おしゃれに使えて人気のカフェオレボウルを紹介!
お家で飲んで、カフェで頼んで、どんなときでも楽しむことができるカフェオレ。コーヒーの苦味とミルクのほっこり感で、ゆったりした時間にぴったりの飲み物です。そんなカフェオレを楽しむために、海外で生まれた食器のことをご存知ですか?
それが、今回ご紹介する「カフェオレボウル」です。普段使うようなマグカップやコーヒーカップと何か違うの?と思う方も多いでしょう。あまり知られていない「カフェオレボウル」ですが、実はとっても使い勝手の良い食器なんです。
この記事では、カフェオレボウルとはどんなものでどんな使い方をするのか、おしゃれでおすすめな人気食器ブランドのカフェオレボウルなどもご紹介していきます。日頃お家でカフェオレを楽しんでいる方、食器が好きな方は是非参考にしてください!
カフェオレボウルとは
そもそも「カフェオレボウル」とは一体どのようなものを指すのでしょうか。名前から想像することもできますが、どこから発祥したものなのか、どんな形をしているのか、どうやって使うのか、まだまだ知らない方が多いはずです。
カフェオレボウルがどこで生まれどんな形をしているのか、どのような使い方をするものなのか、ここから詳しくご紹介していきます。
フランス生まれのカフェオレを飲む食器
見出しの通り、カフェオレボウルは「フランスで生まれたカフェオレを入れるための食器」です。一般的にカフェや日本の家庭で使われているようなマグカップやコーヒーカップとは形が異なり、持ち手はついておらず、日本における小丼や汁椀程度の大きさがあります。
フランスでは「カフェオレボウル」という名前ではなく、お椀のような器のことを総称する「Bol(ボル)」と呼ばれたり、朝食ボウルという意味の「Petit dejeuner bol(プティ・デジュネ・ボル)」という呼び方をされることが多いです。
日本に伝わったとき、「Bol」という言葉をわかりやすく「ボウル」に変え、「カフェオレボウル」という名前になりました。
ボウルでカフェオレを飲むのはなぜ?
では、なぜフランスではコーヒーカップやマグカップではなく「カフェオレボウル」でカフェオレを飲むようになったのでしょう。その由来は、「カフェオレを飲む」という行為ではなく、カフェオレボウル発祥の地であるフランスの「カフェオレが出てくる食事」にありました。
フランスでは古くから「朝食時にバゲットをスープに浸して食べる」という習慣があり、これは冬の日照時間が短く寒い期間に身体を温めるための食べ方として根付いたものです。そして19世紀の後半、コーヒーが一般家庭にも浸透し、バゲットにコーヒーを浸して食べるようになります。
ですが、朝一番の空きっ腹にコーヒーを飲んでは胃に刺激が強かったため、牛乳をたっぷり入れたカフェオレを作り、カフェオレにバゲットを浸して食べることが朝食の定番になったのです。
このようなことから「朝食のスープにパンを浸して食べる」という習慣に「朝食にカフェオレを飲む」という習慣が加わり、さらに「カフェオレにバゲットを浸して食べる」ということが定番となったのが「カフェオレボウル」が生まれた由来だと考えられます。
かつては「スープボウル」だったものが「カフェオレボウル」に変化したと捉えることもできます。そうなれば、飲み物のカップのような取っ手がついていないことにも納得がいくのではないでしょうか。
温かいカフェオレが入った器を両手で持つことによって、手のひらからも温かさが伝わり、より体が温まることを考えると、理にかなった形だとも言えます。
カフェオレボウルのおしゃれな使い方
さて、カフェオレボウルがどのように生まれ、どのような用途で使われていたのかをご紹介してきました。でも、カフェオレを飲むためだけにカフェオレボウルを買い足すのは少し気が引けるという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方には朗報です。カフェオレボウルは取っ手がなく深さのある形から、さまざまな使い方をすることができるんです。
「カフェオレボウル」が欲しくなってきたかも、という方は以下にご紹介する「カフェオレボウルのおしゃれな使い方」を見て、是非イメージを膨らませてください。
洋食器として使う
「カフェオレボウル」はその発祥がフランスであることから、「洋食器」として用いてもぴったりです。おすすめするおしゃれな使い方には、カフェオレボウルを普段から使うためのヒントをたくさん記載しています。
シリアルボウル
「カフェオレボウル」のおしゃれな使い方1つ目は「シリアルボウル」です。カフェオレボウル発祥の地であるフランスでも、シリアルボウルとして用いる使い方は現在多くされているようです。
朝食にパンを食べないという方でも、グラノーラやミューズリー、シリアルなどを入れて食べることができます。深さがあるのでミルクやヨーグルトをたっぷりと入れてもこぼれる心配はありません。
また、カフェオレボウルは可愛らしくおしゃれな見た目のものがたくさんあるので、お気に入りのひとつをゲットして毎朝使って気分をあげる使い方をしても良いでしょう。
スープボウル
「カフェオレボウル」のおしゃれな使い方2つ目は「スープボウル」です。この使い方は「カフェオレボウル」の成り立ちから考えると、とても納得がいく使い方でしょう。
朝食をスープとバゲットで済ませていた頃は、スープボウルは大きい作りでした。初期のカフェオレボウルもその名残があったのか、スープボウルのように大きい形だったそうです。
現在では適度な大きさになっているので、食事の一品として程よい量のスープを盛り付けるのにちょうど良いサイズになっています。
サラダボウル
「カフェオレボウル」のおしゃれな使い方3つ目は「サラダボウル」です。食事に野菜が足りなくて、一品足したい。でもちょうど良い大きさの器がない。そんなときありませんか?平たいお皿だとサラダがこぼれたり、食べにくかったり。大きな器だと、盛ろうとするサラダの量には合わずに不恰好。
カフェオレボウルなら適度な大きさでありつつ深さもあるので、ちょっとしたサラダを盛り付けるのに最適器だと言えます。また、大皿からサラダを取り分けるような取り分け皿として使っても良いでしょう。
和食器として使う
「カフェオレボウルがフランス発祥だから、洋食にぴったりなのはわかったけれど、我が家は和食派!」という方、いらっしゃるはずです。そんな方でもカフェオレボウルは使うことができます。程よい大きさ、程よい深さ、そんな特徴があるカフェオレボウルは和食器としても十分活躍できるんです。
ここからは、「カフェオレボウル」を「和食器」として用いるおしゃれでおすすめの使い方をご紹介していきます。
お茶碗
日本の主食といえば「ご飯」、それを盛り付けるための「お茶碗」として、カフェオレボウルを使うことができます。深さもあり、口も広いのでしっかりとご飯を盛り付けることができ、食べ盛りのお子さんが使うのにぴったりの器と言えるでしょう。
また、たまごかけご飯やお茶漬けを食べたい時にも最適です。いつものお茶碗だとたまごが混ぜにくかったり、お茶をかけるには浅かったり、そんな悩みを解決できるのが「カフェオレボウル」です。
ミニ丼
「ご飯はそんなにたくさん食べないな」という方におすすめする使い方もあります。それは「ミニ丼」としてカフェオレボウルを用いる使い方です。お茶碗としてご飯だけをたっぷりと盛り付けることもできますが、親子丼、牛丼、海鮮丼などミニサイズの丼を作る時にもぴったりの大きさになっています。
また、ご飯もの以外にもうどんなどの麺類を入れてもちょうど良いです。カフェオレボウルにうどんを盛り付けて出せば、定食屋さんのセットのようになっていつもと違う雰囲気を楽しむこともできます。深さがあり汁がこぼれる心配もないのでおすすめです!
抹茶碗
日本で古くから「カフェオレ」や「コーヒー」のように楽しまれている飲み物、それは「抹茶」です。そんなお抹茶を楽しむときにも、このカフェオレボウルは活躍します。
お抹茶を点てるときに必要な道具は茶せんと茶器。カフェオレボウルは「茶器」としての使い方ができるんです。ですが、抹茶の「茶器」としてカフェオレボウルを使うときには少し注意点があります。
抹茶に用いられる茶器は、お茶が点てやすいように底が広くなっているものが多いのです。満遍なく茶せんを往復させて、豊かな泡を立てるためです。ですが、すり鉢状の茶器ではそれが難しくなってしまいます。底が広く平らになっているものを選ぶようにしましょう。
インテリアとしても使える
ここまでは「洋食」「和食」ともに「食器」としてカフェオレボウルを用いる方法をご紹介してきましたが、これらの食器がインテリアとして飾るために使われるように「カフェオレボウル」も同じ使い方をすることができます。素敵なものを見つけたら、コレクションとして飾るのも良いかもしれません。
カフェオレボウルの選び方
多種多様な使い方ができるカフェオレボウル、欲しくなってきた方も多いのではありませんか?でも、いざ購入するとなるとどれを買えばいいか悩んでしまう、どれがいいのかわからないということも多いでしょう。
ここからは「カフェオレボウルの選び方のポイント」を3つご紹介していきます。ご自分のライフスタイルにぴったりのものが見つけられるよう、参考にしてください。
素材で選ぶ
「カフェオレボウル」の選び方のポイント1つ目は「素材」です。素材は見た目や使い勝手に大きく関わってくるので、まずはここを決めましょう。代表的なものに「陶器」「磁器」「ガラス」「木」がありますが、ここでは「陶器」「磁器」について説明します。
「陶器」の特徴は、保温性が高く重厚感のある見た目。原材料の特性から厚みのあるものが多く、土らしい素朴な見た目と質感であるものが多いです。
「磁器」の特徴は、熱伝導率の高さとスタイリッシュな見た目。こちらは原材料にガラス質を多く含んでいるので薄く作りやすく、見た目も透明感がありツルツルとなめらかな質感のものが多いと言えるでしょう。
重さで選ぶ
「カフェオレボウル」の選び方のポイント2つ目は「重さ」です。素材と通づる部分があり、選ぶ素材によっては重さも大きく変わってきます。
「陶器」や「厚手のガラス製」は、ずっしりとした見た目通りに重量もあり、持ち上げて使いたい場面が多い場合には不向きです。
一方「磁器」や「薄手のガラス製」「木製」は、軽いものが多いので、頻繁に持ち上げて使いたい場合は重いものが不安な場合にはこちらにすると良いでしょう。ですが器が熱くなりやすい場合もあるので気をつけなければいけません。
使い方で選ぶ
カフェオレボウルの選び方のポイント、最後は「使い方」です。使い方を決めることで上二つのポイントが決まると言ってもいいでしょう。
カフェオレを飲んだり、シリアルやサラダに使ったりしたい場合には磁器のようにツルツルとして透明感のある見た目のものが合う一方で、和食の茶碗や丼・茶器として使いたい場合には陶器の素朴さや重厚感のある見た目のものがぴったりです。
あえて和洋折衷として印象の違うものを組み合わせるのも、食器選びの楽しいポイントです。自分のライフスタイルや思い描くインテリア、テーブルコーディネートに合わせたものを選びましょう。
カフェオレボウルのおすすめブランド&商品
ここからは、具体的に「カフェオレボウル」を販売しているおすすめのブランド・商品をご紹介していきます。メーカーごとにカフェオレボウルの見た目もガラッと変化するので、ご自身の好みにぴったり当てはまるものがきっとあるはずです。
西海陶器
「西海陶器」は長崎県東彼杵郡波佐見町にある70年の歴史を持つ焼き物の総合商社です。初代がリヤカーで始めた陶磁器の行商は、現在海外にもその拠点を広げ、地元の伝統ある焼き物ブランドである「波佐見焼」の人気を世界に広めています。
波佐見焼 白化粧 カフェオレボウル
「波佐見焼白化粧・カフェオレボウル」は波佐見焼ブランドの陶器独特の土らしい風合いがありながらも無骨すぎず、なめらかな表面と温かみのある見た目が特徴の人気カフェオレボウルです。
比較的小さなタイプなので、ほんの一息つくときの飲み物や、和食の小鉢として役立つおすすめのアイテムでしょう。
鶴見窯
「鶴見窯」は福岡県東峰村にある窯元で、現在は若き2代目が跡を継ぎ「黒×白」を基調とした和モダンな器が人気を博しています。工房では陶器を作成している様子を見学できるほか、陶芸体験もできるため実際に足を運んでも楽しい窯元でしょう。
小石原焼 カフェオレボウル+平皿セット
「小石原焼・カフェオレボウル」は、庶民の間で長く愛されてきた焼き物ブランド・小石原焼に独特の幾何学模様を描いたデザイン。
土のぬくもりを感じさせる質感と見た目でありながら、幾何学模様が描かれていることで北欧食器のような雰囲気もあり、和洋どちらにでも使うことができる人気の食器です。
VENA社
「VENA社」は人気のあるポーランドの伝統食器「ポーリッシュポタリー」を製造する会社。色使いが非常に美しく、芸術的で繊細な絵柄を得意としており、日本にも根強いファンがいるおすすめの人気ブランドです。
カフェオレボウルV425-U006
VENA社のカフェオレボウルは外側だけでなく内側にも、ブランドの特徴である繊細な絵柄がふんだんに施されているのが特徴です。
青を基調としたデザインに、アクセントとなるオレンジ色の花が可愛らしくおしゃれなカフェオレボウルになっています。大きさは直径24センチほどあり、カフェオレボウル以外の用途でも使えるおすすめの人気アイテムです。
プロムネ
「プロムネ」シリーズの食器はシンプルかつスタイリッシュな見た目が特徴的なブランド。シリーズ全て半磁器なので、陶器としての温かみと磁器のつるりとした美しさの両方を兼ね備えています。縁取りの黒が食器全体の見た目を引き締めているのも特徴的です。
カフェオレボウル
ブランド「プロムネ」のカフェオレボウルはお茶碗のような形が特徴。すり鉢型に近い、底がすぼまった形をしています。直径は13センチで、サイズ感としてもお茶碗にぴったり。カフェオレを飲むとき、ご飯を食べるとき、どちらでも使うことができる利便性も人気の点でしょう。
Cote Table
「Cote Table(コテ・ターブル)」はフランス・ボルドーのインテリアメーカー。ブランド名は「テーブル周り」という意味があり、クラシカルでエレガントさのあるデザインが人気です。その食器の美しさに、一度買ったら全てをこのブランドで揃えたくなるような魅力が人気の理由でしょう。
カフェオレボウル カンパーニュ
コテ・ターブルの「カフェオレボウル カンパーニュ」は、同ブランドの中でも比較的シンプルなデザインの食器。また、ヴィンテージ感やアンティーク感を出すために縁に独特な技術が施されているのが特徴です。
直径15センチ高さ8センチ、ちょうど良い大きさなのでシリアルやサラダなど、オールマイティーに使うことができるおすすめの食器です。
カフェオレボウルを楽しく活用しよう!
いかがだったでしょうか?カフェオレボウルの魅力に1つでも気づいていただくことができたら幸いです。
ここでご紹介した以外にも、素敵なデザインのカフェオレボウルはたくさんあります。海外メーカーだけでなく、日本の伝統的な焼き物で作られたカフェオレボウルも最近は販売されているので、気になった方は是非チェックしてみてください。