カラーにはどんな花言葉があるの?
カラーの花は独特な形をしている花で、とても品がある花です。ウェディングシーンや大人っぽい雰囲気の花束に人気があります。そんなカラーの花ですが、どんな花言葉があるのか気になります。とても素敵な花言葉がありそうですが、色別に花言葉も違うようです。
ここでは、カラーの花言葉や色別での花言葉もご紹介していきます。カラーの花言葉を知ることで、また違った意味でカラーの花を見ることができるのではないでしょうか。凛として美しい花のカラーに、どんな花言葉があるのか楽しみです。
カラーはサトイモ科の植物
カラーの見た目はくるんと巻かれた部分が印象深く、これは仏炎苞(ぶつえんぽう)と呼ばれており、サトイモ科の植物に見られる特徴でもあります。くるんと巻かれた部分が花だと思われがちですが、これは葉が変化したものとなっています。では、花の部分はどこにあるのでしょうか。
カラーの特徴
上記でもご紹介したように、くるんと巻かれた特徴的な部分は「包」と呼ばれており、葉が変化したものでした。実は真ん中の黄色い棒状の部分が花となっており、仏炎苞が真ん中の花を保護してくれる役割を果たしています。アンスリウムやモンステラもサトイモ科の代表的な植物です。
カラーの原産地は南アフリカで、豚の耳に似ていることからvorkoor(豚の耳)と呼ばれているそうです。開花時期は4月〜6月で春から夏にかけて成長し、旬の季節は6月〜7月です。秋以降は休眠期となり、カラーは生育期と休眠期とではっきり区別されているのも特徴です。
また、カラーの特徴でもあるのが長い茎の部分でもあります。まっすぐとキレイに伸びる茎はとても美しく、ウェディングブーケや切り花にも人気です。草丈は30cm〜100cmにも成長すると言われています。
カラーの花言葉の意味・由来
カラーの花はとても品があり、すらっと伸びた姿は美しい印象の花になります。ギリシャ神話で有名な全能の神ゼウスの妻でもある女神ヘラが、授乳をしている際に零れた母乳から誕生したという神話があります。そんな素敵な神話からも、花言葉も素敵な意味や由来がありそうです。
華麗なる美
カラーの花言葉は「華麗なる美」という意味があります。ギリシア語でカラーは「カロス(美しい)」が語源の由来となっていて、美しい中でも特別な美しさや究極な美を表現する「華麗な美」が花言葉になったと言われています。まさに見た目の美しさと花言葉と由来がぴったりです。
清浄
カラーの花はウェディングシーンで使われることが多くある花でもあります。ウエディングブーケにもカラーの花はとても人気があります。カラーの花は、真っ白なウェディングドレスの裾を連想せることから、「清浄」という花言葉の意味があります。
カラーの美しいフォルムが清浄という花言葉の由来となっています。やはりウエディングシーンに使われている花だけに、特に白いカラーの花はウェデングに関連する花言葉があるようです。純白なドレスを着た花嫁の姿を思い浮かべることができる花言葉です。
乙女のしとやかさ
上記の神話でも出てきた、ゼウスの妻女神ヘラが由来となっている花言葉をご紹介します。女神ヘラは、ゼウスの妻という地位と結婚・母性・貞節を司る、女神の中でも最高位と言われています。そんな気品溢れる美しい女神ヘラを象徴するのにぴったりなのがカラーの花姿です。
カラーの美しい見た目が女神ヘラを象徴し、結婚を象徴することから「乙女のしとやかさ」という花言葉の意味が出来上がりました。カラーの花の雰囲気からも乙女のしとやかさが感じられ、ぴったりの花言葉です。
カラーの色別の花言葉
カラーの花は、真っ白なカラーが印象深いので「白」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実はカラーにはたくさんの種類の色があり、赤やオレンジ、ピンクに黄色、紫など様々な種類の色が揃っています。ここでは、色別のカラーの花言葉をご紹介していきます。
白いカラーの花言葉
カラーの種類でも代表的な色でもある白いカラーの花言葉は、「愛情」「清浄」「清純」「乙女の清らかさ」「凛とした美しさ」という意味があります。白は清らかさと純粋な愛をイメージし、穏やかな愛情に包み込まれるような様子を表しています。迷ったら白いカラーがおすすめです。
黄色いカラーの花言葉
黄色いカラーの色は、とても色鮮やかで元気をもらえそうな印象です。黄色いカラーの花言葉は「壮大な美」という意味を持ち、何事においても広い心で受け止め、小さなことで悩むことはしないという女性のイメージです。寛大な女性というイメージがあるので、年上の女性にぴったりです。
たくさんの経験を積んできた女性は、とても寛大で広い心で受け止めることができるでしょう。お世話になっている先輩や年上の女性に黄色いカラーを贈るのはおすすめです。素敵な花言葉と一緒にプレゼントしてみてはどうでしょう。
紫のカラーの花言葉
紫のカラーは赤紫に近い色で、花言葉は「夢見る美しさ」という意味があります。花言葉の通り、夢を追いかけて頑張る女性にぴったりな花言葉です。夢や目標に向かって頑張る姿は美しく、見ているこちらも励みになります。激励してあげたい時にプレゼントしてみてはどうでしょう。
ピンクのカラーの花言葉
ピンクのカラーはとてもソフトな色合いで素敵な色を持ちます。ピンクのカラーの花言葉は、「情熱」という意味があります。情熱といえば赤を思い浮かべますが、カラーはピンクが情熱の花言葉の意味を表します。赤は情熱のイメージが強いので、ピンクでソフトな印象を与えられます。
赤で情熱をアピールするのもストレートで気持ちが伝わりやすいですが、ピンクの柔らかな印象で情熱を伝えたい時にはおすすめです。赤を贈るのがちょっと恥ずかしい方は、ピンクのカラーで気持ちを伝えてみるのもいいのではないでしょうか。
ホットチョコレートのカラーの花言葉
ホットチョコレートのカラーは、艶やがあるのが特徴的でエレガントな印象を受ける色です。ホットチチョコレートの花言葉は「夢のように美しい」という意味があります。ホットチョコレートのカラーはとても希少な種類で、個性的な美しさを持っています。
珍しい品種で希少、そして個性的ということから「夢のように美しい」という花言葉がつけられたのでしょう。エレガントな印象があるので、大人の雰囲気を感じさせる女性にプレゼントするのもおすすめです。
カラーの種類
カラーは2種類あり「湿地性カラー」と「畑地性カラー」があります。この2種類の違いは、川や池などの水を好む湿地性、逆に湿気を好まない水はけのよい畑地性の違いです。湿地性と畑地性の特徴や種類ごとの花言葉もあるのかをご紹介していきます。
湿地性カラー
湿地性のカラーは水辺を好み、仏炎苞の先の部分が大きく開いているのが特徴となります。湿地性のカラーは1種類しかなく「エチオピカ」と呼ばれ、白またはピンクの花を咲かせます。和名ではオランダカイウと呼ばれ、1843年に日本に伝わってきました。
湿地性のカラーはその名の通り、湿り気のある場所を好み育ちます。川や池の水辺で生息して、大株をつける特徴も持っています。耐暑性に優れているため、切り花として多く楽しまれている種類でもあります。
カラーはエチオピアの国花でもあり、エチオピカと名付けられました。別名リリー・オブ・ザ・ナイルととても美しい名前も持っています。エチオピカの花言葉は、「歓喜」「凛とした美しさ」「乙女のしとやかさ」「夢のような恋」です。
畑地性カラー
畑地性カラーは、水はけがよく乾燥した場所で育ちます。花色の種類も多くあり、栽培をするのも容易なのが特徴です。葉っぱに白い斑点があるのも見た目の特徴となります。乳白色の花が「アルボマクラタ」、黄色い花が「キバナカイウ」、ピンクの花は「モモイロカイウ」と呼ばれます。
アルボマクラタ(和名シラホシカイウ)と呼ばれ、明治時代に渡来しています。花が細く上部が尖っているのが特徴です。キバナカイウは大正時代に伝わり、花の長さは20cmほどで草丈は約90cmあります。全体的にとても色鮮やかな黄色い花で、葉は半透明な斑点があります。
モモイロカイウも大正時代に伝わり、小ぶりな花が特徴的です。淡いピンクや紫紅色もあり、とても可愛らしいカラーです。簡単に育てることができるので、ガーデニングで楽しむ方も多くいます。畑地性のカラーは花言葉はなく、色別により花言葉が用いられます。
カラーは見た目も花言葉も美しい
カラーは見た目もすらっとして品があり、素敵な印象を持つ花でした。もちろん見た目と同様に花言葉や由来も素敵なものが多くありました。どのカラーの花言葉も、美しさや愛を象徴する花言葉が多く、女性ならではの花言葉の意味が込められていました。
個性的な花姿をしていて、プレゼントするにも最適な花ではないでしょうか。素敵な花言葉の意味を持つカラーを大切な人に贈って見ましょう。もちろんガーデニングで育てられる楽しみもありますので、カラーの花を育ててみるのもおすすめです。