ゆうパックの着払い伝票ラベルの使い方って?
ゆうパックを利用したことがありますか。ゆうパックとは日本郵便が提供する荷物運送のサービスです。送りたい荷物を梱包して郵便局やコンビニに持ち込むことで、指定の配達先へ運送してくれる便利なサービスです。
そんなゆうパックの中でも、着払いの方法についてご存じでしょうか。元払いとは違う点も幾つかありますので、ここではゆうパックの着払いでの利用方法を、伝票の書き方・送り方など具体的にご紹介します。
ゆうパックの着払いでの送り方
それではゆうパックの着払いでの送り方についてご紹介します。着払いでゆうパックを送る場合には、元払いで送る場合と同様に、送りたい荷物を梱包し郵便局の窓口またはコンビニへ持ち込み着払い伝票を作成することで着払いで送ることが出来ます。
注意点としては、コンビニによってはゆうパックに対応しているところとそうでないところがあるためしっかりと確認することが必要であることと、ゆうパックの中にも着払いで送ることが出来ないゆうパックの種類があるということです。具体的な手続きをご紹介します。
①送る荷物を用意する
まずは着払いで送りたい荷物を用意します。梱包は自分でするのですが、この時に特別ゆうパック専用の箱や入れ物があるわけではありません。紙袋や封筒、ビニールの袋、自宅にある空き箱・段ボールなどなんでも大丈夫です。
着払いで送りたい品物の内容に応じて適切なものを選択しましょう。どうしても用意できない場合は、郵便局でも段ボールや紙袋が購入できます。小さい紙袋や段ボールなら100円~大きいもので400円ほどで購入が出来ます。
また、紙袋などで梱包する場合には出来るだけ隙間が出来ないように詰めて外側をしっかりと固定するなど工夫することをおすすめします。後ほど解説しますが、ゆうパックの料金は「縦・横・高さ」の三辺の合計で料金が決まりますのでなるべく小さくまとめた方がお得になります。
②郵便局やコンビニで伝票をもらう
着払いで送る荷物の準備が出来たら、実際に郵便局やコンビニに持ち込み、着払いでのゆうパックの利用希望であることを伝えて伝票をもらいましょう。
自分が送料を払って送る元払いの場合は、伝票が青色になります。対して、着払いで送る場合の伝票はピンクの用紙になりますので、間違いのないように郵便局の窓口やコンビニでしっかりと着払いで送る旨を伝えるようにしましょう。
ゆうパックを送ることができるコンビニ
コンビニと言ってもたくさんありますが、ゆうパックを取り扱っているコンビニは「ローソン」「ミニストップ」「セイコーマート」です。いずれかのコンビニに行くか、郵便局の窓口に行くことでゆうパックを着払いで送ることが可能です。
③着払い伝票に記入する
ゆうパックを着払いで送りたい旨を伝えて、着払いと記載してあるピンクの伝票を受け取ったら、必要事項を記入しましょう。内容としては、お届け先の住所・品名・電話番号・配達希望日・時間帯などになります。
書き方は元払いの伝票でも着払いの伝票でも変わりありません。太枠で囲ってある部分が記入する項目となっているため確認しながら着払い用のラベルに記入すれば問題ありません。
④窓口に荷物と伝票を持っていく
ゆうパックの着払い伝票の記入が終わったら、着払いで送りたい荷物と一緒に郵便局の窓口またはコンビニのレジへ持っていきましょう。窓口で着払い伝票ラベルの確認をしてくれたり、荷物の大きさなどをはかってくれます。
不足事項があればこの時に一緒に確認出来るので、着払い伝票の書き方に迷ったらこの時直接確認するようにしましょう。
⑤控え用紙をもらって終了
受付が終了したら、あとは窓口で着払いの発送のための対応をしてくれるので、着払い伝票からお客様控えを受け取って完了です。荷物が宛先に届くのを待つだけとなります。
日本郵政のホームページから荷物の追跡も行えますので、今荷物がどこにあるのか知りたいという方は、そちらから配達の状況を確認することも出来ます。
ゆうパックの着払い伝票の書き方
ゆうパックの着払いでの送り方について紹介しました。ここからは、実際にゆうパックを着払いで送る際に、初めてだと悩むことの多い着払い伝票の書き方について解説していきます。着払い伝票ラベルの具体的な書き方や、記入時の注意点なども含めてご紹介します。
ピンク色の用紙を使う
先述したとおり、ゆうパックを着払いで送るためにはピンク色の伝票の記入が必要です。元払いの場合は青色なので、パッと見たラベルの色で着払いと元払いが区別できるようになっています。ピンク色の着払い伝票には記入する項目欄に「着払い」の文字が大きく印字されていますので、確認しましょう。
記入事項
ピンク色の着払い伝票を用意したら、記入すべき項目を埋めていきます。着払い伝票の中でも記載が必要な項目は太枠で囲ってあるため比較的わかりやすくなっています。初めは悩む部分もあるかもしれませんが、難しいものはありませんので一つずつ確認しながら埋めていきましょう。
宛先
着払いで荷物を届けたい相手方の情報を書き込む欄です。「お届け先」と言う欄の中に、「郵便番号」、「おところ(住所)」、「お名前」、「でんわ(電話番号)」と言う項目があるので正確に記入するようにしましょう。
また、着払い伝票のなかでお届け先の下には「ご依頼主」と言う欄があるので、そちらには自分の情報を記入しましょう。項目はお届け先のものと同様です。
お届け希望日・時間
配達希望日がある場合には、着払い伝票にその日付と時間帯を記入するようにしましょう。もし希望がなければ伝票の配達希望欄は空白でも構いません。最短で届けて欲しい時には、窓口に行ったときにその旨を伝えると日数を確認してもらえます。
荷物の内容
着払い伝票のなかで、品名はメーカーや種類など細かい部分は記載しなくてもいいですが、どういったものが入っているのかはしっかりと分かるようにラベルに記入する必要があります。
例えば「雑貨」では広すぎてどういったものなのかが分からないため、そのものに応じて「ぬいぐるみ」や「食器」「小物入れ」などと具体的に伝票に記載する必要があります。
また、品名の下には「こわれもの」「なまもの」「ビン類」「逆さま厳禁」「下積み厳禁」と指定できる項目もありますので、運ぶ際に注意して欲しい品物であれば伝票に表示してある文字を丸で囲って指定をしましょう。
ゆうパックで送れる荷物のサイズ
ゆうパックのサイズは縦・横・高さをそれぞれ図り、その三辺の合計によって計算します。ゆうパックの種類によって送れるサイズや重さが少しずつ変わってきますので注意が必要です。下記で詳しく解説していきます。
ゆうパック
基本のゆうパックは、縦+横+高さの三辺の合計でサイズをはかり、合計170cm以下のものならゆうパックで送ることが出来ます。また、重さは25kg以下のものに限られます。もし25kg以上の重さのものを送りたいときには、ゆうパックではなく後ほど紹介する重量ゆうパックを利用しましょう。
60サイズ(60cm以下)、80サイズ(80cm以下)、100サイズ(100cm以下)、120サイズ(120cm以下)、140サイズ(140cm以下)、160サイズ(160cm以下)、170サイズ(170cm以下)でサイズが区別されています。
ゆうパックは上記のどのサイズで、どこからどこに送るかで基本の送料が決まります。送料の計算は日本郵政のホームページから行えるようになっています。
重量ゆうパック
ゆうパックでは縦・横・高さの三辺の合計が170cm以下、重さが25kg以下のものを送ることが出来ました。重量ゆうパックは、重さが25kgを超えてしまう荷物を送る際に使用することが出来ます。
重量ゆうパックの最大重量は30Kg以下となりますので、重い荷物を送りたいときにはあらかじめ30kgを超えてしまわないかどうか確認しておくことをおすすめします。
料金は、ゆうパックの基本運賃にプラスして510円または520円となっています。こちらも送料の計算が日本郵政のホームページから行えるようになっていますので確認してください。
チルドゆうパック
チルドゆうパックは、保冷が必要な品物を冷蔵温度で保管しながら配達してくれるサービスです。注意点として、チルドゆうパックの大きさの最大限は、長さ100cm以下、長さ・幅・暑さの合計が150cm以下となっています。
60サイズで基本運賃+225円、80サイズで基本運賃+360円、100サイズで基本運賃+675円、120サイズで基本運賃+675円、140サイズで基本運賃+1330円、150サイズで基本運賃+2100円となっています。
チルドゆうパックは保冷が必要な生鮮品を送りたい時などに便利なサービスですので、必要な品物をゆうパックで送る際には活用してみて下さい。
ゆうパックの着払い伝票の使い方をマスターしよう
ゆうパックの着払いでの伝票ラベルの書き方、送り方についてご紹介しました。ゆうパックは初めて利用するときなどは何かと分からないことも多く、敷居が高く感じたりすることもあると思いますが、書き方や送り方を一度理解してしまえばとても簡単で便利なサービスです。
この機会に是非、ゆうパックの着払い伝票の書き方・送り方をマスターして便利に活用してみてください。