初心者でもできるガーデニングの始め方を紹介!
庭に好みの植物を植えたり、花を楽しんだりするのは素晴らしい趣味と言えるでしょう。ガーデニングを趣味とする人の庭は美しいものです。散歩などをして、その人の庭を通りかかった時、思わず立ち止まって、花や植物に見とれることもあるでしょう。
そんな時、「あんな庭を作ってみたい」と考えることもあるでしょう。しかし最近の家屋は、広い庭を持つことが少なくなってきました。また、庭のないマンションに生活している人もいるでしょう。あなたの家も庭が小さかったり、庭がなかったりしないでしょうか?
庭がないからと、ガーデニングを諦める必要はありません。狭い庭なら、狭いなりの楽しみ方があります。狭い場所や、日陰でも育ちやすい花や植物はあります。また、マンションなど庭のない家の場合は、ベランダで花や植物を楽しむことも立派なガーデニングです。
マンションのベランダにたくさんの鉢を並べ、小さな箱庭のようなスペースを作って楽しんでいる人も多いです。殺風景になりがちのベランダでガーデニングをすることで、毎日が豊かになるでしょう。自分の部屋から窓の外を見ると、美しい花や植物が育っています。
花や植物は生きています。あなたが愛情をかけて育てれば、すくすくと育ってくれるでしょう。きれいな花を咲かせてくれるでしょう。小さな芽から茎が伸びて、つぼみがつき、花が咲いていく過程を見ていくのは、心が洗われるような素晴らしい体験です。
しかしガーデニングは初心者には難しいと思っていないでしょうか?確かに初心者が育てるのに難しい花や植物もあります。しかし、何事も始める時は誰もが初心者です。ガーデニングを始めようという気持ちが起きたら、とにかく始めてみましょう。
やがて初心者向けの簡単に育てられる花や植物から、育てるのが難しい花や植物に挑戦できるようになるでしょう。せっかくガーデニングに興味を持ったのですから、初心者が育てられる花や植物を楽しみましょう。ガーデニング初心者はどんな道具を用意したらいいのでしょうか?
まず鉢、シャベル、じょうろなどの道具を揃えていきましょう。自分の庭に合うプランターや、ベランダに置いて気分が上がる植木鉢を揃えるのは楽しい作業です。次に、花の種や苗を買いそろえましょう。それにはまず初心者が育てやすい花や植物を知る必要があります。
ガーデニング初心者は本を参考にしてみるといいでしょう。本屋に行くと、美しい花や植物の写真が表紙の本がたくさん並んでいます。本屋でガーデニング初心者に合った本を購入してみましょう。本は眺めているだけでも幸せな気持ちになります。本を読むことで知識が得られます。
ガーデニング初心者に必要な知識を本を読んで、どんどん吸収していきましょう。本を読んだら、実践あるのみです。初心者にぴったりの道具と植物の苗を揃えたら、庭に出ましょう。太陽の光を浴びながら、すくすくと育っていく植物と共に、心も成長していくことでしょう。
初心者におすすめしたいガーデニングの魅力とは
ガーデニングはヘブライ語の「gan(囲まれた)」と「eden(天国)」が合わさってできた言葉です。意味としては「自分の楽園を作り上げること」となります。ガーデニングは四季の変化や自然のエネルギーを肌で感じることができる趣味です。
初心者だからできないなんてことはありません。小さい庭でも、ベランダでも、初心者でも楽しむことができるのがガーデニングです。ここで改めて、ガーデニングの魅力について考えていきましょう。
広いスペースがなくてもできる
初心者におすすめしたいガーデニングの魅力の1つ目は、広いスペースがなくても楽しめるというものです。玄関前でも、狭い庭でも、ベランダでも花や植物、野菜や果実といったものまで育てられます。違う種類の花を、1つの鉢にレイアウトする「寄せ植え」も人気です。
「寄せ植え」は、どういった花を選ぶのか、どの位置にどの花を配置するのかなど、作る人のセンスが求められます。初心者でも充分に楽しむことができます。また、庭に日向がないと悩んでいる場合は、日陰で楽しむことができる「シェードガーデン」も人気です。
時間も費用もあまりかからない
初心者におすすめしたいガーデニングの魅力の2つ目は、時間も費用もかけなくても楽しむことができるというものです。ガーデニング初心者は、「ガーデニングっておしゃれでお金持ちの人がやる趣味でしょう」と考えがちです。しかしそんなことはありません。
近所を歩いて、玄関先を見てみましょう。規模の違いはありますが、玄関先や庭先に、きれいに咲いた花が並ぶプランターや植木鉢を見ることができるでしょう。花や植物は常に人の身近にあります。ガーデニングはお金をかけることなく楽しむことができる趣味です。
大量のレンガを組んだ花壇を作ったり、ガーデニングのために庭先をリフォームしたりするとお金はかかりますが、単に「植物を育ててみたい」「花を楽しみたい」というのであれば初期費用が多額になることはありません。道具は100均で買うこともできます。
シャベル、熊手、鉢といった道具を100円で購入したら、気楽にガーデニングを始めましょう。初心者は廉価品の道具から始めて、次第に高い道具にグレードアップしていくといいでしょう。ただし土だけはこだわってホームセンターなどで入手しましょう。
手入れした庭や植物に癒される
初心者におすすめしたいガーデニングの魅力の3つ目は、自分が手入れをした庭や植物に癒されるというものです。自然豊かで美しい庭を見ていると、心が癒される気分になってきます。私たち現代人は多かれ少なかれストレスを抱えて生きています。
美しい庭を眺めることで、ストレスを発散し、気分がすっきりするという効果もあります。東京大学農学部の研究結果によると、ガーデニングは鬱や不安、ストレスなどに効果があると言われています。さらに生活の質が向上し、なんと肥満を防止する効果も期待できます。
日光あびることができる
初心者におすすめしたいガーデニングの魅力の4つ目は、日光を浴びることができるというものです。庭やベランダでの作業で太陽の光をほどよく浴びると、体内時計がリセットされ、快適な生活リズムを維持することができます。
また、適度に日の光を浴びると、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートする栄養素です。長時間にわたって日の光を浴びてしまうと紫外線の肌への影響が心配になります。しかし適度な日光浴は、人間にありがたい効果があります。
適度な運動にもなる
初心者におすすめしたいガーデニングの魅力の5つ目は、適度な運動にもなるということです。ガーデニングの作業は、土を運んだり、掘ったり、雑草を取ったりとさまざまな運動をします。
立ったり座ったりを頻繁に行うことで、知らず知らずのうちに、適度な運動になっています。ガーデニングの作業を行う時の身体活動の強度は、厚労省が定めたメッツという単位で3.8メッツとなります。これはウォーキングと同程度の運動になります。
ガーデニング初心者に必要な道具
いざ、初心者がガーデニングを始めようとする時、どういった道具を用意したらいいのでしょうか?ガーデニング初心者と、ガーデニングのベテランでは、必要な道具も違ってきます。何よりガーデニング初心者はガーデニングの基本となる道具をそろえる必要があります。
鉢・プランター
ガーデニング初心者に必要な道具の1つ目は、鉢やプランターです。まず、地植えを考えている初心者でも、庭の日当たりや風通しをチェックしてみてください。地植えに向かない庭の場合、鉢やプランターによる「容器栽培」にしましょう。容器栽培なら場所を移動させることができます。
また、コンパクトに花や植物をまとめることができます。また、マンションのベランダで育てるのにも、鉢やプランターといった道具が必要になってきます。風が強い日や気温が低い日などに室内に持ち込むことができるので、花や植物の健康に便利な道具です。
サイズは8号(直径24センチ)から10号(直径30センチ)が使いやすいです。植木鉢は深さのあるものにしましょう。同じ号数でも深さが違うと大きさも変わります。浅すぎる植木鉢に植えると根が詰まったり、水を含む量が少なくて夏は水切れの懸念があります。
培養土
ガーデニング初心者に必要な道具の2つ目は、培養土です。培養土とは、さまざまな花や植物に使えるようにバランスよく肥料が配合された土です。初心者は特に、良い土を使うことが大事です。
庭の土をそのまま使用するのはおすすめしません。培養土は栄養豊で、水はけがいい土です。初心者こそ、培養土を使ってガーデニングを始めましょう。簡単に、うまく花や植物を育てることができます。
鉢底石
ガーデニング初心者に必要な道具の3つ目は、鉢底石です。地植えの場合は必要ありませんが、鉢やプランターで育てる容器栽培の場合、必要な道具です。鉢底に敷くことで、土の排水性を良くします。
また通気性も良くなるので、根腐れを予防してくれます。鉢やプランターに少ししか穴が空いてない場合があります。またテラコッタの鉢の場合は、鉢底石を使ったほうがいいでしょう。
シャベル
ガーデニング初心者に必要な道具の4つ目は、シャベルです。シャベルは地植えの場合、苗を地面に植え替える時に使います。また、植木鉢やプランターに培養土を移し替える時、さらには苗を植木鉢やプランターに植え替える時に使います。長く使うためにも、丈夫なものを用意しましょう。
ジョウロ
ガーデニング初心者に必要な道具の5つ目は、ジョウロです。地植えの場合でも、容器栽培の場合でも、水やりの時に絶対に必要な道具がジョウロです。植木鉢の量や、庭で育てる株の量によって、大きさは変わってきます。
しかし初心者は、意外とたくさん水が必要になることは覚えておきましょう。大きめサイズのジョウロがおすすめです。しかし、女性など力のない人が持つ場合は、あまりに大きなジョウロだと作業が大変になります。自分の体力を考え、ちょうどいい大きさを選ぶようにしましょう。
花の種・苗
ガーデニング初心者に必要な道具の6つ目は、花の種や苗です。ガーデニング初心者には、これがないと始まりません。種や苗の選び方は、育てる時期や、育てる場所によっても変わってきます。
直射日光が当たっている場所に植える場合は、日光を好む花や植物を用意しましょう。日が当たる時間が少ない場所に植えてしまうと、ひょろひょろに育ってしまったり、花が咲かないという状況に陥ってしまうこともあります。
生育途中で必要になるもの
ガーデニング初心者は、とりあえずこれらの道具でガーデニングを始めていいでしょう。種をまいたり、苗を植えたりして、水やりをしていくと、植物はあなたの愛に応えるように生育していきます。生育していく途中で、さらに必要な道具が出てきます。どういった道具が必要なのでしょうか?
肥料
生育の途中でガーデニング初心者が必要となる道具の1つ目は、肥料です。肥料は培養土にも含まれていますが、それだけでは足りません。芽が出て育っていくうちに、葉が茂ってきます。さらに生育させ、きれいな花を咲かせるためには途中から肥料やりが必要となります。
薬剤
生育の途中でガーデニング初心者が必要となる道具の2つ目は、薬剤です。ガーデニング初心者にとって怖いのは、病気や害虫なのではないでしょうか?害虫がいると葉が食べられ、酷い時は枯れてしまいます。病気も同じです。きれいな葉や花の姿を保つため、薬剤を散布しましょう。
はさみ
生育の途中でガーデニング初心者が必要となる道具の3つ目は、ハサミです。いわゆる「剪定ばさみ」というものです。生育している植物は、より大きくなるために何かとハサミで手を入れる必要があります。新芽をカットしたり、花がらを摘んだり、切り戻しをしたりもします。
支柱・あんどん
生育の途中でガーデニング初心者が必要となる道具の4つ目は、支柱とあんどんです。支柱は植物が上へ伸びてきたとき、倒れないように支えとして使います。また、あんどんと合わせて、つる性の植物を育てる時に、つるを巻き付けるのに必要な道具になります。
ガーデニング初心者におすすめの花①一年草
ガーデニング初心者は、最初から育てるのが難しい花や植物を扱うのは止めましょう。たくさんある花や植物の中には、ガーデニング初心者でも育てやすいものがあります。どういった花や植物ならガーデニング初心者でも上手く育てられるのでしょうか?まずは一年草から見ていきましょう。
コスモス
ガーデニング初心者におすすめの一年草の1つ目は、コスモスです。コスモスは和名を「秋桜」と書く通り、秋に花をつける一年草です。しかし近年は、品種改良が進んでいるので、早咲きのコスモスも生まれています。早咲きのコスモスは、夏からでも綺麗な花をつけてくれます。
コスモスは、野に咲く花のイメージを持っている人が多いのではないでしょうか?コスモスは丈夫な性質をしています。それほど多くの肥料をやらなくても、たっぷりと日光を浴びていれば、美しい花をたくさん咲かせてくれます。
ガーデニング初心者でも枯らさず花を咲かせることができるでしょう。種まきは3月から7月の間です。苗を植える場合は4月から6月の間に行います。6月から11月の間、花を楽しむことができます。
ペチュニア
ガーデニング初心者におすすめの一年草の2つ目は、ペチュニアです。ペチュニアはラッパ型の花をたくさん咲かせてくれる一年草です。別名「花壇の女王」とも呼ばれています。種類が豊富で、多様な花色や花姿があるので、夏に大きな鉢に寄せ植えをするのによく利用されています。
もともとは、花に雨が当たると傷んでしまったり、寒さに弱かったりという理由で、あまり人気がありませんでした。ペチュニアの園芸品種であるサフィニアが生まれてから、一躍人気の花になりました。
水やりの時には花に水がかからないようにすることは大事ですが、それほど神経質になる必要はありません。多年草ですが、冬越しが難しい植物なので、一年草と考えて育てたほうがいいでしょう。種まきも苗植えも4月から5月、4月から10月まで花を楽しむことができます。
インパチェンス
ガーデニング初心者におすすめの一年草の3つ目は、インパチェンスです。インパチェンスは別名「アフリカホウセンカ」とも呼ばれています。夏に人気の花で、ピンク、オレンジ、赤といった綺麗で鮮やかな花を咲かせます。
たくさんの茎を伸ばし、こんもりと茂ります。日が当たりにくい場所でも元気に育ってくれる、育てやすい花です。日当たりの悪いシェードガーデンにも活用させることができます。
日差しはあまり必要ありませんが、多湿な場所が好きで、水を切らしてしまうと葉が垂れ下がってしまいます。元気がないなと感じたら、午前中から夕方にかけて、たっぷりを水をあげましょう。
パンジー・ビオラ
ガーデニング初心者におすすめの一年草の4つ目は、パンジーやビオラです。パンジーやビオラは、冬から春にかけての寄せ植え用の花として、重宝がられています。草丈は低いですが、大きく色鮮やかな花を咲かせます。
種からでも簡単に発芽してくれて、日当たりの良い所に植えれば、ほとんど手間をかけないで育てることができます。ガーデニング初心者にはぴったりの花と言えるでしょう。
寄せ植えをする時は、背の高い花と合わせて植え付けると、綺麗な寄せ植えの鉢ができます。種まきは8月から9月、苗は10月から11月で、花は11月から6月まで楽しめます。
ガザニア
ガーデニング初心者におすすめの一年草の5つ目は、ガザニアです。ガザニアは南アフリカが原産の花です。真夏の太陽のようなオレンジ色の花をつけます。もともとは多年草ですが、寒さに弱い性質のため、冬には枯れてしまうので、日本の気候では一年草の扱いになります。
背丈も15センチから40センチと程よい高さに育ちます。日当たりが良く、水はけがいいと元気に育ってくれるので、ガーデニング初心者の夏の庭にぴったりの花ではないでしょうか?種まきは4月から5月、苗なら3月から5月に植えます。花は5月から10月まで楽しむことができます。
ガーデニング初心者におすすめの花②多年草
ガーデニング初心者が最初に育てるのに向いている花は、一年草ばかりではありません。一年草はせっかく丹精込めて育てても、冬には枯れてしまいます。しかし多年草は、冬を超えて、去年と同じ花をつけて楽しませてくれます。ガーデニング初心者が育てやすい多年草について見ていきましょう。
マーガレット
ガーデニング初心者におすすめの多年草の1つ目は、マーガレットです。マーガレットの白い花びらを1つずつ摘みとり、恋占いをした経験はありませんか?マーガレットは世界各地で恋占いの花として使われています。花びらがかわいらしい花です。
品種改良を重ねた結果、白い花以外にも、ピンク、赤、黄色の花があります。いくつか違う品種のマーガレットを植え付けるだけで、綺麗な寄せ植えを作ることができます。苗植えの時期は3月から5月で、3月から6月にかけて、可憐な花を咲かせます。
ゼラニウム
ガーデニング初心者におすすめの多年草の2つ目は、ゼラニウムです。ハーブの一種でもあるゼラニウムは、適した気温であれば一年中咲き誇る、四季咲き性といった性質があります。このようにずっと咲いていてくれる花はあまり多くありません。
開花期の長い花を季節ごとに楽しみたいというガーデニング初心者におすすめの花です。花から漂う良い香りは、虫を遠ざける効果もあります。ベランダに鉢植えを置いて、害虫対策にするのもいいでしょう。特別な手入れを必要としない上、場所を選ばずに咲いてくれる花でもあります。
クリスマスローズ
ガーデニング初心者におすすめの多年草の3つ目は、クリスマスローズです。名前の通り、冬のクリスマスの時期にバラのような花を咲かせてくれます。しかしバラ科ではなく、キンポウゲ科の別の植物で、アネモネの仲間です。
特に手をかけなくても、6年から7年は植え替えなしで長く楽しむことができる、ガーデニング初心者におすすめの花です。花は釣り鐘のように首をもたげてピンクや白の大きな花を咲かせます。
茎を横へ広げて伸びる常緑性の植物なので、花の数が少ない冬に心を温めてくれるうれしい花です。種まきは5月から6月、または9月から10月、苗植えの場合は10月から12月で、12月から4月までの間、美しい花を咲かせます。
バーベナ
ガーデニング初心者におすすめの多年草の4つ目は、バーベナです。バーベナは5枚の花弁をつける小さな花が茎先にたくさんつく花です。バーベナは一年草もありますが、ガーデニング初心者には多年草タイプがおすすめです。バーベナは種類の多い花です。
育ち方も立ち性タイプ、ほふく性タイプとさまざまです。もし広い庭があったら、ほふく性タイプのバーベナをグランドカバーとして植えるのも素敵です。種まきは3月から4月、または9月から10月です。苗植えは5月から7月です。花は4月から11月の間、咲き誇ります。
アメリカンブルー
ガーデニング初心者におすすめの多年草の5つ目は、アメリカンブルーです。アメリカンブルーは真っ青な花びらが印象的な多年草です。丈は20センチから40センチと比較的低く、地面を這うように成長していきます。
この這う性質を活かして、ハンギングバスケットに植えたり、花壇の縁取りに使うのもいいでしょう。日当たりの良い場所を選べば、花を次々と咲かせてくれて、次の年も元気に育ってくれます。
ガーデニング初心者におすすめの多年草です。ただし、気温5度以下になると枯れてしまいます。寒い日には鉢を部屋の中に入れるなど対処しましょう。苗植えの時期は3月から6月で、花が咲くのは5月から11月です。
ガーデニング初心者が覚えたい基本的な花の育て方
ガーデニング初心者におすすめの花や植物を選んだところで、育て方の基本を見ていきましょう。花の育て方には、5つのステップがあります。植え付け、新芽のカット、水やり、肥料あげ、花がら摘みの5つです。それぞれのステップを詳しく見ていきましょう。
苗の植え付け
ガーデニング初心者が覚えたい基本的な花の育て方の1ステップ目は、庭や鉢への植え付けです。鉢植えの場合は、花苗、土、鉢を用意しましょう。鉢底石を置き、土を入れます。気をつけなければならないのは、鉢に土を入れ過ぎないことです。
入れ過ぎると水管理が難しくなるので気をつけましょう。コツとしては、鉢の縁から2センチから3センチ残して、ウォータースペースを作るといいでしょう。もう1つのコツは、根を優しく扱うことです。よほど絡まっていない限り、根はほぐさないで大丈夫です。
新芽のカット
ガーデニング初心者が覚えたい基本的な花の育て方の2ステップ目は、新芽をカットすることです。まず、2週間から3週間は、株を大きくすることが優先です。つぼみも花も切ってしまいましょう。これをやるかやらないかで、のちのち大きな差が出てきてしまいます。
植え付け後しばらくは、ぴょんぴょんと突き出た新芽をどんどん切っていきます。この作業をすると、次々に新しい芽が出て、葉の枚数も花の数もぐっと増えます。一時的に小さくなることを恐れずにカットします。
新芽をカットしつつ、株全体の形を整えていきます。鉢の縁までいっぱいになるようにしましょう。コツとしては、鉢の上から見て、鉢から飛び出している部分をどんどんカットしていきましょう。
水やりの仕方
ガーデニング初心者が覚えたい基本的な花の育て方の3ステップ目は、水のやり方です。水やりをする時のコツは、土の表面が乾いた頃合いに、たっぷりとやるというものです。要は「乾」と「湿」のメリハリが大事です。
白く乾いた土に、鉢底から水が流れ出るぐらいたっぷりと水やりします。水は土にかけるようにして、葉や花にかからないようにしましょう。土が湿っているのに水をやってはいけません。
根腐れを起こしたり、生育不良の原因となってしまいます。しかし、少量しか与えないのもいけません。水やりは、古い空気を押し出し、新鮮な空気を土の中に入れ替える役目もあることを頭に入れておきましょう。
肥料の与え方
ガーデニング初心者が覚えたい基本的な花の育て方の4ステップ目は、肥料をやるということです。肥料をやるのを忘れないようにしましょう。花をたくさん咲かせるため、肥料は欠かせない存在です。ただし、やり過ぎはいけません。
肥料の袋に書かれた扱い方をよく読んで、定期的にきちんと与えるようにしましょう。肥料をやり過ぎると、逆に花が咲きにくくなります。また、害虫が発生しやすくなったり、病気になってしまったりします。
培養土には最初から肥料が含まれているので、植え付けをしてから1か月後を目安に追肥をするようにしていきましょう。置肥には錠剤や顆粒状の固形肥料が適しています。液体肥料は水に溶かして、水やりとともに与えます。
花がらの摘み方
ガーデニング初心者が覚えたい基本的な花の育て方の5ステップ目は、花がらをカットするというものです。花がらとは、咲き終わって萎んだ花です。この萎んだ花を花茎からカットしていきます。この萎んだ花を放置しておくと、新しい花がつきにくくなることもあります。
さらには病気やカビの原因になってしまいます。ハサミでこまめにカットしていきましょう。花びらだけ摘むのではなく、花茎からしっかりと切ります。花がらをこまめにカットすると、次の花が早く咲くようになっていきます。カビや病気を抑えることもできます。
ガーデニング初心者におすすめの入門書
ガーデニングを誰にも教わらずに始めるのは勇気がいることかもしれません。初心者用の本があれば、参考にしましょう。初心者用の入門書となる本を購入して、本を参考にしながら、あなたなりの庭を作ってみませんか?参考となる本をいくつか紹介します。
はじめての小さな庭づくり―小スペースをもっと素敵に
ガーデニング初心者におすすめの本の1冊目は、「はじめての小さな庭づくり―小スペースをもっと素敵に」です。駐車場、玄関、ベランダ、フェンス、半日陰とそれぞれに適したガーデニングの方法を記した本です。ランチョンマット1枚のスペースがあれば庭づくりは楽しめます。
今日からはじめる小さな庭づくり
ガーデニング初心者におすすめの本の2冊目は、「今日からはじめる小さな庭づくり」です。タイトル通り、小さな庭づくりを紹介した本です。ベランダガーデンも紹介されています。こじんまりしたスペースをどれだけ活かせるかというスタンスで、1つの鉢植えからでも始められます。
ガーデニングはじめの一歩
ガーデニング初心者におすすめの本の3冊目は、「ガーデニングはじめの一歩」です。この本は、ガーデニングをこれから始めてみようかなと思った人が最初に読むのにおすすめです。ビギナーの中のビギナー編です。園芸書を読む前に、一読しておくとガーデニングが楽しくなります。
100円グッズでプチ!ガーデニング
ガーデニング初心者におすすめの本の4冊目は、「100円グッズでプチ!ガーデニング」です。この本では、100均のグッズを使って、おしゃれでお値段以上に見える素敵な庭を作るアイデアがたっぷり詰まっています。簡単でセンス良くできるおしゃれな庭づくりの実例集です。
初心者でも簡単なガーデニングを始めよう!
ガーデニングに興味を持ったら、初心者だからと腰が引けているのはもったいない話です。ガーデニングには素晴らしい魅力があり、日々の生活が楽しくなるでしょう。初心者に必要な知識を本などから仕入れ、育てやすい花や植物からガーデニングを始めましょう。