性格を表す言葉どれくらい知ってる?
一言の言葉が、相手のことを的確に表現していると感じることがあります。例えば「やさしい」とか「真面目」などの様な性格を表す言葉については、その一言で相手のことが何となく想像できるような言葉です。
性格を表す言葉は世界各国共通の意味で使われている為、どの国で「やさしい」と言っても、どの国の人でも同じ性格の特徴を思い浮かべます。性格を表す言葉はたくさんあり、それぞれがその人の長所、短所を的確に表現している言葉になっています。
では、性格を表す言葉にはどのようなものがあるでしょうか。今回は「性格を表す言葉」を四字熟語や単語、英語など外国語など、さまざまな観点で紹介していきます。それぞれの言葉が意味する、性格の長所や短所などをしっかり把握しておきましょう。
長所・プラスの性格を表す言葉
性格を表す言葉にも色々ありますが、まずは長所や良い方向の性格を表す言葉から紹介していきましょう。どういう性格かと聞かれたときに、長所などの性格を表す言葉を積極的に使うと良いでしょう。どちらかというとポジティブな性格を相手に伝えた方が好印象なのは間違いありません。
明るい
長所や良い性格を表す言葉として、最初に思い浮かぶのがこの「明るい」という言葉ではないでしょうか。良い性格を表す代表的な言葉ですし、この様な表現をされた人は、元気で活発な人という印象も併せて思い浮かぶのではないでしょうか。また「明るい」と言われて嫌がる人もいないでしょう。
誰もが明るい性格になりたいと思っていますし、そうなれない自分が嫌だと考えている人も多くいます。明るい人の周りには多くの人が集まってくるものです。
「明るい」という言葉の類語には、陽気、天真爛漫、無邪気など、ポジティブな性格を表す言葉は明るいの類語になりやすいため、かなりたくさんあります。
優しい
続いての長所、ポジティブな性格を表す言葉は「優しい」です。「優しい」も長所として性格を表す言葉で、優しい人が嫌いな人はいないと言って良いでしょう。優しいにも色々ありますが、行動が厳しくても本来的な優しさを持っているからこそ、という事もあります。
優しい性格の人は自分から誰かを傷つけるようなことはせず、相手の気持ちや状況を鑑みて行動したり、言葉を選んだりします。逆に辛くても何も言わずに辛抱している人も多いかもしれません。優しい性格の類義語には、温かい、親切、思いやりがあるなどがあります。
真面目
続いての長所、ポジティブな性格を表す言葉は「真面目」です。真面目という言葉は、就職活動で自分の長所として性格を表す言葉としてよく使われる言葉です。
基本的には長所やポジティブに性格を表す言葉として使われていますが、使い方や相手によっては「面白くない人」などの意味で使われることもあります。一般的にはそのままポジティブな印象の言葉として使っていますので、「真面目」と言われたら素直に喜んでおきましょう。
真面目な性格というのは、時に苦労が多かったりすることもありますが、仕事、勉強、習い事など、何をするにも大切な素養です。真面目な性格を表す言葉としては他に、真剣、熱心、愚直などの言葉が挙げられます。
人懐っこい
長所やポジティブな性格を表す言葉としては「人懐っこい」という表現もあります。この言葉は主に子供や、犬などのペットに対して使うことの多い言葉です。子供やペットなど、どちらかというと小さい者に使うことが多く、目上の人に使うのは失礼にあたります。注意しましょう。
人懐っこい人は、どんな人や場所においても恐れる事なく、明るく感じの良い雰囲気で自分から積極的に話しかけ、場に馴染む人ということを表しています。ビジネスで営業を担当している方に多い長所です。
「人懐っこい」の類語には、社交的、人当たりが良い、親しみやすい、friendlyなどの言葉があります。人懐っこいは相手によっては失礼な表現になってしまいますので、同等の立場や目上の人には、類語で紹介した性格を表す言葉を使うようにしましょう。
協調性がある
続いての長所・ポジティブな性格を表す言葉は「協調性がある」という表現です。協調性があるという事は、集団生活を送ることの多い日本社会においては非常に大切にされている要素で、協調性があると言われることは純粋な褒め言葉として受け取って良いでしょう。
協調性があるとは、自分とは違うタイプ、違う考えを持った人、立場がまったく異なる人とでも、一緒になってゴールを目指すことのできる人、という意味になります。
一方で、周囲の声に迎合するだけの人は本当の意味で協調性があるとは言えず、ただ単に流されやすい人という事になりますので、その辺の見極めが重要になります。類語には、空気が読める、そつがないなどの言葉があります。
前向き
「前向き」も長所・ポジティブな性格を表す言葉です。英語のpositiveを日本語に訳すと「前向き」になりますので、まさしく長所・ポジティブな性格を表す言葉ということになります。
前向きな性格は、何が起きても簡単にあきらめず、全てが自分の糧になると考えて進むことのできる性格を表しています。そして、いつまでもクヨクヨせずに何にでも挑戦するというような性格を指しています。
「前向き」の類語には、積極的、positive、activeなどがあります。自分の長所を言い表すときにも使える、長所・ポジティブな性格を表す言葉です。
我慢強い
長所・ポジティブな性格を表す言葉としては「我慢強い」という言葉も、非常にポジティブな印象の言葉として使われます。辛いことに耐える力がある、そんな印象を含んだ言葉です。
「我慢強い」という言葉の本来の意味は、身体的な意味での強さを指している言葉なのですが、メンタル的な意味でも使われています。
今では精神的な意味として使われることが多くなった言葉ですので、精神的な意味での類語を紹介しましょう。例えば、辛抱強い、忍耐強い、打たれ強い等の言葉が挙げられます。本来的には精神的な強さ、性格を表す言葉としてはこれらの方が正しい言葉です。
ロマンチスト
長所・ポジティブな性格を表す言葉として、少しこれまでと毛色が違う言葉として「ロマンチスト」という言葉も紹介しておきましょう。ロマンチストも、良い意味でも悪い意味でも使われる言葉です。
良い意味で使うときは、想像力が逞しい人という使い方で長所になりますが、悪い意味で使う場合は、夢見がち、ぼんやりした人など、どちらかというと長所というよりは短所に近い意味で使われることもあります。
ロマンチストという言葉の響きが、今ではややネガティブに寄った印象になっているかもしれませんが、想像力が豊かであるという意味では確実に長所と言えます。
物語を考える、アイデア発想に優れている、という人です。類語は、空想家、夢見る乙女、想像力豊かなどが挙げられます。
しっかりしている
長所・ポジティブな性格を表す言葉としては「しっかりしている」という表現も、性格を表す言葉としては誉め言葉の1つに数えられます。仕事でも何でも、しっかりしているというのは大切です。
例えば年齢の割にしっかりしている、という表現をよく聞くことがあります。ビジネスにおいてこの様な表現をされる人というのは、同年代の人達と比べると意見をもっていたり、業務推進能力が高かったりといったストロングポイントを持っていることが多くなります。
子供の場合も同様で、落ち着きがあり、他の子供たちを引っ張っていくような芯の強さを持っているような子供に使うことが多い言葉です。
責任感がある
長所・ポジティブな性格を表す言葉の最後に紹介するのは「責任感がある」という言葉です。責任感がある人というと、何事も途中で投げ出すことなくやり遂げる人、頼れる人、しっかりした人がイメージできます。
責任感が強い人は道徳意識が高い人が多く、社会や会社のルールを守ろうという意識が強い傾向があります。また、大きなトラブルに直面した時も、逃げることなく最後までやり抜く精神力を持ち合わせていることも多く、管理職に向いている人でもあります。
責任感に近い意味を持つ類語もたくさんあります。例えば正義感や使命感、義理堅い、誠実などです。これらの言葉も確実にポジティブな性格を表す言葉として使われます。
短所・マイナスの性格を表す言葉
ここまでは長所ともいえる、ポジティブな性格を表す言葉を紹介してきました。ここからは反対に、短所と言えるようなネガティブな性格を表す言葉を紹介していきます。ネガティブな印象の強い言葉を言われることがあったら、何とか改善できるよう努力しましょう。
冷たい
短所・ネガティブな性格を表す言葉としては「冷たい」という言葉が挙げられます。相手に興味関心が薄く厳しく当たる人、その人の人柄等を知ったうえで厳しく当たる人、もしくは自己の利益のためには他人のことを何とも思わない人、その様なイメージです。
つまりは、人を平気で傷つける、相手の気持ちを考えないというような行動が多い人に使う言葉です。冷たいの類義語には、冷酷、冷徹、非情、血も涙もない、などが挙げられます。
空気が読めない
短所、ネガティブな性格を表す言葉としては「空気が読めない」も挙げられます。KYとして一時期よく使われた言葉ですが、とあるシーンにおいて言うべきではない言葉を言ってしまったり、本人に悪気なくその様な事をしてしまう人のことを指しています。非常に嫌がられます。
本質的には、その場において暗黙のルールとなっていることや他者への配慮が不足していることから、思ったことをすぐに実行してしまったり、口に出してしまうことで周囲にこのように感じられてしまいます。その場ですべき自分の言動を適切に選択できないということです。
くらい
短所・ネガティブな性格を表す言葉には「暗い」という表現もあります。この表現は、確実に短所を表す言葉になります。以前「ネクラ」という言葉がよく使われていましたが、根っから暗いということで、非常に暗い人のことを指してました。
暗いと表現される人は、人と会話をすることが苦手な印象があります。つまりはコミュニケーションがあまりうまくないという印象です。また、自分の世界に浸りがちというイメージもありますが、逆に、自分の世界を持っていることは悪い事ではありません。
気が小さい
短所・ネガティブな性格を表す言葉には「気が小さい」という言葉もあります。これも長所で使われることは無く、短所を表す言葉として使われます。
遊園地のお化け屋敷を怖がったり、肝試し等が苦手だったりする方、または将来起こる可能性のあるトラブル等に必要以上におびえている方、この様な方が「気が小さい」と言われます。しかし、気が小さいことは悪い事ばかりではありません。
将来おこる可能性を予見できるからこそ、不安に感じることもあるのですし、その可能性を未然に防ぐための手段を講じることもできます。気が小さいと言われる方は、一方では慎重であり、衝動的な行動、短絡的な決定をしない、失敗が少ない人ともいえるのです。
子供っぽい
短所・ネガティブな性格を表す言葉として「子供っぽい」という言葉も挙げられます。子供っぽいは、ある程度成長した人が、それよりも幼い年齢の子供がやるような行動、言動、考え方をしているような状況で使われます。
例えば中学校に上がった子供が、小学校入学程度の子供がするような口のきき方や行動をしている場合は、「子供っぽい」と言われてしまうでしょう。
また大人であっても、特に言動や趣味などによっては「子供っぽい」と言われることがあります。大人になってから言われる場合は、主に性格によるところが増えてくる印象があり、かなり気をつけないとこれを解決することは難しいでしょう。
かたくな
短所・ネガティブな性格を表す言葉の1つに「かたくな」という言葉があります。かたくなな性格という使い方が最も一般的な使い方になるのではないでしょうか。この言葉も短所として捉えられます。
相手との話し合いの中でも、自分の意見を曲げることなく、相手の意見や提案を全く受け入れないような人のことを指します。悪い提案に関してはもちろん断るべきですが、歩み寄りが必要になるような打合せにおいて、何を言っても拒否する人は、大抵の場合嫌われてしまいます。
類語に頑固、頭が固い、強情などがあります。一方、かたくなな性格は長所になることもあります。信念があり、その信念に従ってかたくなな態度を貫くことが出来るのであれば、それは素晴らしいことです。
わがまま
短所・ネガティブな性格を表す言葉のもう1つは「わがまま」です。わがままな行動は、先ほど紹介した「子供っぽい」に通ずる部分があります。「わがまま」も確実に短所を表しています。
子供から大人まで隔てなく、わがままな人は確実に嫌われていきます。わがままな人は、他人の気持ちや都合に関係なく、自分がしたいことが達成できるよう、好き勝手に振る舞います。子供の場合は、それが達成されるまで泣き叫ぶという行動に現れます。
類語は自分勝手、自己中心的などが挙げられます。わがままな人は、上手い方向に物事が進んでいる場合は思わぬ推進力を発揮することがあります。自分が興味を持っていることに対しては積極的な側面も持っていることがあります。
性格を表す言葉・プラスの意味を表す熟語
長所、短所などの性格を表す言葉を紹介しました。長所と短所を表す言葉は、まだまだたくさんあります。先ほどは長所、短所それぞれの性格を表す言葉を紹介しましたが、ここからは「言葉」の中でも熟語に絞って、性格を表す言葉を紹介していきます。
誠実
プラスの性格を表す言葉を続けましょう。続いては「誠実」です。真面目な性格を表す言葉で、もちろん真面目の類語でもあります。「何事に対しても、真心をもって真摯に対応すること」を指しています。
誰に対しても裏表がなく公平に接することができる人で、できもしないことを安易に「できる」とは言いません。そのため、1度した約束は必ず守るタイプで人望が厚く慕われやすいという特徴があります。
献身的
プラスの性格を表す言葉としては「献身的」という言葉もあります。「自分のことを気にかけることなく、相手のために尽くす」ことを指しています。「献身的」とは「自己犠牲」に近い印象がありますので、ネガティブに捉えるかもしれませんが、それは誤りです。
「献身的」は、家族に対するような深い愛情に基づいています。損得勘定や見返りを求める行動ではないのです。スポーツ選手などでもこの表現をされることがあります。献身的なプレー、まさにチームの為に尽くすようなプレーに対する賛辞として使われています。
楽観的
「楽観的」は短所として見られがちな言葉ではありますが、プラスの性格を表す言葉です。楽観的は「物事にくよくよせず、いつも明るい」ことを意味する言葉です。
失敗したとしても、いつまでも「あの時こうしていれば良かった」「また同じミスをしたらどうしよう」などと、いつまでも悩んでいても何も解決しないと考えているタイプです。
良い意味で「のんき」なので、困難な状態のときでも「何とかなる」という気持ちで物事に取り組むことができます。周囲はやきもきすることもありますが、本人は至って前向きに取り組んでいるのです。
社交的
プラスの性格を表す言葉には「社交的」という言葉もあります。社交的な人はコミュニケーション能力が高いと言い換えることができます。人と交流を持つことにも積極的で、親睦を深めることに長ける、いわゆる「付き合い上手」な人のことを指します。
子供のころからたくさんの人と接してきた経験があり、人そのものが好きな人です。初対面の人に対しても自分から話しかけ、すぐに仲良く話を続けることができるような人です。
人間が好きなだけあり、相手が言われて喜ぶことや嫌がることを瞬時に見極める能力に優れています。同時に言葉の選び方にも優れていることが多く、人との距離を瞬時に縮め、人脈を広げていくようなタイプです。
親切
プラスの性格を表す言葉、続いては「親切」です。親切は優しい性格を表す言葉で「相手の身になって考え、相手のためになることをする」こと。思いやりがあり、人の為に尽くすことが出来る人のことを指します。
自分の人生の中でも、困ったときにたくさんの人に助けてもらって育ってきた経験のある人が多く、自分が受けたことを周りに返したいと考えている方が多いようです。
素直
プラスの性格を表す言葉、続いては「素直」です。正直な性格を表す言葉で「穏やかでひねくれていない」様子を表しています。
人から言われたことを、まずは信じるタイプです。ちょっとのことでも「ありがとう」や「ごめんなさい」をしっかり言うことができるのが特徴です。どこでも多くの人に愛されるタイプの人です。
温厚
プラスの性格を表す言葉、最後の熟語は「温厚」です。温厚な人とは、穏やかな人という意味になります。感情の起伏があまりなく、いつも落ち着いている人と言えます。この様な人は、めったに怒りません。類語に温和、寛容、落ち着きがある等があります。
性格を表す言葉・マイナスの意味を表す熟語
続いてはマイナスの性格を表す言葉の中で、熟語に絞った言葉を紹介していきます。先ほどのプラスの性格を表す言葉でもそうでしたが、性格というのは子供の頃に経験したこと、家庭環境や友人関係に影響を受けることが多いようです。子供のいる親御さんは気にしておくと良いでしょう。
傲慢
マイナスの性格を表す言葉の1つが「傲慢(ごうまん)」です。傲慢な人と聞くと、テレビによく出てくる丸々と肥えた偉そうな社長さんを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
傲慢の意味は「鼻持ちならない人」「偉そうな人」となりますが、この言葉は短所を表す言葉になります。傲慢な人は上から目線で物事を見ることが多く、結果、命令口調になることも多くなります。類語は横柄、図々しい、生意気などがあります。
怠惰
マイナスの性格を表す言葉、続いては「怠惰(たいだ)」です。マイナスの性格を表す言葉は、どちらかというと難しい漢字を使う言葉が多いようですが、怠惰は「怠けている」態度や性格を表す言葉です。
のんびり屋というレベルではなく、何事もいい加減に取り組み、ダラダラ過ごしている人を指します。国民的アニメの主人公の女の子が小学校が休みの日にこんな生活をしてお母さんに叱られています。
冷徹
マイナスの性格を表す言葉、続いては「冷徹」です。「冷」という漢字が入っている言葉は冷たいという意味が含まれます。更に「徹する」ので、冷たい状態に徹すという意味が漢字の構成からも伺い知れます。
「感情に左右されず、冷静に物事を見通す」という意味なのですが、相手のことを思いやることなくストレートに正論を話すため、非情な人という印象が強いタイプの人です。
悲観的
マイナスの性格を表す言葉の1つに「悲観的」も挙げられます。純粋にマイナス思考の性格を表す言葉で、「この先の未来に希望がない」と考え、常にネガティブな感情に支配されている状態の人を指します。
過去の失敗がトラウマになって、同じことが繰り返されることを恐れていることもあり、「どうせ何をやってもダメだ」と、やる前から諦めていることが多いのが特徴です。
卑怯
マイナスの性格を表す言葉、続いては「卑怯」です。卑怯な人は「自分さえ良ければ多少のことには目をつむる」というような性格を表す言葉です。
これも、某国民的アニメに出てくる小学校の友人の男の子がよく言われている言葉です。彼もそうですが、「勇気がなく、正々堂々としていない」ことを指しています。
一番大切にしていることは「自らの保身」です。人を陥(おとしい)れたとしても、自分が不利にならないように行動するのです。アニメの男の子も、そんな行動があります。
大雑把
マイナスの性格を表す言葉、続いては「大雑把」です。大雑把は、いい加減な性格を表す言葉で「細部にまで注意を払わず、雑な様子」を指しています。
工作をしたり、お金の計算をするとこの性格の人はすぐわかります。「大体このくらい」「多分大丈夫」などの言葉がよく出てきて、仕事においては詰めが甘いことからミスが目立ちます。
マイペースで無神経なところがある人が多く、ある種の空気が読めない人もこういう人が多いようです。一方で本人に悪気はまったくなく、付き合いづらいと感じることも多々あるのがこのタイプの人です。
小心者
マイナスの性格を表す言葉、続いては「小心者」です。小心者は、意気地がないという性格を表す言葉で「気が小さく臆病な人」のことです。
自分に自信が持てず、常に不安や心配がつきまとっています。批判されるのが怖いので、なかなか意見を言うこともなく、賛同者がいる場合は自信をもって意見を主張することが出来るようになります。
性格を表す言葉・プラスの意味を持つ四字熟語
いくつかのパートに分けて解説してきた「性格を表す言葉」ですが、続いては四字熟語で性格を表している言葉を紹介します。四字熟語というと、子供の頃に小学校で習って以来きくことが減った単語かもしれません。久しぶりに四字熟語に苦労したころを思い出しながら読んでください。
寛仁大度
性格を表す四字熟語、最初の四字熟語は「寛仁大度」です。いかがですか、久しぶりの四字熟語。そもそも読み方からして難しい四字熟語かもしれません。寛仁大度は「かんじんだいど」と読みます。
寛容(優しく)で、仁義にあふれ(情に厚く)、度量が大きい人の事を指しています。このタイプの人は誰からも愛され、あこがれの対象になるような人でしょう。ビジネスにおいては、出世するタイプの筆頭です。
明鏡止水
続いての四字熟語は「明鏡止水」です。この四字熟語を聞いた事がある人は比較的多いのではないでしょうか。この言葉は孔子の言葉で、読み方は「めいきょうしすい」。非常に落ち着いた様子を表す言葉です。
同じ四字熟語の類語に、虚心坦懐、光風霽月という言葉もあります。明鏡止水からは、「澄み切った心」という印象が強く感じられます。
明朗闊達
続いての性格を表す四字熟語は「明朗闊達」です。読み方は「めいろうかったつ」で、溌剌としておおらかな性格を表わしています。「明るく」「朗らか(ほがらか)」「心が広く小さな事に拘らない」様子を表す四字熟語です。終わったことを嘆かず、いつも元気に振る舞う人です。
勇猛果敢
続いての四字熟語は「勇猛果敢」です。こちらもよく見る四字熟語ではないでしょうか。読み方は「ゆうもうかかん」で、何事をも恐れない性格を表す言葉です。自分に自信があり「きっと上手くいく」「失敗してもまた挑戦すれば良い」と考えるポジティブタイプな人のことを表します。
泰然自若
続いての四字熟語は「泰然自若」です。読み方は「たいぜんじじゃく」で、いつでもドンと構えているような性格を表す言葉です。この四字熟語は「いつでも落ち着き動じないさま」を表していますので、周囲が混乱している状況でも慌てず、悠然とした態度を保つことができる人を指しています。
天真爛漫
続いての四字熟語は「天真爛漫」です。大人に使う場合は、稀にネガティブな印象の言葉として使われることもありますが、そもそもは「純粋な性格を表す言葉」として子供に使われることが多い言葉です。純真で無邪気という意味を持っているので、大人に使うと微妙なニュアンスが出るのです。
一心精進
続いての四字熟語は「一心精進」です。読み方は「いっしんしょうじん」で、一途に努力する性格を表す言葉です。自分がやると決めたことに対しては、結果を出すまでひたすら努力を続けることができるタイプの人です。強い信念を持っているので、途中で投げ出さない人です。
性格を表す言葉・マイナスの意味を持つ四字熟語
四字熟語で性格を表す言葉を紹介してきましたが、続いても四字熟語が続きます。先ほどは、性格を表す言葉のなかでもポジティブな性格を表す四字熟語を紹介しました。ここからは、反対にネガティブな印象のある四字熟語を紹介していきます。最後までお付き合いください。
優柔不断
まず最初の四字熟語は「優柔不断」です。非常に有名な四字熟語なので、これを知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。優柔不断は「自分で決められない性格」のことを表わしています。
いくつかの選択肢の中で、最後の1つに絞ることが出来ない。決めたと思ったら「あ、やっぱり」と言ってまた元の選択状況に戻ってしまう、その様な性格を指しています。周りにたくさんいますので、説明不要かもしれません。
極悪非道
四字熟語で性格を表す言葉を紹介してきましたが、この四字熟語が最後の1つです。最後の1つは「極悪非道」。この四字熟語もほとんどの方が聞いたことがあるでしょう。悪いことを極め、道を外れていることを意味する言葉で、これ以上に悪い性格を表す言葉はないでしょう。
その他の性格を表す言葉
それでは最後に、これまで紹介した言葉以外に性格を表す言葉を紹介しましょう。例えば小学校で習う言葉の中にも、性格を表す言葉があります。小学校で習ったものの、既に忘れてしまっている言葉もあるでしょう。
また、英語で性格を表す言葉についても紹介しましょう。最近では英語も小学校で習うことがありますので、小学校で習うような簡単な英語から、少し難しい英語までを含め、いくつか紹介していきます。それではまず、小学校で習う言葉の紹介から始めましょう。
小学校で習う言葉
小学校で習う言葉と言ってもその範囲は非常に広く、小学校1年生~6年生の小学校6年間で習う言葉の数は膨大な数に上ります。
そこでここでは、性格を表す言葉の中から、比較的分かりやすい言葉を1つと、少し難しい言葉の1つをピックアップして紹介します。小学校時代に習ったか思い出しながら、その意味などを確認してみましょう。
鼻につく
まずは小学校で習う言葉の中から、比較的簡単な言葉を紹介します。紹介するのは「鼻につく」という言葉です。小学校で習うときには、「体の一部を使った表現」というような授業で習ったのではないでしょうか。他には「目に余る」や「耳が痛い」などと一緒にならうことが多いようです。
意味は「においが鼻につきまとう」という事なのですが、「人の振る舞いなどが鬱陶しく感じる」という意味で使われることが多い言葉です。小学校でもこのように習うことが多いのですが、一言で言うと「ウザイ」と感じることです。
鼻につく喋り方、鼻につく振舞い等の様に、鼻につくと思う行動が後ろに付くことが多い言葉です。小学校時代には知っていても使うことが少ない言葉ですが、大人になって特に初対面の人を評するときにウザイとは言えないので、この言葉を使う機会があるものです。
厚顔無恥
続いて紹介する小学校で習った性格を表す言葉は「厚顔無恥」です。先ほどの四字熟語の中で紹介しても良かったのですが、読み方は「こうがんむち」です。意味は「あつかましく、恥(はじ)知らず」なことを指しています。
小学校では四字熟語の授業に出てくることが多いようです。説明を含めた例文を紹介すると「あれほど私のことを批判しておきながら、その私に頼みごとをしてくるなんて厚顔無恥な女としか言いようがない」というのがあります。ニュアンスを理解していただけたのではないでしょうか。
英語表現
それでは最後の最後に紹介するのは、英語で性格を表す言葉です。日常生活の中でも英語を使って表現されることは多いものですが、一部の性格を表す言葉には、日本語よりも英語の方がニュアンスを含めて伝わりやすくなっている表現があります。
今回は、そんな日本語よりも伝わりやすい英語表現に絞って、性格を表す言葉を紹介していきます。少しだけ難しい表現を織り交ぜていますので、勉強ついでに読み進めてください。
friendly
最初に紹介する英語は「friendly」です。この英語をカタカナで表記すると「フレンドリー」になります。friendlyはfriend(友人)を形容詞表現した英語なので、意味は「友好的」や「親しみやすい」となります。人懐っこくて、誰にでも気さくに話しかける印象があります。
smart
続いての英語表現は「smart」です。この英語をカタカナ表記すると「スマート」になります。smartは「頭が良い」「賢明」なことを指しています。性格や行動においてsmartと言うときには「手際が良い」といったイメージで使われることが多いようです。
ところで、日本語ではスマートというと「細い」という意味で使われることがあります。特に市販されている商品の名称にスマートと付くと、大抵が細いタイプの商品です。しかし、参考までですが、英語で「細い」を表現する場合はslim(スリム)という英語を使うので覚えておきましょう。
innocent
英語表現シリーズも最後の1つになります。最後の英語表現は「innocent」です。この英語のカタカナ読みは「イノセント」です。innocentという英語は「純潔な性格」を表す言葉で、意味は「汚れのない」「あどけない」という意味を持ちます。
一方で、英語で使う場合には「無知な」「単純な」というネガティブな性格を表すこともある為、使い方や声のトーンなどに注意して使わなければなりません。
性格を表す言葉を知っておこう!
いかがでしたか。性格を表す言葉はここで紹介した以外にもたくさんあるんで、興味をお持ちであれば、他のサイトなどでも調べてみると良いでしょう。
これらの言葉は、履歴書の長所、短所欄に書くときに使うことがありますし、説明する際には短所でありながらも長所に言い換えるなどの手段を講じることもできます。そのためにも、それぞれの言葉の意味をしっかり理解しておくと良いでしょう。