「かしこまりました」の意味は?ビジネスシーンでの使い方や例文も解説!

「かしこまりました」の意味は?ビジネスシーンでの使い方や例文も解説!

ビジネスシーンなどで「かしこまりました」という言葉が使われることがありますが、「かしこまりました」とはいったいどういう意味なのでしょうか。「かしこまりました」の意味やビジネスシーンでの使い方の例文などについて詳しくご紹介します。

記事の目次

  1. 1.かしこまりましたの意味とは?
  2. 2.かしこまりましたの類語
  3. 3.かしこまりましたの使い方・例文
  4. 4.かしこまりましたと承知しましたの違い
  5. 5.かしこまりましたを使う際の注意点
  6. 6.かしこまりましたの由来
  7. 7.かしこまりましたの英語表記
  8. 8.かしこまりましたはわかりましたという意味

かしこまりましたの意味とは?

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ビジネスシーンなどにおいて時々「かしこまりました」という言葉が使われることがありますが、「かしこまりました」の正しい意味は知らないという人も少なくありません。

ビジネスシーンなどで使われることが多い「かしこまりました」ですが、接客業ではないビジネスや取引先と接しない職種の場合、「かしこまりました」という言葉を使うことはほぼないので、意味が分からない人も多いです。

「かしこまりました」という言葉にはいったいどのような意味があるのか、「かしこまりました」の意味についてご紹介しましょう。

わかりましたという意味

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「かしこまりました」の意味は「わかりました」という意味です。目上の人などから何かを言われた時に返事をする際「かしこまりました」と言いますが、それは簡単に言えば「わかりました」という意味です。

「かしこまりました」は「かしこまる」に「まし」がついて丁寧な言い方になった言葉ですが、「かしこまる」には「謹んで目上の人の話を聞く」という意味があります。

そのため難しく言えば「かしこまりました」の意味は「謹んでお聞きいたしました」という意味になりますが、そう難しい意味で覚える必要はありません。「かしこまりました」の意味は「わかりました」という意味だと覚えましょう。

かしこまりましたの類語

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「かしこまりました」の意味についてご紹介しましたので、次は「かしこまりました」の類語についてご紹介します。「かしこまりました」の意味は「わかりました」なので、この意味に似た言葉が「かしこまりました」の類語になります。

「かしこまりました」は目上の人などに対して「わかりました」という意志を伝える意味を持つ言葉ですが、目上の人などに対して「わかりました」ということを伝える言葉は「かしこまりました」の他にもあります。

「かしこまりました」と同じように目上の人などに「わかりました」ということを伝える言葉にはいったいどのような言葉があるのか、「かしこまりました」の類語についてご紹介しましょう。

承りました

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「かしこまりました」の類語の一つ目は、「承りました(うけたまわりました)」です。「承りました」の意味は「お聞きいたしました」「お受けいたしました」という意味で、「かしこまりました」に似た意味を持つ類語です。

「かしこまりました」という言葉をビジネスシーンなどで目上の人などに対して使う場合、「お受けいたしました」という意味で言うこともありますので、「承りました」はかなり「かしこまりました」に意味の近い類語だと言えます。

ビジネスシーンなどで「かしこまりました」と言いたい時に「承りました」と言い換えることもできますので、使い方という点でも「承りました」は「かしこまりました」の類語だと言うことができます。

了解いたしました

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「かしこまりました」の類語の二つ目は、「了承いたしました」です。「了承」の意味は「納得して引き受ける」という意味なので、「かしこまりました」に近い意味を持つ類語になります。

「了承いたしました」もビジネスシーンで目上の人などに対して使われますので、使い方という点でも「了承いたしました」は「かしこまりました」の類語だと言えます。

ただ「かしこまりました」は納得していなくても引き受けなければならない場合にも使われますので、そういった点では「了承いたしました」は「かしこまりました」とは少し違うと言えます。

わかりました

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「かしこまりました」の類語の三つ目は、「わかりました」です。「かしこまりました」の意味は「わかりました」という意味なので、「わかりました」はストレートに「かしこまりました」の類語だと言うことができます。

ですがビジネスシーンや目上の人などに対して「わかりました」と言うと、あまり丁寧な感じがありませんので、「わかりました」という言い方はビジネスシーンや目上の人に対して使うことはあまりありません。

「わかりました」は「かしこまりました」の類語ではありますが、ビジネスシーンや目上の人に対してはあまり使われないという点では少し違うと言えます。

御意にございます

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「かしこまりました」の類語の四つ目は、「御意(ぎょい)にございます」です。「御意」の意味は「かしこまりました」という意味なので、「御意にございます」も「かしこまりました」の類語です。

「御意」の意味は「かしこまりました」ですが、それにさらに「にございます」がつくことで「かしこまりました」よりさらに丁寧でへりくだった言い方になり、天皇陛下などのようにとても身分の高い人などに対して使われます。

「かしこまりました」はビジネスシーンなどで結構良く使われますが、「御意にございます」はビジネスシーンなどでは滅多に使われませんので、そのてんでは「御意にございます」は「かしこまりました」とは少し違います。

かしこまりましたの使い方・例文

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「かしこまりました」の類語についてご紹介しましたので、次は「かしこまりました」の使い方の例文についてご紹介します。

「かしこまりました」は目上の人などに「わかりました」ということを伝える言葉なので、ビジネスシーンなどで使われることが多いと言えます。

「かしこまりました」という言葉はいったいどのように使えば良いのか、「かしこまりました」の使い方の例文についてご紹介しましょう。

例文①

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「かしこまりました」の使い方の例文の一つ目は、「ご来訪の件、かしこまりました。お迎えに上がりますのでお待ちください」という例文です。

「かしこまりました」は「~の件」とセットで使われることが多く、この例文も「ご来訪の件」という言葉とセットでの「かしこまりました」の使い方です。

「かしこまりました」の意味は「わかりました」なので、相手に対して「わかりました」ということを丁寧に伝えるために使われます。この例文のような「~の件」とセットでの使い方を覚えておきましょう。

例文②

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「かしこまりました」の使い方の例文の二つ目は、「かしこまりました。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い致します」という例文です。この例文では相手から何かを言われたことに対して「かしこまりました」と言っています。

「かしこまりました」の使い方は先にご紹介した「~の件」とのセットでの使い方だけではなく、目上の人や取引先の人などから何かを言われたことに対して「わかりました」という気持ちを伝えるという使い方もあります。

「かしこまりました」という言葉はビジネスシーンや接客などで良く使われますが、まず相手への返事として「かしこまりました」と言った後、何かをお願いしたりするという使い方も多いです。

例文③

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「かしこまりました」の使い方の例文の三つ目は、「かしこまりました。少ない予算内での製造を快諾して下さり、誠にありがとうございます」という例文です。この例文でも相手の言ったことに対して「かしこまりました」と返しています。

この例文では取引先や目上の人などから言われたことに対して「かしこまりました」と返した後、お礼を述べています。「かしこまりました」と返した後、お礼の言葉を述べるという使い方もあります。

「かしこまりました」の意味は「わかりました」ですが、「わかりました」と言うと丁寧に感じられないどころか相手によっては失礼になりますので、何かを言われたら「かしこまりました」と返すのが礼儀です。

例文④

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「かしこまりました」の使い方の例文の四つ目は、「かしこまりました。Lサイズの在庫がないか確認して参りますので、少々お待ちくださいませ」という例文です。この例文では客に言われたことに対して「かしこまりました」と返しています。

「かしこまりました」という言葉は取引先の相手に対してだけではなく、接客業で客に対して使われることも多いです。客から何かを尋ねられたりした場合にも「かしこまりました」という言葉を使います。

このように「かしこまりました」という言葉は様々な場面で使うことができます。「~の件」とのセットでの使い方と、相手から言われたことへの返事という使い方がありますので、「かしこまりました」の使い方を覚えましょう。

かしこまりましたと承知しましたの違い

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「かしこまりました」の使い方の例文についてご紹介しましたので、次は「かしこまりました」と「承知いたしました」の違いについてご紹介します。

「かしこまりました」と言うべきところで「承知いたしました」と言う人もいますが、実は「かしこまりました」と「承知いたしました」は微妙に意味が違うため、言い換えは出来ない場合もあります。

「かしこまりました」と「承知いたしました」にはいったいどのような意味の違いがあるのか、「かしこまりました」と「承知いたしました」の違いについてご紹介しましょう。

承知しましたは聞き入れるという意味

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「かしこまりました」と「承知いたしました」の違いは、「承知いたしました」の意味は「聞き入れる」という意味だということです。

「承知」には他に「理解して引き受ける」といった意味もありますが、こちらの意味でもやはり「かしこまりました」とは違います。

「かしこまりました」を「引き受ける」という意味で使うこともありますが、「かしこまりました」は理解していなくてもとりあえず返事として返しておくというニュアンスがあります。

こういった点で「かしこまりました」は「承知いたしました」とは違いますので、間違った使い方をしないようにしましょう。

かしこまりましたを使う際の注意点

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「かしこまりました」と「承知いたしました」の違いについてご紹介しましたので、次は「かしこまりました」を使う際の注意点についてご紹介します。

「かしこまりました」という言葉はビジネスシーンなどで目上の人に対して良く使われますが、勘違いして使っているという人もいます。

「かしこまりました」という言葉を使う際にはいったいどのような点に注意をすれば良いのか、「かしこまりました」を使う際の注意点についてご紹介しましょう。

謙譲語という意味では使えない

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「かしこまりました」を使う際の注意点は、「かしこまりました」は謙譲語という意味では使えないということです。「かしこまりました」を謙譲語だと思っている人がとても多いですが、「かしこまりました」は謙譲語ではありません。

「かしこまりました」は「かしこまる」に「ました」がくっついていて、「かしこまる」がとても堅いイメージの言葉なので「かしこまりました」は謙譲語だと思っている人もいますが、「かしこまりました」は丁寧語です。

「かしこまりました」は丁寧語なので、「わかりました」を謙譲語で言いたい場合には、「承知いたしました」と言います。

「承知いたしました」は「かしこまりました」とは意味が違いますが、「わかりました」を謙譲語表現する際には「承知いたしました」を使います。

かしこまりましたの由来

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「かしこまりました」を使う際の注意点についてご紹介しましたので、次は「かしこまりました」の由来についてご紹介します。日本語には由来や語源のある難しい言葉が多いですが、「かしこまりました」もそんな言葉の一つです。

「かしこまりました」は「かしこまる」に「ました」がついた言葉ですが、この「かしこまる」はかなり昔から使われていて、意外な由来があります。

「かしこまりました」という言葉にはいったいどのような由来があるのか、「かしこまりました」の由来についてもご紹介しましょう。

畏怖の念を意味する「かしこ」が由来

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「かしこまりました」の由来は、畏怖の念を意味する「かしこ」という言葉です。神社などで祈祷する際に「かしこみ、かしこみ」という言葉を使いますが、これは自然界の精霊や神などに対する畏怖の念を意味します。

自然界の精霊や神などに対して抱く「畏れ(おそれ)」が「かしこまる」という動詞になり、「畏れ敬う(おそれうやまう)」「恐縮する」という意味になりました。

「かしこまりました」の意味は「わかりました」というとてもシンプルな意味ですが、この「かしこ」という言葉に由来があるため、畏れ敬うようなニュアンスもあると言えます。

かしこまりましたの英語表記

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「かしこまりました」の由来についてご紹介しましたので、次は「かしこまりました」の英語表記についてご紹介します。日本語には英語に翻訳するのが難しい言葉が沢山ありますが、「かしこまりました」もそんな日本語の一つです。

「かしこまりました」を英語に訳する場合にはどのような英語を使えば良いのか、「かしこまりました」の英語表記についてご紹介しましょう。

理解を意味する「understand」

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「かしこまりました」の英語表記に良く使われるのは、「理解」を意味する「understand」です。この場合シンプルに「I understand」と言えば「かしこまりました」になります。

他に「もちろん」を意味する「of course」も「かしこまりました」の英語表記として使われますが、どちらもニュアンス的には「かしこまりました」とは少し違います。

かしこまりましたはわかりましたという意味

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「かしこまりました」の意味や使い方の例文など色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。「かしこまりました」の意味は「わかりました」なので、「かしこまりました」の正しい意味を理解して正しく使いましょう。

モモ
ライター

モモ

女性向けの美容関係の記事や心理関係の記事、難解な言葉の解説の記事などの作成を得意としていますが、ダイエット関連は自分自身でも色々試していますので、特に得意だと言えます。その他にも興味のあるものがたくさんありますので、お役に立てて楽しめる色々な記事を提供していきたいです。

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