2×4材(ツーバイフォー材)の簡単DIYアイデアまとめ!初心者にもおすすめ!

2×4材(ツーバイフォー材)の簡単DIYアイデアまとめ!初心者にもおすすめ!

ツーバイフォー材は、初心者にも手軽に使用できるDIY素材です。ツーバイフォー材を使ったDIY法は、日々インスタやyoutubeにアップされていて、簡単でおしゃれなものができると人気です。すぐに真似できる簡単DIY法もご紹介していますので、どうぞご覧ください。

記事の目次

  1. 1.ツーバイフォー材って知ってる?
  2. 2.ツーバイフォー材の概要
  3. 3.ツーバイフォー材を使った簡単DIYアイデア
  4. 4.ツーバイフォー材を使いやすくするアイテム
  5. 5.DIY入門ならツーバイフォー材を使おう!

ツーバイフォー材って知ってる?

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ツーバイフォー材をご存じですか。ツーバイフォー材とは、別名ツーバイ材とも呼ばれ、ツーバイフォー工法に主に使われる木材のことを指します。

ツーバイフォー工法とは、柱や梁を中心にする日本の昔からの建築法とは違って、アメリカなどでよく使われる、壁や床などの面を使って強度を増す建築法のことです。

規格が決まっているので、大量生産できることからコスパのよい商品として、DIYの人気とともに火が付きました。最近はホームセンターでもよく見かけます。また、別名SPF材ともいわれ、SPFとはそれぞれ樹の名前の頭文字を合わせたものです。

ツーバイフォー材の概要

フリー写真素材ぱくたそ

DIYの人気によって、ホームセンターには所狭しと置かれているツーバイフォー材ですが、値段も安価で手に入れやすく、加工もしやすいことから、初心者にも扱いやすいDIY素材です。

他の木材とは違って、ある程度表面の研磨が終わっている状態で売られており、扱いやすさも人気の理由のひとつです。表面のケバもないので色も塗りやすく、カットしやすい厚さで、使い勝手の良い素材です。

ツーバイフォー工法に使う木材のこと

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ツーバイフォー材は、別名SPF材とも呼ばれます。これは、Sがスプルーフ(トウヒ)、Pがパイン(マツ)、Fがフォー(もみ)の木材の頭文字を示し、北米の針葉樹から切り出された木材です。

どれも成長が早いので、規格統一して大量生産することができてコスパの良い面を持っていますが、耐久性が低く、虫に弱いというデメリットもあります。屋外で使用する場合は、レッドシダーなどの耐久性や防虫効果に優れた素材を選ぶのもいいでしょう。

ツーバイフォー材のサイズ・寸法

ツーバイフォー材は、2×4という数字がそのままサイズを表しています。しかし日本人には馴染みのないインチやフィートといった単位を用いています。これはツーバイフォー材が主にアメリカの建築で使用されていた名残です。

実際にmm(ミリメートル)で表記すると、ツーバイフォー材のサイズは、厚み38mm×幅89mmになります。同じように、長さ表記もフィートという単位であらわされていることが多いです。1フィートは約304.8mmとなります。これらの数字を参考にし、ツーバイフォー材のサイズを見つけてください。

ワンバイ材やスリーバイ材も存在

DIY用の木材として、ツーバイフォー材が一番人気ではありますが、ワンバイ材やスリーバイ材なども売られています。ワンバイ材は、ツーバイ材の2分の1の厚みで19mmとなります。ツーバイフォー材よりも軽いので扱いやすく、人気のDIY素材です。

スリーバイ材は63mmの厚さの木材です。3×4(スリーバイフォー)と3×6(スリーバイシックス)の2つの寸法しかありません。寸法はツーバイフォー材と同様、フィートで表記されていることが多いので、間違わないようにしましょう。

ホームセンターやネットショップで買える

ツーバイフォー材は、規格が統一されていて、安くて成長する木材が材料になっているので、比較的安価で売られています。また、大量に仕入れることが多いので、ホームセンターの店先に山のように置かれて取引されています。

また、ネットショップでも比較的安価で購入することができます。まとめて注文すれば、送料も安く済ますことができますし、何より自宅まで運んでくれるので便利です。

しかし、スリーバイ材はあまり用途がないので、ホームセンターにも置いているところが少なく、ネット販売で取り寄せることになります。またワンバイ材は木が反りやすいので、店頭で確認してから購入することをおすすめします。

値段が安くて使いやすい

ツーバイフォー材の良いところは、とにかく値段が安いところです。店頭なら数百円で手に入れることができます。ネットでも同じくらいの値段ですが、送料がかかるので全体としてはやや値段が上がります。

また、柱のように立てたり、数本を並べることで面にしたりと、様々な用途に使うことができる使いやすさも、初心者からDIY愛好者まで人気です。まとめて購入しても、それほど高価なものではないので、失敗したり、練習にも気兼ねなく使えて、使い勝手の良さも人気です。

ツーバイフォー材を使った簡単DIYアイデア

ここでは、便利なツーバイフォー材を使った、簡単なDIYアイデアをいくつかご紹介します。ツーバイフォー材を使った便利なDIY法を、日々多くの人がインスタグラムにアップしています。おしゃれな家具も多いです。どんなものが作れるのか、その一部をご紹介します。

壁面収納を作る

ツーバイフォー材を使った人気の簡単DIYアイデア1つ目は、壁面収納です。ツーバイフォー材は、高さを活かして柱として使用し、その間に板を貼れば、簡単に壁ができます。

壁にする面には、ベニヤ板を貼るのもいいでしょう。また同じツーバイフォー材を横にして、5~6本ほど並べれば、立派な壁ができます。壁なら釘を打ったり、ペイントするのも問題なく、賃貸住宅の方で家の中の雰囲気を変えたい方にはおすすめのアイデアです。

壁を使った、壁面収納も人気です。おすすめは、アイアンブラケットを設置し、棚板をのせた壁面収納アイデアです。キッチンに置けば食器棚として活用できますし、洗濯場に置けば、洗剤やタオルを置いたりして使えます。リビングに設置して、飾り棚としてもいいでしょう。

おままごとキッチンを作る

子供が大好きなおままごとキッチンは、購入を考えるといい値段がするので、躊躇してしまいがちです。しかしツーバイフォー材を使えば、値段を抑えて個性的なおままごとキッチンが作れるので、ぜひ挑戦してください。

まずどのくらいのサイズのものを作るのか、設置場所はどうするかを考えれば、おのずと寸法が決まります。ツーバイフォー材を用意して、土台を組み立てます。土台の上には、調理器具を掛ける場所を作っています。

画像のような、タイルシートやミニすのこは100均でも手に入ります。100均の商品を使えば、アイデア次第で更に値段を抑えて、おままごとキッチンが簡単に作れます。興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

空間の仕切りとして使う

ツーバイフォー材を2本柱として建てたら、その間に板を貼って空間を仕切ることもできます。特に賃貸のワンルームは、玄関から部屋の奥まですっかり見えてしまうので、ツーバイフォー材で仕切り板の目隠しを作りましょう。簡単に作れて、アイデア次第で部屋もおしゃれに見えるのでおすすめです。

また、広い部屋をツーバイフォー材で作った仕切りを使って、2部屋にすることも可能です。子供の人数に合わせて、簡単に部屋を分けることができたら、子育て世代には嬉しいところです。リフォームせずに、値段を抑えて部屋数を増やせます。

子供が家を出た後は、仕切りを外せば、簡単に元の広い部屋に戻せて便利です。外したツーバイフォー材は壁面収納やDIY家具などに再利用もできるので、無駄がありません。

机を作る

ツーバイフォー材を使えば、机も簡単に作れます。机のサイズにカットしたツーバイフォー材を並べて金具で固定し、足を付ければ完成です。簡易的なアウトドアテーブルとしてもいいですし、作業台としても使えます。

また色を塗れば、おしゃれな机やテーブルなども簡単に作れます。おすすめは、ワトコオイルやオイルステインといった塗料です。

どちらも初心者でも扱いやすい人気の塗料で、オイルとはいえ、テカリはさほどなく、木の自然な風合いが出て、レトロな雰囲気のあるおしゃれな木材に仕上がります。使い方も布にしみこませて塗るだけの簡単さなので、気になる方はぜひ使ってみてください。

ベランダの物干し台を作る

おしゃれなウッドデッキには、木製の物干しがよく合います。ツーバイフォー材を使えば、簡単に木製の物干し台が作れるのでおすすめです。ツーバイフォー材にオイルステインやワトコオイルなどを塗ることで、更に自然な木の風合いを楽しめます。

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ツーバイフォー材を使いやすくするアイテム

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ツーバイフォー材は、それだけでもDIY素材として人気ですが、更に便利なアイテムを使って、簡単におしゃれなDIY家具が作れます。ここでは、ツーバイフォー材を使いやすくする人気のアイテムをご紹介します。DIY初心者の方にもおすすめのアイテムなので、ぜひチェックしてください。

ラブリコ

ツーバイフォー材の人気を確立したのが、ラブリコです。ラブリコはツーバイフォー材を柱として様々な壁面収納を作ることに適したDIY素材です。似たものにディアウォールがありますが、どちらも用途は同じです。

ラブリコは、ツーバイフォー材用とワンバイフォー材用の2種類があります。使いたい寸法に合わせてカットしたツーバイフォー材の先にラブリコのアジャスターをセットして使います。天井に取り付ける部分と、足の部分の2つのパーツで1セットです。

アジャスターについているネジを回して、突っ張り棒の要領で柱を建てます。おすすめは2本の柱を建てて、ラブリコの棚受けや金具を設置して棚受けを作る壁面収納です。用意するツーバイフォー材は、アジャスターの大きさである95mmを、寸法から引いた高さにカットしましょう。

ディアウォール

ディアウォールは、ラブリコ同様、ツーバイフォー材を柱にして使用する壁面収納を作るDIY素材として人気です。ラブリコとは違って、ネジなどのパーツがなく、床と天井をバネの力で固定します。横向きでの使用はできません。ツーバイフォー材の他に、1×4材、2×6材の2種類があります。

使う木材の寸法は、設置したい場所の高さから45mm低くしたものを使います。これはラブリコ同様、ディアウォール本体のサイズを引いているので、忘れないようにしましょう。多少の不足分は、付属のスペーサーで調整できます。

ラダーブラケット

ラダーブラケットは、斜めに作るはしごのような形状の棚を作るときに便利なDIYアイテムです。自分の思う寸法にカットしたツーバイフォー材に、ラダーブラケットをはめ込んで、ビスで固定するだけで、簡単におしゃれな本棚や靴棚が作れます。

柱になるツーバイフォー材を壁に立てかけるように斜めに設置するので、一番下の段に自然と奥行きが生まれ、大きいサイズの収納ボックスを置くことができます。飾り棚のように、見せる収納スペースとしても活用できます。

ソーホースブラケット

ソーホースとは馬脚のことです。作業台やテーブルなどの脚になるパーツを、簡単に作れるDIYアイテムです。自分の好きな寸法にカットしたツーバイフォー材を、ソーホースブラケットに差し込むように設置し、ビスで止めるだけで簡単に作ることができます。

まるで大きな洗濯ばさみのように、ブラケットでツーバイフォー材を挟んで支えます。使わないときは外しておけるので、片付けるときもコンパクトにできて狭い場所にも収納可能です。

135㎏のスタンダードな耐荷重のものから、180㎏もの重量を支えるパワフルなものまであります。机やテーブルとしてだけではなく、ハンガーラックや中には自転車を掛けて収納するアイデアなど、使い方も様々なので、何を作ろうかと考えるだけでも楽しいアイテムです。

DIY入門ならツーバイフォー材を使おう!

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ツーバイフォー材についてご紹介しました。DIYに入門したばかりの方に挑戦してほしい素材です。その使い勝手の良さに驚き、どんどんDIYの魅力にはまっていくこと間違いありません。ぜひ便利なアイテムと一緒に使って、DIYを楽しみましょう。

yimac2017
ライター

yimac2017

未就園児含む3人の男子を子育て中のアラフォー主婦です。アロマセラピーやグリーンインテリアが大好きで、最近はDIYにはまっています。賃貸住宅でより快適に過ごせる術を日々探求しています。

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