香水の付け方や付ける時の場所を覚えよう!
香水が好きな人はかなり多く、愛用の香水を日常的に付ける人も多いですが、実は香水の付け方や付ける場所を間違っている人も少なくありません。
香水の付け方や付ける場所を間違っている人は、自分は良い香りを楽しんでいますが、周囲の人達からは「くさい」「頭から香水かぶってきたのか」などと思われていることもあります。
香水は実は付け方や付ける場所にマナーやポイントがあって、それを守っていないと周囲の人に匂いの迷惑をかけることになります。香水を使いたいなら香水の付け方や付ける場所をきちんと覚える必要があるということです。
香水を付ける時のポイント
好きな香水を周囲に迷惑をかけずに使うためには、まず香水を付ける時のポイントを覚える必要があります。香水を付ける際にはいくつかのポイントがありますが、それを理解していないと他人に迷惑をかけることになります。
香水を付ける本人は意外に自分の香りに鈍感なので、「まだ足りないのではないか」と不安になってたくさん香水を付ける傾向にありますが、これが他人からすると「くさい」「香水付けすぎ」と思われる原因になります。
香水を付ける時にはいったいどのような点に注意をすれば良いのか、香水を付ける時のポイントについてご紹介しましょう。
付けるポイント①香水の適量
香水を付ける時のポイントの一つ目は、香水の適量を守ることです。香水の適量は大体1プッシュか2プッシュ程度で、それも付ける場所によって変える必要があります。
良く香る場所に香水を付けるなら1プッシュで充分ですし、ほんのりと香る程度の場所に香水を付けるなら2プッシュ程度付けると良いでしょう。
香水というものは付ける本人にはあまり香りがわからない場合もあり、そういう人はついつい多めに付けてしまいますが、基本的には1プッシュか2プッシュで充分なので、付けすぎないよう注意しましょう。
付けるポイント②タイミング
香水を付ける時のポイントの二つ目は、香水を付けるタイミングです。香水にはパルファンからフレグランスミストまで色々な種類があり、それぞれ濃度が異なるため香りの持続時間も異なります。
最も濃度が低いフレグランスミストならお出かけ前に2プッシュした後、出先でまた付けることをおすすめしますが、最も濃度の高いパルファンの場合は長ければ8時間程度は持ちますので、出先で付け直す必要はありません。
また、付けたての香り(トップノート)と時間経過後の香り(ミドルノートやラストノート)は異なりますので、ちょっとしたお出かけ時に香水を付ける場合には香りの変化も気にして香水を付けると良いでしょう。
付けるポイント③香水のマナー
香水を付ける時のポイントの三つ目は、香水のマナーです。香水は付けすぎると周囲の人に対して迷惑になることも多く、せっかく良い香りの香水を付けても悪臭だととらえられることもしばしばあります。
自分にとっては良い香りの香水でも、その香りが嫌いな人にとっては香水はただの悪臭です。付けすぎなければ多少の悪臭も我慢してもらえますが、たくさん付けるともう公害レベルの迷惑になってしまいます。
香水は付けた時に最も香りが高く、後は時間経過で香りは薄くなっていきます。満員電車などに乗る場合には、家を出る直前ではなく少し早めに香水を付けると少し香りが落ち着きますので、早めに香水を付けるようにしましょう。
長持ちさせる香水の正しい付け方やコツ
香水を付ける時のポイントについてご紹介しましたので、次は長持ちさせる香水の正しい付け方やコツについてご紹介します。香水の香りを長持ちさせるには、正しい付け方をする必要があります。
お気に入りの香水の香りはなるべく長持ちさせたいものですが、意外に長持ちしないためついつい付けすぎてしまうという人は少なくありません。
香水の香りを長持ちさせるにはいったいどのような付け方をすれば良いのか、長持ちさせる香水の正しい付け方やコツについてご紹介しましょう。
香水は香りをほんのり漂わせる
長持ちさせる香水の正しい付け方やコツは、香水は香りをほんのりと漂わせるものだということです。香水の原液はとてもきつい香りですが、身にまとうことによってほんのりと良い香りを漂わせることができます。
ですが付け方を間違って大量に付けてしまうと、ほんのり香るどころかどぎつい悪臭になってしまいます。先にご紹介したように1プッシュか2プッシュの適量の香水を正しい付け方で付ければ、良い香りがほんのりと漂います。
もちろん香水は個人が楽しむためのものではありますが、香りというものは自分だけではなく他人にも感じ取れるものなので、他人に迷惑にならないようほんのり香るだけの付け方をしましょう。
スプレーの場合の付け方
香水の香りをほんのりと漂わせる付け方のコツの一つ目は、スプレーの場合の付け方です。昨今ほとんどの香水はスプレータイプになっていますが、実はそれぞれノズルの長さが違います。
長いノズル(1.7cmぐらい)と中ぐらいのノズル(1.2cmぐらい)と短いノズル(0.6cmぐらい)がありますが、長いノズルは勢いよく1プッシュすると香水が出過ぎてしまいますので、途中まで押すようにしましょう。
中ぐらいならしっかり1プッシュ、短いなら2プッシュ程度が適量で、スプレーしたら手でこすらないようにするのが長持ちのコツです。
香水を付けたら手でこすってなじませるという人もいますが、それをすると香水は長持ちしませんので、こすらないで長持ちさせましょう。
香水瓶の場合の付け方
香水の香りをほんのりと漂わせる付け方のコツの二つ目は、香水瓶の場合の付け方です。今どきは香水瓶に入った香水というものはほとんどありませんが、たまに香水瓶に入った香水もあり、付け方に戸惑う人もいます。
香水瓶の場合の付け方は、香水瓶をそっと傾けてほんの一滴だけ手に取って付けるという付け方です。あまり傾けるとたくさんの香水が飛び出してきますので、ゆっくりそっと香水瓶を傾けましょう。
そして手に取った香水を付けたい場所に付けたら、こすって広げたりしないようにしましょう。原液の香りはきつい香水でも、ほんの一滴ならほんのりとした香りを漂わせることができます。
香水を付ける場所
長持ちさせる香水の正しい付け方やコツについてご紹介しましたので、次は香水を付ける場所についてご紹介します。
香水は正しい付け方も大切ですが付ける場所もとても大切で、付ける場所を間違うとほんのり香るどころか悪臭になってしまうこともあります。
香水を付けるのに適した場所とはいったいどういう場所なのか、香水を付ける場所を上半身と下半身に分けてご紹介しましょう。
上半身の場合
まずは上半身の香水を付ける場所についてご紹介します。上半身は人間の鼻に近いので、上半身に香水を付ける場合にはつけすぎ以外にも付ける場所に注意する必要があります。
上半身に香水を付けると、自分だけではなく周囲の人の鼻にも近くなりますので、上半身に香水を付ける場合にはかなり気をつけなければなりません。
場所①髪
上半身の香水を付ける場所の一つ目は、髪です。髪は体から離れているため温度が低く、香水を付けても香り過ぎないのでおすすめです。
髪に香水を付けるとほんのりとした香りが漂いますので、周囲の人にとっても迷惑にはなりませんが、コンディショナーなどの香りを大切にしたい人は髪に香水を付けるのはおすすめしません。
場所②うなじ
上半身の香水を付ける場所の二つ目は、うなじです。うなじはかなり体温は高めな場所ですが、体の後ろになりますので香り過ぎません。
ただ自分の後ろに人が立った場合には、その人には強く香りが感じられることもありますので、うなじに香水を付ける場合には控えめに付けましょう。
場所③肘の内側
上半身の香水を付ける場所の三つ目は、肘の内側です。肘の内側には太い血管があるため香りが強くなりますが、鼻からは少し離れているため周囲の人に香りすぎることはありません。
ただ肘の内側は太い血管があるため体温が高めですので、こちらもやはり香水を付けすぎないよう注意が必要です。
場所④左胸
上半身の香水を付ける場所の四つ目は、左胸です。左胸は心臓に近いため体温が高く香りが立ちやすく、香水を付ける場所としておすすめです。
ですが胸は肘と比べるとやや鼻に近いので、こちらも香水を付けすぎると悪臭になる恐れがあります。左胸に香水を付ける場合にも付けすぎないよう気をつけましょう。
下半身の場合
上半身の香水を付ける場所についてご紹介しましたので、次は下半身の香水を付ける場所についてご紹介します。
下半身は鼻から遠いため、香水を付けてもほんのりと香りが漂うため、下半身に香水を付けるとほんのりとした良い香りを漂わせることができます。
場所①ウエスト
下半身の香水を付ける場所の一つ目は、ウエストです。ウエストに香水を付けたことがない人は結構多く、「ウエストに香水?」などと言う人も多いですが、ウエストに香水を付けるのはとても良いと言えます。
ウエストにじかに香水を1プッシュすればほんのりとした香りが下から漂いますので、ウエストに香水を付けるのもおすすめです。
場所②太ももの内側
下半身の香水を付ける場所の二つ目は、太ももの内側です。太ももの内側には太い血管があり体温も高めですが、鼻からは遠いためほんのりと香りが漂います。
太ももはウエストよりさらに鼻から遠いですが、体温が高めで香りが立ちやすいので、ほんのり香らせたいならウエストの方が良い場合もあります。
場所③ひざの裏
下半身の香水を付ける場所の三つ目は、ひざの裏です。ひざの裏はやや体温が低めですが結構香りが立ちやすく、香水を付ける場所としておすすめです。
ひざの裏なら太ももよりさらに鼻から遠いので、良い香りをほんのりと漂わせることができますが、もう少しだけ香りを漂わせたいならウエストに付けると良いでしょう。
場所④足首の内側
下半身の香水を付ける場所の四つ目は、足首です。足首というと香りが立たないイメージがありますが、実は足首の内側は結構体温が高いため、ほんのりではありますがちゃんと香りが立ち、自分自身で香りを楽しめます。
このように下半身に香水を付ける場合には、ウエストか太ももの内側かひざの裏か足首に付けるのがおすすめですので、是非試してみましょう。
香水を付ける際の控えるべき時とは?
香水を付ける場所についてご紹介しましたので、次は香水を付ける際の控えるべき時についてご紹介します。香水は自分が自分の好きな香りを楽しむものですが、控えなければならない時もあります。
香水の良い香りを常に楽しみたいと思う人はかなり多いですが、香水を付けるのを控えなければならない時にも香水を付けるとマナー違反になることもあります。
香水を付ける際に控えなければならない時とはいったいどういう時なのか、香水を付ける際の控えるべき時についてご紹介しましょう。
レストラン
香水を付ける際の控えるべき時の一つ目は、レストランです。レストランでは食べ物のおいしそうな香りを楽しむべきであって、食べ物のおいしそうな香りを邪魔するような香水の付け方ははばかられます。
レストランに食事に行く際にはウエストなど下半身に控えめに付けて行くか、上半身に付ける場合にはかなり控えめに付けて行かなければなりません。
オフィス
香水を付ける際の控えるべき時の二つ目は、オフィスです。オフィスではたくさんの人が働いていますが、人それぞれ香りの好みは違います。自分にとっては良い香りでも他人にとってはそうではないことは結構多いです。
オフィスに香水を付けて行く場合にもやはりウエストなど下半身に控えめに付けて行くか、髪などに付けて行くようにしましょう。
人が多い時間帯の電車
香水を付ける際の控えるべき時の三つ目は、人が多い時間帯の電車です。毎日の通勤通学で満員電車などに乗る必要がある場合は、香水は控えめにするのがマナーです。
満員電車の中できつい香水の香りを振りまくと、気分が悪くなってしまう人もいますので、人が多い時間帯の電車に乗る際には注意が必要です。
お通夜・告別式
香水を付ける際の控えるべき時の四つ目は、お通夜や告別式です。お通夜や告別式では香水を付ける人はほとんどいません。
お通夜や告別式は服装も喪服で控えめなので、香りも控えめにする必要があるからです。お通夜や告別式では香水は出来る限り控えましょう。
結婚式
香水を付ける際の控えるべき時の五つ目は、結婚式です。結婚式では華やかに装うのがマナーではありますが、香りはあまり強調してはいけません。
結婚式では会食もありますので、食べ物のおいしそうな香りがメインになります。結婚式でも香水は控えめにしなければならないということを覚えておきましょう。
香水の付け方や付ける場所はマナーを守ろう!
香水の付け方や付ける場所などについて色々とご紹介してきましたが、如何だったでしょうか。香水の付け方や付ける場所はマナーをしっかりと守って、人に迷惑をかけないようにして自分の好きな香りの香水を楽しみましょう。