メイク次第でツヤ肌は手に入る!
女性なら誰しもがツヤ肌を手に入れたいものです。でも「テカリ」は絶対にいらないものです。ではツヤとテカリの違いとは何なのでしょうか。その違いは脂分と水分の比率によるもので触ってべたべたするのがテカリ、さらっとしてるのがツヤなのです。
見た目的な違いは一般的にTゾーンにツヤがあると「テカリ」、頬に明るいツヤがあると「ツヤ肌」と呼ばれるようです。肌質によってテカりやすいとお悩みの方もメイク次第でツヤ肌を手に入れることが出来るのです。今回は透明感あふれるツヤ肌の作り方、メイク法をご紹介いたします。
ツヤ肌をメイクを成功させる条件
お料理の仕上がりが下ごしらえや下味で決まるようにメイクの仕上がりも下準備で決まってきます。メイク前の下準備を怠っていてはツヤ肌を手に入れる事は出来ません。ある意味、メイク本番より大事ともいえるメイク前の準備、ツヤ肌メイクを成功させる条件をご紹介いたします。
肌が潤っている
メイク後のお肌をテカらせずにツヤ肌を作る絶対条件が「お肌の潤い」が十分であるかという事です。要はお肌の水分量が足りていることが重要なのです。潤い=テカリやべたつき、と考えている方も多いですがそれは大きな間違いです。
ツヤ肌メイクにおいて大切な皮脂膜はお肌の「皮脂」と「水分」がちょうどよく混ざり合って作られるものなのです。ですので顔がテカるからといって、しょちゅう洗顔したり顔を拭いたり、あぶらとり紙を必要以上に使ったりするのは余計にテカる原因なのです。
皮脂はお肌の水分を逃がさないようにしてくれます。ですのでその皮脂をあまり取り除くとお肌の水分が逃げてしまって残った皮脂だけが目立つ、いわゆる「テカリ」となってしまうのです。皮脂を取り除き過ぎないことがツヤ肌を手に入れるための第一歩です。
肌を潤わせる方法
ではどうしたら脂分と水分のバランスが取れた潤い肌を作る事が出来るのでしょうか。まずは朝の洗顔です。メイクを落とした後の夜の洗顔と一緒ではいけません。朝の洗顔は保湿に特化した洗顔料で軽く洗いましょう。
朝用の洗顔料というのも販売されていますので、そのような洗顔料を使うのも良い方法です。洗顔後はタオルを軽く押し付けるようにして顔を拭きます。その後にしっかりと化粧水をお肌に染み込ませます。手を使ってもコットンを使ってもどちらでも構いません。
なおパッティングはとにかく優しくしていきましょう。化粧水がしっかりとなじんだら乳液か保湿クリームを適量伸ばし、その後手で包み込むように優しく押し込みなじませましょう。そうすることで水分が飛ばないようにできます。なじませ完了の目安はお肌に手が吸い付くまでです。
ツヤ+ハリも欲しい時は?
ツヤだけでなくハリも同時に欲しい方におすすめの朝のお手入れ方法をご紹介いたします。洗顔後の化粧水はツヤを出すときと同じ要領でたっぷりしっかりお肌になじませましょう。ハリも欲しい大人女子にはしっとりタイプの化粧水がおすすめです。
次に乳液ではなく「保湿クリーム」をつけます。保湿クリームを使うことでハリのあるお肌にとって大切な油分を確保することが出来ます。保湿クリームを手のひらに伸ばし、顔を包み込むようになじませてあげると良いでしょう。それだけでメイクのノリの仕上がりも変わってきます。
透明感のあるツヤ肌の作り方
ツヤ肌とべたついた肌の違いは色々とありますが一番の違いは何といっても「透明感」があるかないかです。美しいツヤ肌には透明感が欠かせません。ここからは透明感のある美しいツヤ肌の作り方やそのメイク方法のポイントをご紹介していきます。
ツヤ肌にする場所・テカリ・影を消す場所を決める
まず気を付けたいのが「ツヤを出す場所」です。いくらツヤ肌を手に入れたいといっても顔全体にツヤを出すようなメイクをしてしまうと、ただの「テカリ」になってしまいます。なので美しいツヤ肌の作り方のコツはツヤを出す場所を決めることです。
ツヤを出す場所はTゾーンや頬骨、あご先にしましょう。鼻の横にツヤを出すと「テカリ」になってしまうのでご注意を。またツヤ肌メイクで気を付けたいのが目の下のクマやほうれい線です。これがあると老けた感じに見えてしまうのでメイク時にはコンシーラーで上手にカバーしましょう。
メイクをする際はは窓際か青系ライトの下で
メイクをする場所も大切です。あたたかな暖色系の照明や薄暗い部屋でメイクをしてしまうと色が正しく認識出来ず、外へ出た時に何だかメイクの感じが違うという残念な結果となってしまいます。ですのでメイクをする時は色を正しく認識できる自然な光の入る窓際や蛍光灯の照明の部屋をおすすめします。
下地にはピンク系のモノを選ぶ
透明感のあるツヤ肌の作り方のポイントの1つはピンク系のメイク下地を選ぶ事です。ピンク系のメイク下地は「顔色が悪い」「顔がくすんでいる」などの悩みを解決してくれて、自然な血色感でお肌を明るくしてくれます。血色が良く見えるようになるので、自然と透明感も与えてくれます。
ツヤ肌になる下地メイクの仕方
次にメイク下地の使い方をご紹介いたします。最初に注意していただきたいポイントがあります。それはいきなりメイク下地を顔につけない、ということです。いきなりメイク下地を顔につけて伸ばしてしまうと、メイク下地が厚くなりすぎて不自然な顔色になってしまいます。
ですので、まず少量のメイク下地を手の甲に出して中指と薬指、2本の指で回しながら広げていきます。そうすることでメイク下地が温まり、お肌になじみやすくなります。そして2本の指を揃えたままで、顔の中央から外側に優しく伸ばしていきます。目元や小鼻のあたりは丁寧になじませましょう。
ファンデは少量で薄く塗る
ツヤ肌メイクにはパウダーファンデーションよりリキッドファンデーションのほうをおすすめします。そこで気を付けていただきたいのが「量」です。気になるところを隠したい、と思うとどうしても量が多くなってしまう方が多いようです。
リキッドファンデーションの適量はパール粒1粒くらいです。それを顔の中心から外側に向かって丁寧に塗っていきます。リキッドの量が多すぎると厚化粧になってしまいます。厚化粧はツヤ肌とは正反対なので絶対に避けたいところです。大切なのは少量を正しい方法で塗るということなのです。
クッションファンデはパフでトントン塗り
ツヤ肌メイクにはリキッドファンデーションがおすすめですが、同じようにおすすめしたいのがクッションファンデーションです。塗り方はリキッドファンデーションと同じように、顔の中央から外側に塗っていきます。
その時にパフを滑らすのではなく、トントンと優しく叩きながら塗っていきます。そうすることによりファンデーションがムラにならずに綺麗にツヤ肌メイクが仕上がります。なお鼻や目の周りなどの細かいところはパフを折って丁寧に塗っていきましょう。
クマはコンシーラーで消す
ツヤ肌メイクにあってはならないクマを隠すにはコンシーラーを使います。コンシーラーといっても色んな色があり、その色によって目的が違ってきます。間違えた色を選んでしまうと、逆にクマを目立たせる事になってしまいます。くれぐれもコンシーラーを選ぶ時は目的に合った色を選びましょう。
コンシーラーの色の選び方
コンシーラーはクマの種類によって使う色を選びましょう。まず目のあたりにある青にクマにはオレンジやピンクのコンシーラーで血色感をつけてあげると良いでしょう。次に黒クマです。黒クマとは鏡に顔を映して上を向いたときに薄く見えるクマです。
この黒クマはベージュやオークルなどの色を使ってお肌になじませてしまいましょう。パールの入ったコンシーラーで光を飛ばすのもおすすめです。色素沈着やシミによる茶クマにはイエロー系を使うと明るさが増すので上手に隠すことが出来ます。濃いクマにはグリーン系を試してみましょう。
フェイスパウダーは顔周り・鼻周りだけに塗る
フェイスパウダーもツヤ肌メイクには欠かすことの出来ないメイクアイテムです。フェイスパウダーの使い方のコツは、光り過ぎるとテカリに見えてしまう小鼻や鼻の下、顔の周りだけに使うということです。Tゾーンにパウダーをのせている方もいます。
ですが、おでこにもパウダーをのせてしまうとせっかくのツヤ感が無くなってしまいます。ですのでパウダーはテカってほしくない鼻や鼻の下などに使いましょう。更に顔の周りにパウダーをのせることで輪郭のテカリがなくなり顔だちがすっきりとします。
そして顔の周りが光っていないマットな状態になると小顔効果もあります。パウダーを上手に使うと色々なメリットがあるのです。ぜひパウダーの上手な使い方をマスターして素敵なツヤ肌を小顔を手に入れましょう。
ツヤ肌メイクの注意点
ツヤ肌を作るメイクのポイントをご紹介してきましたが、ここでは「これは絶対にやってはダメ!」という注意点をいくつかご紹介いたします。ポイントと注意点の両方をしっかりとおさえて誰もが羨むキレイなツヤ肌を作りましょう。
ツヤを与えすぎには注意!
前述した通り、ツヤ肌メイクにおいてはツヤを出すポイントをおさえる必要があります。ツヤを出す箇所とマットにすべき箇所をしっかり分けましょう。特におでこや頬にツヤを出し過ぎると、テカリやベタつきに見えてしまうのでご注意を。
ファンデーションの塗り方は「下から上 内から外」
ファンデーションは色味も重要ですが一番大事なのは「塗り方」です。毛穴は下向きなので、ファンデーションを上から下に向かって塗ってしまうと毛穴が隠れず、逆に目立ってしまいます。更にはファンデーションがしっかりとお肌に乗らないので化粧崩れの原因にもなってしまいます。
また外側から内側にファンデーションを塗ると必然的に外側が濃くなってしまうので不自然な仕上がりになってしまいますし、顔が大きく見えてしまいます。ファンデーションを塗るときは「下から上」「内側から外側」を忘れないようにしましょう。
指先塗りはムラの原因になる
リキッドファンデーションは中指と薬指の2本を使って塗っていくのですが、その時に指の先だけで伸ばすだけにしてしまうとムラのある仕上がりになってしまいます。ですのでリキッドファンデーションを塗るときには指先だけではなく、指全体を使って伸ばしていきます。
更に一通りファンデーションを塗り終わった後に手のひら全体を使って包み込むようにして密着させましょう。このときのコツは両手で顔を包み込んだら軽く押すようにすることです。ここでも顔の内側から外側に向かって押していきましょう。そうすることでメイクの仕上がりの良さがアップします。
ツヤ肌メイクおすすめアイテム
ここからはツヤ肌メイクの時におすすめのメイクアイテムをご紹介していきます。メイク下地やファンデーション、ツヤ出し、フェイスパウダーなどいくつかご紹介していきますので、ツヤ肌メイクの時の参考にしてみてはいかがでしょうか。
ツヤ出し
まずはツヤ出しからご紹介いたします。ツヤ肌メイクにはツヤ出しが欠かせません。ツヤ出しを使って正しいポイントにツヤを与えてあげることで美しいツヤ肌が出来上がります。ツヤを出すポイントは鼻筋の高いところにワンポイント、目尻の下にワンポイント。
頬骨の一番高いところにワンポイント、目頭の下と繭尻の下にワンポイントです。あくまで「ポイント」なのでポンッとスタンプするようにのせていきましょう。広範囲にツヤ出しをのせてしまうと、しわが目立ってしまったり全体的にテカってしまう残念メイクになってしまいます。
カゲ消し
カゲ消しとはコンシーラーの事です。デパコスからプチプラまで色々ありますが一番大事なのは目的に合った色のコンシーラーを選ぶことです。プチプラのコンシーラーには何色かセットになっているものもありますし、デパコスには10種類以上の色を揃えているブランドもたくさんあります。
パウダー
ツヤ肌メイクで大事なのは、あくまで「ツヤ肌」であることです。「テカリ肌」になってはせっかくのメイクが台無しになってしまいます。なのでテカリを抑えたい部分にフェイスパウダーをのせて「ツヤ」の部分と「マット」の部分、といったようにメリハリをつけましょう。
下地
メイク下地はメイクの土台となるものなので特に重要です。メイク下地で全て決まってしまうと言っても過言ではありません。顔色が良くない方や何となくくすんでしまっている方はピンク系のメイク下地を選びましょう。お肌にツヤと透明感だけでなく程よい血色感も与えてくれます。
ファンデーション
ツヤ肌メイクにぴったりなのがリキッドファンデーション、またはクッションファンデーションです。パウダーファンデーションよりもツヤが出やすいのが特徴です。ですがつけ過ぎてしまうとベタベタ感が目立ち、テカってしまうので使用する量には気を付けましょう。
ツヤ肌メイクのコツを掴んで自然な透明感を手に入れよう
今回はツヤ肌メイクについてご紹介してきました。ツヤ肌の作り方のポイントはしっかりと掴めましたか?初めは難しく感じるツヤ肌の作り方も慣れてくれば簡単にツヤ肌を作れるようになりますし、その作り方をお友達に伝授してあげることも出来るかもしれません。
ここでご紹介したのはツヤ肌の作り方のほんの一部の例です。季節や気温、人それぞれのお肌のタイプなどによってツヤ肌の作り方も変わってきます。色々な作り方を試して、自分なりのツヤ肌の作り方を探してみてはいかがでしょうか。