登山家が登頂できない世界の未踏峰の山を紹介!
過去に世界最高峰の山エベレストを攻略した登山家が出て以来、世界には登山家が登頂できていない未踏峰の山が7つほどあります。なぜこの世界にある7つの山は未踏峰になっているのでしょうか。その理由について気になっている方も少なくないはずです。
そこで今回は、登山家が未だかつて登頂できていない未踏峰である理由や、登山家が登頂できない世界の未踏峰の山を7つご紹介していきます。誰も知らない未踏峰の世界に触れてみてください。
未踏峰の山となる理由
世界にはまだ登山家が登頂できていないとされる未踏峰の山が7つほどあると言われていますが、なぜこの7つの山は未だ未踏峰の山のままなのでしょうか。それにはいくつかの理由があるからなのです。
理由は様々ですが、そもそも地理的に知られていないということもありますし、アクセスが困難であったり、危険な場所であったりなど様々な理由があることから登山家が立ち入る事ができず、未だ未踏峰の山のままになってしまっています。
下記では、更に深く未踏峰の山のままになってしまっている理由についてご紹介していきます。ぜひ、気になる方はチェックしておきましょう。
宗教的な理由がある
登山家が登頂できず未踏峰の山となる理由1つ目は「宗教的な理由がある」ということから未踏峰の山のままになってしまっているということが考えられます。
そもそも宗教的な理由とは、未踏峰の山が神聖な場所として崇められている事も多く、その事から登山家が立ち入る事ができなくなってしまっています。日本では宗教的な理由で登頂できないという理由は、聞いたことがありませんが、海外では山を神聖な場所として捉えている事も少なくないのです。
山そのものが危険
登山家が登頂できず未踏峰の山となる理由2つ目は「山そのものが危険」ということから未踏峰の山のままになってしまっているということが考えられます。
宗教的な理由に加えて、山そのものが危険であることから未踏峰になっている山は多くあります。山自体が登頂できるルートや形になっていない事や、そもそも登頂に適した天候で無い場所にあることから、登山家が登頂するには危険と判断されてしまいその事から未踏峰の山になっています。
登山許可が下りない
登山家が登頂できず未踏峰の山となる理由3つ目は「登山許可が下りない」ということから未踏峰の山のままになってしまっているということが考えられます。
未踏峰となってしまっている山は、宗教的な理由であることや山そのものが危険であると判断されている場合は、そもそも登山許可が下りません。なので登山家が登頂したいと願っても、登山許可が下りない為に未だ未踏峰の山になってしまっていることが分かります。
山の位置する場所
登山家が登頂できず未踏峰の山となる理由4つ目は「山の位置する場所」ということから未踏峰の山のままになってしまっているということが考えられます。
山の位置する場所がそもそもアクセス困難であったり、危険立ち入り区域であったりする場合は必然的に近寄ることができず、未踏峰の山になってしまいます。このことから世界の未踏峰である山は位置する場所を理由に未踏峰の山となっている山は数多くあるはずです。
例え、登山許可が下りている山であっても、危険区域を通らなければならなかったり、アクセスが困難では立ち寄りたくても登山家達は諦めざるをえないのです。
気候の関係
登山家が登頂できず未踏峰の山となる理由5つ目は「気候の関係」ということから未踏峰の山のままになってしまっているということが考えられます。
世界の未踏峰とされている山が位置する場所によっては、気候が大変厳しく登山家が登頂することができるような状況でない事や、そもそも山に近づくこと自体が気候的に難しい所もあります。
その為、登山家が登頂したいと願っても近寄ることすらできないという事から、世界には未踏峰の山が残っているという状況なのです。
存在を知られていない
登山家が登頂できず未踏峰の山となる理由6つ目は「存在を知られていない」ということから未踏峰の山のままになってしまっているということが考えられます。
そもそも未踏峰の山が生まれる理由として、地図に乗っていない山が数多くあることから登山家にその山の存在を知られていないとうことから未踏峰の山になっているということも多くあります。
また、未踏峰の山の名前を知っていても、その場所が分からず存在を知ることができずに登山家が登頂できていないという理由も考えられます。
政治的に不安定である
登山家が登頂できず未踏峰の山となる理由7つ目は「政治的に不安定である」ということから未踏峰の山のままになってしまっているということが考えられます。
世界の未踏峰の山として知られている山がある場所が、政治的に不安定な場所に位置している場合、例え登山許可が下りている場合でも、近寄るのが危険であることから中々登山家が立ち入る事ができず、山に到達することができないこともあります。
上記でもご紹介した様々な理由から、登山家が登頂できずにいる未踏峰の山が誕生しているのです。世界の山を登頂するということはこれほど過酷な環境であることが理由からも分かります。
未踏峰の山①カイラス山
様々な理由から登山家が登頂できず未踏峰の山が誕生していますが、その未踏峰の1つでもある「カイラス山」についてここではご紹介していきます。まずこのカイラス山は、中国のチベット自治区の高原西部にある1つの山として形成されている独立峰になります。
この山の標高は6656メートルほどあり、登頂することはできませんが標高5600メートルあたりまでは観光客が立ち寄ることができる巡礼路があります。カイラス山を1周することができるコースは多くの人が集まります。
未踏峰の理由
中国のチベット自治区の高原西部にある1つの山として形成されている独立峰であるカイラス山が、未だ登山家が登頂できていない未踏峰の山である理由には、どの様な理由があるのでしょうか。
現在カイラス山が登頂できない理由として考えられる理由は、2つほどあると言われていますが、その理由は果たしてどの様な理由があるのでしょうか。
登山許可が下りない
カイラス山が未踏峰の山と言われている理由1つ目は、4つの宗教の聖地(チベット仏教やヒンドゥー教、ボン教やジャイナ教)であることから、神聖な場所として登山許可が下りない事から登山家が立ち入ることができず、未踏峰の山になっているという理由があります。
日本では、宗教的な理由で登山ができないという理由に対してあまり馴染みがありませんが、海外では宗教的な理由から登山許可が下りないということは意外と珍しくありません。
そんな未踏峰の山として知られるこのカイラス山は、数十年前にスペインの登山隊に1度だけ、登山許可を与えたこともあったのです。ですが、神聖な場所として崇められている場所に立ち入る事を地元の方などから反対されてしまい、その許可を剥奪されてしまったのです。
アクセスの困難な地
カイラス山が未踏峰の山と言われている理由2つ目は、そもそも交通手段が整備されておらずアクセスが困難な地であることから登山家が立ち入ることができない状況になっていることから未踏峰の山になってしまっていることもあります。
神聖な場所として崇められている場所でもある事からか、周辺のアクセスや交通手段などの設備は整っていません。こういった2つの理由からカイラス山は、世界にある未踏峰の山になっていると考えられます。
11世紀に登頂したとの伝説も
神聖な場所として崇められている事から、登山許可が下りなかったりアクセス困難で登山家が立ち寄ることができず未踏峰の山として知られていますが、11世紀頃に過去に登頂した登山家がいたのではないかという伝説が広まっています。
過去に登頂に成功したと言われている彼の名はミラレバと言い、チベットでは有名な仏教修行者であったとされています。ということは未踏峰の山ではないと感じてしまいますが、あまりにも昔の話であることから伝説とされています。
巡礼路が人気
登山許可が下りなかったり、アクセス困難で登山家が登頂することができていない山ではありますが、カイラス山周辺を一周することができる巡礼路はあり、この巡礼路は観光客にとても人気があります。
ですが、一周は52キロメートルあるのでとても簡単なことでは無い為、登山初心者や登山が好きな方が気軽に行けるようなところではありません。
未踏峰の山②ガンカー・プンスム
続いての登山家が登頂したことのない未踏峰の山は「ガンカー・プンスム」になります。このガンカー・プンスムは、ブータンという国にあり標高はなんと7570メートルと国内最高峰の高さを誇る山となっています。
この7570メートルという標高の高さは未踏峰の山の中でも最高峰でもあります。そんなガンカー・プンスムはブータンの人々に神聖な場所として崇められています。
未踏峰の理由
ブータンという国にある世界の未踏峰の山の中でも最高峰を誇るガンカー・プンスムが、未だ登山家が登頂できていない未踏峰の山である理由には、どの様な理由があるのでしょうか。
現在ガンカー・プンスムが登頂できない理由として考えられる理由は、2つほどあると言われていますが、その理由は果たしてどの様な理由があるのでしょうか。その理由について下記で詳しくご紹介していきます。
登山許可が下りない
世界最高峰の未踏峰の山として知られるガンカー・プンスムが登頂できない理由として考えられる理由1つ目は、登山許可が下りないという理由があります。
ガンカー・プンスムには、ブータン側からと中国チベット側からの2つの登山ルートがあることからどちらの国境にあるのかが曖昧である為、登山許可問題が発生し、その事から登山許可が下りません。なので、未だ世界最高峰の未踏峰の山として残っています。
国境がわかりにくい地域
世界最高峰の未踏峰の山として知られるガンカー・プンスムが登頂できない理由として考えられる理由2つ目は、登山許可が下りない原因ともなっている国境が分かりにくい地域にある事が未踏峰の山になってしまっている理由になります。
更に、ガンカー・プンスムの山は登頂するまでの登山道が困難な状態であることから危険であると判断されている為に未踏峰の山になっているという理由もあります。
1980年代にいくつかの登山隊が挑戦
世界最高峰の未踏峰の山として知られるガンカー・プンスムは、登山道がかなり危険で困難な道のりであることからも、登山許可が下りず登山家が登頂することができていない状況ではありますが、過去1980年代にいくつかの登山隊が挑戦したという記録が残っています。
この時、日本を含む世界の登山隊が世界最高峰の未踏峰の山として知られるガンカー・プンスムに挑みましたが、惜しくも失敗に終わってしまっています。
未踏峰の山③マチャプチャレ
続いての登山家が登頂したことのない未踏峰の山は「マチャプチャレ」になります。マチャプチャレは、世界で最も美しい山とも評されるネパールのアンナプルナ山系に属する山の1つになります。
標高は、6993メートルあり世界の未踏峰の山の中でも大きい方に入る山でもあります。美しい山の形と壮大な自然を感じることができる山として、人々の神聖な場所になっています。
未踏峰の理由
ネパールの中北部のアンナプルナ山系になる世界の未踏峰の山マチャプチャレが、未だ登山家が登頂できていない未踏峰の山である理由には、どの様な理由があるのでしょうか。
現在マチャプチャレが登頂できない理由として考えられる理由は、2つほどあると言われていますが、その理由は果たしてどの様な理由があるのでしょうか。その理由について下記で詳しくご紹介していきます。
登山許可が下りない
世界で最も美しいと評されるマチャプチャレが登頂できない理由として考えられる理由1つ目は、登山許可が下りないという理由があります。
マチャプチャレがなぜ登山許可が下りないかというと、神聖な場所として崇められている山ということもあり、登山家が登頂することは困難となっています。その事から世界で最も美しい山でありながら、未だ未踏峰のままの山となってしまっているのです。
宗教的な理由
世界で最も美しいと評されるマチャプチャレが登頂できない理由として考えられる理由2つ目は、宗教的な理由があります。マチャプチャレはシヴァ神に関連していると人々に知られており、その事から神聖な場所として大切に守られています。
その為、ネパール政府から登山許可が下りることが無い為、立ち入ることができません。なので登山家が登頂することはできない状況となっています。
山頂手前まで登った記録も
世界で最も美しいと評されるマチャプチャレは、未踏峰の山として知られていますが、過去に1人だけ山頂手前の50メートルまで登ったことがあるという記録が残されています。
その記録によると時代は、1957年でイギリス人のJ・ロバーツらが山頂を登らないことを約束に登山許可を得て、山頂手前の50メートルまで登ったとされています。それ以来、登山許可が下りることはなく未だ未踏峰の山のままになっています。
世界で最も美しいと評される
マチャプチャレは、山の形が特徴的でアルプス山脈にあるマッターホルンに形に似ていることから世界で最も美しい未踏峰の山として評されています。
山頂が二股に分かれていることからマチャプチャレという名前が付いたとされますが、とても自然豊かで美しい山である為、神聖な場所としてとても大切に守られています。せっかく美しい山であるならば登頂してみたいという登山家も多くいますが、許可が下りず未踏峰のままです。
未踏峰の山④カブルー
続いての登山家が登頂したことのない未踏峰の山は「カブルー」になります。カブルーはネパールとインドの間の場所に位置している未踏峰の山になります。
この山はヒマラヤ山脈の山でもあり標高7412メートルと非常に高く、未踏峰の中でもガンカー・プンスムに続く迫力のある高さを誇る山です。そんなガンカー・プンスムは、謎が多い山としても知られていますし、また場所がどこにあるか分からない山として登山家の中では有名です。
未踏峰の理由
ネパールとインドの間の場所に位置している世界の未踏峰の山カブルーが、未だ登山家が登頂できていない未踏峰の山である理由には、どの様な理由があるのでしょうか。
現在マチャプチャレが登頂できない理由として考えられる理由は、様々な説がありますが大きな理由は1つほどあると言われていますが、その理由は果たしてどの様な理由があるのでしょうか。その理由について下記で詳しくご紹介していきます。
場所が分かりにくい
登頂できない理由として考えられる理由は、場所が分かりにくいという理由があります。カブルーは、ネパールとインドの間にあり、場所が分かりにくいことから未踏峰の山になっていることが考えられます。
また、周辺には似たような山や似たような名前の付く山がが多くある為、カブルーを登山していたつもりだったが実際にはカブルーに似た山を登山していたという事例も多くあります。それくらい登山家の中でもカブルーは分かりにくく、未だ未踏峰の山として残っているのです。
いくつか登頂記録があるが定かではない
カブルーは、世界の未踏峰の山の中でも周辺に似たような名前の山や形をした山が多くあることから登山家のいくつか登頂記録があるが、その山が実際にはカブルーでは無く、似た山だったことから登頂記録は定かではありません。
また、他にも何十年も前に登山家が登頂を目指していたという記録が残されていますが、公式には登頂が記録されているわけでは無く、未だ未踏峰の山の1つとして残されています。
未踏峰の山⑤梅里雪山
続いての登山家が登頂したことのない未踏峰の山は「梅里雪山」になります。梅里雪山は、中国の雲南省デチェン蔵族自治州にある6000メートルを超える山々が30メートルも連なる太子13峰と呼ばれる巨大で迫力ある未踏峰になります。13つの中でも標高6740メートルを超えている未踏峰山もあります。
6000メートルを超える山々が30メートルも連なっていますが、13つの全ての山が未だ未踏峰の山として残されています。
未踏峰の理由
6000メートルを超える山々が30メートルも連なる世界の未踏峰の梅里雪山が、未だ登山家が登頂できていない未踏峰の山である理由には、どの様な理由があるのでしょうか。
現在梅里雪山が登頂できない理由として考えられる理由は、様々な説がありますが大きな理由が1つほどあります。その理由は果たしてどの様な理由があるのでしょうか。その理由について下記で詳しくご紹介していきます。
厳しい気候
登頂できない理由として考えられる理由は、厳しい気候の場所に梅里雪山があることから登山するには危険な場所として、登山家が立ち居いる事ができない状況となっています。
その厳しい気候というのは、登山家がもっとも危険で嫌うモンスーン地帯なのです。過去に何人かがこの梅里雪山の山頂を目指して登頂をしましたが、モンスーンという厳しい気候に襲われ危険な状態になり、山頂を目指すことができなかったというエピソードがあります。
1991年に日中合同の登山家が遭難
厳しい気候の場所にある梅里雪山は、過去に何人かの方が山頂を目指して登頂する登山家の方がいましたが、被害にあっている方も少なくありません。
今から数十年前の1991年に中国人と日本人との合同で登山隊が山頂を目指していましたが途中で遭難し、42名のうち17名が行方不明の状態になってしまっています。
未だ、見つかっていない遺体などもありそういった事件が起こっていることもあるので、登山家の中でも梅里雪山は、危険が伴う場所でもあるため立ち入る事が困難になっていることから未踏峰の山として残っているのです。
未踏峰の山⑥キュンガリ
続いての登山家が登頂したことのない未踏峰の山は「キュンガリ」になります。キュンガリは、中国チベット自治区とネパールの間にあるヒマラヤ山脈に属する山です。
標高は6599メートルもある山でありながら地図に記載されている事も少なく、現地の人々にもあまり存在を知られていない未知の未踏峰の山になっています。謎に包まれているからこそ気になる未踏峰の山として登山家の中では有名です。
未踏峰の理由
標高6599メートルもあるヒマラヤ山脈に属する世界の未踏峰のキュンガリが、未だ登山家が登頂できていない未踏峰の山である理由には、どの様な理由があるのでしょうか。
現在キュンガリが登頂できない理由として考えられる理由は、様々な説がありますが大きな理由が1つほどあります。その理由は果たしてどの様な理由があるのでしょうか。その理由について下記で詳しくご紹介していきます。
地図ですら掲載されていない
ヒマラヤ山脈に属する世界の未踏峰のキュンガリが、登頂できない理由として考えられる理由は、地図ですら掲載されていないということが考えられます。キュンガリは、中国チベット自治区とネパールの間にある山ではありますが、現地に人もその存在をを知らない人もいるという未知の山なのです。
その為、地図ですら掲載されていないことも多く登山家の中でも難易度は高く、立ち入ることができない状況であることから未だ未踏峰の山として残っています。
日本人の登山家が挑戦するも失敗
地図ですら掲載されることの少ないキュンガリですが、2013年に日本の登山家が登頂を目指して登山に挑戦しています。
その方は辻秀信という登山家の方でしたが、地図にも掲載されることの無い山であったことや、現地の人もあまり知らないと言った状況だったことから、山の形や登山路の把握が難しく惜しくも失敗に終わってしまいました。その事から未だキュンガリは未踏峰の山のままになっています。
未踏峰の山⑦サイプル山
続いての登山家が登頂したことのない未踏峰の山は「サイプル山」になります。サイプル山は、南極大陸のサイプル島にある標高3109メートルと世界の未踏峰の山の中では比較的低い山になります。
サイプル山はとても辺鄙な場所にある山として存在自体をあまり知られていないことや、登山に挑むには色々な攻略を考える必要があることから未だ未踏峰の山として残っています。それに加えて南極という場所も過酷な気候と環境であるのも登山を難しくしています。
未踏峰の理由
南極大陸のサイプル島にある標高3109メートルのサイプル山が、未だ登山家が登頂できていない未踏峰の山である理由には、どの様な理由があるのでしょうか。
現在サイプル山が登頂できない理由として考えられる理由は、様々な説がありますが大きな理由が1つほどあります。その理由は果たしてどの様な理由があるのでしょうか。その理由について下記で詳しくご紹介していきます。
山の位置する場所
サイプル山は、南極大陸のサイプル島にある山という山の位置する場所が、未知の世界過ぎるため近づくことができず、未踏峰の山になってしまっています。南極大陸は、過酷な環境と気候であることに加えて未だどの様な場所なのかも未知のままである為、登山をするのには危険過ぎます。
また、アクセスも難しく登山家が登頂を目指すには難易度が高すぎる事もあり、過去に登頂した記録も残されていません。
知られていることが少ない山
サイプル山は、未知の世界南極大陸にある山である為、知られていることも少ない山でもあります。また、過去に登頂した記録も残されていないことから、登山家が登頂をするのには危険がある為、多くの調査をしなければならない山でもあります。
この様に、世界にある未踏峰の山は位置する場所の問題や、危険性、宗教的な理由など様々な理由がある為、登山許可が下りず未踏峰の山として残されているのです。
日本人が制覇した2つの未踏峰の山
世界にはまだ7つほどの未踏峰の山が残されていますが、過去に日本人が未踏峰の山として言い伝えられていた山を制覇したことがある山が2つほどあります。その山は「ヤカワカン」という山と「ラジョダダ」という山になります。
この様に、かつては未踏峰の山だった山も登頂に成功し、歴史を塗り替えることができるという事例も少なからずあります。
ヤカワカン
日本人が制覇した未踏峰の山1つ目は「ヤカワカン」という山です。ヤカワカンは、標高6482メートルと未踏峰の中でも比較的高くネパールにある山ですが、2010年に山岳連盟所属の辻秀信さんが初めて登頂に成功しました。この登頂の成功は、大変大きな話題になりました。
ラジョダダ
日本人が制覇した未踏峰の山2つ目は「ラジョダダ」という山です。ラジョダダは、ヒマラヤ山脈の中にある山の1つで、ネパールと中国の国境近くにあり、標高は6426メートルとヤカワカンと同じくらいの高さの山になります。
この山は、2014年までは登山許可が下りず立ち入ることができない山でしたが、解禁され早稲田大学山岳部が、ラジョダダの登頂に見事成功しました。
未踏峰の山々は登山家の冒険心を掻き立てる
世界中にある人類未踏峰の7つの山について、登山家も登頂できない理由まで今回は詳しくご紹介させて頂きました。世界の未踏峰の山は、危険な場所にあったり、宗教的な理由など様々な事があり登ることができない状態ではありますが、未踏峰の山々は登山家の冒険心を常に掻き立てているのです。