「見てください」の正しい敬語表現まとめ!意味や上司への使い方など詳しく紹介

「見てください」の正しい敬語表現まとめ!意味や上司への使い方など詳しく紹介

上司やお客様に何かを「見てください」と伝えたい時にふさわしい敬語を使うことができていますか?「見てください」の敬語や尊敬語としての適切な使い方や意味を例文や類語を挙げながら解説します。正しい敬語を使い上司やお客様とスムースなコミュニケーションをしましょう!

記事の目次

  1. 1.「見てください」の敬語表現や使い方を紹介!
  2. 2.「見てください」の意味とは
  3. 3.「見てください」はビジネスで使える敬語?
  4. 4.「見てください」の敬語表現への言い換え・類語
  5. 5.「見てください」の敬語表現を上司に使うには?
  6. 6.「見てください」の英語表現
  7. 7.「見てください」の正しい敬語表現を使おう!

「見てください」の敬語表現や使い方を紹介!

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ビジネスシーンで上司や目上の人に何かを「見てください」と表現する場面は多数ありますが正しい敬語表現を使いこなせていますか?「見てください」の意味やビジネスで使うのにふさわしい敬語表現への類語や言い換え表現を紹介します。

「見てください」がどのように見て欲しいのかによって伝える言葉を選ぶ様にすると正しく意味が伝わりますのでそれぞれの表す意味や敬語としての表現方法をしっかりと押さえておきましょう。

「見てください」を上司に使う場合の適切な敬語表現や英語で「見てください」を表現した言葉の使い方まで紹介しますので適切な表現をしてスムースなコミュニケーションを取れるようにしましょう!

「見てください」の意味とは

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「見てください」と上司に言う場合はあまりないでしょう。それは「見てください」が敬語表現としては敬意が足りない表現となることが理由です。

まずは「見てください」がどのような敬語表現なのかということと、相手に「見てください」とお願いする表現の内容についてそれぞれの表す意味や使い方を紹介します。

尊敬語として敬語を使う場合にも元々の意味を把握していなければ間違えた意味の類語を使ってしまう恐れがありますので「見てください」が何を見て欲しいのかということを押さえておくことは重要なことです。

「見てください」は「見る」+「ください(丁寧語)」

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「見てください」「見る」と「ください」を合わせた丁寧語としての敬語ではありますが、「見る」は敬語となりませんので上司やお客様には相応しくない敬語の使い方となっています。「見てください」を尊敬語として使う為には「見る」を敬語表現にする必要があります。

「見てください」は相手に対して依頼する意味がある言葉となっていますので、相手に気持ちよく意味が伝える為には上司や目上の人に応じた敬語表現や尊敬語を正しく使う必要があります。

相手に気持ちよく感じてもらえる表現でこちらの意思を伝え、相手にこちらが望む行動をしてもらうことがコミュニケーションの目的となっています。

言葉遣い一つで相手に望む行動をしてもらえないとなるのは本末転倒なこととなりますので正しい敬語をしっかりと押さえておきましょう。

相手に見ることをお願いする表現

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相手に「見る」ことをお願いする尊敬語や謙譲語などの敬語表現はたくさんあります。例えば「見てください」が「書類を見る」ということを上司や目上の人に対して使う場合は「見る」を尊敬語にした「ご覧ください」と類語に言い換えると敬意を正しく表現することができます。

他にも「参考にすること」の意味を相手に伝える場合は類語表現の「ご参照ください」と尊敬語に言い換えて伝えると適切な敬語表現をすることができます。

「お目通しください」や「目を通していただく」は丁寧語の表現となりますので、尊敬語表現としては「お目通しいただけますでしょうか」とする方が上司に使う場合には良いでしょう。

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ビジネスの場で「ご確認お願いします」という言葉をよく使う方は多いでしょう。普段何気なく使っているこのフレーズはどのような状況や相手に使うのが正しいのでしょうか。今回はこの「ご確認お願いします」は上司に使える敬語なのか、使い方、例文、類語をまとめてみました。

「見てください」はビジネスで使える敬語?

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「見てください」は丁寧語となり、敬語ではありますが、丁寧語な為上司に使う場合には敬意が足りず、人によっては「命令された」「上から目線で言われた」と捉えかねられません。

見て欲しい事や状況によっては類語に言い換えて、尊敬語や謙譲語の敬語と言い換えて相手に意図を伝えることが上司や目上の人とスムースなコミュニケーションを取ることに繋がります。

人により命令されていると捉えられる場合も

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「見てください」は丁寧語な為、上司や目上の人に使うと表す敬意が足りずに、人によっては「命令されている」や「上から目線で言うな」と不快な思いをさせてしまう恐れがあります。

そんな場合は「見てください」という言葉が何を見て欲しいのかと言う意味を勘案して類語に言い換え、敬語に言い換えることが必要です。

親しい上司では許される言葉遣いでも、もう一つ上の上司や社外の目上の人に対しては尊敬語としての敬語を使うと良い場合が多い為「見てください」との使い方には相手との関係性や示す敬意の大きさを敬語で適切に表現することが大切です。

「見てください」の敬語表現への言い換え・類語

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ここでは「見てください」を敬語表現に言い換えた類語を紹介します。尊敬語としての「見てください」の使い方や「見てください」」が何を見て欲しいのかや「見る」をどのくらいの重要さや慎重さで見て欲しいのかを相手に的確に伝えるための言い換え方や敬語表現を解説します。

伝えたい意味や相手に敬意を表す尊敬語とその使い方を押さえておくと「見てください」という意思を的確に、そして失礼がない敬語表現として使うことができますので正しい使い方を覚えておきましょう!

尊敬語「ご覧ください」

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「見てください」を尊敬語としての敬語表現は「ご覧ください」です。「ご覧ください」は「ご覧」が「見る」の尊敬語と「ください」の丁寧語を組み合わせた丁寧な敬語となります。「ご覧ください」は目上の人や上司に「見てください」との意味を適切に伝える言葉遣いです。

尊敬語の注意点としては相手が自分よりも上の人にしか使えないことと、後に続ける表現を尊敬語にして重ねると二重敬語となり誤用となってしまいますので言葉の組み合わせに注意が必要なことになります。

例文紹介

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「見てください」の尊敬語、「ご覧ください」を使った例文を紹介します。目上の人や上司に対して何かを見てもらいたい時に「こちらの資料をご覧ください」やお客様に対して「料金表をご覧ください」などの使い方をすることができます。

あくまでも「見る」ことを相手にお願いする表現となっていますので相手がどのように見るべきなのかを指定したい場合は類語に言い換える必要があります。

確かめてもらいたい場合

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「見てください」を相手に内容を確かめてもらいたい意味で使う場合は「ご確認ください」とすると良いでしょう。しかし単に「ご確認ください」とした場合はニュアンスがきつく感じてしまいます。

そんな場合は語尾を「いただけますか」と変えて「ご確認いただけますか」とすると表現が柔らかくなります。丁寧語だけだと敬語として表現した時に丁寧さよりも言葉自体の意味が前面に出て、きつく感じる場合がありますので上司に使う時は関係の距離などを考えて使う方が良いでしょう。

例文紹介

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「ご確認ください」や「ご確認いただけますか」を使った例文を紹介します。距離の近い上司に資料の確認をお願いする時は「見積書ができましたのでご確認ください」

取引先に依頼された書類を持って行った場合には「ご依頼の書類を持参しましたので、ご確認いただけますか」などの使い方ができます。

読んでもらいたい場合

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「見てください」を「読んでください」意味で使いたい場合は「お読みください」や類語表現の「ご一読ください」と言い換えると「読んで欲しい」という意味を適切に伝えることができます。

「ご確認ください」ほど強く内容の確認を求める意味とはなりませんので、内容を把握しておいて欲しいと言う書類や文章を渡した時に使う表現です。

渡した資料や書類を細かく見てもらうニュアンスというよりは頭から最後まで見ておいて欲しいと言う意味になる言葉遣いとなっています。

例文紹介

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「お読みください」や「ご一読ください」を使った例文を紹介します。会議などで説明をする前に「まずはこちらの資料をお読みください」

他にも商談前に上司に対して取引先の情報をまとめた書類を渡して状態を知っておいて欲しい時には「取引先の情報をまとめましたのでご一読いただけますか」などの使い方ができます。

どちらの場合も相手に対して内容を把握する程度に見て欲しいという意味を伝える「見てください」の言い換え表現となっています。

参考にしてもらいたい場合

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「見てください」を参考にしてもらう意味で上司に使いたい場合は類語を使った表現「ご参照ください」と言い換えると良いでしょう。「参照」には「他のものと照らし合わせて見る」という意味があります。

「見てください」とするよりも湾曲的な表現となりますので、言葉のニュアンスが柔らかく伝わります。また書類やメールなどの文章での表現にも使うことができますので覚えておくと便利な表現です。

例文紹介

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「ご参照ください」を使った例文を紹介します。多くの場合はすでに配っている資料や書類などを見て欲しい時に使う表現となっています。仕様書や説明書を見て欲しい場合に「詳しくは仕様書をご参照ください」や「詳細については説明書をご参照ください」などの使い方があります。

資料などをメールなどに添付していて、照らし合わせて見てもらいたい場合の例文は「添付した資料をご参照ください」と使うことができます。

調べてもらいたい場合

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「見てください」を相手によく調べてもらいたいという意味で使う場合には「ご査収ください」と類語表現にしましょう。「ご査収」には「よく調べて受け取ること」の意味があります。

請求書や金品、重要な書類などをよく調べてから受け取ってもらいたい場合に使うことができる表現となっています。逆に言うと重要でもない物に使うことはふさわしい表現ではないということを押さえておきましょう。

例文紹介

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「ご査収ください」を使った例文を紹介します。上でも解説した様に「よく調べてから受け取る」という意味がありますので重要なものを調べて受け取りを求める場合に使います。

「請求書を送付いたしましたので、ご査収ください」や相手から依頼された資料を送って間違いないか調べてから受けとって欲しい場合に「ご依頼いただきました資料を送付しましたのでご査収ください」などの使い方ができます。

「見てください」の敬語表現を上司に使うには?

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「見てください」は一見すると丁寧な表現でそのまま上司にも使ってしまいそうになりますが、相手によっては無礼な表現だと受け取られてしまう場合がありますので正しい敬語表現を覚えておきましょう。

ここでは上司に書類を提出する場合と、メールで「見てください」を敬語での正しい表現を紹介しますので覚えておきましょう!

書類を提出する場合の使い方

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「見てください」を正しく敬語表現にして意味と立場を考えた伝え方をすると相手にうまくこちらの意図が伝わります。上司に書類を提出する場合は「お目通しいただく」や「ご覧いただく」と表現すると良いでしょう。

単に上司の前に行って「見てください」では相手も「なんだ?」と思われてしまい書類を見る前から気分を悪くさせてしまうかもしれません。

同じ行動でも表現を変えて「お目通しいただけますでしょうか」や「ご覧いただけますか」と丁寧に言われるとスムースなコミュニケーションをはかることができます。

メールの場合の使い方

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メールなどの文章では堅い表現を使うと良い場合がほとんどです。社外の人やお客様に対しては「ご高覧いただく」と使うと間違いありませんが、距離の近い上司などには堅苦しすぎるきらいがありますので、「ご覧ください」に留めた方が良いでしょう。

よく確認の上、書類を受け取ってもらいたい場合には「ご査収ください」と表現すればこちらの意思が正しく伝わりますので、「ご覧ください」と「ご査収ください」を確認の度合いで使い分けるようにしましょう。

「見てください」の英語表現

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「見てください」の英語での表現を紹介します。ビジネスシーンでは突発的に英語の文章やメールに触れる場合があります。その場合でも資料の送付や受け取りから始まる場合が多くなりますので「見てください」の英語表現を覚えておくと役に立ちます。

「Please have a look at~」

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「見てください」の英語表現は「Please have a look at~」となります。「見てください」「ご覧ください」の意味になり、「 at」に続く部分に見てもらいたい物を入れると表現することができます。

例文を挙げると「Please have a look at documents」とすると「書類をご覧ください」という意味になります。他にも「Please take a look at the attached file」は「添付資料をご覧ください」の意味があります。日本語のメールでもよく使う表現となりますので覚えておきましょう。

「見てください」の正しい敬語表現を使おう!

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「見てください」は丁寧なように見えますが、上司や目上の人に使うと「命令された」や「上から目線だ」と捉えられて意図を伝える前に相手の気分を損ねてしまうかもしれません。言葉遣い一つで「して欲しいこと」や「お願いすること」がフイになってしまうことがあります。

尊敬語としての「ご覧ください」やよく調べた上で受け取って欲しいと言う意味の「ご査収ください」はビジネスシーンで頻出する表現となりますのでしっかりと押さえて思い通りに仕事を進められるようにしましょう!

英語で「見てください」を適切に表すには「Please have a look at~」と使うと良いと言うことも併せて覚えておくと役に立ちますので覚えておいてください。

サム
ライター

サム

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