一つ結びはおばさんっぽくなりやすい?
一つ結びは簡単にできる定番のまとめ髪。忙しいときサッとできて便利なヘアアレンジです。でも、なんだかおばさんっぽくなりやすいのが一つ結びの難しいところ。疲れた印象に見えてしまうことも多いです。
しかし、ひとつ結びは簡単なポイントを押さえることでおばさんっぽさが無くなり、おしゃれな印象に見せることができるんです。今回は一つ結びをこなれた印象に見せるコツと、ボブ・ミディアム・ロングの長さ別に簡単なアレンジ方法をご紹介していきます。
おばさんっぽくならない一つ結びのコツ
一つ結びのおばさんっぽさを避けるには「ざっくり感」と「ふんわり感」が大事です。きっちり一つに結ぶのではなく、あえて全体をくずすことでこなれ感を演出します。
また、おばさんっぽい印象になってしまう原因のひとつは髪のパサつきや傷んだ髪質にもあります。ワックスやツヤだしスプレーを使って潤いのある髪質にしてあげましょう。
ここからは、おばさんっぽくならない今風の一つ結びを作るコツを3つご紹介します。画像を見ながら具体的に解説していきますので是非参考にしてください。
抜け感を出す
おしゃれな一つ結びにするには、後れ毛をだして抜け感をつくることを意識しましょう。ほんの少しの量の後れ毛を、こめかみと耳の後ろあたりにだします。こうすることでラフな印象に仕上がります。後れ毛をだす量が多すぎると疲れたような印象になってしまうので注意しましょう。
後れ毛はコテでゆるく巻くとより抜け感がでます。あまりぐるぐる巻くと頑張りすぎた感じがでてしまい今っぽくありません。あくまでもラフに、ふんわりと巻くのがコツです。毛先を軽く巻くだけでもおしゃれな印象になるので忙しい時にはおすすめです。
前髪に今感を出す
シンプルな一つ結びも前髪を今風にすることで一気に垢抜けます。ポイントは、ワックスでほどよく前髪の束感をだすこと。前髪の長さがある人はコテで軽く巻いてあげるともっと可愛らしくなります。
一つ結びは今流行りのシースルーバングに相性バツグン。抜け感のある前髪はふんわり仕上げた今風の一つ結びをさらにおしゃれに見せてくれます。
前髪が長めの人はオールバックにしてみるのもいいでしょう。その時は髪をぴっちり引っ詰めるのではなく、ふんわりまとめて結んでください。最後に顔まわりに少量の毛をだしてあげると可愛く仕上がります。
こなれ感を出す
一つ結びにこなれ感をだすコツは、髪をざっくりとまとめること。ブラシなど使わずに手グシで髪を大胆にまとめるのがポイントです。
また、トップの分け目を見えないようにするとおばさんっぽさがなくなります。髪をざっくりまとめた後に、分け目あたりの髪を少量引き出してほぐしましょう。分け目が隠れてトップに高さがでるので、今風なこなれ感のある一つ結びになります。
さらに、少量の毛束を結び目に巻き付けてヘアゴムを隠すのもおすすめです。毛束を細く取って、巻き終わりが結び目の下にくるようにしたらヘアピンで留めます。簡単なテクニックですがこれだけで一気におしゃれ度がアップします。
おばさんっぽくない一つ結びのヘアアレンジ例
髪の長さによっては一つ結びがやりにくいこともあるでしょう。しかし、短めのボブヘアであってもおしゃれな一つ結びアレンジは簡単にできるんです。ここからはボブ、ミディアム、ロングそれぞれのヘアスタイル別に一つ結びの例を見ていきます。
ミディアムやロングの人は一つ結びがしやすい長さなので、特にいろんなアレンジが可能です。いつも同じヘアスタイルになってしまうとお悩みの人も、新しい発見があるかもしれません。定番なものから凝ったアレンジまでたっぷりご紹介します。
ロングの一つ結び例
ざっくりまとめた感じが今っぽい、お手本の一つ結びです。あえて耳にかかるように結ぶのがおしゃれに見えるポイント。こめかみとえりあしから後れ毛をだして抜け感もたっぷりです。
トップの毛を引きだしてしっかり高さをだしています。全体をゆるっと巻いてこなれ感もアップ。全体のシルエットが完璧なまさに理想の一つ結びです。
こちらは一つ結びを少しアレンジしたヘアスタイルです。まず、サイドに髪を残して一つ結びにします。次に両サイドの髪をねじって結び目に重ね、同じ位置で結びます。最後に所々毛を引きだして、シルエットを整えたら完成です。
簡単にできるのに、お呼ばれヘアとしても活躍できるおしゃれなアレンジです。毛束を一つとって結び目に巻き付け、ヘアゴムが見えないようにするとよりこなれ感がでます。
こちらもロングヘアさんにぴったりの一つ結びのアレンジです。通常の一つ結びをした後に、お好みのリボンやひもでぐるぐる巻くだけ。ひもは交差させながら巻き付けていくのがおしゃれに見えるコツです。
最後に全体をほぐしてバランスを整えれば完成。こめかみ、もみあげ、うなじから後れ毛をだして抜け感たっぷりに仕上げています。ガーリーファッションによく似合う大人かわいい一つ結びです。
ミディアムの一つ結び例
ミディアムヘアの一つ結びのポイントはツヤ感です。毛先がふわっと揺れるような重ための一つ結びは作りにくいですが、その分軽やかな印象があるミディアムヘア。ワックスでツヤ感をプラスした、上品な一つ結びがよくお似合いです。
ミディアムの一つ結びで難しいポイントは結び目を隠すこと。ロングであれば毛束を巻き付けやすいですが、ミディアムは毛の長さが十分でなく少し難しいこともあるかもしれません。
そんな時は装飾付きのヘアゴムで結び目を隠してしまいましょう。簡単にできておしゃれの幅もグッと広がります。シュシュやバレッタを使うのもおすすめです。
ボブの一つ結び例
ボブヘアでも抜け感のある一つ結びが作れます。こめかみ、もみあげから程よく後れ毛をだし、毛先はゆるく巻いてラフ感をだしましょう。
結ぶ前に全体にワックスを揉み込むのもポイントです。ツヤ感がアップし、トップの髪を引きだす時もシルエットが整いやすくなります。アレンジが難しそうなボブヘアでも、後れ毛とツヤ感のポイントを押さえることでおしゃれなヘアアレンジが可能です。
こちらは一つ結びの毛先をおだんごにして結んでいます。ボブヘアだからこそできる小さめのおだんごが可愛らしい印象です。
ショートボブやボブの人は、一つ結びをするときに短い毛が顔まわりに落ちてきてしまうことが多いです。そんな時はヘアピンでざっくり留めてしまいましょう。きっちりではなく、あくまでもざっくりと留めるのがコツです。カジュアルな雰囲気で今っぽさを演出できます。
メンズライクな印象を作れるのも、ボブヘアならでは。ざっくりまとめた一つ結びをキャップの下からだしてアクセントにしています。あえて後れ毛をだすことで子供っぽくもなりません。コテで巻いたりワックスを付けるのも面倒な日にはこんなアレンジもおすすめです。
結ぶ場所を意識して「おばさん」を回避
おばさんっぽくならないおしゃれな一つ結びには、高さも重要なポイントになってきます。高さを変えることで印象が違って見えるのです。可愛らしくアレンジしたいとき、大人っぽく決めたいときなど、服装や気分にあわせて変えてみてください。
低めで大人可愛いおしゃれ
低めに結んだ一つ結びは可愛らしい印象になります。決して子供っぽくならないコツはふんわり感にあり。シースルー前髪に束感を作って、抜け感たっぷりに仕上げます。後れ毛をゆるく巻くのも忘れずに。
また、一つ結びを低めの位置で結ぶと落ち着いた雰囲気を演出できます。お家でのリラックスタイムはもちろん、オフィスにもぴったり。まわりからの好印象をさりげなく狙えるスタイルです。あえて後れ毛をださずにストレートのまま結べばクールビューティな印象にもなります。
高めの位置で色っぽく
高めの位置の一つ結びなら大人っぽいセクシーな印象になります。ポニーテールは昔も今もモテヘアの代表。コテで巻かずにストレートヘアのまま結んでもおしゃれです。その時も、ざっくり感を意識するのを忘れずに。今っぽい雰囲気を簡単にだせます。
高めの位置にまとめた一つ結びは、デートやパーティなど女子力アップしたい時におすすめ。揺れる毛先が色っぽく、華やかな雰囲気です。ピアスなどのアクセサリーをポイントにしたい場合は、顔まわりの後れ毛の量を抑えるとバランスが良くなります。
これで一つ結びもおばさんっぽくない!
今回は一つ結びがおばさんっぽくならないコツとアレンジ方法をたっぷりご紹介しました。どれも簡単なアレンジでしたので家事や仕事で忙しいときでもパパッとできそうです。今っぽい一つ結びのコツをマスターして手軽にヘアアレンジを楽しんでください。