搾取子とは?意味・特徴・対処法に愛玩子との違いも詳しく解説!

搾取子とは?意味・特徴・対処法に愛玩子との違いも詳しく解説!

搾取子とは親から金銭的、労力的な面で搾取をされた子供のことです。搾取子の特徴はどんなものでしょか?搾取子の対義にある愛玩子も違う意味での被害者と言えるでしょう。搾取子となった場合の対処法や、時間を経ての体験談も合わせて紹介します。

記事の目次

  1. 1.搾取子の意味
  2. 2.子供を搾取子にしやすい親・家庭の特徴
  3. 3.搾取子になりやすい子供の特徴
  4. 4.搾取子の体験談
  5. 5.搾取子と愛玩子との違い
  6. 6.愛玩子の特徴
  7. 7.搾取子になってしまった時の対処法
  8. 8.搾取子は親から不当に扱われる人のこと

搾取子の意味

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親による子供の虐待の事件が、毎日のようにニュースになっています。子供の虐待は痛ましいものですが、最近、搾取子の問題が大きな話題となっています。搾取子という言葉を聞いたことがない人もいるのではないでしょうか?搾取子の問題もわからない人がいるでしょう。

「搾取子」という言葉は、広辞苑などの国語辞典には載っていません。また、学校で習う言葉でもありません。スラングとして捉えていいでしょう。当事者にならなくてもどのように巻き込まれるかわかりません。きちんと対処するためにも搾取子に対する知識は必要です。

搾取子という立場になるのは、子供にとってとても辛いものです。搾取子とは、どういった存在なのでしょうか?テレビのニュースなどでセンセーショナルに報道されない分、搾取子の問題は深く、深刻と言えます。搾取子とは何なのか、どういう対策を取ったらいいのか考えてみましょう。

搾取子とは親に様々なものを奪われると子のこと

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搾取子とはどういう読み方をするのでしょうか?搾取子は「さくしゅこ」と読みます。意味は、「搾取される子」です。しかし、いじめられっ子とは違います。子供の間でも、いじめによって金品を奪われたりして、「搾取」をされる子もいるでしょう。

しかし搾取子から「搾取」をするのは搾取子の親です。親は本来、子供を守る役目があります。しかし搾取子の親は搾取子から金銭的、労力的、時間的な面での搾取をします。たとえば子連れの女性と結婚した男性や、血のつながりのない養父母が搾取をすると考える人もいるかもしれません。

子供から搾取する親は毒親とも呼ぶ

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しかし意外なことに搾取子から搾取をしているのは、実の両親の場合が少なくありません。我が子から金銭的、労力的、時間的な面を搾取する親を「毒親」と呼ぶことがあります。この毒親という言葉は、搾取子より比較的広く認知されているようです。

毒親に育てられた子共たちは、親を嫌いながら、愛して欲しいと願います。この矛盾した気持ちを抱きながら、親子関係を続けると、適切な親子関係を築くことができません。また毒親は搾取子と対の存在である愛玩子を生み出してしまうことがあります。愛玩子とは「あいがんこ」と読みます。

搾取子はわかりやすい虐待の犠牲者です。しかし愛玩子も一種の虐待と言えます。搾取子は一般的な虐待の被害者ですが、愛玩子は優しい虐待の被害者と言えます。きょうだいで搾取子と愛玩子の関係になっている場合、時間を経て大人になっても悪い関係性が続きます。

子供を搾取子にしやすい親・家庭の特徴

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子供が搾取子になる家庭にはどういった特徴があるのでしょうか?搾取子を作りやすい親の性格というものがあります。しかし同じ家庭に育ったきょうだいの中に、搾取子となる子とならない子がいます。愛玩子になる場合もありますが、搾取子と愛玩子のどちらにもならない場合もあります。

では搾取子になる子供には、どのような特徴があるのでしょうか?搾取子を作りやすい家庭に共通する特徴があります。あなたは搾取子ではないか、きょうだいの中に搾取子はいないか、さらには家庭の中に搾取子と愛玩子の両方がいないかをチェックして対処法を考えましょう。

きょうだいで差別する

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子供を搾取子にしやすい親や家庭の特徴の1つ目は、きょうだいで差別するというものです。搾取子は長男長女がなりやすいと言えます。第一子の場合、親はどのぐらい厳しく接したらいいかわかりません。そのため必要以上に厳しく接してしまいがちです。

しかし第2子以降になると、親も育児に慣れてきます。育児に慣れてきた第2子以降は親も接し方がわかってくるので、門限などの時間的な面や、お小遣いといった金銭的面でも甘やかされがちです。第2子と歳が離れている場合、長男長女が3番目の親の目線になります。

長子は厳しい環境に慣れ過ぎてしまうので搾取子になりがちです。第2子以降は適切な対応や対処の仕方をして、子供たちはのびのびと育っていく傾向が高いです。問題ある毒親の場合、最初に生まれた長男長女が搾取子になりやすく、第2子以降が愛玩子になりやすい傾向があります。

子供をコントロールしようとする

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子供を搾取子にしやすい親や家庭の特徴の2つ目は、子供をコントロールしようとするというものです。子供にとって、親に言われたことが常識になってしまいます。こうしたことを無意識に利用し、自分の子供を搾取子にしてしまうのが、毒親の特徴です。

こうした親は「子供は自分のもの」という感覚になっています。子供を働かせて金を稼がせようとするのが当たり前の親もいます。子供も親に従わないと激高されてしまい、従わないといけないという感覚になってしまいます。子供が反抗すると親は逆ギレしてしまうこともあります。

暴力・暴言で支配する

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子供を搾取子にしやすい親や家庭の特徴の3つ目は、子供を暴言や暴力で支配しようとすることです。自分の思うまま、子供が得る金銭や時間の全てを奪い取るため、暴言で心を傷つけたり、暴力で言うことを聞かせようとしたりして、精神的にも肉体的にも傷つけ従わせます。

特にお金の問題になると、子供が「お金がない」というと毒親は激高して、暴力を振るいます。子供に矯正してお金を持ってこさせようとすることもあります。子供は逃げ場がなく、従うしかありません。子供に物を盗ませたり、事故の被害者にさせてお金を得ようとします。

子供に関心がない

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子供を搾取子にしやすい親や家庭の特徴の4つ目は、子供に関心がないというものです。子供はお金を持ってくるだけの存在としてしか見ていない親は、子供を搾取子にさせます。要は愛情がないのです。子供が好きでない、子供が嫌いな大人が親になると毒親になりがちです。

しかしそのきょうだいは愛玩子にしてしまうという特徴もあります。1人は愛玩子に、もう1人は搾取子に育ててしまうという場合もあります。しかしそこで育てられた子供は、自分の家庭環境がおかしいと考えることができないまま、大人になってしまうケースもあります。

夫婦喧嘩が多い

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子供を搾取子にしやすい親や家庭の特徴の5つ目は、夫婦喧嘩が多いというものです。夫婦喧嘩が耐えない家庭では、親がストレスを子供にぶつけがちです。夫婦関係がうまくかない理由を子供のせいにする親もいます。こうした家庭は搾取子と愛玩子を作りやすいと言えるでしょう。

1人を親のストレスを発散する存在として扱い、もう1人を親の愛情を与えるための愛玩子として扱うというケースがあります。甘えてくれて自分を好きでいてくれる愛玩子を作り、ストレスを発散させるための搾取子を作ってしまうのが、毒親の特徴と言えるでしょう。

金遣いが荒い

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子供を搾取子にしやすい親や家庭の特徴の6つ目は、金遣いが荒いというものです。借金があったり、貯金が全くなくて手にしたお金を全て使ってしまう人も、毒親になる可能性が高いです。お金の使い道が子供のためだとしても、分不相応な使い方をすることは良くありません。

子供のために全ての収入を使い切ってしまうと、子供は我慢ができない子に育ってしまいます。また子供が大きくなっても親は子供に金銭面で頼り切ってしまいます。また最初から子供をあてにして浪費している親も、将来的な展望を考えることができない毒親と言えるでしょう。

搾取子になりやすい子供の特徴

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搾取子になりやすい環境にいると、確かに搾取子になりやすいと言えるでしょう。その他にも、搾取子になりやすい性格の子供というものがいます。どういった性格や性質の子供が、搾取子になりやすいのでしょうか?また搾取子になったがゆえにそういう性格になったという場合もあります。

意志が弱くなりがち

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搾取子になりやすい子供の特徴の1つ目は、意志が弱くなりがちというものです。何か頼まれたり、求められたりした時でも、自分にとって都合の悪い場合にきちんと断れる性格なら搾取子になりにくいと言えるでしょう。

頼みを断れない性格だったり、何でもかんでも引く行けてしまう性格だったり、他にやりたいことがあっても周りに合わせてそちらを優先してしまう性格の子も、搾取子になりやすいです。そうした意志の弱い人が搾取子になりがちだと言えるでしょう。

自分の意見がなかったり、他人の意見に合わせてしまう人も、「反対意見がないなら○○にしましょう」と、周りからコントロールされてしまいがちです。搾取子にならないように、周囲に合わせるばかりではなく、自分の意思をはっきり言うようにしましょう。

頼みが断れなくなる

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搾取子になりやすい子供の特徴の2つ目は、頼みが断れなくなるというものです。自分がやりたいことがあっても、周りから頼まれたことを断れない性格の人は、搾取子になりやすいと言えます。相手の気持ちを考えて行動することは素晴らしいことです。

しかし時には自分の意思を貫き、他人の頼みを断る勇気も必要です。結局、いつ何を頼んでも言うことをなんでも聞く人と判断されてしまった結果、搾取子になってしまうこともあります。自分の気持ちに沿わないことははっきり断る勇気を持ちましょう。

大概の物事をこなせる

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搾取子になりやすい子供の特徴の3つ目は、大概の物事をこなせてしまうということです。搾取子は周りから頼られることが多いです。つまりなんでもこなせる器用な人がなってしまいがちとも言えます。細かいことに気づいて行動できるからこそ周囲は搾取の対象とするのです。

会社でリーダーシップを取って、自信満々の人でも家に帰ると搾取子になっている場合があります。そうしたギャップを持った人が、気づかないだけで周囲にたくさんいる可能性があるということを肝に銘じておきましょう。

搾取子の体験談

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搾取子にどういった特徴があるのかがわかったとしても、具体的にピンと来ない人が多いのではないでしょうか?しかし搾取子は決して珍しい存在ではありません。ここでは実際にいる搾取子の体験談を紹介していきましょう。

搾取子の体験談を通して、搾取子とはどういう存在かイメージできれば、身近にいる搾取子に気づくことができるでしょう。気づいてあげられれば、救いの手を差し伸べることができます。

また、問題が起きているかもしれない家庭や子供たち、搾取子に対して相応の対処方法を考えることできるのではないでしょうか?搾取子の体験談を通して、搾取子への理解を深めていきましょう。

子供自体~結婚後もお手伝いとして扱われる

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搾取子の体験談の1つ目は、結婚した後も親の男尊女卑な考え方に振り回された娘の話です。小さい頃から弟は「長男で後を継ぐから」と言われ、食事も時間も弟のほうが優遇されていました。時間が経ち、その娘も結婚し、新しい生活が始まりました。

結婚して遺産相続の話になった時に、「弟は家を継ぐから財産をすべて譲りたい」と言われました。しかし介護の話になると「娘の方が気が利くからお願い」と言われました。介護は全部自分で、弟はお金を全てもらえるのです。時間が経ち初めて自分が搾取子だと気付いたそうです。

過干渉を受ける

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搾取子の体験談の2つ目は、兄が愛玩子で自分が搾取子だった場合です。何でも兄が優先され、兄が失敗したらきちんと見ていなかった弟の責任になりました。やがて家族全員どころか親戚一同が弟を召使のように扱う生活をし、時間が経って弟は高校を卒業しました。

弟は地元で就職するふりをして家族を安心させておいて、県外の地域で就職しました。家を出て20年という時間が経っていますが1度も家には帰っていません。結婚しても孫が生まれても連絡をしていません。今は家族の顔もぼんやりとしか思い出せないぐらいです。

家族のために金を稼がせられる

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搾取子の体験談の3つ目は、愛玩子である弟のために金を稼がされた女性の話です。大学を卒業してから家に仕送りをしていたら、9歳下の弟がゲーム機を欲しがったり、習い事をさせたいからもっと金を寄こせと要求されました。

この女性は16歳の頃からバイトをして両親に金を渡していました。弟はバイトもせず、小遣いをもらって遊びほうけているそうです。時間が経ち大人になってようやく、自分は釋種子だったんだと知り、ショックを受けたそうです。

親に金・時間を出してもらえない

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搾取子の体験談の4つ目は、2つ年下の弟が愛玩子で自分が搾取子だった兄の話です。子供時代から時間が経過した今も弟とは仲がよかったのに、結婚祝いのお金は3万円だけで、弟は100万円でした。理由は弟が高卒で給料もよくないからというものでした。

自分は将来のことを考えて4年という年月をかけて大学に行ったのに、親は自分には金も時間も使ってくれていなかったんだと愕然としました。せっかく仲が良かった弟との関係も、今ではぎくしゃくしているそうです。

搾取子と愛玩子との違い

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ここまで搾取子の体験談を見ていくと、身近なきょうだいが愛玩子だったというケースが多く見られるようです。搾取子を語る上で、愛玩子と呼ばれる存在は避けて通ることはできないようです。ではそもそも搾取子と愛玩子の違いは、どういったものなのでしょうか?

搾取子とは違い甘やかされる

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愛玩子とは、搾取子と比べて必要以上に親に甘やかされて育っています。さらに、身近に搾取子が多いというのも特徴です。愛玩子と搾取子がきょうだいであることは非常に多いです。搾取子を見て自分は偉いと勘違いし、搾取子を見下すようになります。当然きょうだいの仲は最悪です。

愛玩子も自分の意思で行動することはできない

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愛玩子は側に搾取子がいることで自分が甘やかされていることを実感できます。搾取子と愛玩子は表裏一体の存在です。しかし愛玩子はある種搾取子です。親の歪んだ考えを前にして自分もそう育ってしまうのは、洗脳のようなもので、2つの大元は同じところにあると言えるでしょう。

愛玩子の特徴

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愛玩子は搾取子と比べ、苦労が少ない存在だと言えるでしょう。搾取子になるより、愛玩子になりたいものだと誰もが考えるのではないでしょうか?しかし愛玩子も、自分の意思で行動することができません。

親の敷いたレールの上しか歩くことができなくなることもあります。搾取子と同じく、愛玩子も親の虐待の被害者だという考え方もあります。愛玩子にはどのような人が陥りがちなのか、愛玩子の特徴について詳しく見ていきましょう。

甘え上手

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愛玩子の特徴の1つ目は、甘え上手であるということです。親に向かって「これが欲しい」と素直に言える性格があると愛玩子になりやすいです。また親やきょうだいに対して「これをやって」と甘えられる性格であったほうが、周囲の人間に愛されて、愛玩子になりやすいと言えるでしょう。

不器用

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愛玩子の特徴の2つ目は、不器用であるということです。何でも器用にこなせる人は搾取子になりやすいです。不器用な人を見ると周囲は「自分が助けてあげなければいけない」と考えがちで、愛玩子になりやすいです。

そこに甘え上手な性格が加わると、周りも憎めない性格として、その人を助けようとします。そういう状況が続くと、当人が知らない間にどんどん愛玩子になっていってしまう場合もあります。

学習能力が高い

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愛玩子の特徴の3つ目は、学習能力が高いというものです。愛玩子は甘え上手で不器用で苦手なことが多いですが、学習能力は高い傾向にあります。学習能力が高いため、同じミスを繰り返すということはありません。

ミスは多いものの、自分で努力している様子を見せていると、周りの人も優しい気持ちになります。「努力しているんだからしかたがない。助けてあげよう」という気持ちにさせる能力を持っているのです。

親に懐いている

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愛玩子の特徴の4つ目は、親に懐いているということです。親のことが大好きだと愛玩子になりやすいです。搾取子は親を恐れ、顔色をうかがってばかりいますが、愛玩子は親が大好きで、心の底から信じています。

親もそうした感情を察して、自分を慕ってくれる愛玩子を贔屓していきます。そうした状況が続いていくと、親は無意識のうちにどんどん搾取子との接し方の差を広げていってしまうのです。

搾取子になってしまった時の対処法

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搾取子であることは、気づかないで時間が経っている人も少なくありません。でも今、「もしかしたら自分は搾取子かもしれない」と考えていませんか?ここまでの搾取子の特徴に当てはまる項目があった場合は、あなたは搾取子の可能性があります。

搾取子になってしまったのは、あなたの責任ではありません。搾取子の立場から脱出する対処法はあります。搾取子になってしまった場合の対処法を試して、辛い搾取子の立場から脱出しましょう。

親と距離を置く

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搾取子になってしまった時の対処法の1つ目は、親と距離を置くというものです。これは一番有効な対処法です。メールも削除し電話も取らず、実家暮らしなら1人暮らしを始めましょう。恋人や友人の家に行くのも有効な対処法です。

金銭面で辛い状況になることは高いので、頼れる人の家に短時間でも住まわせてもらいましょう。親から離れる対処法を取った後、今まで感じなかった安心感や幸福感というものが湧き上がってくるでしょう。搾取子から脱出する第一歩を踏み出しましょう。

親に復讐しようとするのは危険

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自分が搾取子だと気付いた人は、きっと親に対して強い憎しみを感じるかもしれません。憎しみが募るあまりに、親にも同じ苦しみを味わわせてやろうと考える人もいるかもしれません。

しかし、復讐しようとするのはやめましょう。あなたが憎しみに支配されているということは、憎いはずの親に強い執着を持っているということになります。親のことなどすっぱりと忘れて、新しい人生を歩み始めましょう。

家族を気にしない

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搾取子になってしまった時の対処法の2つ目は、家族を気にしないということです。親からもきょうだいからも差別され、お金を渡し続け、時間も取られつづけていたことでしょう。もう家族からそういった要求をされても、知らんぷりをしましょう。

もし暴力や暴言に晒され、知らんぷりが不可能な場合は、家族から離れましょう。遠くで暮らし、電話もメールも無視しましょう。自分自身の幸せのため、家族に同情したり、恐怖を感じたりすることはせず、家族のことは考えないようにしましょう。

親に自分の気持ちを告白する

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搾取子になってしまった時の対処法の3つ目は、親に自分の気持ちを告白するというものです。大人になっても親からの理不尽な要求が続く場合、辛い気持ちを親に告白するのも対処法です。親は無意識のうちに、子供から搾取している場合も少なくないからです。

また、親は愛情が上手く伝えることができなくて、愛し方を間違えてしまっている場合もあります。そうした親が、もしも子供の本当の気持ちを知ることができたら、態度を少しずつ改めてくれるかもしれません。

現在の状況を周囲に説明する

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搾取子になってしまった時の対処法の4つ目は、現在の状況を周囲に説明するというものです。親に自分の気持ちを話すのも対処法の1つですが、わかってもらえない場合もあります。そういった場合は、祖父や祖母、親戚に自分の状況を説明するのも対処法です。

わかってくれる人がいれば、協力してもらえるかもしれません。あなた自身が直接親に言っても効き目がない場合、相談した相手から親に説明してもらいましょう。親は自分の親戚からあなたの状況を伝えられると、理解してくれるかもしれません。

搾取子は親から不当に扱われる人のこと

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搾取子でい続けることで、あなたと親の関係、あるいはきょうだいとの関係がうまくいかなくなるばかりではなく、友人や恋人と対等な関係を築けない場合もあります。搾取子になったことで幸せになることはまずありません。あなた自身の幸せのため、勇気を出して一歩前に踏み出しましょう。

橘亜月
ライター

橘亜月

家族にも呆れられる人形オタクです。見る側の気持ちによって表情を変える人形の写真を撮って人形劇ブログを作成するのが何よりの楽しみです。日々の忙しさにブログは休止中ですが、人形への愛は変わりません。

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