末っ子の性格の長所
末っ子の性格を長所や短所という点に関して分析してみましょう。まず初めは、末っ子の長所からです。二人兄弟でも三人兄弟でもそれ以上でもいいですが、末っ子は長男や長女とはまた違った長所を持っています。
もちろん、真ん中の子とも違うのです。お兄ちゃんやお姉ちゃんを見て育ち、親からの愛情の受け取り方など周りの環境から考えられる末っ子の長所を7つ紹介します。自身が末っ子の人は、当てはまることが多いかどうか確かめて見てください。
性格の強み①甘え上手
末っ子の性格の長所として、まず挙げられるのは「甘え上手」という点です。当たり前と言えば当たり前ですが、基本的に末っ子の周りには年上の人しかいません。
兄弟も親から「弟や妹の面倒を見てね」と言われて育ちますし、親や祖父母も可愛い盛りとしてそれはもう可愛いがることが多いです。「甘えるのは当たり前」という環境で育ちますので、人に素直に甘えられる性格になります。
社会人になると自分自身では抱えきれない仕事を背負い込んでしまう人もいますが、末っ子の性格では素直に先輩や上司に頼ることができるでしょう。
性格の強み②人をよく観察している
「人をよく観察している」ということも末っ子の性格の長所です。兄弟がいれば、お兄ちゃんやお姉ちゃんの行動がやたら目に写ります。その環境の中で末っ子は色々なことを学んでいくのです。
例えば、お兄ちゃんやお姉ちゃんが褒められている場面を見れば「ああすれば褒められる」と理解して、同じことをしようとします。逆に、叱られる場面を見れば、同じ行動はしないでしょう。
周りの顔色を伺って育つとも言えますが、そのおかげで自分自身の困難を乗り越えていくのです。そのため、周りの人に対する観察眼が鋭いことは末っ子の長所と言えます。
性格の強み③好奇心旺盛
「好奇心旺盛」は末っ子の性格の長所の一つです。末っ子として生まれると、当たり前ですがお兄ちゃんやお姉ちゃんのしていることが自然と目に入ってきます。
年が近く身近な存在である兄弟のしていることに興味を持つのは必然です。そのため、他の人より様々なことに触れ合え、興味関心を抱きます。
どんなことに興味を持っても兄弟や親といった周りの人たちは温かく面倒をみてくれるので、好奇心旺盛な性格はどんどん伸びることでしょう。
性格の強み④マイペース
「マイペース」であることも末っ子の性格の長所です。こちらも周りの環境が影響しています。兄弟が面倒を見てくれることが多い末っ子は、大抵の行動はフォローしてもらえてきたのです。その結果、自分の思うままに行動することが自然になります。
そうしてマイペースな性格になっていくのです。人によっては長所か短所かと意見が分かれるところですが、末っ子は自分の意思を持っているのでやりたくないことはやりません。無理矢理人に合わせるのではなく、自分の意見をはっきり言える性格は長所の一つと言えるでしょう。
性格の強み⑤負けず嫌い
末っ子の性格の長所として「負けず嫌い」ということもあります。末っ子でなぜ負けず嫌いな性格になるかと言うと、他の兄弟より悔しい思いをする経験が多いからです。
末っ子はみんなに可愛がられたり、面倒を見てもらえます。しかし、その分1番年下という立場上では他の兄弟よりもできることが少ないのです。お兄ちゃんやお姉ちゃんたちができることが自分にはできない。
このように悩み、悔しい思いをしてきた経験があるからこそ負けず嫌いな性格になります。そのため、大人になってからも人一倍努力をすることがありますので、負けず嫌いは末っ子の長所といえるでしょう。
性格の強み⑥楽観的でなんとかなると思っている
上記で述べた通り、末っ子は「負けず嫌い」な一面を持っています。しかし、それと同時に「楽観的でなんとかなると思っている」一面もあるのです。
小さい頃から周りの人たちが助けてくれていたので、どんな状況に追い込まれてもそれほど悲観的になりません。何かトラブルがあっても兄弟や親、上司や先輩たちに頼れると思っているのです。
その通りに周りの人たちは助けることが多いので、末っ子は必然的に楽観的な性格になります。人に頼り過ぎるのはいけませんが、悲観的になりすぎずに常識の範囲内で頼ることは社会人として必要なことです。そのため、程度の差はあれど、楽観的な性格は長所と言えます。
性格の強み⑦待つことに慣れている
末っ子は「待つことに慣れている」という性格の長所があります。末っ子と言えば、「兄弟のお下がりの服やおもちゃを使っている」というイメージがあるでしょう。
しかし、末っ子自身はそこまで自分のものを待つことにイラついたりはしないのです。小さい頃から、物以外にも様々なことが最後になってきました。
そんな環境で生きてきたので、待つことに慣れてしまい、さほど苦痛ではないのです。それどころか、待つことに楽しみを見いだせる才能すらあるでしょう。そのため、「待つことに慣れている」ことは末っ子の性格の長所なのです。
末っ子の性格の短所
それでは続いて、末っ子の性格の短所について見ていきましょう。末っ子にも他の兄弟と同じく短所があります。どれも末っ子ならではのものであり、周りの環境によって成り立った性格です。
末っ子の人で当たっていると思った人がいましたら、早急に改善することをおすすめします。自分自身だけならまだしも、周りの人に迷惑をかけてしまう短所もありますので気をつけておきましょう。
性格の弱み①寂しがり屋
末っ子の性格の短所として最初に挙げられるのは「寂しがり屋」だという点です。上記でも述べてきましたが、末っ子は年上の兄弟や両親たちという大勢の人に構われて育ちます。そのため、周りに人がいないという環境に慣れていません。
その結果、寂しがり屋な性格になってしまうのです。この性格は仕事や恋愛にも顕著に現れます。仕事に関して言えば、一人でずっと作業することは苦手です。誰かと一緒に作業をしたり、同僚とコミュニケーションを取ることの方が好きな一面が目立ってきます。
恋愛に関しては、常に相手と連絡を取っていたいタイプです。LINEやメールなどの返事もまめにしてきます。しかし、ずっと誰かといるわけにはいきません。一人の時間も楽しめるように努力をしていきましょう。
性格の弱み②わがまま
末っ子の性格として「わがまま」という短所があります。こちらはよく耳にする人が多いでしょう。年上の兄弟や両親、親戚たちにいろいろと面倒を見てもらってきた末っ子は、多少のわがままを言っても許されてきました。
そのため、成長しても他の人では抑えてしまうようなわがままを言う時があります。しかし、甘え上手な一面もあるため嫌われることは少ないのです。どこか憎めない性格の持ち主としては末っ子が一番に挙げられます。
ですが、だからといって成長してからも度が過ぎるわがままを言っていいというわけではありません。場の状況や周りの人の気持ちを考えて発言するよう注意してください。
性格の弱み③優柔不断
末っ子はいつでもお手本となる年上の兄弟たちがいました。そのため、何かを自分で決める時は兄弟の真似をしたり、物に関しても兄弟のお下がりや余りをもらうなど自分で決める機会が少ない環境で育ちます。その結果、「優柔不断」な性格になる人が多いです。
責任感に関しても同様のことが言えます。長男や長女であれば「弟妹を守る」という責任感が幼い頃から根付いていることがありますが、末っ子は「守られる立場」だったので責任感は強くありません。
その分、平和主義な面があり、ディスカッションなどの時でも白熱したことにはならず穏やかに場を進めようとします。
性格の弱み④お調子者
末っ子の性格の短所として「お調子者」という点があります。末っ子の性格の長所のところでも紹介しましたが、末っ子である人はマイペースなタイプが多いです。
マイペースということは、長所でもあり短所でもあります。自分の思うがままに適当に生きているところがあるため、軽はずみな言動して「お調子者」な人だと思われることがあるでしょう。
人に合わせたりするのも適当だったり、悪気がなく人に便乗したりもします。ただし、末っ子は甘え上手でもあるので、「お調子者」でもどこか憎めない愛される人になる傾向も多いです。
性格の弱み⑤向上心が低い
「向上心が低い」ということも末っ子の性格の短所として挙げられます。末っ子の性格の長所のところで「負けず嫌い」という点について紹介しましたが、末っ子は「負けず嫌い」であると同時に「向上心が低い」と言う一面を持ち合わせているのです。
「負けず嫌い」な性格があり、人一倍努力をしたりもします。しかし、常に高い目標を持ち、自分自身の能力を引き上げようとはしません。
あくまでも、兄弟の中で我慢してきたことが影響して何かできるようになろうと「負けず嫌い」になるのであって、常に向上心を忘れない性格になるというわけではないのです。
むしろ、末っ子は常に楽しければ良いと思っている一面があり、誰かを出し抜いて上に立ちたいという性格ではありません。「向上心が低い」という短所は社会人として問題がありますが、常に楽しければ良いと言うムードメーカー的な存在を発揮して乗り越えていくことができます。
性格の弱み⑥騙されやすい
「騙されやすい」という点も末っ子の性格の短所です。何度も述べてきたように、末っ子は幼い頃から年上の兄弟や両親、親戚などに可愛がられて面倒を見てもらってきました。
その過程で、何かを指示されたり言われたりすることに素直に聞いて育ってきたため、人を疑うということをあまりしません。その結果、騙されやすい性格になってしまうのです。
警戒心や思い込みがないのも末っ子の特徴であり、人を信じやすくなります。特に、年上の言うことにはすぐに信じてしまうので、注意が必要です。また、何かわからないことがあっても自分で調べる前に人に尋ねてしまう癖がついているのも末っ子の特徴となります。
性格の弱み⑦めんどうくさがり
「めんどうくさがり」という点も末っ子の性格の短所と言えます。末っ子は小さい頃から、年上の兄弟が何でもやってくれることが多かったため、やりたくないことをやるということが少ないです。
その結果、「めんどうくさがり」な性格になる傾向があります。年上の兄弟たちと違って責任感もあまりないため、面倒な事は後回しにして逃げてしまうのです。自分に甘く、自己中心的な一面と言えるでしょう。
反対に、好きなことや興味のあることに関しては行動することもあり、友人たちと何か同じことをする場合にはきちんとやり遂げる傾向があります。
末っ子の恋愛の特徴・傾向
さて、末っ子の性格について理解したところで次は末っ子の恋愛について見ていきましょう。末っ子の恋愛には長男や長女、真ん中の兄弟とは異なる特徴と傾向があります。
恋人が末っ子という方は要チェックです。末っ子ならではの恋愛表現や恋愛傾向、相手に対して求めるものなどをまとめてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
年上好き
末っ子の恋愛の特徴としてまず挙げられるのは、「年上好き」ということです。末っ子は年上に囲まれて育ってきたため、年上に対する扱いがとても上手にできます。年上に「かわいい」と思われるツボを押さえているので、相手の懐に入りやすいのです。
反対に、年下とは相性が悪い傾向にあります。年上ばかりに囲まれて育ってきたので、自分より年下の相手に対してどう接したら良いのかわからないのです。その結果、末っ子の場合は付き合うことになっても年上の方が居心地が良いタイプが多いでしょう。
愛情表現がストレート
末っ子は愛情表現がとてもストレートです。上記でも少し述べましたが、周りの人たちに面倒を見てもらって育ってきたためにわがままはある程度許されていました。
その結果、感情をストレートに表現するようになり、素直な性格に育つ傾向があります。それが恋愛感情であっても同じです。自分の感情をストレートに相手に伝えても受け止めてくれる環境で育ってきたため、相手に対しても臆することなく自分の気持ちを伝えます。
感情表現が豊かでわかりやすい
「愛情表現がストレート」と少し似ていますが、感情表現も豊かでわかりやすい傾向があります。自分が感じた気持ちや思っていることをすぐに口に出して言ってしまうことが多いです。
そのため、付き合っている相手としては恋人が何を考えているのかすぐにわかってしまいます。はっきりと自分の意見を言ったり、喜びの感情や悲しみの感情、怒りの感情を素直に表してくれるので恋人としてはとても可愛らしいタイプと言えるでしょう。
誉め言葉を真に受ける
末っ子は褒め言葉を真に受けてしまう特徴があります。理由としては、末っ子は年上の兄弟たちが両親に褒められる様子を見て育ってきました。そこから、「自分も褒められたい」と言う気持ちが強く育ってきた人が多いのです。
そのため、誰かから褒められるとその言葉を真に受けて、すぐ好きになってしまう傾向があります。末っ子の性格の短所でも紹介したように人に騙されやすいので、相手の褒め言葉がお世辞かどうかは確かめずに素直に信じてしまうことが多いです。
中には、危険な相手もいるので、末っ子の人は褒め言葉を真に受けすぎずにしっかりと相手の性格を見つめるようにしましょう。
嫉妬深く束縛しがち
恋愛をすれば「嫉妬」という感情はつきものです。しかし、その中でも末っ子は特に「嫉妬深く束縛しがち」になります。常日頃から周りに構われて育ってきたので、恋人ができてもその相手の感情が常に自分に向いていないと気が済まないタイプが多いです。
独占欲が強く、付き合ったら何でも自分を1番に優先してほしいと言ってくる傾向があります。末っ子の人と付き合っている方は、同性と話したり外出したりするときには末っ子の恋人と十分に話し合ってください。
喧嘩で意地を張ってしまう・謝れない
何度も述べてきたように、末っ子は年上の人たちに構われて育ってきました。そのため、喧嘩をしても周りがなだめすかしてくれることが多く、自分から謝ることが少ない環境で育ってきた人が多いです。
その結果として、恋人と喧嘩をしても意地を張ってなかなか謝れません。また、相手の怒りが自分の予想以上だと警戒心が生まれてしまい、たとえ仲直りをしても距離を置いてしまう傾向があります。
相手を振り回しがち
末っ子の性格の長所と短所で紹介した通り、末っ子は甘え上手な一面とわがままな一面があります。この2つが重なって、とかく付き合った相手を振り回しがちです。
例えば、デートをしたとしても計画通りに行く事はあまりありません。気まぐれに行き先を変えてしまったりすることがあるからです。しかし、こうして相手に振り回されることも恋愛の醍醐味として好きだという人にとっては末っ子との恋愛の相性が良いと言えるでしょう。
また、末っ子は空気を読むのも上手いので程度をわきまえたわがままを言うことが多いです。そのため、付き合った相手も憎めずに許してしまう傾向があります。ただし、あまりにもわがままなことを言う場合は恋人として注意してください。
末っ子と恋人として付き合うコツ
続いて、末っ子と恋人として付き合うコツについて紹介します。「末っ子である子と付き合えたはいいけれど、どういう対応したらいいのかわからない」という人には必見です。
末っ子の恋人に対して、どのようなアプローチをしていけばいいか詳しくお伝えします。これは、男女問わずに使えるコツなので、ぜひ参考にしてみてください。
適度に甘えさせる
末っ子と恋人として付き合うコツとしてまず挙げられるのは、「適度に甘えさせる」です。上記で紹介した通り、末っ子は恋愛において愛情表現がストレートで感情表現も豊かな傾向にあります。
そのため、まずはその愛情表現をしっかりと受け止めてあげてください。そして、過度にならない程度に甘えさせましょう。
末っ子は甘やかされて育ってきたため、恋愛においても相手に甘やかされないと「好かれていないんじゃないか」と感じてしまうことがあります。そのような誤解を生まないためにも、適度に甘えさせることを忘れないようにしてください。
嫌なことは口に出して伝える
末っ子の性格の短所のところでも、恋愛の特徴のところでも紹介しましたが、末っ子と付き合うことになると基本的にわがままなどに振り回されることになります。
付き合いが進むにつれて嫌な面が目立ち、「もう限界!」と感じてしまう人もいるでしょう。そうなる前に、はっきりと嫌なことは口に出して伝えてください。悪気がなく振り回している場合もあるので、「ああいうことは嫌だ」と言われて初めて気づく人も少なくありません。
相手が末っ子であるからといって、恋人であるあなたが彼または彼女の年上の兄弟のように接する必要はないのです。恋人として対等に付き合っていくために、「嫌なことは口に出して伝える」ことを大切にしてください。
好きという気持ちを口に出す
上記とは正反対になりますが、「好き」という気持ちもはっきりと口に出してあげましょう。末っ子は愛情表現がストレートのため、「好き」という言葉もはっきりと伝えてくれます。
これに対して対等であると言う意味でも、普段から「好き」と言う気持ちを口に出してあげてください。末っ子は独占欲に並び承認欲求も強い傾向があります。
「好き」という言葉を伝えてあげることで、こうした欲求に応えてあげましょう。常日頃から「好きという気持ちを口に出す」ことをしていれば、余計な嫉妬も与えずに済みます。
自分からリードしてあげる
末っ子の性格の短所のところでも紹介しましたが、気持ちをはっきり言葉に出したりする一面がある一方で末っ子は受け身の性格をしています。 自分から行動に出ることが苦手な傾向にあるのです。
そのため、恋愛においては恋人であるあなたが「自分からリードしてあげる」必要があります。これは、男性であろうと女性であろうと同じことです。主導権を握ることが苦手な末っ子を上手にリードしてあげてください。
末っ子と相性が良い相手
それでは、末っ子と相性が良い相手について紹介します。どんな人間でも相性の良し悪しがあるでしょう。ここでは、特に末っ子と相性が良い相手について解説していきます。
恋愛においても仕事においても、相手と相性が良いことに越したことはありません。また、末っ子と相性が悪い相手についても紹介します。是非、参考にしてみてください。
面倒見が良い人
末っ子と相性が良い相手についてまず挙げられるのが、「面倒見が良い人」です。これは、末っ子の育ってきた環境が関係しています。末っ子は年上の人たちに面倒を見てもらって育ってきました。
面倒見が良い人と恋愛をすることになれば、家族と一緒にいるような気分になれて居心地の良い恋人関係を築けることが多いです。また、面倒見が良い人ならば末っ子の多少のわがままに動じることが少ないので、喧嘩をすることも多くはないでしょう。
長女・長男
面倒見が良い人として挙げられるのが、「長女・長男」です。言うまでもなく、「長女・長男」であれば年下の兄弟がいるため扱いに慣れています。どんなわがままを言うかも何となく想像がつきますし、末っ子である恋人も素直に甘えることができるでしょう。
末っ子という存在がどんなものかを知り尽くしているので、他の人よりも大きな理想を求めてこないところも相性が良いという点の一つになります。
真ん中
兄弟の真ん中と末っ子の相性は、正直言って「まあまあ」といったところです。兄弟の真ん中で育った場合は空気を読み、中立の立場を保ちます。
しかし、末っ子の場合は空気を読むのですが計算高いです。空気を読むと言うところは似ているのですが、少し異なる性格をしているので相性としてはイマイチになります。
特に、真ん中の子は人にも頼らずマイペースな一面があるので、末っ子が思うほどの愛情を返してくれません。末っ子の恋人としては少し足りない部分が多いと言えるでしょう。
末っ子と一人っ子は相性が悪い
末っ子と相性が悪いタイプは一人っ子になります。年上も年下も兄弟がいない環境で育ってきた一人っ子と末っ子は相性が最悪です。
一人っ子も末っ子と同じように周りに構われて育ってきましたが、末っ子以上にマイペースな性格をしています。末っ子が望むような恋愛のアプローチをしてくれる確率は少ないでしょう。
独占欲が強く承認欲求が強い末っ子の望むように恋愛を優先してくれることはほぼないと言えるので、相性が良いとは言えません。同じように、末っ子同士も相性が良くないので気をつけてください。
末っ子の仕事の特徴・傾向
それでは次に、末っ子の仕事の特徴や傾向について紹介しましょう。恋愛に関して末っ子特有のタイプがあるように、仕事に関しても末っ子には長男や長女、真ん中の子にはない特徴と傾向があります。
同僚に末っ子の人がいる場合には要チェックです。末っ子の仕事の特徴としては、良い面もありますが悪い面もあります。どのように接すれば良いのか、是非この記事を参考にしてみてください。
仕事の覚えが早い
まず、末っ子の仕事の特徴として「仕事の覚えが早い」という点が挙げられます。末っ子は空気を読むことに長けており、事柄を分析することも得意です。これは育ってきた環境が関係しています。
末っ子は年上の兄弟たちの褒められる場面を見てきたと同時に「怒られている場面」も見てきました。そのため、自分がどう行動すれば良いかを判断する能力が高いのです。
このことが仕事にも影響して、たとえ新人であっても先輩の様子を観察して仕事に必要な多くの能力を身につけていきます。その結果、他の人よりも成長が早い傾向にあり、優秀と言われることが多いです。
言い訳が多い
末っ子は「仕事の覚えが早い」という良い面もありつつ、「言い訳が多い」という悪い面も持ち合わせています。これは、末っ子の性格の長所のところで紹介した「負けず嫌い」という一面が関係しているのです。
「負けず嫌い」は長所にもなりますが、見方を変えると短所にもなります。意地を張りすぎてしまい、自分が悪いと分かっていても「自分のせいです」と言えません。その代わりに、「言い訳が多い」という傾向になってしまいます。
後輩の面倒を見る
末っ子は甘えん坊な一面もあれば、「後輩の面倒を見る」という意外な一面もあります。これまで紹介してきた末っ子の性格とは正反対と言えますが、こちらも末っ子の仕事の特徴の一つです。
幼い頃から末っ子は常に年上に囲まれており、自分より年上の弟や妹と触れ合うことがありませんでした。その反動から、後輩のような「弟や妹のポジション」の人が現れるととても喜びます。
よく面倒をみて可愛がってくれるので、後輩から慕われることも多いでしょう。ただし、末っ子の場合は悩みごとの相談役などは苦手なので注意してください。
末っ子の仕事の向き不向き
最後に、末っ子の仕事の向き不向きについて紹介しましょう。恋愛で付き合う相手との相性があったように、仕事にも末っ子に向いているかどうかの相性というものがあります。
末っ子の性格の特徴もふまえると、仕事の向き不向きはとても重要です。ここでは、末っ子に向いている仕事と向いていない仕事について詳しく解説していきます。末っ子の皆さんは、是非参考にしてみてください。
末っ子に向いている仕事
末っ子の性格の特徴として様々なものを挙げてきましたが、基本的に末っ子はわがままで人に指図されることを好みません。そのため、自由業が向いている仕事と言えるでしょう。
例えば、フリーランスのライターやデザイナー、芸能人、スポーツ選手、アーティストなどです。サラリーマンやOLなどはあまり向いていませんが、どこかの企業に就職するとしたら、営業や接客業が向いています。
人と関わることが好きな一面と甘え上手からの愛される性格を持っているので、お得意様やお客様への対応は得意です。
また、スポーツ選手に末っ子が多い理由としては、幼少期に年上の兄弟たちと一緒に習い事などでスポーツを始めたことが挙げられます。このように、末っ子ならではの性格を生かした職業は多いです。
末っ子で将来の仕事を考えている人、または転職を考えている人は自分の特徴と合う職業について調べてみてください。
末っ子に向いていない仕事
向いている仕事がある反面、末っ子に向いていない職業もあります。それらについて紹介しましょう。末っ子の性格の特徴と合わせてみると、末っ子は何かに縛られることが苦手です。
そのため、会社員や公務員といったルールが厳しく責任ある仕事には向いていません。他にも、銀行員や税理士、弁護士、会計士、役所の職員などが挙げられます。
末っ子の場合、性格の特徴からずっとルールに縛られる仕事をしていると「つまらない」と感じてしまうことが多いです。また、長男や長女と違い、責任感もあまりないため責任ある立場につくことは難しいと言えます。
経営者についてですが、末っ子で企業の経営者になっている人は少ないです。こちらも、責任感がなく縛られることを嫌う性格が関係しています。経営者になる人で多いのは、真ん中の子です。
両方の兄弟に挟まれた立場で育ち、両方に負けないために様々な作戦を練り、努力することが身についていることが理由として挙げられます。しかしながら、末っ子だからといって経営者になる人が皆無というわけではありません。
例えば、飲食業などには末っ子である経営者が多いです。コミュニケーション能力が高いという特徴を生かせる仕事であれば、末っ子の性格の特徴上、経営者になれる可能性は十分にあります。
末っ子は良くも悪くもマイペース
この記事では、末っ子の性格の特徴や傾向について紹介してきました。末っ子は性格の大きな特徴として「マイペース」になることが挙げられます。
記事内でも多数紹介してきましたが、末っ子のマイペースな一面は本人や周囲に対して良くも悪くも作用するのです。恋愛に関しても仕事に関しても、末っ子本人は自分の性格を理解して注意すべき点を改善することが大切です。
また、末っ子の周辺にいる同僚や友人の人たちは末っ子の特徴を意識して対応しましょう。良くも悪くもマイペースな末っ子ですが、その性格や特徴を生かした人間関係や恋愛、仕事をするように心がけてください。