法事・法要の案内状の書き方まとめ!送る時のマナーや役に立つ例文も紹介!

法事・法要の案内状の書き方まとめ!送る時のマナーや役に立つ例文も紹介!

皆さんも何度か法事、法要の案内状を受け取ったことがあるのではないでしょうか。最近では仕事などで時間が取れない人も多いので葬儀のあとに「繰り上げ法要」を行うパターンも増加傾向にあるようです。法事や法要の案内状の書き方やマナーについてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.法事・法要の案内状の書き方って知ってる?
  2. 2.法事・法要の案内状の書き方例文
  3. 3.法事・法要の案内状についてのマナー
  4. 4.法事・法要の案内状を送るべき相手
  5. 5.法事・法要の案内状はマナーを守って送ろう

法事・法要の案内状の書き方って知ってる?

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法事や法要に出席したことがある方は多いと思いますが、お迎えする側になるのはあまり無い事でしょう。お迎えする側は粗相の無いように準備の段階から細心の注意を払います。案内状の作成にも書き方やマナーがある事はご存知でしょうか。今回は法事・法要の案内状について書き方を例文を用いながらご紹介いたします。

法事と法要の違い

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法事・法要の案内所の書き方をご紹介する前に、法事と法要の違いについて少しだけお話しいたします。法事とは僧侶に読経していただく法要の後の会食までを含めたものを指します。対して法要とは僧侶に読経していただき故人の冥福を祈る事を指します。

法要は「追善供養(ついぜんくよう)とも言われています。仏教において法要は故人が極楽浄土に行けるようにするために行う大切な行事とされています。簡単にまとめると会食ありが「法事」、会食なしが「法要」ということです。

法事・法要の案内状の書き方例文

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では早速、実際に法事・法要の案内状の例文をみてみましょう。法事・法要の案内状作成にあたって、いくつかの決まり事やマナーがあるので相手に失礼の無いように例文を参考に、しっかりとポイントをおさえていきましょう。

頭語・結語とあいさつ

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何事も始めと終わりが肝心です。「始めと終わり」、案内状においては「頭語と結語」と考えても良いでしょう。頭語と結語には決まったルールがあります。例を挙げると頭語が『拝啓』ならば結語は『敬具』、頭語が『謹啓』なら結語は同じく『敬具』となります。

『謹啓』の結語は『謹言』、『謹白』、『敬白』なども使われますが最近は『敬具』を使うのが一般的です。『拝啓』と『謹啓』の使い分けは、親しい間柄なら『拝啓』、あまり関わりのない目上の人が相手なら『謹啓』を使います。

ここで注意したいのは親しい相手に対して『謹啓』を使うと失礼にあたるということです。気を付けましょう。頭語の後には時候の挨拶を入れます。時候の挨拶とは季節を表す挨拶のことです。次に時候の挨拶の一例をご紹介いたします。

時候の挨拶の例

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時候の挨拶は月によって色々です。早速ご紹介いたしましょう。1月「厳寒の候」「大寒の候」2月「余寒の候」「残寒の候」3月「早春の候」「浅春の候」4月「陽春の候」「春暖の候」5月「新緑の候」「青葉の候」6月「梅雨の候」「深緑の候」

7月「盛夏の候」「大暑の候」8月「残暑の候」「暮夏の候」9月「初秋の候」「白露の候」10月「秋冷の候」「菊花の候」11月「晩秋の候」「初霜の候」12月「初冬の候」「歳晩の候」など、四季のある日本ならではの挨拶です。

例文を挙げると3月なら「拝啓 早春の候 皆さまにおかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。」「謹啓 浅春の候 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」という感じです。そしてその後に「さて」という言葉を用いて法事・法要の詳細を記載していきます。

故人との続柄

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時候の挨拶の後には施主と故人との関係と名前を入れます。書き方として「亡父○○(故人の名前)の三回忌法要」「亡祖母○○(故人の名前)の一周忌法要」などです。故人の名前には名前のみを書き、姓は不要です。しかし、施主と故人の姓が異なる場合には氏名(フルネーム)を書きます。

法事を行う日時

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次に法事・法要を行う日時を入れます。法事・法要が行われる日、曜日、始まる時刻を書きます。この時、西暦ではなく和暦を用います。書き方は「さて来る○月○日は亡父○○(故人の名前もしくは氏名)の三回忌にあたります。つきましては○月○日○曜日 午前○時より~」のような感じで書きます。

法事を行う場所

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法事・法要を行う日時を書いたら、次に場所を記載します。例文として、菩提寺で法事・法要を行う場合は「菩提寺の○○寺において年回法要を営みたいと存じます」セレモニーホールなど斎場で法事・法要を行う場合は「○○(斎場の名前)において年回法要を営みたいと存じます」と書きます。

なお、現代ではなかなか無いとされていますが、自宅で法事・法要を行う場合は「自宅において~」と書きます。更に自宅以外の場所で法事・法要を行う場合にはアクセスを記載しておくと参列者が迷わないで済むので親切といえるでしょう。

会食の場所

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法要とお斎(会食)で会場が異なる場合には、お斎を行う場所も忘れずに記載します。セレモニーホール、葬祭会館などで行う場合は「○○の間」など会場となる部屋の名称を間違いのないように注意して記載しましょう。

例文を挙げると「法要後は自宅にて粗宴をご用意いたしております」「法要後は○○○(お斎を行う場所の名称)にてお斎を予定しております」などのように書きます。ちなみに法事ではなく法要のみ行う場合は、お斎が無いので記載の必要はありません。

差出人についての情報

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法事・法要の案内状の最後には差出人(施主)の氏名をフルネームで記載します。急遽、出欠の変更が出た場合に連絡が出来るように、施主の電話番号など確実に連絡の取れる情報を忘れずに書き入れましょう。返送用のはがきに書く宛名の書き方は、施主の氏名の下に「行」と書きます。

法事・法要の案内状についてのマナー

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色々な物にマナーがあるように法事・法要の案内状の作成においても、いくつかのマナーがあります。相手に不快感を与えないようマナーとしっかりと守り、気持ちよく列席していただきましょう。ここでは法事・法要の案内状作成のマナーをご紹介いたします。

文中に句読点を使わない

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法事・法要の案内状には句読点の「、」や「。」は使用しないようにします。これは他のお悔み事に関する案内状、遺族が送るお礼状でも同じです。その理由とされている説が3つほどありますのでご紹介いたします。

1つ目はもともと法事・法要の案内状は毛筆で書かれていたため、句読点を使用しない慣習が現代にも残っているため。2つ目は法事・法要が何事もなくスムーズに行うことが出来ますように、という願いのため。

そして3つ目は句読点が無くても文章を読み取れる相手に対して、わざわざ句読点を使うのは失礼にあたるため、と言われています。どの説が真実なのかは定かではありませんが、法事・法要の案内状を書く際には句読点を使わないように気を付けましょう。

封筒に入れて送る

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法事・法要の案内状は個人情報が書かれているため、出来ればはがきではなく封筒に入れて送るようにしましょう。最近では法事・法要の案内状に往復はがきを使用する方も多いようですが、このご時世ですので安全とは言えません。

ですので特別な理由が無い限り、法事・法要の案内状は封書にしましょう。その封筒についての注意点ですが、法事・法要の案内状には白い無地の封筒を使用するという事です。更に二重封筒は不幸が重なるとの意味で使わないのがマナーです。

会食の出欠確認の返信用はがきを添える

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封筒には法事・法要の案内状のほかに、出欠を尋ねる返信用のはがきを同封しましょう。返信用のはがきは普通の官製はがきで構いません。これは遺族が会場の手配、お斎の手配および返礼品の準備をするために必要です。なお、返信用のはがきには施主の宛名を書き入れておきましょう。

法事・法要の案内状を送るべき相手

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法事・法要の案内状を送るべき相手はどこまでの間柄なのでしょうか。調べてみると法事・法要の都度、違いがあるようです。ここでは法事・法要の種類別に送るべき相手をご紹介いたします。しっかりと把握し、相手に失礼のないように気を付けましょう。

初七日

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命日も含めて七日目に行う法事・法要を初七日といいます。故人が三途の川のところまで着いた日とされています。故人が緩流を渡れるように法事・法要を行います。初七日には親戚はもちろん、故人の友人、知人など告別式とほぼ同様となります。

四十九日

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四十九日は初七日から七日ごとに受けたお裁きによって来世の行き先が決まるといわれる最も大切な日です。故人の成仏を祈り極楽浄土に行けるように法事・法要を行います。家族・親戚、故人の友人、知人をお招きします。なお、この日をもって忌明けとなるので法要後に忌明けの会食を開きます。

百か日

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百か日は命日から数えて100日目の法事・法要です。卒哭忌(そつこくき)とも言われていて、泣くことをやめて悲しみに区切りをつけるという日で家族・親戚のみで行います。ですので案内状を出すか出さないかは親戚同士の関係によって変わる事でしょう。

一周忌

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一周忌は個人が亡くなってから一年後の命日です。一周忌は命日に行うのが理想ですが実際は参列者の都合などから週末に行われることが多いです。家族・親戚の他に故人の友人、知人をお招きしますので、対象となる方に案内状を送りましょう。

三回忌

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一周忌の翌年、亡くなってから2年後が三回忌です。三回忌も四十九日や一周忌と同様に大切な法要です。なので四十九日や一周忌と同じように家族・親戚、故人の友人、知人などを招いて規模の大きな法要を営みますので対象となる方に抜けの無いよう気を付けて案内状を送りましょう。

四十九日の数え方を解説!宗派別で違いや法要の日程の決め方・マナーなども紹介のイメージ
四十九日の数え方を解説!宗派別で違いや法要の日程の決め方・マナーなども紹介
大切な人が亡くなった後に行う四十九日法要。数え方は、宗派によって違いがあり、四十九日法要の日程の決め方にも様々な違いがあります。今回は、社会人として知っておきたい四十九日の数え方と法要の行い方、また、日程決めのマナーも含めて詳しくご紹介致します。

法事・法要の案内状はマナーを守って送ろう

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法事・法要の案内状について例文を使用しながらご紹介してきましたが、いかがでしょうか?故人、遺族にとっても故人の友人知人にとっても大切な法事・法要。その案内状ですので準備で慌ただしい中でも、きちんとマナーを守って相手に失礼のない案内状を書きましょう。

しまねこ
ライター

しまねこ

現在、登録販売者として勤務しているパート社員&ライターです。趣味は昔の洋楽観賞とアニメ、漫画、英会話です。曲がったことが大嫌い、楽しいことが大好きです。皆様に少しでも楽しんで読んでいただけるように頑張ります!どうぞよろしくお願いします。

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