宅配ボックスを自作する人が増えている?
今回は、自作で宅配ボックスを作ることについて紹介をします。最近は、通販サービスを利用する方が増えてきた関係で、宅配ボックスの利用頻度が多くなっています。外出中にも郵送物を入れておける宅配ボックスは非常に便利なツールです。
宅配ボックスは雑貨店などで購入することもできますが、自作で準備する方も増えてきています。DIYといって、自分で素材を購入してきて製造する方が多くなっています。DIYを趣味としている方も増えてきています。
宅配ボックスを自分で作る際の注意点や簡単な作り方などを紹介していきます。また、作らずに市販されている宅配ボックスを購入する際のおすすめ商品も合わせて紹介します。
DIYの魅力とは
宅配ボックスに限らず、DIYが現在は流行っています。DIYとは、「Do It Yourself」の略で、昔で言うと「日曜大工」のことです。素材のみを購入してきて自分で必要な家具や設備などを作ることです。
DIYの魅力は、そもそも作ること自体にやりがいを見いだせる点です。自分好みのデザインや大きさ、機能を持つ設備を作り上げられることはもちろんですが、自分で製造すること自体に楽しみを見出し、趣味にする方が増えてきています。
宅配ボックスも、単純にボックスのみを設置するタイプもあるし、本格的に備え付けの受け取り設備にする方も増えてきています。作ること自体を楽しめる方にとっては、安上がりで設備が入手できるDIYがおすすめです。
自作宅配ボックスの必要性
続いて、宅配ボックスの必要性について説明をします。宅配物は、直接配送業者から受け取りをするのが原則ですが、すべてを直接受け取りするのは難しいものです。自宅を離れていることもあるでしょうし、トイレなどで急に玄関に行けないこともあるでしょう。
宅配業者が荷物を持ってきたときに居住者が出て来られず手渡しすることができなかった場合、配送業者は一度持ち帰って後日再度配達することになります。受け取りがすむまで繰り返し再配達を行ないます。
配送業者とすれば、この再配達は非常に効率が悪く非生産的ですし、受け取りをする側としても業者の方に申し訳ない気持ちになります。宅配ボックスがあれば、これらの問題を解決することができます。
受け取り出来ないときに使う
宅配ボックスの役割とは、言うまでもなく不在時や玄関口に出られないときに、配達員の方が荷物を入れておくためのものです。最近のマンションでは、備え付けで宅配ボックス設備があるところが多くなっています。
マンション以外の一戸建ての住まいの方では、宅配ボックスの設備が自宅にないという方も多いです。宅配ボックスがない住まいで宅配員から荷物を受け取りすることができなかった場合は、郵便受けに不在通知が置かれます。
荷物の受け取り者は、この通知書を見て荷物が一度自宅に届いたことを知ります。宅配員の方に申し訳ないという気分になる方も多いですし、再配達の連絡をしないと再度配達してくれないこともあり面倒が増えます。
通販の利用が多い人はおすすめ
通販を頻繁に使用して商品を購入する方には、宅配ボックスの設置を強くお勧めします。通販で注文した商品は、宅配業者によって自宅に届けられますが、自宅を不在にすることが多い方は、通販で注文した商品をなかなか受け取れなくなります。
通販で注文した商品の到着予定によって行動が制限されてしまう結果となります。その点、宅配ボックスがあれば通販で注文した商品は自宅を不在にしていたとしても確実に受け取りをすることができます。
通販で購入する商品の中には、至急受け取りたい商品もあるかもしれません。通販で注文しても、到着時間を気にする必要がなくなるので、通販を頻繁に利用する方と宅配ボックスの相性は非常に良いです。
買うよりも安い
自作で宅配ボックスを設置するメリットとしては、やはり市販の宅配ボックスを購入するよりも安上がりで経済的だという点が挙げられます。市販の宅配ボックスでないと機能を発揮しないかといえばそうではなく、自作でも十分に活用できます。
仰々しい設備を設置しないといけないと思っている方が結構多いですが実際はそんなことはありません。簡易な設備でも要するに配達員の方が宅配ボックスだと認識し、不在時に荷物を入れてくれれば問題ありません。
受け取りをする側は、宅配ボックスに入れられた荷物を他の人に奪い取られることのないセキュリティさえ確保しておけば十分です。市販の商品を購入するよりも自作の方がかなり割安で準備することができます。
オリジナルの宅配ボックスが手に入る
自作で宅配ボックスを設置するメリットとしては、世界に一つだけの自分専用宅配ボックスが作れることにあります。簡単な作り方でも十分に宅配ボックスとしての機能を果たすことはできますが、DIY好きの方にとっては手の込んだものを作る方も多いです。
もちろん簡単な作り方で準備しても、例えばデザインにこだわりを持って作るとか、色合いに個性を含めるなどの楽しみがあります。手作業で様々な設備を作ることが好きな方にとっては自分だけのオリジナリティあふれる宅配ボックスが作れます。
市販品にはない個性的な魅力あふれる設備になることは間違いありません。それが自分が好きなデザインであったり色調であったりすると、より自分の住まいに愛着がわくというものです。
宅配ボックスを自作する前に
宅配ボックスを自宅に設置することのメリットや意義を説明しました。続いて実際に宅配ボックスを設置する前に十分に気を付けておきたいことを紹介します。宅配ボックスを設置したいと思っても、設置してはいけない環境の方も少なくありません。
自分が住んでいる環境をよく考えて、果たして本当に宅配ボックスを設置してもいいのかどうか、判断してみてください。一般的に賃貸物件では様々な制約があるので特に注意が必要です。
また、保有物件だったとしても例えばマンションなど共同住宅の場合では共用部分に何か設備を設置するというのは勝手にできないことも多いです。不明瞭な場合は住まいの管理組合などに問い合わせる必要があるなど面倒を伴います。
設置場所を確認する
宅配ボックスを設置する前に十分考慮するべきことの一つ目は、設置場所をどうするかという点です。そもそも設置していい場所なのかどうか、という根本的な点から考慮する必要があります。
例えば、建築基準法施行令という政令をクリアするために、廊下幅を一定以上の広さに保つ必要があります。宅配ボックスを置くことで、その法令に違反してしまう場合は、宅配ボックスの設置は断念せざるを得なくなります。
宅配ボックスを設置しようと検討する前に、まずは自分が今住んでいる場所でどこに設置するのか、あるいは設置していいのかを確認しましょう。賃貸物件の場合は家主に、持ち家の場合は管理会社などに問い合わせをしましょう。
対応してもらえない可能性を知る
宅配ボックスを設置する前に十分考慮するべきことの二つ目は、せっかく宅配ボックスを自作で作ったとしても、配達員の方に対応してもらえない可能性があるという点です。宅配ボックスの質による部分も多いです。
宅配ボックス自体が簡単なもので、存在が宅配員に認識されないと、不在通知を郵便受けに入れられ荷物自体は一度持ち帰りとなってしまうこともあり得ます。特に自作の場合、簡単な作り方で段取りした場合に起こりえることです。
仮に市販の宅配ボックスを設置したとしても考えられることです。自作の場合、クオリティ次第では特に簡単な作り方をした場合は十分な機能を果たさない可能性も考慮に入れておきましょう。
自作宅配ボックスの簡単な作り方
続いて、宅配ボックスを自作する場合の作り方について紹介します。本格的なボックスを作りたい方は、より専門的な情報源を参考にすることをお勧めします。簡単な作り方を以下に紹介していきます。
宅配ボックスを自作するということに対して難しいと感じている方も多いかもしれませんが、簡単なものならそれほど難しい作り方を導入しなくても十分な設備を準備することができます。
基本的で簡単な作り方を紹介しますので、DIYを普段から行っている方はもちろん、手作業があまり得意でない方も是非参考にしてください。実行できそうならぜひ試してみてください。
必要な物
自作で宅配ボックスを準備する際に必要になる素材を紹介します。これに限ったことではなく、もちろん他にも作成方法はあるので一つの参考としてください。
用意する素材は、宅配ボックス用のボックス、印鑑、南京錠、チューブホルダーとなります。これらの素材はホームセンターや雑貨店で大抵そろう一般的なもので問題ありません。宅配ボックス用の箱は、頑丈なものの方が安心です。
南京錠は、簡単なものよりも多少頑丈な作りのものの方が安心です。外部の人にこじ開けられるような素材の南京錠では安全性に欠けてしまいます。
作り方
自作で宅配ボックスを準備する際の作り方を紹介します。前述の要領で素材を揃えたらさっそく制作に取り掛かります。宅配ボックスの中の目立つ箇所にチューブホルダーを粘着テープなどで固定し、そこに印鑑を入れます。シャチハタの方が使いやすいかもしれません。
宅配ボックス用箱に南京錠を鍵を閉めずに取り付けます。これだけで準備は終わりましたが、宅配員の方に分かりやすいように説明書きを添えることをお勧めします。
「中に印鑑があるので受け取り伝票などで必要な場合は利用ください。ボックスの中に荷物を入れて、南京錠を閉めてください。」といった簡単な説明書きで問題はありません。
ポイント
自作で宅配ボックスを設置する場合のポイントを解説します。まず、通販などで注文した商品を届けてくれる配達員の方に宅配ボックスの存在をに認識してもらうために、インターホンや郵便受けのあたりに宅配ボックスがあることを案内する掲示があることです。
また、宅配ボックスごと盗難にあってしまう危険性があるので、ワイヤーケーブルなどで宅配ボックスを固定しておくことが重要です。簡単な作りの宅配ボックスであればあるほど盗難面には十分に注意する必要があります。
宅配ボックスがあることを明確にする
自作の宅配ボックスを十分に機能させるために重要なポイントは、宅配ボックスがあるということをいかに配達員の方に認識してもらうことができるかという点にあります。配達員の方が宅配ボックスの存在を認識できないと意味がありません。
配達員の方に宅配ボックスの存在を認識してもらうためには、きちんと掲示をしておくことが非常に重要になります。インターホン付近には確実に掲示をしておくとともに、郵便受け周辺にも設置しておくべきです。不在通知を投入する際に気づいてくれることも多いです。
自作じゃない宅配ボックスも紹介
最後に、自作ではなく市販の宅配ボックスを購入しようと検討中の方に、おすすめの商品を3点紹介します。自作で宅配ボックスを準備することは、DIY好きの方にはおすすめですが、自分で作るのが面倒だと感じる方には市販の商品を購入することをお勧めします。
市販の宅配ボックスは様々なメーカーが販売していますが、その中でも特に人気のある商品を紹介します。いずれも使いやすくシンプルでどんな場所にも違和感なく利用することができる汎用性の高い商品です。
アイリスオーヤマの宅配ボックス
市販の宅配ボックスのうち、おすすめ商品の一つ目は、アイリスオーヤマの商品です。アイリスオーヤマは、家具全般を販売する人気のメーカーですが、宅配ボックスも販売しています。
とてもシンプルで頑丈なボックスで、多くの住まいで利用されているため宅配員の方も見かける機会が多く認識されやすい点が魅力です。価格もリーズナブルでおすすめです。
ヤマソロの宅配ボックス
市販の宅配ボックスのうち、おすすめ商品の二つ目は、ヤマソロの宅配ボックスです。自分で設置しやすい簡単な形式のボックスが提供されている点が魅力です。頑丈でおしゃれな点も特徴で、インテリア性が高い見た目も大事にされている商品です。
パナソニックの宅配ボックス
市販の宅配ボックスのうち、おすすめ商品の三つ目は、パナソニック製の商品です。パナソニックは、宅配ボックス以外にも様々な家具や家電製品を販売している世界的に有名なメーカーです。
宅配ボックスにおいても品質が高く安心して利用できる商品が提供されています。防犯性が高く初めて利用する方でも安心です。サイズが大きめである点も魅力で、頻繁に通販を利用する方などでも安心です。
自作の宅配ボックスをDIYしてみよう!
以上、宅配ボックスを活用することについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。宅配ボックスの意義や、具体的な自作の宅配ボックスの作り方、市販されている中でおすすめの宅配ボックス商品などを紹介しました。
特に頻繁に通販などで宅配サービスを利用する方には、宅配ボックスのサービスはおすすめです。また、DIY好きの方は自作での宅配ボックス設置に挑戦してみることは楽しくておすすめです。