不動産鑑定士の平均年収はいくら?年齢別の給与も詳しく解説!

不動産鑑定士の平均年収はいくら?年齢別の給与も詳しく解説!

不動産鑑定士は国家資格を有する職業です。不動産鑑定士を知らない人も多く、だいたいの年収や仕事の内容など気になる人もいるでしょう。今回は不動産業界の中でも特に専門知識を要する不動産鑑定士について、年収なども含め調べてみました。不動産業界に興味のある方は必見です。

記事の目次

  1. 1.不動産鑑定士の平均年収を調査!
  2. 2.不動産鑑定士とは
  3. 3.不動産鑑定士の平均年収
  4. 4.不動産鑑定士の年齢別の平均年収・給与
  5. 5.不動産鑑定士の役職・学歴・雇用形態別の平均年収
  6. 6.不動産鑑定士なら年収1000万円も可能!

不動産鑑定士の平均年収を調査!

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不動産鑑定士とはいったいどんな職業なのでしょうか。不動産鑑定士はほとんどの人が聞き慣れない職業なので、必要な資格や不動産鑑定士の平均年齢、年収など気になります。

今回は未知の職業「不動産鑑定士」について掘り下げたいと思います。不動産鑑定士が活躍する企業はどんなところなのか、日本の平均年収と比べて多いのか少ないのか詳しく調べてみました。

不動産鑑定士の仕事内容に価値を見出すのか、年収に価値を見出すのかは人それぞれです。難関資格と言われるだけに、年収に価値を見出すことはけして悪いことではありません。

ここでは、みんなが聞きたくても聞けない不動産鑑定士の具体的な仕事の内容や必要な学歴についても後述しています。不動産鑑定士を目指す人や興味のある人はぜひ参考になさってください。

不動産鑑定士とは

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不動産鑑定士とは、土地や家屋の状態や状況を調査しその経済価値を評価する仕事です。簡単に言うと価格の判定をしています。経済の動向を見ながら不動産の利用価値を決めるため、専門的な知識や技能が必要です。

また、企業だけでなく個人が賃貸借契約をする時にもアドバイスをすることがあります。土地の評価だけでなく、コミュニケーション力やコンサルティング力も伴う職業であることも知っておきましょう。

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不動産鑑定士は国家資格を必要とするため、全国でもまだ10,000人に満たない人数です。しかし、立場的に景気のあおりを受けにくい職業のため仕事の需要は常に安定しているとも言えます。年収が景気に影響しないのもうれしいところです。

不動産鑑定士は、超難関資格と言われています。受験者数も5,000人足らずでけして知名度の高い職業ではありません。また、女性の不動産鑑定士も少なく全体の1割ほどです。

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不動産鑑定士の仕事は2つの仕事が主になります。1つ目は「鑑定業務」、2つ目は「コンサルティング業務」です。例えば、自分の土地を担保に銀行などから融資を受けたい場合、不動産鑑定士に土地や家の価値がどのくらいあるのかを金額で評価してもらいます。これが「鑑定業務」です。

「コンサルティング業務」は、企業や個人に不動産に対してアドバイスを行います。不動産鑑定士はいかなる時も公正な立場で調査をし、評価を行わなければいけません。責任は重大ですが、不動産鑑定士の資格を取れば仕事に見合った年収も期待できるためやりがいのある仕事と言えるでしょう。

不動産の適正な価値を鑑定

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土地や家を所有している人は、所有する不動産の価値がどのくらいあるのか一度は考えたことがあるでしょう。不動産の価値はその時の経済によって変動するため、専門的な知識がなければ適正な価値を知ることはできません。

周囲の土地や家の価格を見れば、ある程度の相場はわかるかもしれませんが、いざ不動産を手放そうと思っても今の価値がどの程度なのかは専門家でないと判断できません。そこで登場するのが不動産鑑定士です。

不動産鑑定士は「原価法」「取引事例比較法」「収益還元法」の3手法を使い不動産の評価を行います。どの手法を使えば正当な評価ができるのかは扱う不動産によるため、そこでも専門的知識や技能が必要です。不動産鑑定士は、不動産の価値を決めるプロなのです。

不動産鑑定士になるには国家資格を取得

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不動産鑑定士になるには、国家資格が必要です。受験するのに「学歴」や「年齢」の要件はありません。何歳からでも不動産鑑定士の資格取得を目指せるので、実際に不動産鑑定士として働く人たちも幅広い年齢層です。

不動産鑑定士の試験は2段階方式で行います。1つ目は短答式試験が行われ、合格者のみ2つ目の論文式試験を受けることができます。合格率は短答式試験が33.4%、論文式試験は14.8%で狭き門とも言えるでしょう。

資格試験の時期ですが、短答式試験が例年5月に実施、論文式試験は例年8月に東京と大阪、福岡で実施されます。2つ目の論文式試験に合格し資格を取れば晴れて不動産鑑定士になれます。

不動産鑑定士の平均年収

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国家資格を取り、晴れて不動産鑑定士になったとします。不動産鑑定士が活躍できる場はいろいろありますが、気になるのは年収です。不動産鑑定士の平均年収はどのくらいなのか、性別や年齢により年収は大きく変わるのでしょうか。

もちろん就職先の企業によりますが、日本の平均年収と比べると比較的年収は良いと言えるでしょう。独立・開業をした場合は個人の営業力次第で年収を大きくアップさせることができるかもしれません。

ここからは不動産鑑定士の具体的な年収に迫ります。不動産鑑定士の年収を「男女別」「年齢別」に分けてご紹介するので「自分は今どの位置にいるのか。」など、参考にしてみてください。

平均年収は600~850万円

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「厚生労働省給与調べ」によると、不動産鑑定士の平均年収は750万円~850万円であることがわかりました。もちろん会社により差はありますが、日本の平均給与よりは高いと言えるでしょう。

日本人の平均年収は2019年の時点で441万円です。平均給与だと約30万円なので、不動産鑑定士の仕事につけば稼ぐことは可能です。さらに年収1,000万円を目指すこともできる夢のある職業です。

現不動産鑑定士のアンケートでは、労働時間も「満足」と答える人が多いのも印象的でした。ただ、独立・開業を考える人は「個人のスキルを積み上げた先に安定した収入がある」ということを忘れないようにしましょう。

男女別の平均年収は?

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次に不動産鑑定士の年収を男女比で見てみましょう。不動産鑑定士は男性が9割、女性が1割です。女性の人数が圧倒的に少ないですがその理由は何でしょうか。

不動産鑑定士の平均年収は、約750万円~850万円ですが女性と男性で違いがあるのか見てみましょう。女性の不動産鑑定士の平均年収は約700万円、男性の不動産鑑定士の平均年収は約650万円です。

独立する不動産鑑定士は男性が多く、企業に所属する不動産鑑定士は女性に多く見られるのかもしれません。仕事を「鑑定評価」だけに限らなければ、生保やリース、不動産ファンドなどへの転職も可能です。

評価替え年は年収が上がる

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土地、家屋を所有する人に課せられる固定資産税は3年ごとに評価額が見直されます。この3年ごとの見直しは、全国の市町村が一斉に行うため不動産鑑定士にとってもっとも忙しい時期になります。

また、不動産鑑定士が鑑定評価員に選ばれると評価の件数分だけ年収アップが見込めます。これから不動産鑑定士を目指す人は、年齢関係なく鑑定評価員としても活躍できるよう目標を高く掲げておきましょう。

鑑定評価員も若年層が減少し高齢化も進んでいます。鑑定評価員の応募資格も緩和されているため、年収アップを目指す人には今がチャンスかもしれません。

不動産鑑定士の年齢別の平均年収・給与

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不動産鑑定士の平均年齢は40代半ばですが、平均勤続年数が5年未満と短いのはなぜでしょうか。「公認会計士」「弁護士」と並ぶ3大国家資格の不動産鑑定士は、全国にそれほど多くありません。

それゆえ需要のある職業ではあるものの、なり手が少ないのは気になります。また、年功序列というより経験年数の序列が著しいため、不動産鑑定士を目指すなら早いにこしたことはないでしょう。

ここからは具体的な不動産鑑定士の年収・給与を年代別にまとめてみます。「他の仕事と比べて不動産鑑定士の年収はどの程度なのか。」を一緒に見てみましょう。

20代の平均年収・給与

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不動産鑑定士の年収と給与を20代から順に見てみましょう。20代前半で平均年収が約500万円、給与でみると30万円強です。20代後半で年収が約600万円、給与でみると40万円弱です。修習生の期間は年収がおよそ300~400万円なので、これは一般的な年収と同様か少ないくらいかもしれません。

不動産鑑定士には、実務修習期間があります。修習生のあいだに将来独立して不動産鑑定士を続けるのか、会社勤務を経てステップアップを目指すのかをある程度決めておくといいでしょう。

30代の平均年収・給与

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続いて、30代不動産鑑定士の年収と給与を見てみましょう。30代前半で年収が約650万円、給与でみると約40万円強です。30代後半で年収が約750万円弱、給与でみると約50万円弱です。

社会人をある程度経験し、不動産鑑定士に転職する場合30代は良い年齢と言えるでしょう。都市圏の鑑定事務所でスキルを磨き、鑑定評価員を目指してはいかがでしょうか。

40代の平均年収・給与

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今度は、40代不動産鑑定士の年収と給与を見てみましょう。40代前半で年収が約850万円弱、給与でみると約50万円強です。40代後半で年収が約950万円弱、給与でみると約60万円弱です。

不動産会社に勤務をしているのか、鑑定事務所なのか、外資系の金融機関かによって年収は変わります。自分の合った勤務先を選ぶことも重要なので、目標を定め必要ならば転職するのもアリかもしれません。

50代の平均年収・給与

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次に、50代不動産鑑定士の年収と給与を見てみましょう。50代前半で年収が約1,000万円弱、給与でみると約60万円強です。50代後半で年収が約980万円強、給与でみると約60万円弱です。

年齢や経験を重ね、課長や部長などの肩書きが付けば企業によっては年収1,000万円を超えるケースもあるかもしれません。鑑定評価の仕事を得るには営業力やコネクションも必要となるため、50代以上の不動産鑑定士ならある程度の仕事の需要も見込めるでしょう。

60代の平均年収・給与

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最後に、60代不動産鑑定士の年収と給与を見てみましょう。60代前半で年収が約700万円弱、給与でみると約40万円強です。

鑑定評価員の応募資格の一つ「年齢制限」も緩和されたので、評価員として年収アップすることもまだまだ可能です。独立・開業した人なら、仕事が安定してくるのもこの頃でしょう。

不動産鑑定士の役職・学歴・雇用形態別の平均年収

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不動産鑑定士の年代別「年収・給与」を説明しましたが、では役職や学歴ではどの程度年収に差が生まれるでしょうか。

不動産鑑定士として一人前になったものの現状に満足していない、もっとキャリアアップして年収を増やしたい人にとっては雇用形態別の年収も気になります。そこで、厚生労働省が発表している「賃金統計基本調査」を参考に、具体的な年収を調べてみました。

役職別の平均年収

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役職別の平均年収を見てみましょう。主任(リーダー)、係長、課長、部長クラスで分けた各年収がこちらです。

まず、主任(リーダー)の年収は約700万円、給与は約45万円です。課長で年収は約900万円、給与は約60万円です。課長になると年収は約1,200万円、給与は約75万円です。

部長クラスになると年収は約1,300万円、給与が約80万円となります。役職が上がれば上がるほど、1,000万円代の年収も夢ではありません。

学歴別の平均年収

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次に学歴別の年収を見てみましょう。高卒の平均年収は約450万円、高専・短大卒で約500万円、大卒で約650万円です。学歴ごとの平均年収はご覧のとおりですが、勤務先の企業により異なります。

不動産鑑定士も高齢化が進んでいるため、大手企業に限らず就職先を探してみましょう。不動産会社や不動産鑑定事務所、銀行などの求人をチェックし、年収を比べてみてください。年収よりやりがいのある会社を見つけることができるかもしれません。

学歴不問の不動産鑑定士の求人も多いので、今の年収に満足していない人、また応募資格のある人はぜひ不動産鑑定士の仕事にチャレンジしてみましょう。

雇用形態別の平均年収

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最後に雇用形態別の平均年収を見てみましょう。正社員の場合、不動産鑑定士の平均年収は約650万円、非正規社員で約400万円です。非正規社員だと正社員より200万円以上年収が下がります。

しかし、経験を積めば独立することも可能です。独立直後の年収はだいたい400万円前後でしょう。実績を積み、顧客を獲得できれば会社員の頃より年収アップも可能です。

年収の多い人で1,500万円を超える人もいますが、成功するには「鑑定人業務の担当員」「固定資産評価の評価ポイントを多く持っている」「相続案件の仕事を持っている」のも大切です。

不動産鑑定士は独立・開業をしている人が多い職業です。さらに年収アップしたい人は、独立した先輩方からアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。

不動産鑑定士なら年収1000万円も可能!

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不動産鑑定士はハイキャリアと言っていいでしょう。試験の合格率は5%に満たない難易度の高いものではありますが、年収1,000万円を十分目指せる職業に間違いありません。

不動産鑑定をするにあたり、調査や分析、時にコミュニケーション力も必要としますが、コンサルティング力が身につけば独立・開業も実現できます。夢の年収1,000万円台を目指して、一生物になる資格を掴んでみてはいかがでしょうか。

さにこ
ライター

さにこ

個人でもブログを運営しているライター初心者です。ブログは広告収入用に2つ作っていますが一定の収入を得ることは難しいと感じていました。しっかりライターの基礎を身に着けたいと考えています。よろしくおねがいします。

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