コストコの冷凍エビを賢く使う方法をチェック
中華料理やイタリア料理はもちろん、様々なレシピに登場する海老。しかし、普段スーパーでエビを購入して料理しようと思っても、お値段の関係でなかなか手が出せないこともあるでしょう。
そんなときには、大容量かつお買い得で知られるコストコの冷凍エビを試してみてはいかがでしょうか?コストコの冷凍エビを見たら、パッケージのサイズはもちろん、取り扱っている種類の多さに驚くこと間違いありません。
今回はそんなコストコの冷凍エビの種類や値段、選び方から解凍方法まで、コストコの冷凍エビを賢く使う方法についてまとめてご紹介します。
コストコの冷凍エビの選び方
コストコの冷凍エビは種類が多く、初めて買う時にはどれを買ったらいいか迷ってしまいます。しかし、実際コストコの冷凍エビを選ぶときに考えなければならないことは、それほど多くはありません。まずはコストコの冷凍エビの選び方をみていきましょう。
サイズで選ぶ
一つ目は、サイズで選ぶ方法です。パッケージには50-70といった数字が表示されています。日本のスーパーでは馴染みのないものですが、こちらの数字がコストコの冷凍エビのサイズ表示になります。
海老には1ポンド当たりに対する海老の数量によってサイズを決めるという世界基準があり、コストコの冷凍エビはこちらに従ったサイズ表示をしているのです。
つまり、パッケージに表示されている数値が大きければ、入っている海老の数は多いですが、海老一尾のサイズは小さいということになります。
反対にパッケージの数値が小さければ、海老の数量は少ないけれど、一尾のサイズは大きいということになります。調理に使う海老のサイズを気にしない場合は良いですが、サイズを気にする場合は、パッケージの数値を確認しましょう。
尾の有無で選ぶ
もう一つは、海老の尾がついているかどうかです。後ほど詳しくご紹介しますが、コストコの冷凍エビには、尾付きの商品と尾がない商品と種類が分かれています。そのため、海老の調理方法に合わせてコストコの冷凍エビを選びましょう。
コストコで買える冷凍エビの種類と値段
コストコの冷凍エビの選び方をご紹介したところで気になる点は、コストコで実際にどんな冷凍エビを取り扱っているのでしょうか。
続いては、コストコの冷凍エビといったらこれというような定番商品から、こんな冷凍エビまで売られているのかと思うような商品まで、コストコで実際に取り扱っている、代表的な冷凍エビの種類や値段をみていきましょう。
KIRKLAND SIGNATUREのむきえび
まずは、コストコの冷凍エビの看板商品ともいえる、オリジナルブランドであるKIRKLAND SIGNATUREから販売されている、オレンジ色のパッケージが目印のむき海老タイプです。
下処理が済んだ調理済みのタイプなので、解凍するだけで料理に使え、時短にも最適です。尾のついているものとないものの二種類が販売されているので、お好きなタイプを選びましょう。
容量はいずれも約2ポンドで908g程となっており、海老のサイズによって値段は異なりますが、1700円から1900円程度となっています。
KIRKLAND SIGNATUREの生エビ
続いては、同じくKIRKLAND SIGNATUREから販売されている、青色のパッケージが目印の生エビタイプです。生エビですがこちらも背ワタの処理済みで、料理にも簡単に使えます。また、尾のあるなしも選べます。
こちらも容量は約2ポンドで908g程入っており、海老のサイズによって1500円から1900円程度となっています。
天然えび 殻付無頭
コストコの冷凍エビといえば、ご紹介したKIRKLAND SIGNATUREが有名です。しかし、コストコでは、それ以外の種類の冷凍エビも取り扱っている場合があります。まずは天然えびの殻付無頭です。こちらは1kgで値段が2480円となっています。
無頭ブラックタイガー
コストコで取り扱っている冷凍エビには、無頭ブラックタイガーもあります。こちらも容量は1kgですが、海老のサイズによって値段が2980円の商品と3980円の商品に分かれています。
ご紹介したコストコのオリジナルブランドであるKIRKLAND SIGNATUREの冷凍エビと比べると値段がどうしても高くなってはしまいますが、もし見かけたら購入してみてはいかがでしょうか。
コストコの冷凍エビの扱い方
「コストコで冷凍エビを買ったは良いものの、上手く解凍できるか心配」という方もいるでしょう。ご安心ください、コストコの冷凍エビは固まって冷凍されているのではなく、元々一尾ずつバラバラな状態でフリージングされています。
そのため、調理に必要な分だけ取り出して解凍すればよく、解凍のハードルも下がります。そんなコストコの冷凍エビの解凍から調理まで、扱い方をみていきましょう。
保存はパッケージを利用できる
コストコの冷凍エビが人気の理由は、サイズや値段だけではありません。コストコの冷凍エビが入っているパッケージはジッパーが付いている厚めのビニールで出来ています。
そのため、コストコで買った冷凍エビの内、解凍せずに保存しておく海老は、そのまま買ってきたコストコのパッケージの中に入れておくだけです。このようなささやかな気遣いも、コストコの冷凍エビが人気の理由でしょう。
解凍は一晩じっくりと
コストコの冷凍エビのパッケージにも解凍方法が記載されていますが、基本的にコストコの冷凍エビは、必要な分だけをボールなどに取り出して一晩自然解凍させます。コストコの冷凍エビは一度解凍したものを再び冷凍させることは推奨されていないため、その都度解凍を心がけましょう。
急ぎの場合は常温の水で
コストコの冷凍エビを今すぐに解凍して調理に使いたいという場合には、常温の水で解凍しましょう。解凍方法は、水を入れたボールにコストコの冷凍エビを入れて、五分ほど待つだけです。
この時ボールに塩を入れて、解凍後に塩水を洗い流すという方法もあるようです。また、塩水を洗い流す前に海老をお酒に軽くもみこんでおくと、臭みが抜けやすいそうです。
流水解凍は避けた方がいい!
一般的な解凍方法としては、流水による方法があります。急いでいるときにはついやりたくなる方法ですが、コストコの冷凍エビに関していえば、流水による解凍は避けた方が無難です。せっかくのうまみが水と一緒に流れていってしまうためです。
そのため、コストコの冷凍エビは、一晩置いた自然解凍か、水の中につけて解凍させるかのどちらかで解凍しましょう。解凍後の海老は、キッチンペーパーで水気を吸収してから調理するのがおすすめです。
火の通しすぎに注意
コストコの冷凍エビを調理する際に気を付けることが、加熱のしすぎによる縮みです。元々海老の加熱加減は少し難しいものです。特に既に調理済みの海老は既に加熱処理を行っているものになります。
そのため、あまり加熱しすぎるとあっという間に海老が縮んでしまいますので気を付けましょう。しかし、海老が縮むからといって加熱をせずに食べてはいけません。以前のコストコの調理済み冷凍エビは、解凍後にそのまま食べることが可能でした。
しかし2018年からコストコの冷凍エビは、調理済みでもしっかりと火を通すようにという文面がパッケージに表示されるようになりましたので、コストコの冷凍エビは加熱しすぎに注意しながらも、十分火を通してから食べましょう。
コストコの冷凍エビのおすすめ調理法
コストコ冷凍エビの選び方や扱い方をご紹介しました。コスパが良く解凍方法も簡単なコストコの冷凍エビを、ぜひとも使ってみたくなったのではないでしょうか?続いては、実際にコストコの冷凍エビを使ったおすすめのレシピをみていきましょう。
ガーリックシュリンプパスタ
まずは、普段のパスタがぐっとオシャレで豪華になる「ガーリックシュリンプパスタ」です。パスタを茹でている間に、熱したフライパンにオリーブオイルと刻んだにんにくを入れ、にんにくの香りが出てきたら海老を投入します。
しばらく経ったら白ワインも軽くかけましょう。その後、パスタのゆで汁を大さじ2程度加え、ソースが乳化したところでゆであがったパスタを加えてあえれば完成です。
お好みで塩コショウやパセリで味を調えましょう。ガーリックシュリンプソースは濃厚なので、太めのパスタを選ぶと相性がいいです。
海老ガーリックバター
続いては、海老のガーリックバターのレシピをご紹介します。まず、むきエビに塩コショウをまぶして小麦粉をつけておきます。フライパンにオリーブオイルとバターを入れて、スライスしたニンニクも加えます。
ニンニクの焼き色が付いてきたら、一旦ニンニクを取り出します。そうしたら、海老としめじをフライパンに入れて加熱します。火が通ったらニンニクを戻し、行者ニンニクとみじん切りにしたパセリを加えて完成です。塩気が足りないようなら、少し調節してください。
海老のマカロニグラタン
コストコで小ぶりなサイズの冷凍エビを買ったらぜひ試していただきたいのが、海老のマカロニグラタンです。まず、玉ねぎを薄く切っておきます。フライパンに海老を入れ、塩コショウを加えて両面に焼き色をつけたら、一旦取り出しておきます。
フライパンにバターを加え、玉ねぎを炒めます。火が通ったら海老を戻し、白ワインを加えてさっと炒めましょう。弱火にして薄力粉を入れます。粉っぽさがなくなるまでしっかりとヘラで炒めましょう。そこに牛乳を数回に分けて加え、しっかりと混ぜてダマをなくします。
次にコンソメを加えて、煮立ったら火を止め、生クリーム、シュレッドチーズ、粉チーズを加えます。続いては、鍋にたっぷりの水を入れ、塩を加えて加熱し、マカロニを茹でます。
茹で上がったマカロニをフライパンに加えてしっかりと混ぜ合わせたら、耐熱容器に移します。最後にシュレッドチーズとパルミジャーノを少し振り掛けたら、トースターかオーブンで焼いて完成です。
エビ春巻き
続いては、変わり種春巻きのレシピをご紹介します。むきエビ、斜めに切ったアスパラ、半分に割ったスライスチーズを春巻きの皮で包みます。そして180度の油でこんがりと揚げたら完成です。
チーズに塩気があるため、何もつけずそのままでも美味しく食べられますが、塩コショウやサルサソースも合います。具を入れすぎると揚げている最中にチーズが飛び出てしまうため、気持ち少なめに包みましょう。
エビマヨ
続いては、冷蔵庫にコストコの冷凍エビがあったらぜひ作りたい一品、エビマヨの調理法をご紹介します。まず、海老に塩コショウ、酒、しょうがを加えてもみこみ、少し経ったら片栗粉をまぶして更にもみこみます。
続いてはソース作りです。マヨネーズ、粒マスタード、砂糖、ごま油、お好みで刻んだ長ネギを混ぜ合わせてエビマヨソースを作りましょう。その後、フライパンに1~2cmほど油を入れて揚げ焼きします。取り出した海老にソースを絡めたら完成です。
エビマヨソースはご紹介したレシピ以外にも、マヨネーズにケチャップやハチミツ、ポン酢を混ぜて作るものや、マヨネーズとコンデンスミルクで作るものなどバリエーションが豊富です。様々なソースを用意して、各自で好みの味付けを探すのもおすすめです。
エビカレー
せっかくふんだんに海老が入っているコストコの冷凍エビを買ったのですから、エスニックの香りあふれる海老カレーに挑戦してみるのはいかがでしょうか。さっそく調理法をご紹介します。まず、フライパンにバターを入れて溶かしたらむきエビを投入して、焼き色が付くまで炒めます。
そこに細切りにしたパプリカを入れてしんなりするまで炒めたら、いったんお皿に移しておきます。油を熱したフライパンに、スライスした玉ねぎを投入してしっかりと炒めたら、みじん切りにしたニンニクとショウガ、粒マスタードを加えて香り立たせましょう。
そこへトマトピューレとヨーグルトを加えて、中火で水分を飛ばします。水分が飛んだら、好みのスパイスを加えて全体に馴染ませます。スパイスは、コリアンダーパウダーやターメリックパウダー、クミンパウダーやカルダモンパウダーなどがおすすめですが、市販のカレー粉でも代用可能です。
スパイスがなじんだら、お皿に移していた海老とパプリカを戻して全体をなじませましょう。その後、ココナッツミルクと水を入れて、沸騰するまで待ちます。沸騰したら弱火にして、蓋をして10分程度煮込みます。
最後に味見をして、味が薄いようなら塩コショウで味を調えます。バジルを振り掛けたら完成です。刻んだナッツを振り掛けると、さらに食感にアクセントが加わります。海老が少なくて物足りない場合は、豚肉などを加えてもいいでしょう。
コストコの冷凍エビでお得に美味しいご飯を作ろう
今回は、コストコの人気商品である冷凍エビの種類や値段に加え、解凍方法や調理方法までまとめてご紹介しました。
コストコで販売されている冷凍エビの種類が、普段使っているスーパーよりも多いため、最初はどれを買えばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。しかし、ご紹介した選び方を参考、予め必要な冷凍エビの種類を決めておけば、コストコで実際冷凍エビを選ぶときにも安心です。
またコストコの冷凍エビは、一尾ずつバラバラに冷凍してあるため、その都度必要な分だけ解凍すればよく、使い勝手が良いです。
大容量な上に値段もお手頃のため、コストコの冷凍エビを試してみたかったけれど、解凍が難しそうで手が出せなかったという方でも、安心して試せるのではないでしょうか?ぜひコストコの冷凍エビを使って、これからはもっと気軽に海老料理に挑戦してみましょう。