スケート時の服装を知っておこう!
一時は冬のレジャーとしてあまり選択されなくなっていたアイススケートですが、フィギュアスケートの人気の高まりとともに人気が再燃しました。今では、夏冬問わずにスケートを楽しみたいと考える方が増えているようです。
ウィンタースポーツの中でも、スキーやスノーボードよりも手軽に楽しむことの出来るアイススケートですが、安全に楽しむための服装はどの様な服装なのでしょうか。
しかし安全性はもちろんのこと、子供や女子にはおしゃれなことも重要なことです。そこで今回は、アイススケートに行くときの服装や持ち物について詳しく紹介していきます。
スケート時の子供・女子の基本的な服装コーデ
特にフィギュアスケートの話題がニュースでも頻繁に取り上げられるようになると、スケートリンクもたくさんの人で溢れるようになります。最近では、フィギュアスケートで男女ともに有力な選手がいることもあり、夏でも滑れるスケートリンクも増えてきました。
しかし、いざスケートリンクに行くとなるとどんな服装で行けばよいのか迷ってしまうという方も多いようです。スキーやスノーボードは、専用のウェアもたくさん売られていますが、アイススケート用のウェアは見かけることが無いからです。
アイススケートの靴は、裏側にブレード(刃)がついていますので、転んだ時にブレードで切ってしまわないような安全性も必要です。そこでまずは、スケートに行くときの服装として適している、女子や子供向けの服装、コーデについて紹介します。
基本は安全のために長袖・長ズボン
フィギュアスケートの選手は、演目に合わせた服装でスピーディで優雅、かつ力強く滑っていますが、実際にアイススケートをしに行くときの服装はもっとシンプルで普段着に近い服装で行きます。
先ほども少し触れましたが、アイススケートは基本的には転ぶものであるという認識で遊びに行くのが良いでしょう。氷の上で転ぶと痛いですし、氷が解けない温度の中で楽しむスポーツなので、非常に寒い中に行くものです。
その為、暖を取るということに加え、転んでも出来る限りの安全性を確保できるような服装。つまりは長袖と長ズボンという服装が基本です。仮に外が暖かい日であっても、安全性を考えれば露出を控えた服装で遊ぶようにしましょう。
手袋と帽子も必須
スキーやスノーボードを楽しむときの服装にも手袋と帽子は必須の持ち物になります。これはスケートリンクでも同様です。特に手袋については、スケートリンクによっては夏でも安全性を考慮して着用が義務付けられていることもあります。
夏でも義務付けられるという事は、防寒対策に優れているだけでなく、けがを防止するためという安全面が考慮されてのことです。転んだ際のクッションにもなりますし、急に転ぶことの多いスケートで、後ろからくる人の靴との接触からも守ってくれます。
スキーのときに使用する重厚な手袋でなくとも、全体の服装とコーディネートしたニット素材の物や、カラー軍手でも構いません。とにかく素手で滑らず、何らかの手袋を持ち物に入れておくことをおすすめします。
また、スケートをするときの服装で手袋同様に大事なのが帽子です。帽子も防寒対策の意味合いがありますが、転んだ時に頭部を守る安全性を考慮しても必要な持ち物になります。
帽子も手袋と同じようにニット帽を持って行けばOKです。普段被っているコーディネートしやすい帽子で良く、多くの女子が冬に使用しているおしゃれなニット帽をかぶってスケートを楽しんでいます。
スケート時の服装のポイント
それでは具体的に、女子や子供におすすめのスケートに適した服装のポイントを紹介していきましょう。先ほど紹介したように、安全性と防寒を兼ねることができて、女子にもぴったりのおすすめのアイテムを紹介します。
スケート用にわざわざ買う必要もありませんし、普段着にも使えるデザインを選ぶのがコスパ的にもおすすめです。ただ、あまり高い服装で行ってしまうと、もしかすると擦れて破れてしまうこともあるので注意しましょう。
ショート丈のアウターは防寒・アクティブに動くのにおすすめ
まず、スケートは思っているよりも体を使うスポーツです。そして、特に初心者や久しぶりにスケートを楽しむという人は、思った以上に滑れるようになるのに時間がかかります。
まっすぐに進むのだけでも最初はビクビクしながらになりますし、曲がったり止まったりするのも一苦労という状態でしょう。特に止まり方については、最悪、転んで止まれるという状況になる方も珍しくはありません。
その為、まずは安全性、そして動きやすい服装であることが大事です。この両方の機能を高いレベルで満たしてくれるのがショート丈のアウターです。ロング丈は転んだ時に引っ掛けてしまう可能性があるので、初心者にはショート丈がおすすめです。
ショートダウン
ショート丈のアウターの中でも、ショートダウンはとにかく便利でおすすめです。カラフルなカラーバリエーションがたくさんのメーカーから売られていますので、スケートリンクの人混みの中でも目立つようなコーディネートも可能です。
冬時期にもとにかく重宝するショートダウンですから、もしまだお持ちでない女子は、スケートにチャレンジする際に、新たにに購入するのもおすすめです。子供用のショートダウンもかわいいので、子供の普段着としてもおすすめです。
ボアブルゾン
とにかく寒いスケートリンクに行くときの服装におすすめなのが、見ているだけでも暖かさを感じることの出来るボアブルゾンです。もこもこ素材のボアブルゾンを着ている人を見ると、スケートをするときには最適だろうと、感じる人も多いかもしれません。
更に、ショートダウン等と同じように、スケートをするときの動きを邪魔されることも無いのがおすすめポイントです。ユニクロなどでも買えるので、女子にも子供にも最適なカラーを選ぶことができ、コーディネートしやすいのもおすすめポイントです。
ショートダッフルコート
他の服装に比べると、スケートをするときの動きはやや動きにくい感じがあるかもしれませんが、実際にスケートをするときには思っている以上にハードに動き回るわけではないので、この服装でも全く問題はありません。
むしろ、女子にとってはスケートのあとにも続くデートを考えた服装として、はかわいい色とデザインがたくさん出ているショートダッフルはコーディネートもしやすくて良いかもしれません。
また、子供がショートダッフルを着ている姿もとてもかわいらしいので人気が高いようです。動きにくさを置いておけば、厚めの記事で防寒と安全性に優れた、おすすめのアイテムです。
体温調節にスウェットやパーカー
スケートリンクに到着してすぐは非常に寒いのですが、滑り始めて少しするとむしろ暑さを感じるようになってきます。その為、アウターは先ほど紹介したような服装が良いのですが、加えて、脱いでもスケートが出来る服装でいることが大切になります。
アウターを脱いでも成立しつ、トップスだけだと寒いと感じた時に調整しやすいよう、脱ぎ着しやすいトップスを選んでおくのがおすすめです。
スウェット
スウェットは、スケートボードをするときやスノーボードのウェアの下に着ることもあるので、自宅に1枚か2枚はお持ちなのではないでしょうか。アウターの下にスウェットを着ておくと、動きも制限されませんのでおすすめです。
ロンTを重ね着するようなコーディネートをしておくことで、スケートを続けて暑くなったときにすぐに脱いで体温調節が可能なので、この服装でスケートに行くのはかなりおすすめです。
ボアパーカー
続いてのスケートにおすすめの服装は、ボアパーカーです。先ほどボアブルゾンをおすすめしましたが、やはりボア素材は寒いスケートリンクにおいておすすめの素材です。トップスとして着ていくのであれば、フード付きで首元までカバーできるパーカーが便利です。
夏はともあれ、冬のボアパーカーは女子のおしゃれカジュアルコーデに活用の範囲が広いので、お持ちでない方は1着くらい持っておくと便利かもしれません。
怪我を防いで動きやすいパンツ
トップスに続いては、スケートにおすすめのボトムスについて解説しましょう。スケートをするときの服装はパンツスタイルが適しています。
スカートは滑っているときも裾が気になってしまいます。また、もし転んでしまったときは下着も気になってしまいますので避けた方が良いでしょう。更に、素足でスカートをはいている場合は転んだ時の怪我も心配なので猶更避けるべきでしょう。
ここ数年女子に人気の高いガウチョパンツ、ワイドパンツも避けたほうが無難です。スカートもそうですが、裾がゆったりしている服装は、膨らんだ部分から冷気が入り込んでくるので思った以上に体が冷えてしまうからです。体にフィットしたパンツがおすすめです。
スキニーパンツ
体にフィットする服装の代表格と言えばスキニーパンツです。しっかり体にフィットするので、裾を踏んでしまうことも、めくれてしまうことも無いので、安全にスケートを楽しめる服装と言えます。
スケートをする場合は、出来るだけストレッチが効いたスキニーパンツを選んだ方が動きやすいのでおすすめです。更に色について、女子には黒が最もおすすめです。転んで濡れてしまっても、黒が最も目立ちにくいからです。
デニム
スキニーパンツの他にスケートでおすすめの服装がデニムです。まずは素材そのものの強度が高いので、転んだ時に破れてしまう可能性が低いことです。それなりの速度で転ぶと、摩擦等により思いのほか洋服が破れてしまうことがあります。
丈夫なデニム素材は、その心配がないのが女子にとっての保険にもなります。そして、冷気を通しにくいので安心してスケートを楽しめる服装でもあるのです。
スケートが終わったとしても、様々なコーディネートに対応できるのもデニムの優れた点です。女子のスケートデートに選択肢としておすすめです。
歩きやすいスニーカー・フラットシューズ
スケートを久しぶりにすると、思った以上に足に負担をかけていることに気づきます。普段は薄いブレードに乗って滑る地面の上を滑走するという事をしないので当然かもしれません。
そこで気をつけておきたいのが、スケートに行く前、スケートをした後に履くシューズの選び方です。当然スケートをしているときはスケート靴を履いているので関係ありませんが、特にスケート帰りに履く靴は負担が少ないシューズがおすすめです。
その為、出来るだけフラットな靴底のシューズで全身をコーディネートするのがおすすめです。全体的な服装もカジュアル系の服装をおすすめしましたが、その服装とシューズをバランスよくコーディネートしましょう。
スニーカー
そこで、スケートの服装に合わせやすいシューズのおすすめ1つめがスニーカーです。スニーカーはデニムとの相性も良いですし、スキニーパンツとの相性も良いアイテムです。
とにかく歩きやすい靴の代表とも言えるスニーカーは、疲れた足に負担が少ない状態で歩くことが出来ますし、カジュアルコーデに合うシューズとしておすすめします。
バレエシューズ
足にフィットして歩きやすいシューズとして、スニーカー同様におすすめなのがバレエシューズです。バレエをやっていた人はご存知でしょうが、非常に歩きやすく疲れにくいのがバレエシューズです。
カジュアルすぎず、きれいめな印象を足元から演出することもできますので、カジュアルコーデにはスニーカー、少しきれいめなイメージをつくりたい女子はバレエシューズを選んでみるのも良いでしょう。
スケート時の服装以外の持ち物
スケートに行くときにおすすめの服装を紹介しました。スケートに行くときも基本的には普段着で良いのですが、カジュアルコーデを意識した服装だと、スケートに行くときにも、スケートをしているときも、スケートが終わった後も問題ないのでおすすめです。
さて、スケートについては安全性も非常に大事であることを度々触れてきましたが、どれだけ服装に気をつけていても転んでしまうことはありますし、どんなに安全性を意識していてもけがをしてしまうこともあります。
そこで、その様な場合に備えてうけーとに行くときに持って行った方が良い持ち物を紹介します。特に子供と一緒に行く場合、子供は元気に滑って勢いよく転んでしまうことがあるので、安全面の注意と共にこれらの持ち物を忘れないようにしましょう。
着替え
服装に関する話題の続きになります。アイススケートは寒い中で運動をすることになりますので、温かい恰好で滑り始めるものの、途中で汗をかいてくることになります。その為、特にアンダーウェアについては着替えを持ち物に加えると良いでしょう。
アンダーウェアだけでなく、子供や初心者は何度も転んでしまうことになりますので、ズボンの替えについても持ち物に加えておくとなお安全です。
また、スケートで靴下が濡れてしまうことはあまりありませんが、子供用の靴下は念のために持ち物に加えておきましょう。また、女子もスケート用とスケート以外の時に履く靴下を分けたいという方もいるでしょうから、忘れないようにしましょう。
タオル
スケートをすると、思った以上に汗が出ます。服装で調整出来れば良いですが、そう思ってもそうできないことも多いので、汗ふきタオルを持ち物に加えるのを忘れないようにしましょう。
汗をかいてそのままにすると風邪をひいてしまいます。汗をすぐに拭けるようにしておくと良いでしょう。特に子供連れでスケートを楽しむ場合、子供は大人よりもたくさんの汗をかく傾向にありますので、タオルは必需品として持ち物に入れましょう。
使い捨てのカイロ
特に寒がりの方は、暖かい服装をしていくのはもちろんのこと使い捨てカイロを持ち物に加えておくと便利です。使い捨てカイロは服の上に貼るタイプと貼らないタイプの2種類あります。
どちらでも構いませんが、どちらかというと貼らないタイプがおすすめです。いかに寒がりの方であってもスケートをしていると体が温まってきます。その際、貼らないタイプのカイロであればすぐに捨てることが出来ます。
貼るタイプのカイロはアンダーウェアに貼ることが多いですが、スケートをするときの服装は厚着をしていることが多いですので剥がすのが面倒なのです。特に子供に持たせる場合は、すぐに暑がり始めるので貼らないタイプがおすすめです。
絆創膏
スケートに行くときの持ち物には、念のため絆創膏を数枚持って行くと安心です。いかに安全にスケートを楽しもうとしていても、ちょっとしたはずみで転んでケガをしてしまうことがあります。
腰等を強打することも多いですが、指などを切ってしまうことも稀にありますので、特に子供と一緒にスケートに行く場合は必ず持ち物に加えるようにしましょう。
また、絆創膏はケガ以外にも靴擦れしてしまった時の対処としても重宝します。履きなれないスケート靴を履いて動くことで、靴擦れしてしまう女子も多くいます。そのままにしておくと痛みが取れにくくなってしまいますので、絆創膏を持ち歩きましょう。
飲み物
運動を安全に楽しむためには水分補給が重要です。寒いところで行うスポーツでも思った以上に汗をかきますので、すぐに水分補給できるようにしておくと良いでしょう。
スケートも運動ですので、子供用であってもジュースや炭酸飲料よりも、水やお茶、スポーツドリンクを持って行くようにすると良いでしょう。家からペットボトルや水筒を持って行くとお金もかからないのでおすすめです。
スケートに行こうと思ったとき、服装に気を配るのは当然のことながら、このように持ち物にも気を配っておくと、いざという時の安心・安全を確保することが出来ます。
スケート時の服装の注意点
スケートに行くときにおすすめの服装を紹介する中でも多少触れましたが、スケートに行くには適さない服装というものもあります。
おすすめの服装で出かけていただければ問題ありませんが、念のため、スケートに行くときに着ていかない方が良い服装についても紹介しておきます。
テレビで見るような衣装はNG
まず、フィギュアスケートの選手が来ているようなヒラヒラした物がたくさんついている服装は避けるようにしましょう。フィギュアスケートでも、衣装の一部が落ちるだけで減点されてしまうのですが、氷の上に物が落ちているのは非常に危険です。
当然ながら、一般人がスケートリンクに遊びに行くとき、洋服の素材の一部が落ちてしまっても退出させられることはありませんが、他に滑っている人の安全にも関わります。スケートに行くときの服装には注意を払うようにしましょう。
スカート・短いパンツも注意
続いては自分のけが防止の観点で、スケートに着ていく服装の注意点を紹介します。先ほど、スキニーパンツやデニムがスケートをする服装として適していると紹介しました
これは寒さ対策という事だけではなく、ぶつかって転んでしまった時にけがを防止するという目的も持っています。壁にぶつかることや、人とぶつかってしまうこともあります。
スケート靴の裏側は氷を削りながら滑るためのブレードがついていますので、少しでも自分の体を守れる服装で滑ることが必要です。
スケート時の服装以外の注意点
スケートをする際、服装や持ち物以外にも気をつけておきたいことがいくつかあります。服装もそうですし、持ち物についてもそうですが、基本的には全て、自分や滑っている他の方の安全を確保するために必要なことなので、事前にしっかり確認しておきましょう。
靴は足に合ったもの
服装や持ち物以外で気をつけておきたいことの1つ目は、靴の選び方です。ほとんどの方が自分のスケートシューズをお持ちではないでしょう。その為、靴をレンタルすることになりますが、必ず自分の足に合ったものを選びましょう。
大きすぎるとブレードが安定しませんし、小さすぎるとつま先がいたくて長時間滑ることが出来ません。大抵の場合、男性が楽しくなって長時間遊びたがりますので、それに付き合うためにも足に合った靴を選ぶことが大切です。
滑る時は流れに沿って
服装とは全く関係ありませんが、スケートリンクでは全員が同じ方向に滑っています。正面衝突を避けるためにこの様なルールで滑っていますので、流れに逆らって滑るのはやめましょう。大変危険です。
また、転んでしまった後は、できるだけ素早く起きるようにしましょう。いつまでも転んだままの体制で座っていると危険です。お尻が痛くてもとにかく起き上がって隅に寄ってから痛がりましょう。
スケート時の服装は基本長袖・長ズボンで楽しく滑ろう!
フィギュアスケートで盛り上がると、自分も楽しみたくなるのがアイススケートです。そして、一度滑れるようになってしまえば、ある程度の時間が空いたとしても、すぐに滑れるようになるのもアイススケートの良いところです。
しかし、怪我をしやすいスポーツでもありますので、リンクにいる全員が安全で楽しくスケートを楽しめるよう、服装やルールを守ることを意識するようにしましょう。