります。
イヤホンプラグは、Amazonなどの通販サイトや専門の電気店で売られていますから、そこで購入するといいでしょう。普通の電気屋さんには置いてない場合があるので、お店選びに注意しましょう。
イヤホンの断線をハンダを使って修理する際の準備
いよいよハンダなどの道具を使ってイヤホンの断線修理の解説ですが、まずはその前の準備作業についてご説明しましょう。準備がおろそかだと断線修理もはかどりませんから、しっかりチェックしておき、正しいやり方で修理をしましょう。
配線コードの切断
最初の準備作業は、断線ケーブルとプラグ部分の切り離しです。断線部分がケーブル中ほどならケーブル部分だけの切断でいいです。いずれにしろ切断にはニッパーを使います。ハサミでも代用はできますが、ハサミの刃が傷む恐れもあるので、ニッパーのほうがおすすめです。
銅線を綺麗に剥き出しにする
イヤホンのケーブルをニッパーで切断した後は、中の銅線をむき出しにする作業が必要になってきます。その場合は、切断して残ったカバー部分をはぎ取ります。ワイヤーストリッパーという道具があるとうまくはぎ取れますが、なければ手でやります。
銅線をむき出しにすると、中には赤色、金色、緑色の線が出てきます。はぎ取る長さですが、3cmくらいにすると、その後の交換作業がスムーズに進みます。
銅線に火をあて紙やすりをかける
銅線がむき出しになってもまだコーティングがされたままです。コーティングもはがさなければハンダ付けができませんから、それをまずライターであぶります。これで少し溶けます。そして、紙やすりを掛け、コーティングをはがします。
ライターで銅線のコーティングをあぶる時には注意点があります。プラグとケーブルの接続部分の断線修理で、プラグの方の銅線をあぶりすぎると、コーティングの色がわからなくなってしまいます。それでは接続に支障が生じるので、根元の部分は残しておきましょう。
ケーブルにプラグカバーを通す
銅線を切断して、むき出しにしたらプラグカバーとチューブカバーを通しておきます。これは接続修理が終わった後に銅線を覆うものです。この段階で通しておかないと、接続した後では通せなくなりますから忘れないようにしましょう。
イヤホンの断線をハンダを使って修理する方法
イヤホン断線修理の準備が済んだら、今度はハンダ付けの番です。ハンダ付けは学校の工作の時間にやったことがあるという人もいるでしょうが、忘れてしまっている人がほとんどでしょうからやり方を詳しく解説します。
ハンダ付けの仕方
ハンダ付けの基本的なやり方を見ておきましょう。まずハンダごて、こて台、ハンダを用意します。そして、こて台のスポンジを水で湿らせます。必要なものをすべてそろえて、ハンダごての電源を入れます。ハンダごての種類によって過熱までの時間は異なります。
普通は2~3分待ちます。待ち終わったら、こて先を良く見てみましょう。銀色になっていれば、そのまま使用ができます。もし黒や茶色になっている場合は汚れている証拠で、このままでは使えませんから掃除をします。掃除は、こて台のスポンジで行います。
ハンダごてが使える状態になったら、交換用プラグと銅線に予備ハンダ付けをします。予備ハンダというのは大事な作業で、銅線がばらつかないように行います。これでハンダ付け作業が安定してできるようになり、着実に接続ができます。
交換用プラグの銅線には、左音声用、右音声用、GNDがありますが、そのハンダ付けを間違いないようしなければいけません。まず交換用プラグの左音声用には青か緑のアース線をハンダ付けし、右音声用には赤を、GNDには金色をくっつけます。
ハンダ付けをした部分を強化するためにグルーガンを使ってもいいです。これで断線が防げます。グルーガンにはいろいろな製品がありますが、100均でも売られています。なお、グルーガンを使いすぎるとカバーがしにくくなります。
ハンダ付けが終わったら、最初の方で取り付けたプラグカバーを回して付けて終了です。ハンダごて購入費用と交換用プラグの購入費用は必要ですが、作業自体の流れを覚えれば簡単です。
ハンダ付けのコツ
ハンダ付けをうまくやれば、交換用プラグとケーブルの断線修理はうまくできますが、失敗するケースもあります。そんなことがあっては困るでしょうから、ハンダ付けのコツを見ておきましょう。
まず、ハンダごての使用温度ですが、高すぎても低すぎてもいけません。ポイントは250℃で3秒間ハンダを溶かして、交換用プラグとケーブルをつなぐことです。ではどのようにすればいいかですが、温度調節機能付きのハンダごてを使うとうまく行きます。
それから、ハンダ付けの仕方でも説明しましたが、こて先が汚れていてはうまくハンダ付けができません。銀色になっている場合は使用OKの状態ですが、黒や茶色の場合はきれいにしておきましょう。
ただ、掃除をするとこて先の温度が下がります。したがって、また温度が上がるまで待たなければいけません。また、ハンダごては過熱されるまで少し時間が掛かるので、あまり早くハンダ付けをしないようにしましょう。
ハンダごてをこて台に乗せる時は注意点があります。こて先をこて台に乗せると、温度が逃げてしまい、低くなるので、必ずこての太い部分を乗せるようにしましょう。もう一つ温度を下げないということで言うと、エアコンや扇風機の風が当たる場所では作業しない方がいいです。
イヤホンの断線ケーブルと交換プラグをハンダ付けする時は、ハンダを付けすぎないようにしましょう。イヤホンは細い線でできているので、たっぷりハンダを付ける必要はありません。付けすぎると、プラグカバーを入れにくくなったり、ほかの場所に付いたりなど問題が生じます。
ハンダ付けの注意点
交換用プラグとイヤホンケーブルをハンダ付けでつなぐ場合は、やけどに注意しましょう。ハンダごてはかなりの高温になるので、ちょっと触っただけでも大やけどになります。また、ハンダごてを無造作に置いておくと、転んで触れてしまう場合もあり、大変危険です。
それから、小さな子供いるところでは絶対に使用しないようにしましょう。子供というものは好奇心旺盛で、危険なものでも近づいて触る恐れがあります。
もう一つ注意点があって、ハンダを溶かすハンダ付けという作業では金属蒸気というものが発生します。それほど危険はないとされていますが、水蒸気とは違います。したがって、換気に気を使いながら作業をしましょう。
プラグカバーをつける
交換用プラグにはプラグカバーというものが付属していて、ハンダ付けの前にケーブルに通すようになっています。この点についてはすでに説明済みですが、これを付け忘れると、また作業の一からやり直しということにもなりかねないので、必ずハンダ付けの前にやっておきましょう。
ハンダ付けに失敗したら
交換用プラグとイヤホンケーブルのハンダ付けに失敗したらどうすればいいでしょうか。もう断線修理はできないのかというと、そんなことはありません。何度でもやり直せばいいのです。
でも、ハンダ付けをしてしまったから、もう交換用プラグを新たに取り付けることはできないのではと思う人もいるでしょうが、ハンダ吸い取り器という便利な道具があります。これで付けたハンダを吸い取ればいいのです。
イヤホン断線修理に失敗してもやり直しが利くということなら、安心して取り組めるでしょう。ハンダ吸い取り器はそれほど高額ではありませんから、一つ購入しておいても悪くありません。
イヤホンの断線を修理した後の確認の仕方
交換用プラグとイヤホンケーブルをつないで断線修理をした場合は、本当に音が聞こえるようになったか確認の必要が出てきます。ところが、いきなり音楽プレーヤーなどで確認すると。まずい場合があります。
というのも、断線修理したイヤホンがショートしていると、その影響が音楽プレーヤーに表れ、使えなくなってしまう場合があるからです。そのため、音楽プレーヤーなどでの確認はせず、別の方法を考えなければいけません。
専用の機械(テスター)を使用する
断線修理したイヤホンを音楽プレーヤーなどでチェックするのはやめた方がいいのですが、ではどうすればいいかというと、テスターという専門の機器があります。このテスターを使えば、断線具合やショート具合を測れます。
テスターを持っているという人はほとんどいないでしょうが、イヤホンの断線修理をするというのなら、揃えておいてもいいでしょう。
イヤホンの断線に悩まない対策
イヤホンが断線してから交換用プラグとケーブルをつなぐ修理はできますが、できれば断線しない方がいいに決まっています。そこで、イヤホンの断線に悩まないで済む対策をご紹介しましょう。この対策を講じれば、わざわざ修理するという手間が省けます。
ケーブルに保護カバーをつける
イヤホンのケーブルとプラグの間は特に断線がしやすいですが、それを防ぐ方法としてケーブルカバーを付けるというものがあります。ケーブルカバーでケーブルを保護すれば、かなり丈夫になって、断線しにくくなります。
ケーブルカバーの種類はいろいろありますが、ここでは「Lead Trend ケーブル保護カバー」を取り上げましょう。ユニークでモダンなデザインのこのケーブルカバーは、柔らかい素材を使っているので、いろいろなサイズのケーブルに使用できます。
取り付け、取り外しも簡単ですが、取り付ければ簡単に外れるということはありません。変形もしにくく、安心・安全に使えますから、ぜひ一つ用意しておいてください。
コードの交換が可能なイヤホンにする
イヤホンのコード(ケーブル)の断線が嫌だというのなら、一層のことコードが交換できるイヤホンを購入するといいでしょう。そんな便利なイヤホンがあるのかという人のために、一つ製品を紹介しておきましょう。
それは、「SHURE イヤホン SEシリーズ SE215」というイヤホンで、コードの交換は簡単です。コードが交換できるだけではなく、素材も丈夫なので、耐久力もあります。そのほか、90%の騒音カットができることや高音質な音楽を聴けるなど、優れた機能があるイヤホンです。
ワイヤレスのイヤホンにするのも◎
イヤホンのケーブルの断線だけではなく、そもそもケーブルそのものが煩わしいというのなら、ワイヤレスイヤホンを使うのもおすすめです。充電の必要はありますが、非常に使いやすく、快適に音楽や音を楽しめます。
収納方法にも工夫を
イヤホンが断線して、交換用プラグとケーブルをつなぐ修理自体は難しくはありませんが、それでも面倒なことは確かです。そこで普段の収納方法にも工夫をし、できるだけ断線を防ぎましょう。
その方法はいくつかありますが、8の字巻きという収納術があります。ただし、この方法は必ずしも断線防止につながるわけではありません。ではどのようにするのがおすすめかというと、専用ケースに入れる、巻き取り式を使う、コードホルダーで固定するなどです。
まず専用ケースですが、いろいろな種類があり、どれもよさそうですが、イヤホンの保護に役立ちます。イヤホンを大切に使いたというのなら、買っておく方がいいでしょう。
次に巻き取り式イヤホンですが、必ず断線しないと保証されているわけではありませんが、ケーブルを乱雑に扱わずに済むので、長持ちします。ややもするとイヤホンのケーブルを乱暴に扱う人がいますが、巻き取ってしまえば、それもなくなるでしょう。
最後にコードホルダーですが、絡みやすいイヤホンをまとめておけます。絡まった状態のイヤホンというのも断線しやすいですから、きれいに整理し、使う時にすぐ出せるようにコードホルダーで固定しておくといいです。
イヤホンの断線の修理に挑戦してみよう!
ここまで、イヤホンの断線を修理する方法をいくつか紹介しました。長い間使っているとどうしてもイヤホンは断線しやすいですが、その時のために修理方法を勉強しておきましょう。そうすれば、いざとなった時に挑戦ができます。