ウォシュレットの「ビデ」と「おしり」の違いは?正しい意味や使い方も紹介!

ウォシュレットの「ビデ」と「おしり」の違いは?正しい意味や使い方も紹介!

ウォシュレットに備わっている「おしり」と「ビデ」の機能の違いをご存知でしょうか。「おしり」は使ったことがあるけど、「ビデ」は使ったことがないという人は多いです。ここではウォシュレットに備わっている「おしり」と「ビデ」の違いについてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ウォシュレットの「ビデ」と「おしり」の違いが知りたい!
  2. 2.「ビデ」の意味とは
  3. 3.トイレのウォシュレットの「ビデ」とは
  4. 4.ウォシュレットの「ビデ」と「おしり」の違い
  5. 5.ウォシュレットの「ビデ」の効果的な使い方
  6. 6.ウォシュレットの「ビデ」は女性に欠かせない機能

ウォシュレットの「ビデ」と「おしり」の違いが知りたい!

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ウォシュレットには「おしり」と「ビデ」の二つの機能が備わっています。しかし、その二つがどう違うのかを御存じでしょうか。この記事ではウォシュレットに備わっている「おしり」と「ビデ」の機能にどんな違いがあるのか、どんな時に使うのかをご紹介します。

「おしり」の機能を使ったことはあっても「ビデ」を使った経験のある人は少ないでしょう。実際に使ったことがあっても「ちょっと勢いが弱いな」くらいの感想です。実は「ビデ」は男性には意味がないですが、女性にはとても便利な機能を持っているのです。

「ビデ」の意味とは

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そもそも「ビデ」という言葉にはどんな意味があるのでしょうか。ウォシュレットでの「おしり」は何となく意味が分かりやすいですが、「ビデ」という言葉はここ以外では聞くことはほとんどないでしょう。ここでは「ビデ」にどんな意味があるのかをご紹介します。

実は「ビデ」という言葉の由来はフランス語から来ているのです。そしてそれが日本に伝わったのは大正時代のことだったのです。「ビデ」が伝わったのは実はかなり昔の出来事です。

もともと「子馬」を意味する言葉

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「ビデ」の由来はフランス語の「bidet」から来ており、その意味は「子馬」という意味です。しかし実際には子馬そのものを指す言葉ではありません。18世紀に使われていた用を足した後に局部を洗浄する設備のことを指します。

当時のビデは水を溜めた細長い管に足がついた形をしており、それにまたがって使うという使い方をすることから、「子馬」という名前になたと言われています。そして時代が進み、より衛生的な形に進化して今の「ビデ」の形となっています。

「ビデ」の由来

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「ビデ」がフランスから日本に伝わったのは大正時代のことです。しかし実際に日本で使われるようになったのはウォシュレットが開発された昭和時代のことになります。

日本でも「ビデ」が商品化されましたが、当時の日本では、用を足した際に手を使って局部を洗浄するという習慣がなかったのと、ほとんどの住宅にビデを設置するだけのスペースの余裕がなかったため普及するまでには至りませんでした。

しかし昭和時代に今のトイレ用品大手メーカーである「TOTO」が便座内のノズルから水を噴射する設備「ウォシュレット」を開発したことにより「ビデ」がその機能を一つとして備わりました。

トイレのウォシュレットの「ビデ」とは

フリー写真素材ぱくたそ

ウォシュレットには必ずといっていい程備わっている「ビデ」ですが、どのような時に使うのでしょうか。ここではトイレのウォシュレットの「ビデ」は、どんな時に使うのかをご紹介します。

実は「ビデ」の機能は男性が使う必要性はありません。使うのは主に女性です。便座の機種にもよりますが、「ビデ」のマークを見ると、トイレの標識等で見るような女性のマークが描かれています。

女性器を洗浄するための装置

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「ビデ」の機能は、女性器を洗浄するためにあります。好奇心で試しに使ったことがある人なら経験したことがあると思いますが、「ビデ」は「おしり」よりも少し前向きの角度に水が噴出します。

この「ビデ」の機能は主に女性器を洗浄するのに使われますが、小さな子供のおしりを洗浄するのにも使えます。「おしり」よりも水の勢いが優しいのでまだ便座に深く座れない子供にも使えるのです。

西欧の「ビデ」との違い

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西欧の「ビデ」と日本の「ビデ」は全く違う代物です。日本のビデはウォシュレットに備わっている機能の一つですが、西欧のビデは便座の横に備わっている設備で、それぞれ別個になっています。

西欧の「ビデ」は女性のデリケートゾーンの洗浄を行うための設備で、ヨーロッパの一部の国では、この「ビデ」の設置が義務付けられています。「ビデ」は西欧ではごく当たり前の設備なのです。

ウォシュレットの「ビデ」と「おしり」の違い

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ウォシュレットに備わっている「おしり」と「ビデ」にはどんな違いがあるのでしょうか。どちらも水を噴出して局部を洗浄する、という使い方で間違ってはいませんが、二つには違う点があります。

ここではウォシュレットに備わっている「おしり」と「ビデ」に、どんな違いがあるのかをご紹介します。「おしり」と「ビデ」の機能の違いは女性でも「分からない」という人は多く、意外とその用途が知られていません。

使用用途が違う

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「おしり」と「ビデ」はそもそも使用する用途が違います。基本的に「おしり」は用を足した後に局部を洗浄するために用いられる機能ですが、「ビデ」は女性のデリケートゾーンを洗浄するための機能です。

「ビデ」の機能の方は「おしり」よりも噴射する水の角度が少し前に設計されています。なので「おしり」と「ビデ」は使う用途の違う機能同士であることが分かります。また、「ビデ」は便座に深く座れない小さな子供の局部を洗浄するのにも使われます。

使用部位が違う

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「おしり」と「ビデ」では洗浄の対象となる箇所が違います。先程説明したように、「おしり」は局部を洗浄するための機能で、「ビデ」は女性のデリケートゾーンや便座に深く座れない子供の局部を洗浄するのに用いられます。

女性が「ビデ」を使うのは、排泄時や生理、性行為後等、様々な場面で使います。女性は男性と違い、いろいろな場面で「ビデ」を使うので、日本のウォシュレットトイレには必ず「ビデ」の機能が備わっています。

実はこの「ウォシュレット」という設備は、日本にのみ浸透している物で、海外ではほとんど使われていません。西欧ではウォシュレットではなく、別個の設備として「ビデ」が備わっており、中国や台湾等ではそもそもウォシュレット自体置いている所はほとんどありません。

水圧が違う

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「おしり」と「ビデ」では噴射する水の勢いが違います。水の噴射の勢いは「おしり」の方が強く、「ビデ」はとてもゆっくりとしています。「おしり」の過度な使用はかえって局部を傷つける原因になってしまうので、痔等を患っている方は使用を控える方が良いです。

そんな痔等の持病持ちの方にも「ビデ」はおすすめです。「ビデ」は水の噴射の勢いが弱いので局部を傷つけずに洗浄することが出来ます。使用する際は、男性は少し姿勢を前にもっていかなければなりません。

ウォシュレットの「ビデ」の効果的な使い方

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「ビデ」は「おしり」よりも水の噴射の勢いが弱いと説明しました。ウォシュレットを使う時はちゃんと勢いがないと洗浄された気がしないという人がいますが、それならば「おしり」の機能を使うようにしましょう。

「おしり」の機能では水圧の強弱を調節することが出来ます。人によっては男性であっても「おしり」と「ビデ」を使い分けるのもおすすめです。ここではウォシュレットの「ビデ」の機能の詳しい使い方をご紹介します。

生理時に使い不快感をなくす

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「ビデ」を使うのは主に女性です。女性のデリケートゾーンを洗浄するのに使うのが一般的なビデの使い方で、トイレで用を足した後以外にも、生理時に付着した経血やおりものを洗浄するのにも使います。生理時でもビデを使うことで不快感を解消することが出来るのです。

デリケートゾーンの洗浄は衛生的に保つのにも役に立ちます。実際にトイレでビデを使う時は直接デリケートゾーンに当てないように気を付けましょう。細菌の侵入の可能性があるので、基本的にはデリケートゾーン周辺を洗浄する使い方をします。

産前産後に使い清潔を保つ

フリー写真素材ぱくたそ

「ビデ」は産前産後の妊婦にもおすすめの機能です。妊娠中はおりものが付着することが多く、不快感を伴ってしまいます。

おりものが多くなるのは体内に細菌が侵入するのも防ぐという役割があるので、頻繁に洗浄しすぎるのもよくありませんが、定期的に洗浄して不快感を解消するのにはおすすめです。

また、ビデは産後は膀胱炎や腎盂炎のリスクが高くなるため、ビデを利用してデリケートゾーンを清潔に保ち予防するという使い方も出来ます。ビデは正しい使い方をすれば単純な洗浄だけでなく、病気の予防にも使えるのです。

ウォシュレットの「ビデ」は女性に欠かせない機能

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トイレのウォシュレットの「おしり」と「ビデ」には、使用用途やその機能にそれぞれ違いがあります。「おしり」の機能は、用を足した後に局部を洗浄するのに使いますが、「ビデ」は女性のデリケートゾーンを洗浄するのに欠かせない機能です。

ビデは男性ではほとんど使うことのない機能ですが、水圧が弱く局部を優しく洗浄してくれるので、痔等の病気を持っている方にもおすすめの機能です。しかし、ウォシュレット付きトイレは日本特有の物で、海外に行くとほとんど置いていない点には注意しておきましょう。

どっこい
ライター

どっこい

会社員兼個人投資家の27歳。趣味は中国の地方料理やシンガポールなどのマニアックな料理の研究、映画鑑賞。 仕事とデイトレードをこなしながら、スクレイピングなどのプログラミング知識も習得中。 横のつながりを大切することをモットーとして頑張ります。

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