肌が汚いのを綺麗に治す方法はある?
肌が汚いだけで人が見る目も違ってきます。できれば肌は綺麗にしておきたいものですが、どうすればそれできるのか方法があれば教えてほしいという人も多いでしょう。そこで、肌が汚い原因とともに綺麗に治す方法を解説しましょう。
肌が汚いってどんな状態のこと?
肌が汚い原因や綺麗に治す方法を解説する前に、まずは肌が汚いとはどういう状態なのか確認しておきましょう。肌が汚いと言っても、その状態は人それぞれ違い、みな同じではありません。では、どういう状態が肌が汚いという定義に当てはまるのか、項目ごとに見てみましょう。
ニキビやニキビ跡がある
ニキビやニキビ跡が多いと、肌が汚い状態となることがあります。1つくらいのニキビやニキビ跡ではそれほど心配する必要もなく、ケアをすればよくなりますが、いくつもあるとかなり汚く感じられます。また、ニキビをつぶしても、そのような状態になりやすいです。
毛穴が目立つ
毛穴が目立つために、肌が汚く見える人がいます。毛穴は鼻や頬、あごなどで目立ちやすくなり、人によっては黒ずんでしまい、かなり格好が悪くなります。特に女性はファンデーションなどが詰まって、毛穴が黒ずむ場合があります。
シミやそばかすがある
シミやそばかすが多くても、肌は汚く感じられます。シミやそばかすは意識してできるわけではなく、やむを得ない部分もありますが、少し老けた印象にもなるので損です。やはり綺麗な肌と言われるためには、シミやそばかすがないことも条件です。
肌がくすんでいる
肌に何かできているわけでもないのに、肌が汚い状態になることがあります。それは、肌がくすんでいる場合です。肌がくすむとは、さまざまな原因でグレーになったり、青黒くなったり、黄色く透明感がなくなったりすることですが、汚いというほどではなくても綺麗とは言えません。
肌にハリがない
肌にハリがないだけでは汚く見えることはないのではと思うでしょうが、意外に綺麗な印象を与えません。ハリがなくたるんだ肌にはみずみずしさがなく、年齢を重ねている印象もあります。若くてこのような状態の人は、汚いという感じにもなるかもしれません。
肌が乾燥してカサついている
肌が乾燥してかさつくと、粉っぽい感じになり、いまいち綺麗な状態にはなれません。化粧のノリも悪くなり、美しさをアピールできなくなります。肌の乾燥というと冬に多いように思う人もいるでしょうが、夏場でもエアコンでかさつくすることがあります。
肌が汚い原因とありがちな間違った習慣
肌が汚いとはどういう状態なのか、大体おわかりになったでしょうが、今度はその原因とありがちな間違った習慣を取り上げてみます。肌が汚くなるのには当然原因がありますが、その大元に間違った習慣がある場合があります。
洗顔をし過ぎている
肌が汚い人は洗顔にも人一倍力を入れているでしょうが、これがありがちな間違いです。というのも、顔を洗浄力が強い洗顔料などで強く洗いすぎると、必要な皮脂まで落としてしまい、かえって肌のバリア機能が失われてしまうのです。それがニキビや吹き出物につながります。
肌に触れ過ぎている
ついつい顔などの肌に手で触れるという人がいます。多少なら問題はないし、手が綺麗なら大丈夫ですが、これもよくありがちな悪い習慣です。というのも手には雑菌がたくさん付着していることが多く、それが触れることで肌トラブルの原因になることがあるのです。
紫外線対策をしていない
肌の大敵の一つに紫外線があり、最近はこの紫外線対策用のグッズもいろいろと販売されていますが、その対策を怠る人がいます。それでは肌は健全な状態を維持できず、汚れやすくなります。日焼けによる肌荒れという場合もあるし、ニキビのもとのアクネ菌が増殖しやすくもなります。
化粧品が肌に合っていない
化粧品が肌に合わないために肌が汚くなることがあります。いろいろなブランドのいろいろな化粧品がありますが、どれが肌に合うかは個人差が大きく、必ずしも宣伝通りのようには行きません。もし自分の肌に合わないなと感じた場合は、すぐに使用を控えましょう。
花粉によるアレルギー
これはありがちな間違った習慣というわけではありませんが、花粉によって肌にアレルギー症状が起き、肌が汚く見えることがあります。花粉症というと鼻に生じる病気だと思いがちですが、肌トラブルの原因にもなります。
腸内環境が悪い
腸内環境と肌の状態には密接な関係があります。というのも腸内環境が悪くなると、腐敗物質がたまり、それが血液を通して肌などに届いてしまうからです。したがって、肌が汚い原因が腸内環境にある場合があります。それを避けるためにも、ありがちな悪い生活習慣を捨てましょう。
甘いものを多く食べる
甘いものをよく食べる習慣がある人にも肌が汚い人がいます。その理由ですが、甘いものを吸収すると、皮脂の分泌が多くなるためです。皮脂は一定量なら肌のためになりますが、過剰分泌されるとニキビや吹き出物などの原因になります。
喫煙や飲酒が多い
喫煙や飲酒もよくありがちな悪い習慣です。タバコを吸う人の数は減っているので、これが原因で肌が汚いという人も少なくなっていますが、喫煙は血流を悪くする、ビタミンCを消費するなどの悪い影響をもたらします。それが肌を汚くすることにつながります。
また、アルコールは体内の水分を奪ってしまうので、肌も乾燥します。さらに、利尿作用により、水分は減っていきます。そうなれば、肌の状態にとっても最悪の環境となり、汚れやすくなっていきます。
ストレスを抱えている
ストレスも肌の健康の大敵です。ストレスが多くなると、自律神経が乱れ、免疫機能が低下したり、血流が悪くなったりします。それが原因となり、肌も健康な状態を維持しにくくなり、汚くなるというわけです。したがって、よくありがちなストレスを起こす習慣は除去しましょう。
運動をあまりしていない
2020年4月後半時点では、コロナウィルスの影響により外出もしにくくなっていますが、そのために運動不足となることがあります。実は運動不足も肌荒れにつながります。なぜかというと、運動不足で血行が悪くなり、肌の再生機能が衰えるからです。
肌の再生機能のことをターンオーバーと言いますが、これが衰えると、新鮮なみずみずしい肌が生まれにくくなります。そのため、肌のきめが荒れたり、バリア機能が低下したりして、汚くなる場合もあるのです。
睡眠をしっかりとっていない
肌が最も再生される時間は睡眠中で、睡眠中には成長ホルモンが多く分泌され、肌がどんどん生まれ変わっていきます。つまり、睡眠がしっかり取れなくなると、新しい肌が再生されにくくなり、肌トラブルの原因となります。仕事が忙しいなどでよくありがちな睡眠不足も肌の大敵です。
血行が悪い
血行が悪いと、肌へ栄養物質が届きにくくなり、肌の状態が悪くなります。そうなれば、傷んだり汚れたりしやすくなり、綺麗な状態を維持できません。血行が悪くなる原因は人それぞれですが、ありがちな悪い生活習慣を見直すことでも改善できる場合があります。
シャワーだけで済ませている
湯船に浸かって、ゆっくりお風呂に入るのが面倒だから、シャワーだけで済ませている人がいます、しかし、これでは体の深奥が温まらず、冷えがたまります、そうなれば、血行が悪くなり、肌にも元気がなくなり、荒れたり汚れたりなどの原因になります。
空気が汚いところにいる
現代の生活環境を見てみると、空気が汚いところが多いです。車の排気ガス、工場のばい煙など空気が汚れる原因はいろいろあります。実は、この空気が汚い=肌が汚いということになる場合があります。汚染された細かい空気の微粒子が毛穴に侵入するためです。
汚れたマスクやマフラー
汚れたマスクやマフラーをしていると、顔などの肌にいい影響はありません。そのようなものには雑菌が繁殖しやすく、それがそのまま肌に移っていきます。そうなれば、肌は不衛生な状態となり、荒れやすくなります。
洗濯洗剤が肌に合わない
洗濯洗剤には合成界面活性剤という成分が使われていることが多いですが、洗浄力も強く、洗濯ものの汚れはよく落ちます。ただ、肌にはいい成分ではなく、触れることでバリア機能が低下することがあります。それが肌の汚くなる原因になるのです。
電話をすることが多い
電話と肌が汚いことにどのような関係があるのだろうと疑問に思う人もいるでしょうが、よく電話をする人は、受話器に雑菌が繁殖しやすいです。その雑菌が遠因となって、ニキビや吹き出物が出る場合があります。したがって、受話器は時々除菌しておきましょう。
肌が汚いのを改善する方法
肌が汚いのなら、それを治す方法、改善する方法が必要になってきます。では、どう治すのか、改善するのか、いい方法があったら教えてくれという人がほとんどでしょうから、そのポイントをお教えします、ぜひ実行してみてください。
正しい洗顔をする
肌が汚いのを治す、改善する方法の第一は正しい洗顔です。まず、洗顔料を選ぶ場合は、洗浄力の強すぎないものにします。そのうえで、ぬるま湯でやさしく洗いましょう。これで必要な皮脂は落ちません、また、シャワーではなく洗面器で洗う方が肌への刺激が少なくなります。
肌質に合った化粧水を使う
人それぞれ肌質は違います。普通肌、脂性肌、乾燥肌、敏感肌、混合肌などいろいろなタイプがありますが、みな合う化粧水が違います。したがって、自分の肌の性質をよく理解して、最も適した化粧水を使うことが汚れた肌を改善する近道です。
保湿はしっかりする
肌には一定の水分が必要ですから、保湿はしっかりしましょう。その方法ですが、洗顔後に化粧水を使い、乳液でカバーするという感じでいいでしょう。そのうえで、美容液やクリームを使用するのもおすすめです。これなら、肌が汚いのを治す効果的な方法となります。
紫外線や花粉対策をする
紫外線も花粉も肌によくないものなので、対策を十分に行いましょう、まず紫外線対策方法ですが、直射日光を浴びないようにするほか、女性はUVカット機能が付いている化粧下地やルースパウダーを使うのがおすすめです。
次に花粉対策ですが、スプレーやミストの種類の中に花粉から肌を保護してくれるものがあるので、それを使うといいでしょう。また、帰宅後にシャワーを浴びるのも有効な汚れ落しの方法です。これらの方法を実行すれば、肌が汚いのも改善しやすくなります。
酷い時は専門機関で受診
いろいろな方法を試してみても、肌が汚いのを治すことができない、改善できないという場合は、皮膚科などの専門機関を受診してみましょう。専門機関ならではのアドバイスももらえるし、市販の薬よりも効果のあるものを処方してもらえる場合もあります。
生活習慣を見直して肌が汚いのを改善する方法
肌が汚いのを治す方法は、肌に直接訴えるものだけではありません。生活習慣の見直しによっても大きく改善する場合があります。そこで、どう生活習慣を改善して、肌を綺麗にしていけばよいのかを詳しく解説します。
良質な睡眠を心がける
良質な睡眠は良質な肌につながります。よく眠ると、成長ホルモンがよく分泌され、肌の再生が促進されます。そうなれば、綺麗なみずみずしい肌となって、汚い状態を治すことができます。さっそく今日からよく眠るようにしてください。
適度な運動をする
適度な運動をすれば、新陳代謝が促され、血行がよくなり、肌の状態も改善されます。くすみやくまなどに悩まされることも少なくなり、すっきりとした健康的な肌になる可能性が高くなります。また、運動後も成長ホルモンが分泌されやすくなり、肌の再生が促進します。
ストレスは溜めずに発散
ストレスが全くない生活というのはあり得ませんが、大事なのはため込まないことです。上手に発散し、そのストレスが肌に現れないようにしましょう。ストレス発散方法はいろいろありますが、家族や友人など何でも相談できる相手がいると、気分がほぐれます。
バランスの良い食事をする
いくらいい薬を飲んでも、いくらよく眠っても、食事の内容が悪いと肌は汚いままです。人間の体は食べたもので構成されますから、バランスのよい食事を摂ることが非常に大切です。バランスのよいとは、栄養バランスのことですが、偏らずなんでも平均して食べるようにしましょう。
体の冷えに注意する
冷えは万病のもととよく言いますが、肌にもよくありません。冷えると血行が悪くなり、肌に栄養が行き届かず、健康状態が損なわれます。そこで、冷えないようにすることも肌が汚いのを治す方法です。冷えというと冬のことだと思いがちですが、夏のエアコンにも要注意です。
喫煙・飲酒を控える
タバコやアルコールが肌が汚くなる原因だという説明をしてありますが、それなら控えてみればいいのです。そうすれば、肌だけではなく、全身の健康状態も改善されます。もし完全に控えることができないというのなら、減らすだけでも一定の効果があります。
顔に触れるものは清潔にする
顔などの肌にはいろいろなものが触れます。したがって、手、マスク、眼鏡、マフラー、電話の受話器などは清潔にして、雑菌を繁殖させないようにしましょう。そうすれば、肌荒れ、ニキビ、吹き出物なども治るのが早くなるとともに、発生もしにくくなります。
まず思い当たることから見直して肌が汚い悩みを解消しよう!
ここまで、肌が汚い原因や改善する方法について解説しました。肌が汚い原因はいろいろありますが、まずは思い当たることから見直して改善を図りましょう。そうすれば、徐々によくなって悩みは解消していくでしょう。